首かけ集音器『SMR-10』の実家レビューレポート

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2017年発売のソニーの新製品、集音器「SMR-10」をお正月の実家への帰省の際に持ち帰って、実家の父母に試してもらってきました。

集音器はやや耳が遠くなってきた方に、周りの音を聴きやすくするための製品です。まだ聴力の衰えがない自分には、実際にどれくらい便利なモノなのか威力を測りきれず、高齢になりなんでも正直に話せる父母で試してみたかったんです。

実家レビューレポートをお届けしたいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

2018年のお正月をおかげさまで実家でノンビリ過ごさせてもらってきました。実家への帰省、と言ってもウチはそれほど距離が離れているわけでもなくクルマで1時間半くらいの距離になります。もうちょっと小まめに帰りたいところなんですが、お正月、ゴールデンウイーク、夏休みのタイミングで行くと特別感がすごくある感じがします。

今年は上野のパンダ「シャンシャン」のぬいぐるみをお年賀にして妻の実家、私の実家へ順番に里帰りしてきました。他にその時々のソニー製品を持って帰って遊んでいるのですが、今回はなんと言っても首かけ集音器の「SMR-10」をややテレビの音量を上げがちになっているという父母に紹介したいところです。

店頭展示している「SMR-10」で試してもらってきました。

 

■首かけ集音器「SMR-10」ってこんな製品です

今回持って帰った「SMR-10」は医療用器具として用意される「補聴器」まで必要はないけど、やや耳が遠くなってきてテレビの音や人の話が聞き取りにくくなった、という人向けに発売されたソニーの集音器です。

私の義父も実父も数年前からテレビの音声が聞き取りにくくなったと言って、テレビのボリュームをやや大きめにしているみたいなのでお手元テレビスピーカー「SRS-LSR100」をプレゼントしているのですが、次の段階に必要なのがこれかなーというところで紹介をしてみようと思っていました。

「SRS-LSR100」はテレビのスピーカーとテレビリモコンを一体型にしたテレビのアクセサリー製品でしたが、首かけ集音器「SMR-10」はICレコーダーの開発者が設定した製品になります。

基本的な使い方はヘッドホン部分についているマイクで音を拾ってそれを聞き取りやすい音量でイヤホンに流してくれます。働きとしては補聴器と同じなのですが、補聴器は医師の診断や調整が必要で個人向けにカスタマイズされた高額なものになるのに対して、集音器は自分で調整ができて価格も安価というのがメリット。

補聴器ほど大音量は出ないモノの、耳が遠くなり始めた方、補聴器までは必要ないけどやや音が聞き取りにくくなった人に向けたものとなります。

また補聴器と違って、テレビの音声出力とベースステーションを接続できて、テレビ音声を無線で飛ばして、テレビ本体のボリュームとは別に聞き取りやすい音量でイヤホンを使うことができます。

こちらは2年ほど前に実家にプレゼントしたお手元テレビスピーカーの「SRS-LSR100」です。今も実家で使われているのですが「SMR-10」を使う様になると、これはお払い箱になってしまうのがちょっと残念。

ちなみにお手元テレビスピーカーの「SRS-LSR100」を配線しているお宅であれば、SMR-10の乗り換え時にはSRS–LSR100の配線をそのまま流用可能です。光デジタル端子とマイクロUSB出力の線が出ていると思うのですが、これをSMR-10に接続しなおすだけでOKです。

テレビの光デジタル端子がないという場合はテレビのイヤホン端子とステレオミニプラグで接続することもできます。

光デジタル端子とイヤホン端子を両方とも使えばSRS-LSR100とSMR-10を併用することもできそうですが、同時に利用するというシチュエーションはなさそうな気がします。

ケーブルなどはすべて「SMR-10」のパッケージに同梱されていますのでSRS-LSR100を持っていないという方も、セッティングに関してなにか買いそろえる必要はありません。製品単体を購入するだけで全機能が利用できるようになっています。ご安心を。

