【レビュー】4K放送開始前の4Kデジタルチューナー『DST-SHV1』開梱レポート
ソニーから11月8日に出荷がはじまった4Kデジタルチューナー「DST-SHV1」なんですが個人的に購入した自宅用のチューナーが届きました。昨夜、帰宅してからですが開梱&初期設定をしてみました。
12月1日からの本放送前で、まだ番組の放送はないのですが現時点ではカラーバーなどの4K試験放送を観ることができます。
開梱&セッティングレポートをお届けします。
■ソニーの4Kデジタルチューナー「DST-SHV1」が自宅に到着
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーの4Kデジタルチューナー「DST-SHV1」ですが、実は大変な事が起こっています。
いつもであれば一般の方へ出荷される前日には店頭に展示機が届くので、それを使って開梱レビューレポートをお届けしているのですが、今回はそれが当店に入荷になっていません。お客様ご注文分を優先して店頭展示は控えるように通達も出ています。
こういう措置が出るときは「SEL2470GM」とか「SEL70200GM」とか、お客様に「お詫びとお知らせ」が出るレベルの品薄のときだけなんです。
ソニーストアではまだ放送開始日の12月1日お届け目安でオーダーを受け付けていますが、実はものすごい品薄状態になっているみたいなんです。世帯普及率でまだ9%ほどという4Kテレビですので購入する方が殺到している、ということはないと思うんですが、著作権保護のためのチップACASが夏まで規格として策定されていなかったりしていますので、そのACASのチップの生産が間に合っていないんじゃないか?なんてことも想像ができてしまいます。
そんなわけで今回紹介するのは、自腹で購入した機器で自宅で開梱レポートをしていることを先にお断りさせていただきます。当面、店頭での展示は行っていませんのでご了承ください。
さて、自宅に届いた「DST-SHV1」のパッケージはこちらです。ソニーストアで3年ワイドで購入させていただきました。購入明細書の1行目に3年ワイド保証のことが記載されていますが、この購入明細書が保証書の代わりとなりますので、これは捨てずにちゃんととっておく必要があります。
さて、こちらのパッケージの開梱の前に自宅のマンションのアンテナ設備について紹介したいと思います。
当店では何度も繰り返してご案内をしているので耳タコな方もいらっしゃるかと思いますがお付き合いください。
■4K8K放送完全受信のための左旋電波対策の話
12月1日から始まる4K BS放送ですが放送には右旋電波と左旋電波の2種類を使っています。右旋電波は従来のBS放送と同じ方式で、この方法でNHKと民放5局の4K放送が行われます。
NHKと民放局の4K放送を観るだけであれば既存のアンテナ設備をそのまま使うことができます。工事の必要はありません。
左旋電波ではWOWOWやスターチャンネルを始め有料放送の4K局が放送されます。こちらは今までとは違う電波方式で放送されるためパラボラアンテナを変える必要があるのと、従来よりも高い周波数を使って伝送するためブースターや混合器、分波器などを全部入れ替える必要があります。
相当な出費になるのですが、国が助成金制度を用意しておりアンテナをのぞく混合器、分波器、ブースターなどの部分は指定業者からの申請があれば金額負担をしています。マンションなどの集合住宅では莫大な金額がかかるのですが、この制度をいち早く知った管理組合さんなどはすぐに申し込みをしていて夏には予算を使い切ってしまいそうな勢いで申請があり、現在は集合住宅の申請については一時停止しているそうです。戸建て向けの申請については今も受け付けているところなのですが、マンションについては再開までちょっと待つ必要があります。
で、私の住んでいるマンションではいち早く管理組合が動いてくれていたようで8月の中旬にはマンション設備のアンテナ、ブースター、中継器などをすべて4K8K対応機器に入れ替える工事をしており、10月下旬からは戸別に室内配線の更新を始めています。
我が家も1週間前に工事申請をして端子の入れ替えをしてもらいました。
入れ替えをするのはテレビアンテナ端子だけです。コンセント部分にアンテナとLANジャックなどが集中配線されているところが各部屋に1カ所あるのですが、これを4カ所入れ替えることになります。
配線工事が出来るようにコンセント周りに場所を作っておいてほしい、空けておいて欲しいという連絡があったので工事があった日曜日は朝から大掃除状態でテレビや棚をどけていました。
