ソニーストアスペシャルコンテンツ「Go to one」で比較する『Xperia 1 VII』vs「Xperia 1 VI」
ソニーストアのスペシャルコンテンツとして「Go to one」というものがあるのはご存じでしょうか? 先日までは手持ちのXperiaから「Xperia 1 VI」に乗り換えると、どんなに性能がアップするのか!というのを表示するコンテンツだったのですが、昨日から「Xperia 1 VII」への乗り換え比較に切り替わっています。
早速、最新モデル「Xperia 1 VII」へ2024年モデルの「Xperia 1 VI」から乗り換えるとどうなるのか、試してみました。
こんにちは、店員佐藤です。
先週までは「Xperia 1 VI」推しだった私ですが、たった1日でコロッと心変わりしてしまい「Xperia 1 VII」のスペックに夢中になっています。
スペック表や主な特長を製品ページを見ながら比較しているところですが、もっと端的にわかりやすく比較してくれるサイトをソニーストアで用意してくれています。
今使っているXperiaの機種を「Xperia 1」~「Xperia 1 VI」、「Xperia 5」~「Xperia 5 V」の11機種から選んで画面をスクロールしていくと機種比較が簡単にできます。
今回は最新モデルの「Xperia 1 VII」と2024年モデルの「Xperia 1 VI」で比較してみます。
まずはバッテリー性能の比較からとなります。Xperia 1 VIが36時間、Xperia 1 VIIが36時間以上となっていて、ほぼ同等か、それ以上ということになっているんですが、いや、ちょっと待ってくださいよ。
昨年、Xperia 1 VIが発表になったときって動画連続再生時間って38時間とかになっていませんでしたっけ!?
証拠画像が当店にはなかったんですが、昨年の新製品発表会でみたときのこちらの写真ではXperia 1 Vが14時間で、Xperia 1 VIが38時間になっていたはず。こちらの写真でみてもカウンターは「37時間50分」とかになってまだ回っているところです。
あらら、性能ダウンしたのを隠しているんじゃないの!?とか疑ってしまうところですが、たぶん、このときはOS14での比較で、今回はOS15にしての比較になっているんじゃないですかね?
こちらは当店で店頭展示している実機を使って「PCmark for Android」を使ってスタミナ性能のベンチマークテストをしたときのデータです。
このテストはかなり過酷でブラウジングや写真編集、動画再生などをずっと行って、どれくらいのバッテリー性能があるのかを計測してくれるベンチマークテストです。
Android OS 15へのアップグレードが始まった前後でアップデート前とアップデート後で計測して比較した表になります。
どのモデルも性能差はわずかなものなので誤差程度で考えていましたが、どのモデルもOS15にしたときの方がベンチマークの性能は落ちているのがわかります。これは誤差ではなくて、実際にそうだったみたいですね。
そう考えるとXperia 1 VIよりもバッテリー性能が落ちているというわけではなく、ほぼ同等で「36時間以上」という表示からもしかしたらXperia 1 VIIの方がスタミナ性能が若干伸びる、という可能性も残している感じですね。
実機がきたら当店でもいつものテストをしようと思います。
ディスプレイは「明るさ1.0倍」ということで、同等という書き方になっています。ですが、プレス発表によるとピーク輝度は20%アップとなっているので、写真で見るところの背景にある夜景の輝きなどで明るい部分が、より明るく表示されるのかも。
性能を発揮するのは「ウルトラHDR」の表示のときなどになるのかもしれません。
Xperia 1 VIから進化がないと言ってもXperia 1 VIから採用されているサンライトビジョンの威力は絶大です。屋外で直射日光が画面に当たっているシーンでもこんなに視認性が上がります。
Xperia 1 VIIではカメラ側にも照度センサーが搭載されていて逆光状態でもこの視認性を実現するそうです。楽しみですねー。
オーディオ性能ではバランス出力とかグランド分離、DSDネイティブ再生、デジタルアンプ搭載などの飛び道具こそなかったものの、佐藤宏朗氏のインタビュー動画で金を添付したはんだをジャック部分に使うなど、ダイレクトに音に影響する部分を改良したことが語られていました。
佐藤宏朗氏の解説があるとそれだけで音質が20%くらいアップするんじゃないか?というくらいの影響がある?んですが、それに加えてスピーカーの改良もあり、グラフでは上記の表示になっています。
大きく変わった「Snapdragon 8 Elite」の搭載もあり、パフォーマンスは★3.8から★5にパワーアップしています。
まだ、実機を触っていないので、体感上の違いがあるかどうかはわかりませんが、今回は歴代モデルと比べてもベンチマークスコアがだいぶ大きく振れるみたいです。
SoC スペック | Snapdragon 8 Elite | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 888 |
ソニー搭載モデル | Xperia 1 VII | Xperia 1 VI | Xperia 1 V | Xperia 1 III |
