『Xperia 1 VI』で「日本一暑い街 熊谷」に挑戦 4K60P連続撮影時間テスト
尋常ではない暑さが続く今日この頃。そういえばこうした暑くなったときに試してみよう、と、そのままにしていた案件がありました。
新型スマートフォン「Xperia 1 VI」の高温時の連続撮影時間のテストです。以前、まだ涼しかったときにテストをしていましたが夏本番でどうなるのか、まだテストをしていません。おそらく今年一番暑くなる日であろう昨日、試してきました。せっかくなので「日本一暑い街」で有名な埼玉県・熊谷市まで行ってXperia 1 VIのテストです。
少し話が長くなりますがお付き合いください。
こんにちは、店員佐藤です。
2018年に日本最高気温の41.1度を記録したとき、その日は青春18切符を使って湯沢まで遊びに行っていて、その帰りに、ちょうど日本記録を出したくらいの時間に熊谷駅に停車して41.1度を体験したんでした。今回も酷暑予想が出ていて、もしかして日本記録が出るんじゃないか?というコトだったので、せっかくなので熊谷駅まで行ってきました。
移動手段は安全策をとって自動車です。エアコン効かせて、そして高温時の連続撮影テストをすべくカバンにXperiaを詰めてお邪魔してきました。
こちらは熊谷駅の北口です。熊谷駅は新幹線も止まる大きな駅。南口の方には有料の広い駐車場もあるので、そこにクルマを駐めて散策。
熊谷駅は、さすが日本一暑い街を自負しているだけあって、天井のいたるところからミストが出ています。
そういえば、こうしたミストって私の記憶が正しければ2005年に開催された「愛・地球博」が初めてだったと思います。今では当たり前の様にあちこちで見かけますが、当時は初体験だったような。来年には大阪万博が開催されますが「未来の当たり前」が今回も見られるといいですね。
さて、熊谷の名物を調べてみると「雪くま」というかき氷に力を入れているのと「熊谷うどん」という地元の小麦を使ったうどんが名物とのこと。駅の中に「熊谷うどん」の看板が出ているので、ここでお昼ご飯をいただいてみました。
ここが当たりのお店だったみたいで、駅ナカの普通のうどん屋さんというわけではなく、イベントでグランプリを受賞している様なお店でした。
出てきたおうどんも本格的なもので、大満足。こちらは「具だくさん つけ汁うどん」(820円)ですが、量もあるし具も茄子やキノコ、豚肉がたくさん入った濃い味のつけ汁で、暑さも吹き飛ぶような味。
七味を自分で擦ることもできて、それを私は選ばなかったんですが風味がありそうで、次に行ったときはチャレンジしてみようと思いました。
さて、駅前にはニュースで見るような大きな温度計がなく、どこにあるのかググってみると、駅近くにある「八木橋百貨店」さんというところが店頭に飾っているとのことなので、そこへ移動してみました。
なるほど、正面玄関に大きな温度計があります。
温度計は手動方式になっていて熊谷地方気象台の発表をもとに掲示している模様。
よくできているもので、百貨店のお向かいにはデジタルのリアルタイムで表示される温度計もあり、こちらで最新の気温もわかるようになっている、という仕組みです。
お昼過ぎのこの時点で、この日は37.9度まであがっているそうです。都内の今年の最高気温を軽くオーバーしています。
不要不急の外出は控える様に注意が出ていることもあり、平日の昼間ということもあり、街はあまり人通りもないようです。
さて、調べて見ると「熊谷地方気象台」もここからすぐ近くにあるそうなので、そこも行ってみました。
熊谷地方気象台ですが、イメージとしては高台にある広い敷地の施設に思えるんですが、そんなことはなく住宅街のまっただ中にありました。周りにマンションなどの高い建物はないのと、周りは芝の庭が広くある一軒家が多いんですが、なんと、こんな普通の住宅街にあるとは。
百葉箱は見当たりませんが、おそらくこの敷地の中のどこかで測定している気温が日本最高気温の41.1度を観測したはず。
もってきた温度計では、もう40度を軽く超えているみたいです。
ということで、ここの近くでXperiaの連続撮影テストをしようと思っていたのですが、あいにく、ここは本当に住宅地でコインパーキングもなければ公園もありません。
日本最高気温を体験しながらテストしたかったのですが、あきらめて移動します。
移動したのはこちら。同じ熊谷市内ですが、熊谷スポーツ文化公園という大きな施設です。ここの公園内で日影を探してテストしてきました。
割と日影のおおいところですが、ここでも気温は38度を超えています。凍らせたレモン水とREON POCKET 5で暑さ対策をしながら、2時間ほどテストしてきました。
