【レビュー】土木VLOGに挑戦!『さようなら内間木橋』と「ZV-1」の外付けマイク比較レポート
「絶メシ」動画でばかり利用しているソニーのVLOGCAM「ZV-1G」ですが今回は目先を変えて土木VLOGに挑戦してきました。それだけだと、またまた私が遊んでいるだけの動画になってしまうので、ZV-1に装着できる代表的な外付けマイクをいくつか装着して、その音質の違いを紹介したいと思います。
またまた、ちょっと長い話になりますがお付き合いください。
こんにちは、店員佐藤です。
超絶ローカルネタになるというか、地域の方もご存じない方がほとんどだと思うんですが、市のはずれにある老朽化した橋が取り壊しになるそうで7月1日から通行止めになるという話を耳にしました。
その橋は「内間木橋」という名前の橋です。
google mapを貼っていますが、これも地図の更新があるとなくなってしまう橋になります。近くに「朝霞大橋」という立派な橋がかかっていて、こちらが将来バイパス道路として和光市から川越まで抜けられる大きな通りになります。
その脇にかかっている橋で、私は荒川サイクリングロードを利用するときにたまに利用している橋です。
朝霞大橋のおかげで、役割を果たしたというか使命を終えた感じなのかもしれません。
先日の定休日、6月29日に現地まで行ってきたのですが、撮影は新発売のVLOGCAM『ZV-1』で記録にとどめできました。
『ZV-1』はサイバーショットRX100M7を動画撮影用に作り直した様な新コンセプトのカメラです。ボディがメタルから樹脂製になっていたり、レンズが24-200mmだったものが24-70mmになっていたり、さらには動画撮影に特化したボタンをいくつか搭載させていたりします。
RX100シリーズの焼き直し版という見方もできますが、RX100M7に搭載された最新機能を全部搭載した動画撮影専用カメラとしてみると、実はこれものすごいおトクなカメラ。
最新のα9シリーズなどに搭載されているトラッキングAFも使えるし、動画撮影中のAF追従のスピードはおそらくこのカメラが最速になっていると思います。
これでカメラ本体の価格がRX100M7の145,000円(税別)に対して、ZV-1は90,819円(税別)です。RX100M7よりも45,000円も安いって何事でしょう!?
実はものすごいコストパフォーマンスの高いカメラなんです。
いま、高画質なコンパクトカメラを買うなら、私だったら「ZV-1」を間違いなく選びます。
ということで「ZV-1」をグリップ付きで持ってきて、動画と静止画を交互に撮っていきます。写真と動画を交互に撮るときは写真用のプログラムオートにしておき、これでシャッターボタンとRECボタンを使い分けて撮っていきます。
動画メインで撮るときは動画モードにしておいて、動画撮影だけして、もしも静止画が必要だったら撮影した4K動画から切り出す、ということをカメラ単体で行っています。
作られてから40年ほど経つ橋らしいんですが、全体に鉄筋だけで作られている仮設の鉄橋みたいな橋でした。なんで、この橋だけ、こんなに雑な作りなんだろう?と、思っていたのですが、もしかすると朝霞大橋の計画があって、それまでのつなぎの橋、という位置づけだったんですかね。
ここまでは折りたたみ自転車でやってきています。クルマではないので大きなカメラバッグなどは持ってこられなかったというのも「ZV-1」だけで撮影する理由なんですが、自転車なら橋の姿を走行しながら撮れるかな?というのもありました。
この自転車にはソニーのカーナビ「NAV-U」用のアダプターがついているんですが、ここに三脚穴があればカメラ本体を装着できるため、これで撮影に挑戦。
結果的には、アクションカム程度のサイズなら揺れはないのですがカメラ本体がやや重くなるため揺れがかなり出ます。ZV-1搭載の手振れ補正はRX100シリーズよりも徒歩時に効きが良くなるように設計されているそうですが、それでもややブレが大きく、これは実用的ではないようです。
ちなみにシューティンググリップを装着した時のZV-1Gですが、持ち歩きにはやや苦労すると思います。というのもポケットサイズのサイバーショットRX100やZV-1本体だけならポケットにも入るし、カバンにも入れやすいんですが、シューティンググリップを付けると24cmほどの長さになります。
これを収められるバッグってなかなかなくて、ショルダーバッグなどに入れても収まりが悪くなります。
私はアクションカムのシューティンググリップ撮影&ジンバル撮影のときから、こんなチョークバッグみたいなものを使っています。
やや底が深いケースになっているので、全部すっぽりとは入らなくてもカメラ本体が収納できます。ZV-1GでVlogを始められる方は、こんなバッグを探すと便利かもしれません。
それと、今回はミニドローンも持っていきました。一昨年の年末に購入したもので当店blogでは紹介をしたことがありませんが、本体が200gを切る小型ドローンで、特に申請なども必要なく飛ばす事ができます。
ただ、どこででも飛ばせるわけではなく「ドローン禁止」とか「ラジコン飛行機禁止」となっているところでは常識的にいって飛ばす事はできないし、人が大勢居るところでも飛ばすのはためらいます。なので、こうしてたまに河川敷で撮影練習をするくらいなのですが、出番がやってきました。
200gもないおもちゃのドローンですが、それでも高度150mくらいまで上がれます。HDカメラを搭載していて、microSDカードにAVIファイルで動画記録もすることができるんですが、出力されたAVIファイルは互換性が薄く、VEGAS ProやAdobe Premiere Rushでは読み込みができません。動画フォーマット変換ソフトを使ってMP4にしてから編集に使いました。
揺れも大きいので、比較的安定したシーンを選んでつかうのがコツです。
橋の下をドローンにくぐらせたいところですが、とても操縦する自信がないので、そういう危ない橋は渡りません。(この場合はくぐりません)
荒川との境にある朝霞水門からは内間木橋と新しい朝霞大橋の両方が一度に見られます。こうも交通量の違いがあると比較にはならないかも。
ここではシューティンググリップを三脚代わりにしてインターバル撮影をします。1秒間隔で写真を撮って、15分も撮り続けると、あとで30秒のタイムラプス動画に編集できます。これもVLOG素材にします。
そして日付は変わって昨日、7月1日の朝、内間木橋は通行止めになり近づくこともできず、バリケードを張っている最中でした。
看板も2日前には「通行止めになります」だったものが「通行止めになりました」に変更されています。