妻にコンセント周りをあけておくように話をしたら「なんのために?」という話になり、12月から始まる4K放送の受信のため、という話をしたら「なにそれ?」ということになり、イチから12月1日に4K放送が始まって、その対応チューナーを買ってあって受信のための工事で、これが済めば大晦日にはNHK紅白歌合戦が4Kの高画質放送で楽しめるんだ、という説明まで一気にすることになりました。
4Kの認知度の低さを自宅で思い知った次第です。
さて、4カ所あるアンテナ端子ですが工事は3人の方がお越しになってバラバラに作業を始めたため一瞬で終わってしまいました。
今回、変更になったアンテナ端子がこちらです。写真左が新しい4K8K対応のモノで、写真右が今まで使っていたアンテナ端子になります。
裏返してみると従来使っていたモノでもちゃんとシールドされているものでした。
左旋電波の伝送には2.2GHzから3.2GHzまでの高い周波数を使います。問題は無線LANやBluetoothでも使う2.4GHz帯をまたいでいる点で、電波が漏洩するとWi-Fi通信やBluetooth通信が遅くなったり混信したりする可能性があります。そのためアンテナ同軸ケーブルがむき出しで配線されていたりするのが問題になるんですが、電波漏洩対策ではなく、単に高い周波数に対応した端子に変更するだけ、ということのようです。
最後に電波のチェックをしておわりです。チェッカーの画面を見ると左旋CS放送でチェックをしているのが見えます。
これで自宅の左旋衛星放送の受信対策が完了。あとはDST-SHV1の到着を待って、12月1日からの4K本放送が始まるのを待つばかりとなるわけです。
■4Kデジタルチューナー「DST-SHV1」の開梱とセッティング
ということで、前置きが長くなりましたがここからはソニーの4Kデジタルチューナー「DST-SHV1」の製品版実機の開梱レポートです。ここまで左旋電波受信のための道のりを長々と説明してきましたがNHK BS4Kと民放の4K放送を観るためだけでしたらここからご覧いただくだけで大丈夫です。ここまでの話は忘れてください。
やや大きめのダンボール箱を開けていき、中から同梱品を取り出していきます。ソニーの「DST-SHV1」にはHDMIケーブルが付属するのが嬉しいところ。対応するHDMIケーブルは4K HDR対応にするために18Gbps対応のプレミアムハイグレードケーブルが必要になるのですが、そういうよくわからない話を飛ばして、これを使ってください、というのはわかりやすいし、親切だと思います。
本体の他にHDMIケーブルとリモコン、そして取説が入っているだけのシンプルな内容になっています。
ここでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、実際にセットアップするためにはアンテナケーブルも必要になります。これが割と重要。
アンテナケーブルですが、手ひねりで自分で作ったケーブルなどは電波の漏洩があるので使えません。ちゃんとシールドされたものを用意する必要があるのと、分波器も従来より高い周波数を使うので「SH(スーパーハイビジョン)マーク」がついたものか、4K8K対応と記載されているモノを用意する必要があります。
どこのメーカーのものでも良いのですが我が家では安心のエレコム製で揃えてみました。デザインが統一されていてちょっと見栄えも良いかも。
そして、アンテナ配線についてもちょっと注意が必要になります。
今まで、テレビとBDレコーダーがあったとしたら、壁のアンテナ端子からBDレコーダーに地デジとBS用に分波して入れてあげて、そのスルー信号をテレビにそれぞれ接続する、ということをしていました。
ありがちなのがBDレコーダーから出力された信号をそこからDST-SHV1に入れて、さらにテレビに接続する、という、既存の機器をもっともいじらない手段なんですが、これだと左旋電波がBDレコーダーをするしない問題が起こります。
既存のBDレコーダーのアンテナ端子は2.2GHz~3.2GHzの左旋電波の伝送帯域をカバーしていません。BDレコーダーを通してしまっていは意味がないんです。ちなみに左旋は関係なく右旋電波しか受信する必要がないのなら、この話は関係ありません。
BDレコーダーからのスルー信号でも大丈夫です。
我が家では左旋電波も受信してみたいので、壁からのアンテナ線は1端子空けておきました。
ここから4Kデジタルチューナー用に分配器をつないで専用の線をひく、というわけです。
こちらはDST-SHV1の背面端子です。非常にスッキリしています。他メーカーさんの4KチューナーだとACアダプターが外部に出ていてコンセントまでの電源ケーブルが邪魔になったりしますがソニーの4Kデジタルチューナーは内蔵しています。
テレビ周りは電源だけではなくアンテナケーブルやLAN配線もあるのでとにかく煩雑になりがちです。ACアダプター内蔵もDST-SHV1の大きな魅力のひとつです。