と、言うことで実家に持ち込んでまずは義父に使ってもらうのですが、思っていたとおりの展開が待っていました。

操作性に関して「SMR-10」はやや難しい感じがあると個人的には思っていたのですが、それが的中してしまうんです。

 

■個人的な主観で見た「SMR-10」の話

こうしたソニーさんの製品は開発段階でたくさんの方が携わって時間をかけて設計、試作、試用を試していて、我々一般人が思いつくような事はほぼ全て対策されて製品化されているのですが「SMR-10」についてはちょっと個人的に疑問符がつくところがあります。

電源ボタンと機能切り替えボタン、それとボリュームの操作なのですが、全てネックバンド部分についていて、これを操作するときに自分の見えないところのボタンを手探りで操作しなくてはいけないんです。

ボリュームすら最初はどこにあるのかわからなくて、イチイチ、装着しては外して、というのを私でも繰り返し行っています。

電源ボタンは右側のボタン、ボリュームは左のボタンにあるのですが、これを覚えるまでが一苦労で、この操作の習得に私でも時間がかかるなぁ、と、思っていたのですが、これが高齢の義父だとさらに大変なことになります。

電源ボタンを入れてから装着してもらえれば、とりあえず使えるはずなのですが、その電源を入れたときのパイロットランプのLEDも非常に小さく見にくいモノが点滅するだけ。電源投入当初だけでいいのでランプが点灯しつづけてくれれば、それを見つけやすいと思うのですが、反応の悪い電源ボタンの投入をこの小さなランプで確認しなくてはいけないというのはちょっと酷でした。

それともうひとつ難儀したのが充電のためのクレードルの装着です。

テレビと接続して送信機を兼ねる充電クレードルに載せることで本体を充電します。3時間の充電で24時間使えるので、フルに使っても1泊2日くらいの旅行であればずーっと集音器として使えそう。

毎日使う方も寝るときにテレビの前のクレードルに載せて充電だけしておけば翌日もバッテリー消費を気にせずに使えるのですが、このクレードルに載せるのがちょっと難しいんです。

正しい向きはこれで緑のマークを合わせればOKなんですが、形状的に本体の上下を間違えて逆さまにしても載っかってしまう形状をしています。

SONYのロゴが正しい向きになっていればそれがOKなんですけど、SONYロゴが本体と同色の彫り込みになっているので、正しい向きなのかどうなのかが一見わかりにくいんです。

何度かこれを説明して載せてもらうのですが、やはりロゴが見にくいようで正しい向きで置くのが難しい様子。

スタイルをもうちょっと工夫して正しい向きでクレードルに載せられるようにする、反対の向きでは載せられないようにするなどのデザインが工夫できなかったのかな?と、思わずにいられません。

さらに言うと左右を正しい向きで装着するのも難しいんです。「L」と「R」という表記ではなく「左」「右」という日本語で記載するなど工夫は見られるのですが、これが印字されているのは底面側。上からは見えない位置に印字されています。

これも左右を間違えて装着してしまう原因の一つなのかなぁ。イヤホンにも印字されているので、それを繰り返し案内して、なんとか自力で正しい装着方法ができるように練習してもらってきました。

 

電子機器を使い慣れている私たちに少し「?」と、思える部分が高齢者には割と大きなハードルになるというのを実感。これだけ苦労して使わなくてはいけないのでは、ちょっと購入は難しいかな?と、思っていたのですが義父はわりと満足していて、これらの操作をなんとか覚えようととても前向きなんです。

 

■「SMR-10」を使うことのメリット

そうなんです。集音機能の効果がかなり高く、本人はこれをどうしても使いたい!ということで使い方を一生懸命聞いてくるんです。

昨年あたりから話をしていても半分くらいしか伝わっていない気がしていたのですが、やはり周りの人の話が聞き取りにくく、友人と会って話をするときも聞き取れないときは笑って流してしまうことが多々あるんだそうです。

