【Tips】『Xperia 1 VI』をスタミナモンスターマシンにしよう! 48時間使える設定を狙ってみた
8月に入り、もうすぐ夏休み、という方も多いと思います。当店も8月10日(土)までの営業で8月11日(日)から8月19日(月)まで夏期休業で店舗をお休みさせていただきます。(8/19からテレワークにてWEBのみ営業再開します)
外出することも多いと思いますが、ここで今一度、スマートフォン「Xperia 1 VI」のスタミナ性能を見直して長時間使える仕様をみつけてみたいと思います。ログ取りヘビーユーザーの店員佐藤のXperiaでなんとか48時間使える仕様を探してみます。
こんにちは、店員佐藤です。
先日、Xperia PRO-IからXperia 1 VIへ乗り換えられたお客様が店頭へ遊びにきてくださいました。以前、使われていたXperia PRO-Iは下取りに出したというお話しだったのですが、かなり減額されたとのこと。大事に使われていたのに、なにがあったのかというと画面の焼き付きだったそうです。
下取りでチェックをしてもらったところ「スライムが出てくるゲームとか長時間されていませんでしたか?」とのことで、どうやらドラクエウォークで貯まるコインをカジノのスロットマシーンで消費させていたそうで、勤務中?に長時間、オートにしてスロットを回すことをしていたそうです。
Xperia 1シリーズはご存じの通り有機ELパネルを使っているため、長時間、同じ画像を表示していると焼き付きが起こるんですね。通常の使用でならさほど問題はないと思うのですが、ドラクエウォークのカジノは確かに数時間ずっと同じ画面で回すことになるので、これは焼き付きの原因になりそう。
ドラクエウォークユーザーさんはお気をつけください。
そのお客様も、この話を聞いて、乗り換えたXperia 1 VIではドラクエウォークのカジノはやらないようにしているそうなんですが、それを辞めたところ、Xperiaの電池持ちがムチャクチャ良くなったとのことです。そうそう、ゲームってバッテリー消費が多いんですよね。
私もたびたび通勤時間中にゲームで時間を潰すことがありますが、はて、そういえば、そういうことをしなければバッテリー消費って抑えられるのか? 今、Xperia 1 VIを使っていますが、朝充電したものを夜までギリギリ使えてはいますが、メーカーさんの話では2日使ってもまだバッテリーが残っているほどのスタミナ性能という話でした。
Xperia 1 VやXperia 1 VIになって、飛躍的にバッテリーのもちが良くなっているのは実感していますが、さすがに2日間使えるところまでは体験していないんですけど、そうか、ゲームとかしないというか、バッテリー消費の大きいアプリを避ける様にすれば、もしかして私でも2日間無給電で使うことができるのか?
ということで、今回はXperia 1 VIのスタミナ性能を延ばすことに挑戦してみます。
なお、Xperia 1 VIのスタミナ性能については以前の記事でレポートをしています。
↑こちらの記事でレポートしていますが、ベンチマークアプリを使って測定したところ、確かに省電力化されてバッテリーの保ちが良くなっていることはわかっています。
ですが、この結果はベンチマークアプリでずっと全開に近い状態でスマートフォンに負荷をかけ続けたときのスタミナ性能になります。
メーカーで言っている「充電無しでも2日もち」というのは、通常の使い方を規定して、そのベンチにかけたときの結果です。1日中スマートフォンを使っているわけではなく、ブラウザを何分、動画再生を何分、通話を何分と、定量化した負荷をかけて休憩もふくめての使い方で2日間もつ、というわけです。
上記記事のベンチマークとは違っているわけで、今回は私の普段使いのスマートフォンで48時間使うことができるようにできないか、という挑戦です。
さて、こちらはとある1日の私のバッテリーログです。「Acca Battery」というアプリを使ってバッテリー利用ログを取っています。この日は朝11時頃~23時半まで無充電で使っています。スタートはいたわり充電で90%から使って最後は14%残までXperia 1 VIを使っている事になります。スリープ解除してスマートフォンを使っていた時間が3時間21分、スリープ状態が9時間です。
やや利用時間が長いんですが、ま、こんな感じで1日でバッテリーを使い切っていて、アプリ別にバッテリーの使用量もわかるので、それで調べてみると、この日は「ラストウォー」にハマっていて17%くらいの電力をゲームで消費しています。それ以外にもゲームアプリがいくつかあります。
これを見ると単純に「ゲームを辞めればバッテリーがもつんじゃない?」という話になってしまうんですが、そうではありません。ゲーム目的にXperiaを使っている人もいるわけで、それを辞めてしまっては本末転倒です。やりたいことを辞めてしまっては意味がありません。
実は、ここで表示されているアプリというのは「フォアグランド」といって画面に表示させて使っているアプリのバッテリー使用量になります。
それ以外にバックグランドで動作しているアプリもあって、それを調べる方法があります。
特別になにかアプリをインストールする必要はなくAndroidの「設定」>「バッテリー」>「バッテリー使用量」を開くと、そこにバッテリーを使用したアプリやシステムの一覧が表示されます。バッテリーを充電したらリセットではなく100%になったときにリセットなので、いたわり充電で90%までしか充電しなければ、100%充電するまでの期間の累計の使用量が調べられるという神機能になっています。