こちらが背面端子です。無線LANは搭載していないので有線LANをつながないとインターネット接続ができないのですが、YouTube再生をしたりNetflix再生をしたりするわけではありません。データ放送の双方向通信をするためだけなのでDST-SHV1については特にLAN接続をしなくても良いような気がします。
HDD録画端子というのがありますが、ここにはUSB 3.0対応の外付けHDDが接続できます。容量は160GB~6TBまで対応しています。USB端子が2つありますがもうひとつはファームウェアアップデートなどの時に使うためのサービス端子でユーザーが使うことはできないそうです。
ということで、あとは必要な配線だけをテキパキとやっていきます。エレコムさんのアンテナケーブルをそれぞれ間違わないように接続。分波器と一体ケーブルになっているのですが、ケーブルの先にはどちらがBS用の端子なのか記載があるので間違えずに結線できます。
外付けHDDですが、これに4K番組録画します。地上デジタル放送が17Mbspでの放送なのに対して4K放送では33Mbpsという大容量信号になります。録画できるのはDRモードだけで4K番組は地デジの半分くらいという目安になります。
今回はまだテスト用につなげるだけなのでコンセントを消費しないポータブルタイプの1TB HDDを用意しました。地デジで約122時間、4Kだと約63時間という録画時間になります。
外付け HDD容量 |
地上デジタル放送 | BS4K/CS4K放送 |
2TB | 約244時間 | 約126時間 |
3TB | 約366時間 | 約189時間 |
4TB | 約488時間 | 約252時間 |
6TB | 約732時間 | 約378時間 |
.
4K放送だけであれば少なくても良いのですが、DST-SHV1は地デジ、BS放送も受信&録画できるダブルチューナーになっています。テレビ本体のチューナーの代わりに使うことになり、一時的なタイムシフトのためだけの録画をすることになると容量はある程度あった方が良いでしょうね。
SeeQVaultなどの対応はありませんが、本番運用時には3TBくらいはあった方が良いかなー。
複数台のHDD登録に対応しているので安くなっている4TB HDDを使って、容量がいっぱいになったらまた買い足してつなぎ直して、という使い方もありだと思います。
DST-SHV1にはUSB 2.0規格の外付けHDDも接続ができますが、4K録画のためにはUSB 3.0が必要になります。USB 2.0のものを使うと4K放送の録画ができない可能性があるのでご注意ください。
さて、そんなわけで自宅のダイニングテレビ「KJ-43X8000E」に接続がすみました。今までUHD BDプレーヤー「UBP-X800」をつないでいたのですが、他にPS4とBDレコーダー、サウンドバーを接続していたら、もうつなぐところがなくなってしまったので、なくなくUBP-X800はリビングのブラビアへ引越です。(すでにオーダーしているプレイステーション クラシックをどうすれば良いのか思案中)
写真ではわかりにくいのですがDST-SHV1は初代PS4と同じ幅なんですね。奥行きがちょっと短いのですが上手いこと積めました。
初期セットアップは対話方式で進むので画面を見ながら操作するだけです。
ただし、まだ4K本放送が始まっていません。試験電波は流れていますが、それだけでは受信設定に必要な信号がないようで上記の様な画面になります。これは12月1日の本放送以降か、11月20日過ぎには予約録画のための番組表のデータ送信がはじまるそうなので、それ以降に初期設定をした方が良いのかも。
4K放送のセットアップはできませんでしたが、NHK BS4Kにチャンネルを合わせるとご覧の様にカラーバーは表示されました。
字幕表示にするとご覧の様に字幕表示も行われます。
番組説明を表示すると、ふむふむ、音声信号は22.2chで放送されているそうですよ。今は視聴者向けではなく放送業者、ケーブルテレビ局のための調整電波の送信をしているんですが、DST-SHV1の動作チェックもこうして行うことができます。
チャンネルをひとつアップすると「NHK BS8K」でした。こちらはDST-SHV1は非対応の局になります。表示はご覧の通り「この受信機は、この番組に対応していないため視聴できません。」という表示になります。
番組表には登場します。ダウンコンバートで8K放送が4Kで観られるのかなーとか漠然と思っていたのですが、そういうことはできないようです。
ちなみにNHKで放送される「2001年宇宙の旅」の8Kリマスター版ですが、これは8Kで観ていただくための番組なので4Kダウンコンバートでの放送予定はないそうです。残念。
