【レポート】『povo』をソニーストアのSIMフリースマートフォン『Xperia 5』で使ってみました
2021年3月から始まった携帯電話各社の20GB新料金プラン紹介第2弾です。今回はauでサービスが始まった「povo」をソニーストアのSIMフリーモデルで利用ができるかどうか試してみました。
新料金プランをSIMフリースマートフォン「Xperia」で使ってみたシリーズ part.2です。
こんにちは、店員佐藤です。
私の携帯電話人生はNTTパーソナルのPHSから始まったんですが、それ以来、日本通信の「b-mobile」などを併用しながらもずーっとドコモ回線を手放さずに使ってきています。そういえば、auのサービスを利用するのはこれが初めてなんですね。
到着したauさんの箱は初めて目にしたんですが、こんなプレゼントっぽいデザインの箱で届くんですね。なんか携帯電話関係の届きモノってワクワクしますが、これはさらにワクワクさせてくれるかも。
今回はお客様からお問い合わせをいただきソニーストアのSIMフリースマートフォンはpovoで使えるんですか?ということだったので、実際に私も試してみました。
povoの新規申し込みからレポートしたいと思います。
こちらがpovoのトップページです。携帯電話キャリア各社のトップページと違って携帯電話サービス全般の案内をするものではなく、単純に1プランしかない通信サービスの受付だけのホームページになっています。
ドコモの「ahamo」同様、超わかりやすくできています。今回はなにも携帯電話回線を持っていないというテイで申し込みをしてみます。
申し込みをはじめるとまずは「新規契約」か「他社からの乗り換え」か「auからの変更」かの3択で始まります。今回は新規契約で申し込みをします。
手続きの流れとしては本人確認事項、クレジットカード情報、利用端末の用意確認をして進めていくとなっています。「対応端末はこちら」というのがあるので、ここで一応確認をしてみます。
povoでは端末販売はなく自信で携帯端末を用意するように記載されています。
動作確認、動作保証についてですが、どちらのキャリアも同様ですが他社製携帯電話の動作については保証は一切しないとなっています。サポートもなしです。
これを見て、一部のお客様は不安になってしまうというか「ソニーストアのSIMフリースマートフォンについては動作保証をしていないけど大丈夫なのか?」と、お問い合わせが来てしまうんですけど、それはそうなんです。auさんが自分のところで販売している携帯端末以外のものを動作保証すると、なんの売上、利益もないのに他社携帯電話のサポートをしなくてはいけなくなってしまうので大変なことになってしまいます。
自社の取り扱い製品でないのに修理対応などもできません。こういうところをはっきり書いておかないと、一番、問い合わせをしやすいところに人は修理相談を持ち込みますからね。
ただ、auさんが動作確認した機種で一部機能に制限がある可能性がある機種というのは掲載がありました。ここにソニーのSIMフリースマートフォン「Xperia」は掲載されていませんので、特に制限はなさそう、という安心はさせてもらえます。
なお、再三当店blogでもご案内していますが携帯電話各社で使っている周波数バンドは違っています。キャリアで販売しているスマートフォンは自社の周波数帯を中心に対応するモデルを販売しているため、ドコモのスマートフォンはauの通信回線ではすべての周波数を利用できません。auのスマートフォンがソフトバンクの回線ですべての周波数対応をしていないというも一緒です。
Xperia 1 | SO-03L | SOV40 | 802SO | J9110 | ||
docomo | au | SoftBank | ソニーストア SIMフリー |
|||
ドコモ、ソフバンの メインバンド |
Band 1 | 2.1GHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天のメインバンド | Band 3 | 1.7GHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソフバンの プラチナバンド |
Band 8 | 900MHz | 〇 | 〇 | ||
Band 11 | 1.5GHz | 〇 | 〇 | |||
auのメインバンド | Band18 /26 |
800MHz | 〇 | 〇 | ||
ドコモの プラチナバンド |
Band19 | 800MHz | 〇 | 〇 | ||
Band 21 | 1.5GHz | 〇 | ||||
各社プラチナバンド | Band28 | 700MHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Band 41 | 2.5GHz | 〇 | 〇 | |||
Band 42 | 3.5GHz | 〇 | 〇 | 〇 |
.
