【イベントレポート】Xperia 1VI 特別体験会『Xperia Special Event 2024』レポート
今日、寺田倉庫で開催されたXperia新製品の体験イベント『Xperia Special Event 2024』へお邪魔させていただいてきました。
新発表のXperia 1 VIの魅力をたっぷりと伝えていただくイベントだったのですが、体験させてもらってきたことをレポートしたいと思います。話が少し長いんですが最後までお付き合いいただければ幸いです。
こんにちは、店員佐藤です。
新製品「Xperia 1 VI」の体験イベントへお邪魔させてもらってきました。2日前のプレスリリースの時から盛り上がりまくっている新型Xperiaですが、今回のXperia 1シリーズは大幅な仕様変更が加えられており、例年以上に注目が集まっているかと思います。
体験イベントで見させてもらったこと、聞かせていただいたことを紹介していきたいと思います。
全部、説明するとこれまでの当店blogでの話と重複しますので、冒頭のプレゼンテーションシーンは割愛させていただき、体験イベントスペースの話で進めたいと思います。
大きなホールでXperia 1 VIのコンセプトなどの説明をうかがってから別ホールに用意されている体験コーナーへ移動します。体験コーナーは主に7つのエリアに分かれています。
まるでどこかのテーマパークのアトラクションみたいな感じですが、スマートフォン1台でここまでイベントを広げられるって、考えてみたらすごいですよね。ソニーさんの意気込みを感じます。
ということで、なにかのドラマのロケ地みたいなところへ入って行きます。
まずはタッチ&トライコーナーが用意されていて「Xperia 1 VI」と「Xperia 10 VI」の全色展示があります。ここで皆さん、思い思いの機種を手に取っていくんですが、すみません「Xperia 1 V」との比較とかはまた後日。
21:9から19.5:9のアスペクト比になったディスプレイの話が気になるとは思うのですが、私の印象では縦の長さはそのままで横幅が増え、その分画面が大きくなった印象。縦方向の解像度は下がっているんですけど横方向の幅が増えているので、全体にフォントなどが大きくなっていて、年頃(老眼気味)の私にはこの方がかえって見やすいんじゃないか?という印象です。
4K解像度からFHD+解像度に下がりますが、元々4Kで表示されているのは映画関係のソフト、動画ソフトだけでテキスト表示、ゲームなどの表示はFHD+のアップコンでした。カメラでの撮影時も解像度は4Kではなかったので、さほど影響はないかも。詳しい話はディスプレイコーナーに続くとして。。。
まずはカラバリの話から。この写真は最後の最後に引き上げるときにお願いしてまとめて撮らせてもらったんですけど、赤人気がすごくて、なかなかスカーレット(レッドモデル)カラーの撮影が出来ませんでした。w 最初に言っておきますが、これ、今回は赤に人気集中しそうです。
まずは定番のブラックモデルです。すみません、これは「Style Cover with Stand for Xperia 1 VI」を装着した図になります。
こちらはプラチナシルバーです。お気づきの方も多いと思いますが、レンズ周りのパーツがボディと同色になっています。Xperia 5 Vがこうした仕様になっていたのですが、Xperia 1シリーズもマークVIから同じ様にボディと同じカラーになっています。
こちらはSIMフリーモデル限定カラーになるカーキグリーンです。ほぼXperia 1 Vの時と同じ色味です。写真は少し露出を上げて色がわかりやすいようにしています。
そして、なぜか、ここだけレッドカーペットが用意されているスカーレットです。このレッドカーペットを見てもソニーレッドが特別な意味を持つモデルだというメッセージが込められていますね。
ディスプレイ周りのベゼル部分も正面から見ても赤いラインがわかるほどカラー主張が強く、特別感のあるモデルになっています。
レンズ周りも赤で着色されていて、統一感がありますね。
このスカーレットもSIMフリーモデル限定カラーになるのですが設定されているのは内蔵メモリがRAM 12GBのモデルのみです。8月発売になりますがRAM 16GBモデルにはスカーレットの設定はなく16GBモデルで選べるのはブラックとカーキグリーンの2色のみになっています。
スカーレットで16GBモデルは今回、選択ができません。なんでだよー!という声があちこちから聞こえるんですが、うーん、どうしようもないですね。
ここの体験会でもスカーレットに人気が集中していました。Xperia XZ Premiumの際には後からレッドカラーが追加投入されたこともあり、あとから16GBモデルのスカーレットが出てきたりしないよね?という声もあるようです。
レンズ周りですがXperia 1 Vから若干デザインも変更されていてツライチだったレンズとレンズ周りですが、今回はレンズ部だけすり鉢形状でレンズ面がヘコんでいます。
直接レンズが触れないように工夫されたデザインになっているみたいです。傾斜は少ないのでレンズの隅が拭き取れない、とかいう感じもなく、それでいて保護された感はあります。進化ってこういうところにもあるんですね。
スカーレットカラーのスタイルカバーを装着してみました。
あ、そうだ! そのてがあるじゃないですか! 本体RAM 16GBのスカーレットが選べないのなら、ブラックなりカーキグリーンのボディに、スカーレットカラーのスタイルカバーを装着すればいいわけですよ。
ということで、カーキグリーンにスカーレットのカバーを装着してみたところがこちら。うーん。レンズ周りもレッドカラーになっているスカーレットボディの様な一体感は出ないかー。
表からみるとこんな感じです。
これを受け入れられるならRAM 16GB仕様でスカーレットのスタイルカバー作戦でいきましょう!