NHK以外の局もチャンネルアップして行くとカラーバーが表示されます。写真で見ると静止しているカラーバーですが、実はスクロールしていて斜め方向、横方向など局によって動く向きが違う感じで流れているんです。
聞いている話ではNHKがカラーバーを表示するのは11月11日までとなっており詳細スケジュールは非公開となっているそうです。もしかすると12日以降は見られなくなるのかな?(番組表をみると放送は続くようですが。)
11月下旬になると試験電波を発射するのと12月1日放送開始というキャプションが流れるそうです。
本放送の電子番組表(EPG)が表示されるのは11月24日の予定。24日になると本放送開始の12月1日の録画予約ができるようになります。
こちらは現在の4K BS放送の電子番組表です。
2019年12月から放送開始予定の「BS日テレ 4K」がはいるであろう4チャンネルは枠としては今のところなくて、1チャンネルがNHK BS4K、2チャンネルがNHK BS8K、5チャンネルがビーエス朝日、6チャンネルがBS-TBS、7チャンネルがBSテレ東、8チャンネルがBSフジ、という流れになっています。
10チャンネルはザ・シネマ4K、11がショップチャンネル、12がQVCとなっています。
2K BSとなんとなく似ています。
チャンネルロゴはNHKとテレ東だけついていました。
本放送開始前のいかにもテスト中というような番組表になっています。
こちらはCS4K放送の番組表です。11月1日と2日の日中にはムービングカラーバーの表示があったそうですが現在はND23(110度CS4K放送で一番高い周波数スロット)の放送波のみ送出しているそうで、番組など映像の送出はないようです。
11月20日以降に試験放送が始まるらしいのですが内容は不明です。
地上デジタル放送、2K BS放送も受信出来るので試してみると、なんかテレビのチューナーで観るよりも映像がシャープな気がします。テレビ側でチェックしてみるとDST-SHV1側で4Kにアップコンバートしているようで4K映像として地デジも2K BSも表示していました。
DST-SHV1の動作ですが、チャンネル変えたらすぐにキビキビ、という感じはなく、これはデジタル放送だから仕方がないんでしょうけど、デコードしたりする必要があるのかチャンネルの切り替えはやはりワンテンポ遅れる感じ。アナログテレビみたいなスパスパ動く感じがないのは仕方がないですね。
ただ、動作はすべてテレビ画面の上にオンスクリーンで表示されます。これらの操作にもっさりした感じはなく快適に動作します。
番組表を出して録画したい番組を呼び出すとあとはそのまま予約するだけ。(仮につないでいるポータブルHDDに録画してみます。)
これは誰がみてもすぐに操作できると思います。洗練された良いUIだと思います。
ただし、BDレコーダーみたいなルームリンク機能や、Video & TV SideViewを使った外からの録画予約機能、ワイヤレスお出かけ機能などは何もまったく搭載されていません。
スマートフォンと連動しようと思ってもなにひとつ対応していないので、そういう便利さを求めるならBDレコーダーを購入するしかありません。DST-SHV1はBDレコーダーの代わりになるものではなく、あくまで4Kデジタルチューナーで録画機能はおまけ、という感じです。
※試験放送の録画ですが、DST-SHV1が仕様上最長8時間までの録画にしか対応できないため、12時間以上の放送が行われている試験放送では録画ができないみたいです。
付属のリモコンをみてみます。写真左がDST-SHV1で写真右がブラビアのKJ-43X8000Eのものになります。
ご覧の通り、昔のブラビア同様に「ホーム」ボタンがちゃんとセンター下に位置しています。「オプション」ボタンも「視聴中メニュー」という言いにくい名称ではなくオプションとして存在します。
Android OS搭載モデルになってから3年経って、写真右の新しいリモコンになんとか慣れようとしているんですが、WEGAの時から10年以上使っているデザインの方がやっぱり使いやすいんですよね。
ソニーのテレビはやっぱりこうじゃなくちゃ、というデザインにDST-SHV1はなっています。多分、テレビを観るときはテレビのチューナーではなくDST-SHV1のチューナーを地デジも2K BSも使うことになると思います。
外付けHDDに録画した番組を再生する際ですが、DST-SHV1ではCM毎にチャプターを打つ機能は搭載されていません。チャプターを編集する機能もついていません。なので10分毎に打たれるチャプターを使うだけなのですが、ここに「30秒送り」というボタンがあるので、これを使ってCMジャンプをすることになりそうです。
ブラビアのリモコンにはこうしたボタンはないので、外付けHDDに録画をして使っている人にもDST-SHV1の方が使いやすく感じられるかも。