こちらは「Xperia 1」の各キャリア毎の対応周波数を表にしたものなんですが、キャリア毎にこれだけ使える周波数に違いがあります。docomoやソフトバンクのスマートフォンをauで使おうとするとauのメインバンドであるBand 18のプラチナ回線が使えなくなります。この周波数は街中や地下などの入り組んだところで使う電波です。屋内では非常につながりの悪い携帯電話になってしまう可能性があります。
ソニーストアで販売しているSIMフリーモデルはこれらの周波数もほぼ全てカバーしています。どこのキャリアのサービスで使っても通信しやすい端末になっているわけです。
ということで、今回のauの「povo」も普通に申し込みができます。
希望のSIMは「au ICカード」を選びます。SIMカードのサイズはナノSIMで送られてきますが、現在発売されているスマートフォンはほぼ全てこのサイズです。
povoの契約手数料は0円とのこと。SIMカード代ってかからないんですね。
月額料金は税別2,480円で税込み2,728円になっています。通話料は別途で5分以内の通話料は無料などもありません。電話をかけることはほとんどなくて、受けることがたまにある程度、データ通信が主、と言う方でしたら、ahamoよりもお得に利用ができます。
「トッピング」と呼ばれるオプションサービスもありますので、特定の日にだけデータ通信が多くなりそうな日は、そちらを利用して一時的に20GB制限をなくすことができるなどもpovoの特徴です。
私でしたら「ソニーフェア」というイベントがあるときだけ外出先で通信量が増えるので、そのときだけこういうサービスを利用するのはありかも。
申し込みの途中で免許証を写真撮影して画像アップロードするところがありましたが、あとはクレジットカード情報を入力するくらいであっという間に終了。
2日後には本人確認で免許証の提示が必要な状態で宅急便でSIMカードが到着しました。
箱の中から出てきたのは1枚ペラの説明書とSIMカードの台紙だけです。
ICカードは台紙から外して、スマートフォンに取り付けてください、と、なっています。
電話回線の利用方法については特に案内はなく、発信テストはこちらまで、という内容です。
なお、サービスをやめるときは解約手続きをするだけでSIMカードの返送などは必要がないそうです。なるほど、超簡単です。
ということでSIMカードをソニーストアのSIMフリースマートフォン「Xperia 5」のSIMトレーに入れます。ソニーストアのSIMフリースマートフォンはデュアルSIM仕様と言って、2つの通信カードをいれることもできます。ここではSIM1の方に入れていますが、すでにドコモなどの回線をお使いの方はSIM1にメインのカードを入れて置き、SIM2というところにpovoのSIMカードを入れる事もできます。
そうすると2つの電話番号を1台のスマートフォンで利用することが可能。データ通信は自分で選んだ方のSIMカードで行うことができます。
SIMカードを入れただけでは通信ができなかったのですが「設定メニュー」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット設定」で無線LANを使ってアクセス情報をダウンロードすれば自動で設定が終わります。
APNを見ると先ほどまではなかった「5G NET」というものが追加されていて、これで通信するようです。自分での文字入力などの設定はなしでデータ通信ができるようになりました。
自宅のベランダに持ち出して、nPerfというアプリを使って通信速度のテストをしたところが上記のものです。
なんとpovoのauが一番良いスコアでした。これはバンド1という高周波の周波数帯域を使っているからみたいで、圧倒的なスピードを出してくれています。楽天モバイルも我が家からはローミング回線を使うことになっているので同じau回線を使っているはずなんですが、Band18という低い周波数を使っているからかスピードは半分以下でした。
ちなみにドコモのahamoですが、うちのベランダでは4G通信ですが玄関側では5G通信ができるので200~400Mbpsという超スピード通信ができます。3月以降、ドコモの5Gエリアが急速に増えているので一般的にはahamoを使った方が速い通信速度が楽しめるかも。povoでも5G通信が利用できるらしいのですが、利用できるようになるのは夏以降なんだそうです。
ドコモの5Gも昨年の春からサービスをはじめているのに実際に電波をつかめるようになるまで1年近くかかっています。povoの5Gが使えるようになるのも時間がかかるかも。
ということで、auの新しい料金プラン「povo」の利用レポートでした。今日から使い始めたところなので、まだ自宅でしか通信テストをしていないのですが、通勤途中に自宅や新橋周辺の電波状況を含め、いろいろ試してみたいと思います。
しかし、スマートフォンの使い始め、超簡単になりましたね。初めてスマートフォンを手にしたのは2010年のXperia X10だったんですが、あのときは料金プランを含め、ドコモさんでいろいろ相談して購入しましたが、今回はpovoでの申し込みが15分くらい。あとはソニーストアのSIMフリースマホ「Xperia 5」を64,900円で購入したらSIMカードを挿すだけですよ。
これで月額2,728円でほぼ通信し放題ですからね。(月に20GBもの通信量が利用できるって、よほどのヘビーユーザーさんでなければ使いきることはないですから)
もう、今後はキャリアの窓口で時間をかけてスマートフォンを買う事ってないんだろうなぁ、と、今回はつくづく思いました。
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 5 (J9260) |
ソニーストア価格: 64,900円+税 |
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発売日 | 2020年8月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 II (XQ-AT42) |
ソニーストア価格: 118,800円+税 |
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発売日 | 2020年10月30日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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