やっぱり赤一色でないと!という方はRAM 12GB仕様のスカーレットモデルをどうぞ。
ちなみに内蔵RAM 12GBというのはXperia PRO-Iなどが12GBモデルでした。今回もキャリア版は12GBです。ソニーストアのSIMフリーモデルでだけ選べるのがRAM 16GB仕様です。
Xperia 1 VのSIMフリーモデルもRAM 16GB仕様だったのですが、違いは「ドラクエウォーク」などのゲームアプリを起動しておいて、そこから何か別のアプリを開いて作業して、もうひとつ別のアプリを使って、さらにもう一つ。。。で、その後に「ドラクエウォーク」に戻ったときにゲームアプリが再起動しているか、そのまま続きができるか、という様な違いです。
同時起動のアプリが多いと、Android OSがタスクを終わらせてしまうんですが、それをしにくくするのが内蔵RAMの多さです。ROMは単純にストレージで記録できるデータ量になります。
PCで言うところの内蔵メモリとストレージの関係と同じですね。同時起動するアプリ、バックグランドで動かすアプリが多い方は16GBメモリーの恩恵はかなりあります。Xperia PRO-IからXperia 1 Vに乗り換えたときにつくづくありがたさを感じました。
さて、スタイルカバーですが、今回のモデルからストラップホールがつくようになりました。場所はこちらです。スタンドのすぐ脇ですね。
ここに同梱のフィンガーリングがつけられるようになっています。
EVERINGの最大径でもまだ小さかった私の人差し指ですが、それでもこれくらいあまる様な直径です。指輪でいうところの13号くらいの指が入ってもまだゆとりがあります。どんなに指が太い人でも使えるサイズではないでしょうか?
こちらには分解されたXperia 1 VIが展示されています。VAIOは何度か分解したことはありますが、スマートフォンとか精密すぎて自分で分解する勇気はまったくもてず、こうした分解モデルを見ると気にしか中はのぞけず、少し興奮します。
この金色に見えるのが「ベイパーチャンバー」です。うすい板にしか見えませんが、この中が中空になっていて、中に液体が封入。CPUの周りの熱で気化して周りに熱を拡散して液化されたらまたCPUに戻ってきて気化して、というのを繰り返して熱源の熱を他に移していく働きをします。
これで熱が下がるのではなく、熱を拡散させることをしています。これによりパフォーマンス低下を防ぐのとバッテリーの劣化を抑えることができ、今回、Xperiaで初めて「4年経っても劣化80%に抑えることが可能」というのをうたっています。
これで熱が出なくなる、というものではなく一点だけ熱くなるのを防ぎ、全体に熱を逃がすということをするわけですね。
バッテリーも拝見させていただきました。5000mAh、19.5Whという表示が見えます。考えてみたら、これが4年間も毎日充放電を繰り返すわけですよね。過酷なパーツですよね。4年間頑張れ!
こちらがカメラモジュールです。上から16mm、そしてExmor-Tセンサー搭載の24mm、ペリスコープの望遠レンズ85~170mmレンズです。スマートフォンなのに光学レンズで16mmから170mmまでカバーするって誰が想像したでしょう!?
