約半年使った『Xperia 1 VI』の他人にお勧めしたい3大ポイント♪
気がつけばソニーストアで販売中のSIMフリーモデル『Xperia 1 VI』の試用機から使い始めて、お付き合いが間もなく半年になります。その間に、多数の記事でご案内をしていましたが、Xperiaの記事として紹介していないものも含めて、まだご案内をしていないことがいくつかあるので、今回はそれらを紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
大ヒット中のSIMフリースマートフォン「Xperia 1 VI」なんですが、登場したばかりのときは色々な話があったのを覚えてらっしゃるでしょうか?
21:9の映画に合わせた超ワイドディスプレイが19.5:1に変更されて4K解像度(3860×1644ドット)だったものがFHD+(2340×1080ドット)に変更されていたりして、一部ニュースサイトでは「Xperiaらしさを失った」という言い方をされるところもあったようですが、それと引き換えにスタミナ性能がシリーズ全機種比較で最高レベルを超えたというのはその方がインパクトがあったように思います。
こちらは発売時に計測した当店で実機を使ったベンチマークテストの結果です。「PCmark」というベンチマークアプリを使って、Wi-FiやBluetoothなどの通信機能をオフにして、ずっと負荷をかけてどれくらいの時間でバッテリーがなくなるのかをテストしているのですが、歴代モデルで最高記録をつけており、プロセッサーのパフォーマンスなども最高になっています。
「Xperia 1 V」よりも倍もスタミナ性能が高くなっているわけ!? という疑問があるかと思いますが、Xperia 1 VIは割と特殊なことをしていて、ディスプレイ表示を1fps~120fps駆動の可変フレームレートで表示するため、静止画像の表示の際などには1fpsで省電力動作していたりします。なので、あくまで「使い方次第」でスタミナ性能が大幅に伸びる可能性がある、ということになるんですが、この半年近く私用で使ってきた「Xperia 1 VI」があります。このXperiaにAccaBattery Proアプリをインストールして、バッテリーの状態をモニターしたモノがこちらです。
画像左がXperia 1 VIで、画像右がXperia 1 Vになります。6月まではXperia 1 Vをメインで使い、7月からXperia 1 VIに乗り換えています。乗り換えた後もXperia 1 Vはサブ機として一緒に持ち歩いていて、バックアップで使っています。
注目は過去1年間の充電サイクルでXperia 1 VIは平均して0.88サイクルの充電。Xperia 1 Vは平均して1.41サイクルの充電となっています。いろいろなテストに使っているので設定はまちまちなんですが、基本的にはバッテリーは90%上限の充電設定にしていて、バッテリーが20~40%くらいまで減ってきたら充電というのを繰り返しています。
あまり意識せずに使っていたのですが比較してみたら、これほどの充電サイクルの違いになっていたんですね。テストはXperia 5 Vが来たところで2か月ほど試用を停止していたりXperia 1 VIへ乗り換えてからは明らかに使用頻度が減っているにもかかわらずXperia 1 Vよりも充電サイクルが少なくなっているのがわかります。
先週は「IMAX Enhanced」の規格についていろいろ調べていてXperiaで「SONY PICTURES CORE」の映画を観させていただいたりもしていました。
ディスプレイ輝度がXperia 1 Vよりも最大で1.5倍あがっていてHDR画像は非常に綺麗に見られます。これだけの輝度があるので、バッテリー消費もさぞや多いと思いきや、映画を1本見終わってもバッテリーって10%も減らないんです。
1時間52分の映画「ヴェノム」を1本、最高輝度にしてまるまる観てもバッテリーは75%→67%とたったの8%減っただけでした。バッテリーの健康状態を調べるのに一度バッテリーを空にする必要があるんですが、そういうときにXperia 1 VIのバッテリーを減らすのが一苦労だったりします。
そういえば、帰宅途中にXperiaのバッテリー残量を気にすることが最近はなくなっていました。
こうしたスタミナ性能の向上が「Xperia 1 VI」に乗り換えて一番たくさんのメリットを感じる部分でした。
2つめはカメラ性能です。超広角の16mmワイドと広角24mmのExmor-TセンサーはXperia 1 Vと同じ仕様なんですが、24mmのレンズには4800万画素センサーが使われています。Quad Bayer配列と言って4画素をひとつの画素にして使う「ピクセルビニング」という手法を使って撮影しているのですが、Xperia 1 VIではピクセルビニングを開放して4800万画素センサーとして使うことが可能になっています。
これにより24mmで撮影した時と同じ解像度で48mm画角での撮影を可能にしています。
こちらは24mm画角の広角レンズでの撮影になります。広角24mmらしいパースがついています。撮影したデータは1200万画素のデータです。フルオートで何も考えずに撮影しています。シャッターを切っただけです。