プライムコア | 2 × 4.32GHz | 1 × 3.3GHz | 1 × 3.19GHz | 1 × 2.84GHz |
1017-4320 MHz | 480-3302 MHz | 595-3187 MHz | 844-2841 MHz | |
パフォーマンスコア | 6 × 3.53GHz | 2 × 2.96GHz 3 × 3.15GHz |
4 × 2.8GHz | 3 × 2.42GHz |
384-3532 MHz | 499-2956 MHz 499-3148 MHz |
499-3803 MHz | 710-2419 MHz | |
高効率コア | – | 2 × 2.27GHz | 3 × 2.02GHz | 4 × 1.8GHz |
– | 364-2265 MHz | 307-2016 MHz | 300-1804 MHz | |
L2キャッシュ | 12MB + 12MB | 1MB | 1MB | 1MB |
L3キャッシュ | – | 12MB | 8MB | 3MB |
GPU | Adreno 830 | Adreno 750 | Adreno 740 | Adreno 660 |
製造プロセスルール | 3nm | 4nm | 4nm | 5nm |
Benchmark | Snapdragon 8 Elite | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 888 |
AnTuTu 3D Bench | (300万点) | 1,458,321 | 1,275,434 | 923 |
Geekbench 6 Single Core |
3,219 | 2,098 | 2,015 | 1,523 |
Geekbench 6 Multi Core | 10,413 | 5,541 | 5,368 | 3,838 |
Geekbench 6 GPU | 18,120 | 14,783 | 8,848 | 4,428 |
.
従来モデルの搭載SoCと比べて違っているのは「高効率コア」を非搭載にしていてパフォーマンスコアしか用意していないところと、3次キャッシュがなく2次キャッシュまででしかも大容量になっている点です。
スマートフォンに搭載されているプロセッサーもPCと同じで、今は重たい処理を行うPコア(パフォーマンス コア)と、消費電力のすくないEコア(高効率コア)など複数の種類のプロセッサーを搭載して高性能と省電力を両立しています。
Snapdragon 8 Eliteでは自社開発のコアを採用し、パフォーマンス コアでも高効率を実現しているとか。
キャッシュメモリというのは1次キャッシュ、2次キャッシュ、3次キャッシュと数字が増えるほど、コアから読みに行くスピードが下がるんですが、Snapdragon 8 Eliteでは2次キャッシュまでしか搭載せず、ここでもスピードをアップしているとのこと。今までそれができなかったのかというと、コアに近いキャッシュを増量すると歩留まりが下がるなどの問題があり、それもできなかったそうです。
ベンチマークの結果ですが、まだSnapdragon 8 Eliteの実機がないので、ASCIIさんの記事で紹介されていた数値を引用させてもらっています。(それ以外は当店展示機のスコア)代表的な直近のモデルで比較していますが、相当なパフォーマンスが期待できそうです。
OSバージョンアップとセキュリティアップデートも今回、ものすごく増えました。Xperia 1 IIIの頃は2回のOSアップデートとセキュリティアップデートも2年だけだったんですが、今回は6年です。2025年に購入して、なんと2031年までセキュリティアップデートが続きます。その頃、自分は何歳になってるんだっけ?とか計算してしまいますね。
そこで今までのモデルと比較してセキュリティアップデートの保証期間からコストパフォーマンスを比較してみることをしてみました。
発売日からサポート終了までの期間を割り出して発売時の価格で割っています。最近のモデルはアップデートの目安期間を延長しているケースもあり、実際にはもっと長くセキュリティアップデートが続くケースもあるので、あくまで目安になりますが、下記の様になります。
ストア 価格 |
発売日 | OS アップグレード |
セキュリティアップデート | 使用期限 (見込み) |
使用期間 (見込み) |
使用期間 単価 |
|
Xperia 1 VII -Hi |
234,300 | 2025.6.5 | 4回 (19まで) |
6年間 | 2031年5月 | 72か月 | 3,254 |
Xperia 1 VII -Mid |
218,900 | 2025.6.5 | 4回 (19まで) |
6年間 | 2031年5月 | 72か月 | 3,040 |
Xperia 1 VII -Low |
204,600 | 2025.6.5 | 4回 (19まで) |
6年間 | 2031年5月 | 72か月 | 2,841 |
Xperia 1 VI -Hi |
218,900 | 2024.8.23 | 3回 (17まで) |
4年間 | 2029年5月 | 56か月 | 3,908 |
Xperia 1 VI -Mid |
204,600 | 2024.6.21 | 3回 (17まで) |
4年間 | 2029年5月 | 60か月 | 3,410 |