こちらはワイヤレス充放電のデバイスです。こういう形で中に入っているんですね。
さて、続いては電池持ち性能をアピールするコーナーです。大画面に映っているのはXperia 1 VとXperia 1 VIのタイムラプス動画で、実際に動画再生のスタミナテストをしているときの映像を早送りで表示しています。
それと同じテストを実機でもテーブルで行っているのですが、テストが終わるのはイベントが終わってからからということになりそう。
このテストではXperia 1 Vが14時間26分、Xperia 1 VIは38時間もちました、ということになっています。
誤差が大きくなるのでWi-Fiなどの通信機能はオフにして音声ボリュームも絞ってテストをしているそうですが、それでも圧倒的なスタミナ性能です。
プレゼンテーションでも話していましたが4K表示にすることでバッテリー消費は大きくなるため、今回はスタミナ性能をとって4Kを廃止したそうです。4K解像度をやめた他に可変フレームレートで1~120Hz駆動を可能にしていて静止画表示の際は1Hz表示で電力消費を抑えることをしています。
その甲斐もあってか、今回のXperia 1 VIはXperia 1 シリーズ史上ではなく、Xperia史上、最高スタミナモデルになるとのこと。Xperia 1 VIの消費電力のためのチューニングを進めた結果、同時発表のXperia 10 Vよりも長いスタミナ性能を手に入れたという話です。
確かに当店でスタミナベンチマークテストをしたときもFHD表示のXperia 5 VやXperia 10 Vがけたたましいスタミナ性能を見せていたんですけど、なんと、それをXperia 1シリーズで凌ぐことができるとは。
通常の負荷試験で2日間使った後でもまだバッテリー残量が18%あったなど、充電せずに2日使えるというのを発表するのは今回が初めてです。
聞いた話ですがバッテリーセルひとつでの容量の上限が5000mAhに制限されている(おそらく航空法などで)そうなので、今後、これ以上のバッテリー搭載モデルはしばらく出ないと聞いていたのですが、なるほど、こうやってスタミナ性能を延ばす方法があったんですね。
バッテリーセルを二つ搭載するとボディがその分大きくなるし、いろいろデメリットもあるそうですので、Xperiaがこうした進化をするのはスマートフォンとしての使い勝手を真剣に検討した結果なんでしょうね。
3番目に「新カメラアプリと姿勢推定技術」のコーナーがあるのですが、それは後にして4つ目の「ディスプレイ」体験コーナーへ。
こちらではブラビアの手前に他社製スマートフォン、Xperia 1 VI、Xperia Vを並べて、画質の違いをアピールしています。
見た目に、他社製スマートフォンは色がしらっちゃけていて、Xperia 1 VIはコントラストも取れているし、発色も一段と良くなっています。Xperia 1 Vも悪くはないのですが比較してしまうとXperia 1 VIの引き立て役になってしまう感じ。
Xperia 1 VIにソニー独自のAI画像調整技術を用いて「Powered by BRAVIA」を搭載、と言っても、具体的になにをしているのかわからないと思います。私もBRAVIA XRの様に画像エンジンを搭載しているわけでもないのにどうしているの?という疑問を持っていたのですが、ブラビアの画像エンジンをそのまま持ってくることはできないものの、有機ELパネルのブラビアのパネルをシミュレートしているそうで、有機ELパネルブラビアの画像とXperiaの画像をキャリブレーションしてマッチさせているんですが、そこにAIの技術を使っているとのこと。
単なるカラーマッチングとは違って、ブラビアが作る立体感のある映像をAIで学習させてパターン化させそれを使って画像再現をすることでブラビアに近い映像を表示させることができるそうです。
こうして比較するときは液晶パネルではなく有機ELパネルのブラビアでないと近い画にはならないとのこと。
こうした機能で効果があるのはTVerとかYouTubeの低画質動画などの再生で、そうしたものがブラビアで再生したみたいなものになるとのこと。
そして、輝度が1.5倍になったというディスプレイと「サンライトビジョン」技術により、直射日光下での視認性を向上させています。
単に輝度を1.5倍にしても直射日光の下での視認性はその分、よくなるわけではなく、コントラストの低いところは見えにくいママなんですが、潰れがちな暗い部分をやや持ち上げて見せる事で視認性をあげているそうです。