ここから2倍ズームにしたときにデジタルズームで拡大したモノではなく、ピクセルビニング開放でクロップした形での1200万画素解像度の撮影が可能。拡大して比較してみても解像度が落ちた感じはなく画質劣化のない2倍ズーム撮影ができます。
この48mmという画角が使い勝手がよくて、こうしたグルメ撮影や小物撮影で大活躍。というか、85-170mmの望遠ズームレンズも搭載していますが、こちらの48mmの方がはるかに使用頻度が高いんですよ。
AI超解像ズームも威力はあるんですが、こういう模様みたいなものには弱いんですよね。わざわざ弱点を探している感じになりますが、ピクセルビニング解除の2倍ズームの威力ってこれくらいあります。
Xperia 5 Vも同様のピクセルビニング開放での撮影が可能なんですが、これはとても使い勝手が良いと思います。
ちなみに、カメラアプリもXperia 1 VからXperia 1 VIで変更されていて、3つのカメラアプリに分かれていたモノがひとつに統合されています。こちらもメディアによっては劣化したという伝え方をしているところがありましたが、使い勝手は良くなっているような。。。
というのも、Xperiaのカメラ機能なんですけど、オートで撮った方が綺麗なことが多くて。(^^) 「プロ」モードもついているので、ちゃんとした設定をして撮影する事も出来るんですけど、フルオートの場合は自動で重ね撮りしてくれたり高感度ISOの補間をしてくれたり、パッと撮影した時の画質は断然良いんですよね。
なので、ほとんどの場合、私はオート撮影していて、ここぞというときにだけ「プロ」モードをRAWで使っています。
ここぞというときがどんな時かというと。。。紫金山・アトラス彗星の時は「プロモード」の出番でした。
Xperia 1 VI XQ-EC44 F1.9 4秒 ISO200 6.1mm(24mm-35mm判相当)
こちらはXperia 1 VIのプロモードでマニュアル露出にしてRAW撮影したものを、Adobe Lightroomで現像した写真です。
さすがに手持ち撮影では難しいので三脚に装着して、オーディオ用のBluetoothリモコンをレリーズ代わりに使って撮影をしています。一手間かかっていますが、スマートフォンでここまで綺麗に撮れるとは驚きました。さすがExmor-Tセンサーです。
スマートフォンに搭載されている小さなレンズと1インチにも満たない小さなイメージセンサーなんですが、こうなるとデジタル一眼“α”にどこまで迫れるか、チャレンジしたくなるんですよね。
まだ、Xperiaのカメラ機能は対応をしていませんが、Android OS 14でHDR表示デバイスを搭載している機種では「Ultra HDR」という写真データの表示も可能になっています。「Ultra HDR」はGoogleとAdobe、Meta社などで推進しているJPEG規格で、従来のJPEGデータに「ゲインマップ」という別レイヤーを加えて記録しており、対応デバイスではHDR表示されるというものになっています。
Adobe LightroomとGoogle フォトが対応しているので、デジタル一眼“α”やXperia 1 VIで撮影したRAWデータをUltra HDRで現像すると、Xperia 1 VIのディスプレイでは今までと違った写真表示ができるようになります。
いずれ、Xperiaのカメラ機能も対応していくことになると思うんですけど、今のところ、Pixel 9 ProやiPhone 16 Proで表示するよりもXperia 1 VIのディスプレイで見た方がUltra HDRの表示がわかりやすいんですよね。
Xperiaのディスプレイ表示の高性能を実感するコンテンツでもあると思います。やはりカメラメーカーが作るスマートフォンはひと味違うんだよ、というのを感じる一面だったりします。
最後にSIMフリーモデルならではというか、ふたつのデータ通信を使えるデュアルSIM仕様についてのお話しです。
ソニーストアで販売しているSIMフリーモデルは「Xperia 1 II」から2枚のSIMカードを挿して2つのキャリアのデータ通信を使うことができます。現在は「eSIM」といってSIMカードではなく内蔵されたチップで通信ができるのと、物理SIMを1枚挿すことでデュアルSIMとして利用ができるようになっています。
キャリアモデルでお使いの方は、おそらく1枚のSIMカードだけで運用していると思いますが、SIMフリーモデルならではというか2つのキャリアを使うことでいろいろなメリットがあります。
会社と私用のSIMカードを挿して2つの回線をひとつの端末で使うこともできるし、メインのキャリアと楽天モバイルなどのデータ通信無制限のSIMカードで大量なデータ通信を安く利用する、などのことが可能。
私の場合、現在はドコモの「ahamo」とauの「povo 2.0」で運用しています。
通信品質が悪い、遅いと評判のドコモ回線ですが、私も昨年の春頃に我慢できず、povo、楽天、LINEMOと渡り歩いてきました。w 1年、あちこち使ってみた結果、さほど大きな違いもなく、エリアで通信が遅くなるところはあるんだな、というのがわかり、現在はahamoに戻ってきています。
ただ、京浜東北線で荒川を渡るところだけは、どのキャリアもいつも通信速度が遅くなるので、バックアップでpovo 2.0を使っています。
というのもXperia 1 VIには「データSIM自動切替」という機能が搭載されていて、これがなかなか良い感じなんです。