個人的に特に困る道でもないのですが、今まで普通に通ることができた道がなくなってしまうというのは、かなり残念な気分になります。
ここまでの動画をまとめて編集します。
動画編集には、ZV-1Gの購入特典として用意されている「Adobe Premiere Rush」を今回も利用しています。Windows PCでも、Android スマートフォンでも、iPhoneでもクラウドにあがった編集素材を使ってどこででも編集ができるという夢の様なソフトウェアで、自宅と会社のPCでもデータの同期をとる必要もなくどこからでも編集作業ができます。
簡単な基本的な編集操作機能しかないのですが、こういう2~3分のミニ動画を作るのであれば全然充分。それよりも編集に時間を取られずにサクサクっと完成させられるのが良いですね。
今回はドローンの動画変換などの手間があったのと、テロップを一生懸命入れたので3時間ほどかかって編集していますが、完成したものがこちらになります。
これを見て懐かしむ方も少ないと思います(なんせ人通りが少ないところなので)が、感謝の気持ちを込めて地元の土木記録VLOGでした。
4Kで撮影&編集しているので4Kブラビアでも高画質に見られると思います。
さて、この動画だけだと、完全に私のローカルVLOGにしかならないので、多少、当店blogの読者様に参考にしていただける記事も付け加えたいと思います。
「ZV-1」にはインテリジェントアクセサリーシューが搭載されているのと、通常2個のところを3個のマイク搭載にすることで指向性をつけた高音質仕様のマイクになっています。
先ほどの「さようなら内間木橋」のVLOGには私のナレーションが入っていますが、最初のところだけ正面から撮っていて、それ以外はカメラの背面から音声を入れています。そのため前半と後半ではナレーション音声の聞こえ方に大きな違いが感じられると思います。
これがマイクの「指向性」の違いになります。正面の音は拾いやすくて、背面は入りにくくなっている、というわけです。
動画撮影で音声収録に力を入れたいシチュエーションというと演奏会などの撮影があるかと思います。そういう時にステレオマイクにするのかガンズームマイクにするのか、ワイヤレスマイクを使うのか、という選択をされることもあるかと思います。
一番良いのは音声は別撮りで、PCMレコーダーなどをステージの一番近いところで撮ることで、カメラから音声を収録することではありません。ですがワンマンオペレーションなどで制約のあるところではそんな事もしていられません。
ステレオマイクの「ECM-XYST1M」とガンズームマイク「ECM-GZ1M」と、Bluetoothマイクの「ECM-W1M」で比較録音をしてみました。
これをご覧いただくと、それぞれのマイクの特性がおわかりいただけると思います。
離れたところの音声を録るなら「ガンズームマイク」と、思い込んでいる方がいらっしゃいますが、これは指向性が高いだけで遠くの音を録るためのものではありません。遠く離れるとその分、音量が小さくなることもわかるかと思います。
なお、Bluetoothワイヤレスマイク「ECM-W1M」ですが、これは元々ハンディカム用のアクセサリーになります。ソニーハンディカムでは5.1chサラウンド音声の収録に対応したモデルがあり、そのセンターチャンネルの音声をワイヤレス収録して、サラウンド音声はハンディカムのマイクで録ってミックスする、という機能があります。
VLOGCAMには5.1ch音声収録の機能はないので、5.1chミックス音声は利用ができませんのでご注意ください。モノラルミックスは可能です。Bluetoothで、伝送される音声はリミッターがかかったような音声で、音楽収録などには向かないと思います。あくまでナレーション録音用という感じです。
音声録音のテストをした動画がこちらです。Adobe Premiere Rushで編集しています。
できればヘッドホンなどを装着して音声を確認していただくと、違いがよりわかりやすく感じると思います。
ユーチューバーさんみたいに自分で自分を撮る、というのは、今まで全然やったことがないのですが、追い込まれてやらざるを得ない状況に自分を追い込むと、なんとかできますね。w
内間木橋は、これからすぐに撤去されてしまうみたいです。いつものマラソンコースから近いところにあるので、これから変わっていく川の姿を見に行ってみます。
絶メシならぬ、絶橋、フォーエバ~。
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デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1/ZV-1G |
ソニーストア価格: 90,819円+税~ |
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発売日 | 2020年6月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:10,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア価格: 14,880円+税~ |
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発売日 | 2013年2月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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ガンズームマイクロホン ECM-GZ1M |
ソニーストア価格: 9,880円+税~ |
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発売日 | 2014年1月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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ワイヤレスマイクロホン ECM-W1M |
ソニーストア価格: 19,880円+税~ |
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発売日 | 2014年1月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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