Xperia 1 VI -Low |
189,200 | 2024.6.21 | 3回 (17まで) |
4年間 | 2029年5月 | 60か月 | 3,153 |
Xperia 1 V | 194,700 | 2023.7.14 | 2回 (15まで) |
3年間 | 2027年6月 | 48か月 | 4,056 |
Xperia 5 V | 139,700 | 2023.10.27 | 2回 (15まで) |
3年間 | 2027年9月 | 48か月 | 2,910 |
Xperia 1 IV | 174,900 | 2022.9.16 | 2回 (14まで) |
3年間 |
2025年5月 |
32か月 | 5,465 |
Xperia 5 IV | 119,900 | 2023.2.1 | 2回 (14まで) |
3年間 | 2025年9月 | 31か月 | 3,867 |
Xperia 10 VI | 69,300 | 2024.7.5 | 2回 (16まで) |
4年間 | 2029年6月 | 60か月 | 1,155 |
.
この表で見ると、なんと驚いたことに「Xperia 1 VII」は歴代モデルの中(集計しているのはXpewria 1 IV以降です)でも最もコストパフォーマンスの高いモデルと言えることがわかりました。
もう、こうなると発売日に買って、セキュリティアップデートが終わるその日までできるだけ長く使うのが一番おトク!というのがおわかりになるかと思います。
今回は「買い」のモデルになりますねー。
そして、新機能については「Xperia 1 VII」の目玉機能での比較になっています。どの機種と比較してもここは全部×と全部〇の表示になります。w
ちなみにXperia 1 VIでも「ウルトラHDR(Ultra HDR)」の表示はできます。Android OS 14からフォーマットには対応しているのでGoogle フォトとChromeブラウザではウルトラHDRの表示は可能なんですが、今回、Xperia 1 VIIになってカメラ機能が正式対応になっています。
カメラ機能がウルトラHDRに対応するようになると、Google Pixelの様にInstagramとAdobe Lightroomアプリなども対応になるはずです。(ソニーでは動作保証はしていないというかできませんが)
自動でカメラワークをしてくれる「AIカメラワーク」と同時2カメ体制にしてくれる「オートフレーミング」に並び「ウルトラHDR」もXperia 1 VIIの目玉機能というのがわかりました。
ちなみにこれが「ウルトラHDR」フォトです。普通にフワッとした写真に見える場合は非対応デバイスでご覧になっているかと思います。Xperia 1 VIやXperia 1 VなどのOS 14以上のHDR対応ディスプレイでご覧になると星条旗周りがキラッキラした写真になるかと思います。
コントラストが超絶アップした画像になっていると思いますが、これが「ウルトラHDR」です。
「ウルトラHDR」はGoogleが推進している画像フォーマットで通常のJPEGにゲインマップというレイヤーを重ねて記録していて、対応しているデバイスで見るとHDR写真になり、非対応デバイスでは通常のJPEGになります。
従来言われている「HDRフォト」というのは撮影時に広い輝度で撮影して、それをSDRの狭い輝度信号に圧縮して表示しているので塗り絵みたいな画になるんですが「ウルトラHDR」は、より自然なダイナミックな輝度差を表現してくれます。弱点としては印刷ができなかったり、まだ非対応デバイスが多いので表示出来る機会が限られるんですが、ついに「Xperia」も正式対応しました。
写真の世界がこれから大きく変わりますよ!
以上、Xperia 1 VIIの進化ポイントのチェックでした。お使いのXperiaからどんなパワーアップをしているのか、簡単に確認ができますので、是非、下記のサイトでチェックしてみてください。
★ソニーストア スペシャルコンテンツ「最新Xperiaに乗り換えるとこんなに変わる!Go to 1」
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Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VII (XQ-FS44) |
ソニーストア価格: 税込 204,600円~ |
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発売日 | 2025年6月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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Style Cover with Stand for Xperia 1 VII XQZ-CBFS |
ソニーストア価格: 税込 5,500円 |
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発売日 | 2025年6月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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