「圏外時にデータSIMを切り替える」というのと「通信速度低下時にデータSIMを切り替える」という二つのスイッチがあるんですが、10月は「圏外時にデータSIMを切り替える」で運用。AI予測で切替先の通信毒度の向上とかを判断しているらしいんですが、これにより、10月1ヶ月間でpovo 2.0が通信したのは92.50MBでした。自分で意識的にデータSIMを切り替えてはいなくて、Xperiaが自動で使ったpovo 2.0の通信量がこれでした。
要は荒川を渡っているときに通信が出来なくなったときだけpovo 2.0を使ってくれていると予想。昨日今日で比較したら0.50MBの通信量が増えていたのですが1日に1~2MBほど、povo 2.0のお世話になっているようです。
で、そういう人向けのプランもpovo 2.0には用意があります。
povo 2.0は基本料金は無料で月々0円で利用可能。通信したいときは必要な分のデータを期間とデータ量を決めて購入して使うスタイルになっています。今日1日だけ出かけるので使いたい、というときはデータ使い放題/24時間330円とか、1GB/7日間390円とかを買って通信します。
1GB/180日間 1,260円というプランもあり、これを私は利用しています。無料で使えるpovo 2.0ですが、半年のうちに1度、なにかしらトッピングを購入しないといけない縛りはあるんですが、これならそれもクリア。
月間100MB程度の通信であれば半年はもつ計算です。
ドコモに限らず、メイン回線がソフトバンクや楽天モバイルの方も、この技は使えるかと思います。
なお、自分の環境でどこのキャリアの電波が使えるのかというのはXperiaで見ることができます。
「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」>「NTT DOCOMO(もしくはお使いのキャリア)」>「ネットワークを自動的に選択」のスイッチ部分ではなく文字の部分をタップすると、受信出来るキャリアの電波が見えるみたいです。
これは新橋のソニーショップテックスタッフ内で計測したところなんですが、これを見る限りはドコモ回線が一番電波が強いみたいですね。お店の中で通話することは多いので「ahamo」にしておいて正解だったかも。
1年間、メインのデータ回線を渡り歩いてきましたが、最終的な結論にたどり着いた感じです。
そして最後の最後ですが、フィンガーリング、これ、良いですね! 今までのスタイルカバーにはなくXperia 1 VIで初めて装備されたアイテムですが、これひとつで安心感がものすごく変わりました。
彗星撮影もそうでしたが、他にも雲海撮影とかでいろいろ高いところに行って柵越しに撮影する機会が今年は多くて、その都度、ドキドキしながらXperia 1 VIでの撮影をしていたんですが、フィンガーリングがあるとものすごく安心。
というか、半年近く使ってきて、今も無事にXperia 1 VIが手元にあるのはフィンガーリングのおかげかも!?
純正のスタイルケース、絶対に使った方が良いです♪
この「Xperia 1 VI」のおトクなキャッシュバックキャンペーンもいよいよ明日で終了です。
★ソニーストア「10,000円のキャッシュバック! 『Go to 1キャンペーン』」のご案内はこちらから
★Xperia 1 VIの進化を体験してみよう!『Go to 1』特設サイトはこちら
このキャンペーンではXperiaユーザーが「Xperia 1 VI」に乗り換えると10,000円キャッシュバックが受けられます。対象のXperiaはなんと2017年発売のXperia XZ以降全機種対象なので、現在、Xperiaを使っている、という方はおそらく全員対象になるのでは!?
また、さらにGoogle One ベーシック100GBプランが1年間無料でご利用いただけます。Xperia 1 VIで写真、動画を撮ってクラウドのバックアップしまくりです。
この機会をお見逃しなく!
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VI (XQ-ES44) |
ソニーストア価格: 189,200円~ 税込 |
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発売日 | 2024年6月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
1年残価設定 クレジット |
月々のお支払い 7,900円(1回目のみ8,300円) 12回お支払い総額 95,200円 13回目 94,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
【Xperia 1 VI 過去記事一覧(納期情報などは削除しています)】
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T-あきらっち
2024年11月1日 @ AM 8:08
この記事の(Xperiaのバッテリー比較表)のXperia 1Ⅵであろう最上位のモデル名が「Xperia 1Ⅳ」に誤植されています。
tecstaff
2024年11月1日 @ AM 11:36
ご指摘ありがとうございます。
スカーレットモデル発売時に再度計測した最新情報にデータを差し替えて掲載し直しました。
お詫びして訂正し、アップデートします。