決してぼけているわけではないのに、耳が遠いだけでそういう「話のわからない人」になってしまうのはとても残念。本人は、そうした友人と会ったときの話ができるようになりたい。年に数回、旅行に行ったりするのですが、そのときにもこれを使うことでコミュニケーションが今まで通りできるなら是非使いたい、ということなんです。

「SMR-10」にはキャリングポーチも付属します。持ち歩きで使うことも前提に設計されていて、外出時も24時間の利用ができます。義父は2月にも旅行の予定があるそうなので、それに持って行きたいみたいなんです。それまで1ヶ月もあるし、使い方をその前に覚えておけば大丈夫というところ。

首に装着すると首元の見えないところにボタンがきてしまうというのも、工夫してなんとかボタンが見えるようにして使う方法も見つけてくれました。

イヤホンだけ耳に装着してUの字になる本体を首にかけずに目の前に持ってきてしまうんです。そうすると目の前に操作ボタンが来るので最初のウチはそれでボタンの位置を覚えようというわけです。

なるほど、こうした最初のうちの操作だけでもなんとかスムーズにできるようにリモコンとかつけてくれれば良いのに、とか思っていましたが工夫するとそういう使い方もできるんですね。

「SMR-10」のマイクがどこについているかというと、実はイヤホンの部分にマイクが内蔵されています。ネックバンドのところにあるわけではなくマイクは耳にあるんです。なので電話をするときにもそのまま受話器を耳にあてると電話の声も聞き取りやすい音量にしてくれるメリットがあります。

妻が実家へ電話したときも、耳が遠くなってしまっている義父には話が聞き取りにくく、話が伝わりにくいことがあったそうですが、実際に試してみたところ、これもかなり聞き取りやすくなったとのこと。

使用する本人が試してみないと、こういうメリットは見えてこないですね。

「SMR-10」にも聞こえ方の調整が出来て、クレードルのフラップを開けると調整機能について説明があります。初期状態で試してもらっていますが、これを行うことで周波数毎に聞こえやすさを調整できます。ただ、この調整項目は我々第3者が聞くことができず、調整する本人自身が音声ガイドに従って操作をしなければいけません。

通常、こうした初期設定は最初にしなくてはいけないところですが、本体にボリュームもついているし、まずはそれで聞きやすい音量を見つけてもらって、しばらく使ってもらってからこれを行った方が良さそうです。最初に行おうとすると操作がやはりちょっとまごつきます。

最後にスライドスイッチの話。お年寄りにはこうしたスライドスイッチの操作は難しいだろうなぁ、左右の切り替えだけだったらいいけど3段階に機能が切り替わるのは操作も機能の違いを覚えるのも大変だし、とりあえず集音器の機能だけで使ってもらおう。これだけ使えればテレビの音声も集音して聞けるようになるわけだし。

と、思っていたのですがテレビの音声が聞けるというのも大事なことなんだそうで、これも積極的に話を聞いてきてくれました。

スライドスイッチは左から「集音機能」「イヤホンでのテレビ音声」「ネックバンドスピーカーでのテレビ音声」の3つの機能を持っています。お年寄りにこの機能の違いを説明するのは難しいように思えたのですが、これは割とすんなりと覚えてもらえました。

ずーっとイヤホンを装着しているのは違和感がないのかな?という心配もあったんですが、普段からラジオを聞くのにイヤホンを使っている事もあって、そこの抵抗はないとのこと。むしろ、インナーイヤータイプのヘッドホンで抜けにくく装着感は良いよ、と言ってもらえました。

と、いうことで「SMR-10」の妻の実家での導入が決定。2018年最初の営業?は成功しました。

クレードルにSMR-10本体を装着したときに余ってしまうイヤホンケーブルはどういう風に置くのが良いのかな?と、思っていたのですがこうしてテレビ台の上に置いてイヤホンだけぶら下げておくスタイルに落ち着くみたいです。