写真は左から他社製スマートフォン、Xperia 1 VI、Xperia 1 Vです。昨年モデルのXperia 1 Vがもう、こうした比較対象になるとは。。。このモデルもXperia 1 IIIと比較すると1.5倍の輝度になっていたので、これで累積では2.25倍の明るさになった、ということになります。
なお、ここの光量ですが計測してみたところ26000luxという相当な明るさです。お昼12時の晴天時の太陽が10万lux、曇天時に20000~30000luxだそうですので、真夏の直射日光下というわけではありませんが、普通の晴天時の午後の明るさくらいという感じですかね。
「サンライトビジョン」により、単に白飛びするような明るさになるわけではなく、視認性を良くする明るさになっています。
なお、この「サンライトビジョン」の技術は画面の明るさを「オート」にしているときは自動で働きます。これを使いたくない!という方は画面の明るさ調整のオートを切れば良いんですが、輝度調整で最高にするとやはり「サンライトビジョン」は働いているとのこと。要はオフにはできないものだそうです。
この機能はカメラ撮影の際にも有効なので、晴天下でカメラ撮影をするときの視認性もかなり上がるとのこと。カメラアプリ側でもそうした働きをするように工夫しているそうで、晴天時のカメラ撮影とか、”α”の外部モニターとして使う時はかなりラクになりそうですね。>Xperia 1 VI
オーディオコーナーです。進化し続けるサウンド体験ですが、これはXperia 1 Vのときも同様のプレゼンテーションがありました。そこからどんな進化をしているの?というところですが、話を聞くと、本当に進化を続けていることがわかります。
まずはスピーカーユニットが新しいものになり低音域のレスポンスが改善されているとのこと。またサウンドチューニングで低域を中心にさらにパワーアップして音圧レベルが向上。
ちなみに、Xperia 1 Vのスピーカーの音って聞いたことあります? ビックリするくらい音質が良いんです。商売的にあれなんですがBluetooth スピーカーとかなくても良いくらい。PCの内蔵スピーカーよりも音質ははるかに良いので、実はXperia 1 VIのYouTubeでの発表会とか、Xperia 1 Vで再生して音を聴いていました。(画面はVAIOで見て)
それがまたさらにパワーアップ。今までボーカルが風邪気味かな?と聞こえることがあったかもしれませんが、そうした現象が改善されているとのこと。うん、わかります。その感じ。
有線ヘッドフォンについても左右のチャンネルで起こるクロストークを50%低減。DACの搭載チップをXperia 1 Vよりもさらに上位のものに替えてグランドの抵抗を低減しているそうです。空間表現などがより正確に広がりをもって聞こえるとのこと。
さらに、Andoridの設定から「音設定」>「オーディオ設定」のところにDolby SoundやDSEE Ultimate、360 Reality Audioなどの設定があるのですが、それらのUIを改善。
音楽系のソフトの際はDSEE Ultimateを使い、動画アプリの場合はドルビーサラウンドでの再生をすることができるとのこと。自分でカスタマイズすることもできるし、360RAやドルビーサラウンド信号の場合は対応するものに切り替わるようになっていて、それが目でみてわかるようになっているとのこと。
元々ハイレゾ音源の再生をしているときは、この機能を使っても変化は起こらないなど、とにかくなにも考えずに再生しても適切な処理がされているようになっているんですが、さらにそれを踏み込んでカスタマイズすることもできるそうです。
なんかもうウォークマンを超えた機能になってきているような。。。(まだ、DACの性能とかが違うんでしょうけどね。)
MDR-Z7M2にて有線出力の音は比較試聴が可能。なるほど、こうした高音質ヘッドホンで聴くと、音像定位とかだいぶ違ってきますね。
内蔵スピーカーの試聴はなんと、こちらにある防音室で試聴することができるようになっています。
どちらも比較対象はXperia 1 Vです。なるほど、yoasobiのikuraちゃんの声で聞くと鼻にかかったような感じがなくなりますね。さすがにこのサイズのスピーカーなのでハイレゾ音源対応のスピーカーシステムとまではいきませんが、サイズ感を超えた音圧と音質ということでは世界チャンピオンなんじゃないでしょうか?