妻が大好きな「録画」ボタンもあります。大昔の「見て録」ボタンと同様で、表示している番組をその場で録画してくれるボタンです。これがないと録画ができない私の妻にはありがたいボタンになるはず。
上部のチャンネルボタンです。電源連動はしているのでDST-SHV1の電源ボタンを押せば、テレビもオーディオシステムも連動して電源がつくのでDST-SHV1でのテレビ視聴がボタン一発で可能になります。
BS4KとCS4Kの切り替えは「4K」ボタンを押す毎に切り替わります。
試してみたところ「チャンネルポン」には対応していませんでした。残念。チャンネルポンが付いてたら、これは満点だったんですけどね。(^^)
※チャンネルポンはソニーブラビアユーザーでしたら全員ご存じの機能で電源が切れている状態でもチャンネルボタンを押せば、そのチャンネルをつけた状態でテレビの電源がオンになる機能です。日テレを観たいときは4チャンネルのボタンを押すだけでテレビが起動します。ネーミングがすごいんですが便利さもすごい機能です。慣れると当たり前になってしまうんですが。
以上、自宅での開梱&セッティングレポートでした。
■お店に持ってきて右旋電波環境でも試してみました
さて、ここからは今朝の話です。あまりまだ環境的に少ないであろう4K放送完全視聴対応環境ではなく、普通のお宅と同じ右旋電波だけしか受信出来ない環境でもテストしてみよう、ということで、お店にもDST-SHV1を持ってきてみました。
店頭展示しているわけではありません。動作検証のために一時的に持ち込んでいるだけです。
右旋電波しか来ていないはずなのでBDレコーダーからのスルー信号でも問題はないのですが念のため、壁のジャックからアンテナケーブルをつないでスルー信号をブラビアに入れました。
有線LANは接続していませんがあとはこれで自宅と同じ環境です。
電源を入れてNHK BS4Kを受信させてみると。。。
あれれ? 自宅を出発する直前に試したときは映っていたNHK 4KBSのムービングカラーバーが表示されません。あれれ、どうなっているんでしょうね!?
DST-SHV1にはアンテナのレベルメーター機能も搭載されています。こちらによるとNHK BS4Kのチャンネルにも信号は来ていて問題のない強度の信号が来ていることがわかります。
いろいろ試してみたのですが、よくわからずそのまま時間だけ過ぎていくのですが17時なったところでNHK BS4KとBS-TBS 4Kで試験電波の発射がはじまりました。どうやら昼間は試験放送をお休みしているみたいですね。
昨夜は右旋全局からカラーバーが発射されていたのですが、毎日こうやって不定期に放送があるのかも。
お店のブラビアA9Fで試してみてわかったことが2点。NHK BS4KのカラーバーはSDR放送なんですが。。。
BS-TBS 4KのカラーバーはなんとHDR放送になっていました。見た目の違いはわかりません。
また、BS-TBS 4Kのカラーバーは1080pとなっているので実は2K放送をしていることがわかりました。それでもDST-SHV1からブラビアに送られる信号は4kにアップコンバートされています。
昼間は4K放送が映る確信が持てなかったのですが、これで安心しました。お店の受信環境も右旋放送だけだったらこのまま観られます。よかったよかった。
なお地デジと2K BSも普通に映ります。こちらはホーム画面から「設定」を呼び出したところです。
こうした設定画面もすべてオンスクリーンでテレビ画面の上に表示されます。
HDMI機器制御設定では電源連動などの機能が設定できます。通常は連動機能がすべてオンになっているのでDST-SHV1の電源を入れればテレビの電源がつくし、テレビの電源を切ればDST-SHV1の電源も切れます。
連動させたくない人はここの設定を切ると独立で動きます。
映像出力、音声出力の設定は対応フォーマットの設定のみとなっています。画質調整項目などはないので、そういう設定はテレビ側を操作することになります。
NHK BS4Kではまだ放送が始まっていないので、こうしたメッセージが表示されませんが、2K BS放送ではご覧のNHKからのメッセージ表示があります。
今までであれば使っている受信登録されたB-CASカードを挿すことでメッセージが消えていましたが、4Kチューナー搭載テレビ、チューナーではACASという内蔵チップでの制御となっています。
NHKと契約済みの方はACAS番号を控えて一度連絡することでメッセージを消せます。
☆NHK公式ホームページ「BSデジタル放送 メッセージ消去のお申し込み」はこちらから
※スマートフォンからでも申し込みができます。
ACAS番号はホーム画面から「お知らせ・情報」>「CAS情報」で16桁の番号が表示されます。