帰りがけに最後に測定したところでは、手元のデジタル温度計で41.2度を記録。これはもしや日本新記録が出たんじゃないか!?ということで、再び八木橋百貨店へ移動。
マスコミ?のカメラマンさんも来られているようなので記録が出たのかと思いきや。。。
残念ながら?この日の最高気温は40度だったそうで、日本新記録には立ち会うことはできませんでした。
ということで、長い前置きになりましたが、Xperia 1 VIのテストの模様です。割とすごいことが判明しました。
以前、当店blogで気温26度前後のときに動画撮影のテストをしていてベイパーチャンバーを内蔵したXperia 1 VIは従来モデルよりも長時間の連続撮影が可能、というのをレポートしています。
Xperia 1 VI | Xperia 1 V | Xperia 5 V | Xperia PRO-I | |
4K 120P撮影 | 25分くらい | 10分くらい | 14分くらい | 7分くらい |
4K 60P撮影 | 1時間以上 | 27分くらい | 1時間以上 | 11分くらい |
4K 30P撮影 | 1時間以上 | 1時間以上 | 1時間以上 | 16分くらい |
.
テストしたのは26度前後の気温で、このときは負荷をかけるため4K 120P撮影などのテストをしており、第3世代モデルになるXperia PRO-Iと比較するとかなりの熱耐性があることが判明しています。
本体温度が26度からスタートしていて、いろいろテストをしてみてわかったのですが本体内のバッテリー温度が50度に達すると熱停止して撮影を中断するということをしているみたいです。なので周りの気温が低ければ低いほど50度に達する時間が長くなるため撮影時間が長くなり、放熱が外気温の低さのおかげで間に合うとずっと撮れる、というようになっています。
今回のテストでは外気温が38度前後とそうとうな暑さになっていて、本体温度も最初から38度前後の高熱になっています。ベイバーチャンバーのおかげで発熱しない、というわけではなく熱を逃がしているだけなので、熱の逃がし場所がなければあまり差はでないことになるのですが、結果はこちら。
外気温 26℃ | 外気温 38℃ | 外気温 38℃ (撮影持続モード) |
|
Xperia 1 VI | 1H over | 13:50 | 30M over |
Xperia 1 V | 27:30 | 13:06 | 30M over |
Xperia 5 V | 1H over | 14:23 | 30M over |
Xperia PRO-I | 11:20 | 6:17 | 8:14 |
.
外気温26度の際は無限に撮影が出来るんじゃないか?と思えたXperia 1 VIでしたが、さすがに外気温が40度に近い温度になるとどのモデルも15分もたずに撮影を終了します。(テストは4K 60Pで行っています)
デジタル一眼“α”の熱停止と違ってXperiaの場合はカメラでの撮影は止まりますがAndroid OS自体は落ちることはなく動作しています。
撮影が停止したときの画面には↑こちらの表示があり「Bluetoothリモコンを接続すると、撮影持続モードで引き続きカメラを使用できます」という案内があります。
このBluetoothリモコンを使ったところ、気温40度近い環境でも撮影停止することなく30分以上の撮影ができました。あらら、連続撮影時間ってこんなことでリミット解除になるんですね。
この「Bluetoothリモコン」というのがソニーのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」になります。もうひとつ、ワイヤレスリモコン「RMT-P1BT」も対応しており、この2モデルがソニーのXperiaのカメラアプリに対応したBluetoothリモコンになります。
世の中には他にも「Bluetoothリモコン」というものがあるかもしれませんが、Xperiaのカメラアプリはこの2製品以外には今のところ対応をしません。
このBluetoothリモコンを使うと「撮影持続モード」というのが使えて、30分以上の撮影が可能になります。
設定をしてみます。
まずはカメラアプリの設定メニューを開いて、下の方にある「Bluetoothリモコン」をオンにします。「新しいリモコンとペア設定」という項目があるので、これをタップ。
すると「新しいリモコンとペア設定」という画面になり、リモコン機器からの操作待機になります。