Xperia 1 Vでも感動しましたが、それを超えてきました。Xperiaの進化はとどまることを知りません。
さて、ここで3番目の「新カメラアプリと姿勢推定技術」について戻ります。今まで3つのアプリになっていたカメラアプリをひとつに統合。
今までのアプリはなんだったの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、いやー、これがデモを聴いていたら、目から鱗が落ちる思いでした。
単にオートモード化させて操作を簡単にしているだけではなく、ベーシックモードからは手を入れにくかった機能などがすぐにアクセスできるようになっていたり、随所に工夫が見られて、超使いやすくなっています。
まるで別アプリ!というか、本当に別アプリなんですが、今までの使い勝手をそのまま統合した感じになっています。
まー、少しだけここで説明させていただくんですが、まずは左が通常の写真モード。画面一番したのタグで横スクロールしてモード変更をするんですが、この写真モードだけでも相当なことができます。画面の右にダイヤルキーがあるので、これを開くと簡単なメニュー画面(画面中央)が表示。さらにここの「メニュー」というボタンを押すと画面右の詳細設定が出てきます。
ここで「フォーカス」と「シャッタースピード」をオンにします。
すると画面に「フォーカスオート」と「シャッターオート」という文字が出てくるんですけど、この文字をタップするだけでフォーカスをマニュアルにしたり、シャッタースピードを設定したりすることが可能。
今までよりも全然すばやく設定変更ができます。
同様にタッチフォーカスで被写体を選んであげるとそれだけで露出とホワイトバランスのバーが画面の左右に出てきて、被写体に合わせた色味、明るさを調整できます。
オートなんだけど触れば、全部、マニュアル調整ができるという、まさにカメラ機能が統合されたような作りになっていて、感動しました。これ、早く使ってみたい!
メニュースクロールして、一番右に「その他」というのがあるんですが、ここに例の「テレマクロ」とか「48MP」などのメニューがあり、ライブ配信などもここから設定ができるようです。
ここでは注目の「テレマクロ」を選択。画面中央は24mmのマニュアルフォーカスで最短撮影距離で撮影したもの。ここからテレマクロに切り替えたのが画面右です。
すごくないですか? テレマクロを使うと、ここまで大きな接写ができるんです。サイバーショットでも”α”でもここまで寄れるカメラを見たことはありません。これってもしかして世界最強のテレマクロなんじゃないでしょうか?
焦点距離は120mmに固定され、フォーカスはマニュアル固定になります。なので「Peak ON」にしてフォーカス面に黄色いピーク表示をさせた方が圧倒的に撮りやすくなります。
そして、ここから設定メニューでタイマー設定とか、フラッシュライトを使うことで、暗いところでも三脚固定しての超本格的なマクロ撮影をすることができます。
焦点距離120mmあるので、被写体に近づきすぎてスマホ自体が影になってしまうのも防げるし、なんせ4cmまで120mmのレンズで寄れるというのがすごすぎます。
これ、イチゴの表面です。こんな拡大写真、撮ったことありません。すげーなー、Xperia 1 VI。
霧吹き係サンがいて、花に水滴をつけてくれていましたが、そういうのも見事に撮れます。楽しー!
こちらは、店内でXperia 1 Vを使って撮影していたマクロ撮影練習です。ようやくXperia 1 VIのテレマクロでの撮影が出来るので試したものがこちら。
120mmの最短撮影距離でここまで寄れます。これは想像以上の威力。
ちなみに無限遠にすると遠くまで普通にピントがあいます。近距離撮影専用モードではないところがまたすごい。普通にマクロレンズなんです。
こちらは姿勢推定技術の説明です。デジタル一眼”α”ではAIプロセッシングユニットを搭載してAI被写体認識を行っていて、その中に姿勢推定技術が入っていましたが、その姿勢推定技術をソフトウェアとして抜き出してXperia 1 VIに搭載。XperiaにAIプロセッシングユニットを搭載したわけではないので、XperiaのSoCで処理は行っているそうです。
デモ映像では従来のタッチトラッキングとの比較をしていて、被写体をたまに見失ってしまうものが、Xperia 1 VIならしっかりと追従するという様子を見られます。これ、”α7R V”のときのデモと同じ感じですね。55万円のカメラの技術がXperiaに早くも降りてきました。
実際にその場でもデモをしてくれていて、あえて被写体の前を別の人が通っても追従していた奥の人を追いかけている、ということをしています。
デモ映像だけだと、うまく行ったときのVTRを見せられているという感がするんですが、こうして実際の映像で見させてくれるというのは精度によほどの自信があるんですよね。
ここだけ見ると、Xperia 1 VI = “α7R V”のAI技術みたいな感じです。
ということで6番目のテレマクロコーナーも終わって、7番目は望遠光学ズーム体験コーナーへ。
こちらでは望遠170mmの案内と、望遠撮影時に「ボケ」エフェクトを使った撮影を案内されます。モデルさんも用意してくださっていますので、たくさん撮らせてもらってきました。
