間もなくXperia 1 VIもアップデート「Android 15」の新機能紹介 『パーソナル スペース』ってこんな使い方をします
先週、ソニーUKにてスマートフォン「Xperia 1 VI」のAndroid OS 15のアップデートが発表されています。日本版モデルのアップデートはまだなのですが、そういえば手元にGoogle Pixel 7がありました。こちらはすでにAndroid OS 15になっていますので、新機能を実際に試すことができます。
「プライベートスペース」などのOSの新機能を中心に紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
11月23日にソニーUKで発表されたXperia 1 VIのAndroid 15ですが、今回のOSアップデートにより、カメラアプリのアップデートも行われて、発売前から予告されていた「プロ動画」モードが搭載されることになっています。
ソニーXperiaの公式YouTubeチャンネルにて、カメラアプリの新しいプロモーションムービーが公開されていて、その中で「プロ動画」モードの紹介がありました。すべて英語での解説なんですが、字幕で日本語を選ぶことができるので、日本語でもわかるようになっています。
英語でもそのままですが「Pro video mode」ということで、新しく搭載された撮影モードの紹介があります。
従来の動画モードでは撮影モードの選択はありませんでしたが、プログラムオート、シャッタースピード優先、マニュアルモードから選んで動画撮影ができるようになります。
Fnキーから操作キーのショートカットを呼び出すことも可能。使い勝手は、ほぼデジタル一眼“α”と同じなので、“α”ユーザーさんであれば、スマートフォンでも“α”と同じ感覚で利用することができるようになります。
画面はXperia 1 Vに搭載の「Videography Pro」ですが、このアプリの移植版みたいなものになるかと思いきや、まったく新しいアプリとして機能するようになっています。
“α”ユーザーさんには嬉しいアップデートかも。
さて、それらカメラ機能以外の部分を手元にあるGoogle Poxel 7の実機で紹介したいと思います。
Google Pixel 7では夏くらいからベータ版の提供があり、先にOS 15を体験出来てはいたのですが「プライベートスペース」ってなんだ?と、調べもせずにほうっておいたのですが、今回のXperia 1 VIのOSアップデートの内容を見て、なんとなく理解することができました。
使い方によっては便利かもしれません。
まず「プライベートスペース」って設定するとどうなるのか、なんですが、設定をするといつものホーム画面から下にスワイプして移動したときにアプリの一覧が表示されますよね。その一番下に「プライベート」という枠が出来ていて、ここでロックを外すと登場するのが「プライベート スペース」なんです。
ここにアクセスするために、メインで使うGoogleアカウントとは別に新規でGoogleアカウントを作成する必要があり、トップシークレットなアカウントとスペースを作ることができる、というものになります。
このプライベートスペースには、新たにアプリのインストールをする必要もあり、プライベートスペースにインストールしたアプリは通常は見られない、というものになります。カメラアプリなどもありますが、これは通常のカメラアプリとは違って、プライベートスペースの中にしか記録されないカメラアプリになっています。
Pixel 7 をPCに接続して中を見ても、このプライベートスペースで記録した写真を見つけることは出来ませんでした。
内緒の写真や連絡帳、あとはお金関係のアプリなどを入れておくと、普通にはアクセス出来ない場所に記録ができる、という使い方をします。
なお、スマートフォンの引越の際にも、このプライベートスペースのデータは対象にならないそうで、自分でデータを移さないといけないんだとか。
プライベートスペースを利用する際は設定画面から「セキュリティとプライバシー」>「プライベート スペース」にて設定します。利用する際は本体が動作するGoogle アカウントとは別の新しいGoogleアカウントを作る必要があります。
ロック解除の方法は指紋認証やパターン認証、PINコードなどから選べるので、通常のアクセスのためのロック解除とは別の方法で設定した方がよいでしょうね。
もともと、スマートフォンにはセキュリティ機能が搭載されていますが、その先にさらに二重ロックする感じです。なんでしょうね、浮気するときに使う機能なのかな?(^^;)
あ、仕事で使っている人は機密事項などをプライベートスペースにまとめて入れておく、という使い方はできそうです。
そして、こちらはもっと使うシーンが多そうなアプリのアーカイブ機能。
私も多いのですが、量販店とか飲食店とかのショップアプリ。ちょっとした買い物などでも量販店のアプリをそれぞれ使っているし、お寿司屋さんもあちこち行くので、その都度アプリが増えて行きます。塵も積もれば山となるではないですが、そうした会員制アプリが無数にインストールされているんですが、普段使わない使用頻度の低いアプリを「アーカイブ」することができます。