こちらではフォアグランドに加えてバックグランドで消費した電力量も計算してくれます。(表示しているのは先ほどのものと同じ日のものではありません)
これによると、なんとAcca Batteryでは全く触れられていなかった「マッピング」と「Qrio Lock」が20%とか16%とか異常に電力消費していることが判明! ちなみに同じ様にバックグランドで動作しているHeadPhones Connectとかミュージックアプリはバックグランドで長時間動作しているにもかかわらず、バッテリー消費は2~3%程度。
こうしてムチャクチャ電力を消費するアプリが実はあったみたいなんです。
バッテリー使用量をアプリ別ではなくシステム別に表示することもできて、こちらによるとGPSがディスプレイ表示よりも消費量が大きくなっていたこともわかります。なにかエラーが出ていたのかも。
「マッピング」というのは自分の移動した軌跡をGPSを使って記録してくれるアプリです。GPSロガーの記録を取り込むことができて私の2006年からの移動ログを18年分つけているアプリ。これがそんなに電力を食ってたのか。。。どおりで歴代Xperiaのスタミナ性能が低くなるはずだ。
アプリの設定から「Eco-mode」というのが使えるんですがこれは常時オンにしていたんですけど、これでも電力消費が大きいみたいです。端末起動時のアプリ自動起動をオフにして、今度から遠出するときだけ使うようにしようと思います。
それとスマートロックの「Qrio Lock」ですが、これもバックグランドで大量に電力を使っていたみたいです。
いつも大量に電力を使っているわけでは無く、なにかの拍子にたまに電力をバカ食いすることがあるみたいです。とりあえず「ハンズフリー解錠」をオフにしたら電力の大量消費がなくなりました。
なるほど、こういう調整を繰り返して消費電力を減らしていくことをしていけばスタミナ性能がかなりアップしそうです。各種ログをいろいろ計測しているんですが、全部が電力消費が大きいわけではなく一部のアプリが大量に使ってしまっているというケースもあるので、それを抑制できれば性能があがりそうです。
こちらはまた別の日に測定したものです。この日は車を運転していて、ソニー損保のキャッシュバックアプリ「GOOD DRIVE」と「ヤフー!カーナビ」を使っています。ソニー損保の自動車保険ではアプリを使って車を運転すると安全運転しているかどうかをスマートフォンのセンサーを使って測定していて点数が良いと最大で3割の保険料をキャッシュバックしてくれる、という制度があります。我が家は4年連続で3割キャッシュバックを受けていて、これは外せないアプリ。
ヤフー!カーナビは走行中、常に画面表示しているので電力消費が大きいのは仕方がありません。車の中なので給電しながら使えるし。
GPSも「マッピング」と「Qrio Lock」の設定を見直したら消費電力がかなり下がったみたいです。
ただし、Androidの設定から実行中のアプリを調べてみると、一度使うと「GOOD DRIVE」も「ヤフー!カーナビ」も常時アクティブになってしまうみたいなんです。なので、これは実行中のアプリを見て、使い終わったら「停止」のボタンを押してストップさせる必要があるみたいです。
省電力への道はわりと面倒。
こちらは昨日のバッテリー使用の様子なんですけど、昨夜は東京・埼玉にゲリラ雷雨が発生して私の通勤路をモロに直撃。いつもは1時間ちょっとの通勤が昨夜は3時間近くかかってしまいました。
その間、radikoで情報収集をしつつ、電車での移動中はSONY PICTURES COREで映画を観て過ごしています。30分以上映画を観ているはずなんですが、なぜかそれはカウントされず消費電力だけ表示されていました。こういうこともあるんですね。
こういう理由があっての電力消費量の増大はOK。裏で他に大量に電力消費しているアプリがないかをチェックスラのがコツです。
ということで、消費電力のカットというと、画面を暗くしたり、Bluetoothをオフにしたり、Wi-Fiをオフにしたりというのが常套手段ですが、そういうのは一切せず、リフレッシュレートも120Hzのままでアプリの消費電力量だけチェックして使っていたら、相当なバッテリーセーブができるようになりました。
見ての通り、1日もたなかった私の運用が24時間を超えるスタミナ性能を発揮しています。
こちらは現在のバッテリー放電状態なんですが、直近1週間の使い方なら、満充電から約33時間使える予想となっています。48時間は無理でしたが1日もたなかったものが、アプリの制御だけでここまでもつようになっています。
数えてみたら私のXperiaにはアプリが290個入っているそうなので、そちらの断捨離をすると、もっと効果的にスタミナ性能の向上ができそうなのですが、それを使えなくしてしまうと、またまた本末転倒になりますからね。(^^;)
スマートフォンの使い方は人それぞれですが「設定」>「バッテリー」>「バッテリー使用量」からアプリ別の消費電力量を出して、カスタマイズしていくと、より長時間の利用ができるようになります。
夏のお出かけ前にアプリ利用の見直しをどうぞ。
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発売日 | 2024年6月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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