『ペルセウス座流星群』をソニー”α7III”、“α7R3”で撮ろう!

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今夜は新月で月がまるで見えない夜になります。その2日後に最盛期を迎える今年の「ペルセウス座流星群」はかなり好条件での撮影ができます。

当店店頭で何度かご案内をしているのですが、流星群の撮影方法についてblog上でも簡単にご案内したいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

7月21日にk-tuneさんを講師にお招きして開催した2018年夏の天体イベント撮影セミナー。残念ながら皆既月食は関東地方では悪天候のため観測できませんでしたが、大接近中の火星はご覧になれたでしょうか?

今度の日曜日はいよいよ、メインイベントの「ペルセウス座流星群」がやってきます。

ペルセウス座流星群の概要については国立天文台のホームページで詳しく解説されていますので、そちらでご覧いただくとして。。。


☆国立天文台公式ホームページ「ペルセウス座流星群2018」

日本では毎年安定して3回大きな流星群が見られます。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」、そして8月にある「ペルセウス座流星群」があるのですが、ペルセウス座流星群だけは極寒状態でない条件の良い時期に観察ができます。

「条件が良い」の基準は月の位置になります。月があがっている夜空だと、月が明るすぎて暗い星などは見えなくなります。流星群も明るいモノばかりではないのでできるだけ暗い空で見られるのが理想なんですが、今年のペルセウス座流星群はそれにあたります。

8月13日(月)の朝10時に極大点といって一番流星が増える時間を迎えるため、見どころは8月12日の夜から8月13日の明け方となります。月は8月11日が新月なのでほとんど月の影響を受けない状態で流星群が見られる、というわけです。

曜日的にもお盆休みにかかるところで、8月11日土曜日から夏休みに入っている方も多いと思います。大チャンスなんです。

流星群の見方ですが放射点という流星が飛んでくる方向が決まっています。13日0時時点で北東のご覧の場所になるので、夜、北東の方向に全体をまんべんなくぼーっと観ていると1時間の40~50個の流星群が見られる、というものになります。

これをソニー”α”で撮影してみよう!というわけですが、撮影には独特の設定が必要になります。

まず、撮影に必要なものですがソニー”α”、出来れば高感度の撮影をしたいのでフルサイズセンサー搭載機がオススメ。

それと三脚、レリーズ(リモートコマンダー)、そして開放F値の小さい明るいワイドレンズが必要になります。

花火などは絞って撮影するので開放F値はあまり重要ではないのですが、星景撮影では基本的に絞り開放で撮影します。明るいレンズであればそれだけシャッタースピードを短くしてISO感度も下げて高画質な撮影ができます。

堂平山の夜
“α7R3″+SEL1224G F4 20秒 ISO2000 665枚 比較明合成

撮影時のコツですが、まずはシャッタースピードの設定が独特のものになります。星の撮影ですが地球は自転しているため星は常に動いています。長時間露光なので星がグルッと回るように軌跡を長くしている写真などをみることがありますが、それは地球の自転のためです。

短時間の撮影でも星は動いてしまっているため長時間露光などをすると星は点ではなく流れて見えて写ることがあります。画角によって許容されるシャッタースピードは変化するのですが、目安としてシャッタースピードを割り出す公式があります。

「500」÷焦点距離=シャッタースピード

というものです。これを当てはめてみると。。。

85mmレンズの場合 500÷85=5.8秒
35mmレンズの場合 500÷35=14.2秒
24mmレンズの場合 500÷24=20.8秒
16mmレンズの場合 500÷16=31.2秒
12mmレンズの場合 500÷12=41.6秒

となります。ここまでのシャッタースピードであれば星がぶれているようには見えない、という公式なのですが、最近の高感度カメラ、高解像度レンズだと、この数値よりももうちょっと短くしないと流れているように見えてしまうようです。

私の感覚だとこれよりも3割くらい短い時間にした方が良い気がします。

DSC00013.jpg
“α7S”+SEL1635Z 15秒 F4.0 ISO3200

絞り開放でシャッタースピードが決まるとあとはISO感度の設定で明るさを調整するのみとなります。

ISO感度は実際に現地で撮影してみて空が明るくなりすぎない、ギリギリのところまであげることになります。街中で光害が多いところだとISO感度400とか800くらいまですると空がかなり明るくなってしまいますが、光害の少ないところで月がなければISOは3200、6400くらいまであげられます。

このあたりは実際に撮ってみてその場で設定をしていくことになります。

その他、ホワイトバランスは好みで設定。太陽光で撮ると空全体がオレンジっぽくなり、電球/白熱灯にすると、昔からイメージしている青い宇宙になります。見た目に近い色にする際は色温度設定で4000K前後にすると良いようです。

以上の設定で撮影すれば星景写真が撮れますが、今回は流星群といういつ飛んでくるかわからない物を撮影します。

星景写真の主な設定
カメラボディ フルサイズセンサーがオススメ
レンズ できるだけ明るいワイドレンズ
シャッタースピード 500÷レンズの焦点距離の3割引きくらい
絞り 開放(一番小さい数値)
ISO感度 お好み(実際に撮影してみて設定)
ホワイトバランス お好み(4000K前後がオススメ)
フォーカスモード マニュアルフォーカス