アプリアイコンを長押ししてアプリ情報を表示したら、そこで「アーカイブ」をタップします。これでアプリはアンインストールされてスマートフォンからは消えます。
アプリは消えるんですが、アイコンはそのまま残っていて、再び使用する際はアイコンをタップすることでアプリを再インストールしてデータまで復旧してくれる、という機能になります。
頻繁に使うアプリやゲームアプリなどでデータ量が極端に多い場合には使い勝手が悪くなりますが、たまにしか使わないんだけど、たまに必要になる、というアプリを圧縮しておくことができる機能になります。
「もう、このアプリは使わないかー」と言ってアンインストールするのではなく、とりあえずアーカイブしておくと、再度必要になったときに便利に再利用することができます。
あとはスクリーンレコードというスマートフォンの画面を録画する機能が進化して、今までの画面全体を録画するのではなく、アプリを指定して、そのアプリだけを録画する機能がつきました。
今までだとアプリの切り替えの時にホーム画面が映ってしまったり、人に見せたくないデータが不意に映ってしまっているモノまで録画されていたのですが、これだとアプリを決め打ちで指定して録画できます。
録画中のアプリからホーム画面に写った際も画面は真っ黒のままの録画になるのでセキュリティ面でとても助かる機能になるんですが、私たちのようなレビュー業者以外の方は、こんな使い方はあまりしないですよね。
さて、Google Pixel 7は「Ultra HDR」という新しいJPEG規格の調査のために購入しました。
Ultra HDRはGoogleが開発している画像フォーマットで、通常のJPEGファイルにレイヤーを重ねて本当のHDRフォトを記録するために開発されています。対応しているデバイスでは通常のJPEGファイルとして表示されるのですが、対応デバイスではHDRフォトとして表示されます。
Instagramが表示に対応していて、キラキラしている写真の投稿があったら、おそらくそれがUltra HDRです。
Adobe Lighroom mobileも対応していて、現時点ではGoogle PixelからのInstagramアップロードの時にだけ表示が可能。Android OS 14から表示対応になっているのですが、OS 15からは標準装備になる機能みたいなので、これがどうなるのか楽しみな部分でもあります。
それらの機能を試すために用意したPixel 7だったんですが、同じAndroid OSでもXperiaとは違った部分がチラホラ。
こちらは設定画面になるんですが、表示される項目の順番や名称などは、Androidとして統一されているものではなく、割とメーカーに任されていて、自由度があるということがわかります。
また、私はXperia X10からずっとソニーのXperiaしか使っていないため、当たり前の様に使っていた機能がソニーオリジナルのものだった、というのに気づく点もあります。
たとえば、英字入力の際のキーボード操作なんですが、メールアドレス入力のときに絶対に使う「@」の記号、これがXperiaの場合は「a」キーの長押しで入力できるんですけど、Pixel 7の場合は数字入力に移って、そこで記号入力する必要があるなど、使い勝手が微妙に違っていてストレスになる部分があったりします。
慣れているというのがもちろんあるんですが、ソニーのXperiaって使いやすいんですねー。
そして、値段もクラスも販売時期も違っているので性能差を比較するものではないんですが、内蔵RAMメモリーの容量が8GBのPixel 7ってさほどアプリを大量に使っているわけでもないのに、メモリー使用率が高め。
12GBメモリー搭載のXperia 1 VIの場合はよほどの事がないと80%を超えることはないんですが、これほどメモリー使用率に違いがあるとは。。。8GBメモリーのスマートフォンをここ数年使っていなかったので気づきませんでしたが、今やAndroid スマートフォンのメモリーって8GBが最低限で12GBくらいが必須、できれば16GBって感じだったのかもしれないですね。
ということで、OSアップデート待ちの「Xperia 1 VI」の話でした。昨年は1月になってから日本語版のアップデートがあったので、今回もOS 15になるのは来年になってからですかね。Ultra HDRの扱いがどうなっているのか楽しみです。
先週、値下げになった「Xperia 1 VI」ですが、このモデルは3回のOSアップデートと4年間のセキュリティ更新が約束されています。長く使えるモデルですし、最初のOSアップデートから使って、お得感を味わってみてはいかがでしょうか?
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VI (XQ-ES44) |
ソニーストア価格: 179,300円~ 税込 |
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発売日 | 2024年6月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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