持ってきたのはうちのお店の店頭展示機なので、後日、製品版をソニーストアへオーダーして、私の自宅に届いたモノを持って、また納めに行ってきます。

 

そして、私の実家で今度は実父にも試してきたのですが、私の父は即断で「これはまだ必要ない」とのことでした。確かにテレビのボリュームはやや大きめではあるんですが、会話は普通にできていて話が聞き取れていないという様子もないんです。本人も耳が遠くなってきていることは自覚していますが会話がしにくいとか、話の内容伝わってないという感じは周りもしていません。

年齢では区分けはできなくて本人の聞こえ方が一番重要な要素になるのですが参考までに年齢は義父の年が82歳、実父は77歳になります。

「SMR-10」を自分の父母にプレゼントしたい、という方もいらっしゃると思いますが、34,880円もする製品ですし、必要でなければもったいない買い物になるしなぁ、とお考えの方もいらっしゃると思いますが、上記の通りです。テレビの音が大きめになってきている、というだけだとまだ「SMR-10」の必要性は低いかもしれません。会話がしにくくなりつつあると感じられた時に本人に相談してプレゼントを検討されてはいかがでしょうか?

私も会話の内容が伝わりにくくなってきたと感じた時に再び実父に勧めたいと思います。

 

なお、会話には支障がなくてテレビの音声が聞き取りにくくなってきているだけ、ということでしたら「SRS-WS1」という選択肢もあります。

こちらはバイブレーター機能を搭載しており重低音が鳴った際にサブウーファーを5~6台並べて使っているくらいの感覚で「ズドン」という振動が味わえたり、目の前に音場ができた感覚を味わえるネックスピーカーです。集音機能は搭載していなくてテレビ音声にしか対応しませんが、耳元で音を鳴らしてくれるので実際の音量よりもかなり大きく音が聞こえるようになります。

イヤホンタイプではないので、ネックスピーカーの音量を大きくするとそれなりに周りにも音が出るのですがテレビ本体のスピーカーの音量を大きくするよりは効果があります。イヤホンをする必要がないので長時間のテレビ視聴もそれほど疲れなく利用できると思います。

価格もSMR-10が34,880円なのに対して、SRS-WS1は24,880円となっており比較すると安価な設定になっているのと、SRS-WS1は延長保証対応になっているので3年ワイド保証など動産保険的なものを付けて購入する事もできます。(SMR-10は通常のメーカー保証1年のみとなります)

首かけ集音器の「SMR-10」も、お手元テレビスピーカー「SRS-LSR100」もウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」も当店店頭にて実機を展示しており、実際にテレビに接続して試聴ができるようにしてあります。

実際に試してみないと効果がわかりにくい部分があると思いますので、製品を比較して試用してから購入したい、という方は是非、新橋にある当店店頭までお越しください。

ソニーストアを初めてご利用になる、という方も10%オフで購入いただけます。商品選びのお手伝いをさせていただきますのでお気軽にご利用ください。

首かけ集音器
SMR-10
ソニーストア価格:
34,880 +税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2017年11月25日 メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
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店頭体験できます

☆当店blog 2017.11.22「首かけ集音器『SMR-10』開梱レポート 」
☆当店blog 2017.11.7「2分でわかる 首かけ集音器『SMR-10』プレスリリース」

 

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お手元テレビスピーカー
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発売日 2015年9月12日 メーカー商品情報ページこちら
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ウェアラブルネックスピーカー
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ソニーストア価格:
24,880+税
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発売日 2017年10月14日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:3,000円
3年ワイド/5年ベーシック:2,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
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開店4周年記念品プレゼント
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☆当店blog 2017.10.17「ウェアラブルスピーカー『SRS-WS1』自宅リビングシアター10時間試聴レポート 」
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