ここで「GP-VPT2BT」のボタンの上記ふたつを同時に7秒の長押しをします。ズームレバーのテレ側とphotoボタンです。同時押し7秒というのがかなり長い時間になるので「あれ?これで合ってるんだっけ?」と、迷いがちなんですが、合っています。普通の機器よりも長押しになるのでご注意を。
「RMT-P1BT」の場合も同様で「+」か「-」ボタンのどちらかとシャッターボタンの7秒同時押しです。これでペアリング設定のリクエストがXperiaに飛んでいきます。
「ペアリング設定」はXperiaに2回リクエストがくるので、2回ともペアに設定します。これで「撮影持続モード」のスイッチが使える様になるのですが、オンにしようとしても「接続済みのリモコン機器から操作してください」というメッセージが表示されるだけでオンにできません。
ここでは画面タップではなく、リモコンのなにかしらのボタンを操作するとオンになります。
これでBluetoothリモコンとXperiaのカメラアプリが連動するようになります。
注意書きにもありますが「撮影持続モード」は三脚固定するなど本体を手に持って撮影しないことを前提に、通常よりも高温状態になっても撮影を持続してくれるモードになっています。
おそらくですが内部温度が45度を超えると通常モードでは撮影を停止して本体の負荷を下げて温度を下げようとするんですが、撮影持続モードでは50度まで耐えてくれるようです。バッテリーベンチソフトで撮影停止になった直後のバッテリー温度をチェックしたところでは、そういう境になっているようです。
機器が高温にされされることを予防すると言うよりも、手に持って撮影しているユーザーの手が低温やけどすることを予防する措置になっているようなので、撮影持続モードを利用する際はシューティンググリップにスマートフォンを装着するか、三脚などで固定しての撮影をするようにしましょう。
しかし、これを利用することでどんなに高温でも「撮影持続モード」を使ってしまえば30分程度の長時間撮影がいつでも可能になります。夏場ではなくてもXperiaで長時間撮影をされる方はシューティンググリップ「GP-VPT2BT」を用意しておくとよいかも。
なお、これは裏技ではないんですが、撮影持続モードを使って高温になると上記のメッセージが表示されます。
これによると、アプリを閉じると撮影持続モードは無効になるということが記載されているんですが、実際にはアプリを閉じても撮影持続モードは続いていました。
アプリを閉じても、Bluetoothリモコンを他のXperiaとペアリングしても、さらにはXperia本体を再起動してもカメラアプリは撮影持続モードのままになっています。
撮影持続モードになっているときは撮影画面に左上の様なアイコンが表示されていて、これが表示されているうちは「撮影持続モード」になっています。
一度、Bluetoothリモコンを使って「撮影持続モード」にしておけば、Bluetoothリモコンをオフにするまで使えるみたいなので、使い様によっては便利に利用できると思います。
※おそらくバグだと思うので、近いうちに修正されるかもしれません
なお「GP-VPT2BT」と「RMT-P1BT」でよくあるトラブルなんですが、ボタン電池の「CR2032」を使っています。スーパーなどで売っているブランド品であれば問題ないのですが、100円ショップやamazonで安売りしている激安大量パックなどのノーブランド品だと電圧が足りなくて動作しないことがあります。電池は通常使用であれば1年くらい使えるそうですので、電池交換の際はちゃんとしたメーカー品をお買い求めいただくことをオススメします。
それと、こちらはXperia本体の使用説明になるのですが、Xperia本体は周囲温度5~35℃での動作保証となっています。一時的な利用であれば40度まで利用可能とはなっていますが、常時利用できる温度ではありませんのでご注意ください。
まだまだ暑い夏が続きますが、Xperia 1 VIで楽しい夏の記録をどうぞ。
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かける
2024年9月21日 @ PM 10:04
今回撮影した際の設定は4K60Pでしょうか?
明記していて読み飛ばしていましたら申し訳ありません。
tecstaff
2024年9月22日 @ AM 9:30
記事をご覧いただきありがとうございます。
わかりにくくてすみません。ベイパーチャンバーのテストのときと同じで熊谷でも4K/60Pでテストしています。
記事内に説明を追記させていただきました。他にもご不明の点がありましたらお気軽にコメントください。