私も受信契約はしているので連絡すればメッセージはすぐに消せるのですが、NHK BS4K放送ではどんなメッセージが表示されるのか興味があるので、それまで契約連絡を待ちたいと思います。
ということで、店頭展示ではなく私物の「DST-SHV1」の開梱レポートでした。お店の電波環境の調査のためもうしばらく置いてありますが、あくまで私物です。店頭展示は展示用製品の入荷後に行います。※ご来店いただいてもDST-SHV1の展示機の展示はありませんのでご了承ください。
DST-SHV1ですが当面は地デジ&2K BSチューナーとして使いながら録画機能、再生機能を楽しみたいと思います。
12月1日からの放送開始前の11月24日のEPG解禁日が次の4Kイベントです。放送開始まであと3週間、待ち遠しいですね。
展示機が用意できないほどの品薄状況になっているソニーの4Kチューナー「DST-SHV1」ですがソニーストアはまだ本日時点でも12月1日出荷目安でオーダーを受け付けています。
4Kブラビアをお持ちの方はいそいでオーダーをどうぞ!
【品薄製品ですがソニーストアならまだ12月1日出荷目安での購入が可能です!】
地上・BS4K・110度CS4K チューナー DST-SHV1 |
ソニーストア価格: 54,880円+税 |
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発売日 | 2018年11月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:3,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント オータムフェア特典あります 開店5周年記念ソニーロゴ入り手帳プレゼント |
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★ソニーストア 4Kチューナー購入者限定「スカパー!アンテナサポートキャンペーン」のご案内
★ソニー「ブラビアでBS4K/CS4Kを見よう!キャッシュバックキャンペーン」
★ソニー製品情報「BS4K/CS4K放送開始!4KブラビアでBS4K/CS4K放送を楽しもう! 」
☆当店blog 2018.11.6「BS4K 放送開始記念 民放4社共同企画『大いなる鉄路16,000km 走破 東京発→パリ行き』発表」
☆当店blog 2018.11.3「4K放送開始1ヶ月前 NHKから12月の放送予定が発表になりました」
☆当店blog 2018.10.25「NHKで黒澤明、溝口健二、小津安二郎の「4Kシアター」」
☆当店blog 2018.10.23「CEATEC JAPANで見る新4K 8K 衛星放送 番組ガイド」
☆当店blog 2018.10.17「新4K8K衛星放送は12月1日10時開始で決定! 」
☆当店blog 2018.10.10「ブラビアでBS4K/CS4Kを見よう!キャッシュバックキャンペーンのご案内」
☆当店blog 2018.10.9「NHK『紅白歌合戦』の4K、8K放送が正式発表」
☆当店blog 2018.10.1「レベルチェッカーで4K BS放送をチェック! DST-SHV1の受け入れ準備中」
☆当店blog 2018.9.15「録画するならソニーの4Kダブルチューナー『DST-SHV1』 4K BS放送の話のまとめ」
☆当店blog 2018.9.4「3分でわかるソニーの4Kチューナー『DST-SHV1』プレスリリース紹介」
雨の日もおうちでテレビを楽しもう! 6月は『新4K8K衛星放送で見ようよ!月間』
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Aclub@北海道
2018年11月9日 @ PM 10:08
北海道はBSチューナーが昨日届きました。
帆船模型作りが忙し、まだ箱から出していません。
明日はウォークマンのイベントに夕方から参加します。
tecstaffŔ
2018年11月10日 @ AM 8:12
コメントありがとうございます。
今週は帆船イベント週ですね。
4K放送はまだカラーバーしか放送がありませんので来週にでもゆっくりとセッティングをどうぞ。
すでにファームウェアアップデートも出ているみたいです。
ご来店をお待ちしています。
SO
2018年11月11日 @ PM 7:54
こんにちは
プレイステーション クラシックは、HDMIセレクターを使えば大丈夫だと思います。
tecstaffŔ
2018年11月13日 @ AM 11:49
コメントありがとうございます。
そうですね。
PS4とPSクラシックをセレクターで分岐するようにします。
(セレクターって買ったことがないんですが)
アドバイスありがとうございます。