カメラアプリの写真モード(画面左)から画面下のタブをひとつ左へスクロールして「ぼけ」に変更。レンズを望遠の3.5倍にします。
撮影時には画面の背景に変化はないんですが、撮影済みの画像をみるとこんな感じ。
す、スゴいボケる。左はカメラのキットレンズみたいですが、右はSEL85F14GMですよ。背景だけものすごいボケます。
なるほど、この使い方はありですねー。ポートレート撮影、最強カメラになりそう。
こちらは標準の24mmカメラでの撮影です。
24mmでも「ボケ」を使うとこんなにボケます。こ、これはSEL24F14GMですよ。Xperia 1 VIを買うだけでG Masterレンズを何本も手に入れたような。。。
さらに「その他」のモードの中に「48MP」というのもありました。これはピクセルビニングを解除してExmor Tセンサーを4800万画素のセンサーとして使うモード。これにすると24mm画角固定になり、JPEG撮影オンリーになります。撮影したカットがこちら。
Flickrにアップロードしましたが、ムチャクチャ綺麗じゃないですか! これで6000×8000ドットの写真が記録できます。
4800万画素といえば”α1″並みです。上の写真からお顔の部分だけ切り出したものがこちら。前髪とか潰れているところもないしレースの編み目も全部くっきりです。
ここぞというときに48MPモード、使えますよ。
最後は「暗所撮影」の体験コーナーです。照明のない暗い場所でのモデル撮影でセンサーの威力を体験できます。
24mmのメインカメラに使われているExmor Tセンサーは2層トランジスタの積層CMOSになっていて、光の取り込み量が多く、暗所に強い、というのはXperia 1 Vと同じ。
今回は手持ちのXperia PRO-Iと比較です。Xperia PRO-Iも1型センサーを搭載するなど暗所に強いカメラなんですけど、肌色のノリとかは圧倒的ですね。
以上「Xperia 1 VI」の体験会イベントの様子のレポートでした。
実は当店にすでに「Xperia 1 VI」の試用機が到着していて、記事の一部は店内で撮影したカットも使用しています。現在は店内で実際にスタミナテストをしています。週末にかけて実機記事を作成しますので、また続報をお待ちください。
Xperia 1 Vとの徹底比較を続けていきたいと思います。
当店では5月22日(水)からカーキグリーンの12GB/256GBモデルの店頭展示をスタートします。是非、店頭にて実機を体感してご検討ください。
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VI (XQ-ES44) |
ソニーストア価格: 189,200円~ 税込 |
|||
発売日 | 2024年6月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
1年残価設定 クレジット |
月々のお支払い 7,900円(1回目のみ8,300円) 12回お支払い総額 95,200円 13回目 94,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
|||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
Style Cover with Stand for Xperia 1 VI XQZ-CBEC |
市場推定価格: 4,950円 |
|||
発売日 | 2024年6月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
★最大10万円クーポンがもらえる「ソニーストアご利用感謝ラッキー抽選会」はこちら
海外にて「Xperia 1 VI」がAndroid 15にOSアップデート開始
ソニーUKにて最新SIMフリースマートフォン「Xperia 1 VI」のAndroid OS 15へのアップデートについての告知がありました。 日本国内向けのモデルではまだOSアップデートはありませんが、アップデート内容 […]
SIMフリースマートフォン『Xperia 1 VI』が最大15,400円の大幅値下げ!&プロモーションに櫻坂46が登場!
ソニーストアで6月から販売がスタートしたSIMフリースマートフォンのフラッグシップモデル「Xperia 1 VI」が最大15,400円の値下げになりました。 新しいプロモーションも始まり、Xperia 1 VIの第2 […]
Xperia公式X(旧Twitter)にて「Xperia 1 VI」のティザー広告登場!【now charging… 33%】が意味するものとは?!
Xperia公式X(Twitter)にて突如「Xperia 1 VI」のティザー広告が登場しました。 「now charging… 33%」というメッセージが添えられており、11月21日に「Xperia 1 VI」で何ら […]
家中どこでも快適Wi-Fi Buffaloルーターの「Wi-Fi EazyMesh」機能を試してみました
今回はソニーネタではないのですが、Xperiaなどのスマートフォンでお世話になる無線ルーターの話です。 家の中で複数の無線ルーターを使って、電波の弱いところをなくす「Wi-Fi EazyMesh」と言う機能を自宅で実際に […]