上記の設定で、連続撮影をすることになります。

“α7II”や“α7R2”、“α7S2”時代はCamera App機能にインストールする「タイムラプス」アプリを利用することで自動で連続撮影をすることができましたが、“α7III”や“α7R3”世代になるとカメラアプリが使えなくなっています。

そこで利用するのがプログラム機能付きのレリーズです。amazonで1,500円前後で購入する事ができます。

“α”を連続撮影モードにして純正のレリーズを使ってレリーズロックして連写させても良いのですが、こちらのプログラムレリーズを使うとリモコン側でシャッタスピードを1秒単位の任意の時間にしたり、撮影枚数の設定などを行うことができます。価格も安いのでオススメです。

ちなみにロワジャパンとNEEWERのリモコン見かけはまったく同じ様なものなんですが、ボタンの感触が違っていてロワジャパンンのモノの方がやや固めになっています。操作性はまったく一緒なのでどちらを使われても同じだと思います。

真ん中の「SET」ボタンを押してから5つのタブを順に操作していくのですが、左から「スタートから1枚目のシャッターまでの時間」「バルブ撮影時のシャッターを開く時間」「シャッターを閉じてから次のシャッターまでのインターバル時間」「撮影枚数」「動作音のオンオフ」となっています。

インターバルタイマーは最短が1秒設定になるので連続撮影的にはカメラの連写機能を使った方が有利なのかもしれませんが、15秒のバルブ撮影でのインターバル1秒程度であれば、あとから比較明合成しても切れ目は見えません。

DSC-RX100M6などもCamera Appの搭載がなくなってしまいましたが、今後のタイムラプス撮影では、こういうリモコンがあると便利です。

あとはフォーカスについてですがマニュアルフォーカスで合わせる必要があります。イチイチメニューからピント拡大を使うと、毎回大変なことになるので、あらかじめカスタムキー設定で「AF-ON」ボタンにピント拡大を割り当てておくと楽です。

フォーカスを合わせる際は「AF-ON」ボタンを押して拡大し、あとは明るい星をみつけて星の大きさが一番小さく見えるところをひたすら探します。

一度合わせたらあとはそのまま撮影すればピントは合っているはずなんですが、うっかりフォーカスリングを触ってしまったりすると、それ以降に撮影した写真は全部ピンボケになってしまい使い物にならなくなります。

タイムラプス撮影中でも、止められるようであれば一度撮影をとめてフォーカスの確認をしておくと大きな事故が防げると思います。(誰しも一度失敗すると、こういうのを気をつけるようになります。)

そしてノイズリダクション機能ですが、普通だったら長時間撮影した時は「長時間NR」をオンにしておきます。

長時間の露光をするとセンサーが熱をもってしまい、ないはずの信号を受けてノイズを移してしまいます。そのため、同じ時間シャッターを開かずに撮影をして熱ノイズだけを写し、引き算してノイズを消すのですが、これをやってしまうと15秒撮影したあとに15秒のお休みが発生してしまいます。

流星群撮影でこれを使うと半分の時間しか撮れなくなってしまうので長時間NRはオフにして使います。その代わりレンズを手で塞いで真っ暗な状態のものを1枚撮影しておけば、あと処理で引き算をしてノイズを消すことができます。1枚だけ真っ暗な写真を撮っておけばOKです。

DSC00018.jpg
“α7S”+SEL28F20+SEL057FEC 15秒 F3.5 ISO3200 25枚比較明合成

こちらは3年前に撮影した「ふたご座流星群」の写真です。流星が写っていた25枚の写真をピックアップして比較明合成で重ねて作った写真です。本当に流星って放射状に降ってくるのがわかりました。

これはポータブル赤道儀を使って回転する天体を追尾させながら撮影しているので撮れた写真なんですが、枚数が少なければ自分で合成して作ることもできます。

このときは天候が悪くて雲がずいぶん出ていたのですが、その気になれば手動合成でこんなこともできます。

 

で、気になる天気を調べてみると。。。

これは港区の予報なんですが、どうやら日曜日の夜は小雨がふるほどの天気みたいで、雲が厚そうですね。全国天気予報を見ると関東地方はほぼ全滅で太平洋側にやや晴れ間があるみたいな予報になっています。

東北地方は晴れマークになっているので東北の方、チャンスかもしれません。

ソニーのフルサイズEマウントレンズの広角ズームはSEL1635GMが「入荷次第出荷」ステータスになっているものの「SEL1224G」、「SEL1635Z」は現在翌日出荷になっています。まだこの夏の天体ショーにギリギリ間に合いますよ♪

 

【当店の天体撮影イベントレポート過去記事はこちらから】

☆当店blog 2017.12.13「α7R3で撮るタイムラプス『堂平山』星景写真撮影会」
☆当店blog 2018.2.2「アクションカムで撮る皆既月食」
☆当店blog 2015.12.14「“α7S2″で撮る『ふたご座流星群』」
☆当店blog 2015.12.7「ふたご座流星群を”α”で撮ろう『ポータブル赤道儀』編」
☆当店blog 2015.11.29「k-tuneさんの『ふたご座流星群』撮影セミナーの話」
☆当店blog 2015.11.4「DSC-RX100M4で撮る『おうし座流星群』タイムラプス」
☆当店blog 2015.10.22「『DSC-RX100M4』でオリオン座流星群に挑戦」
☆当店blog 2014.8.9「”α7s”で撮る『2泊3日 木曽駒ヶ岳の天の川テント泊』」

 

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