【レビュー】PlayStation VRで使う肩載せテレビスピーカー『SRS-WS1』開梱レポート

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宇多田ヒカルを使ったプロモーションとか派手な告知を全然していないのですが、明日、発売日を迎える注目のソニー製品があります。

ウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」です。

ネックバンドヘッドホンの様なスタイルで肩載せにしておくと、胸元のスピーカーを使ってイヤホン無しにテレビサウンドを楽しめるというモノなんですが、これは小音量でテレビを楽しめるとかそういう製品ではありません。

臨場感を高めるための新しいスタイルのスピーカーになっています。明日より店頭にて正式展示を始めますが、開梱&セッティング&試用の様子を紹介したいと思います。

これ、かなり注目のプロダクトだと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

「SRS-WS1」は9月14日にプレスリリースがあり、9月17日にソニーショールーム/ソニーストア銀座にて先行展示を行っています。この製品はオーディオカテゴリーでは無くテレビのアクセサリー製品というカテゴリーになっているため、ウォークマン系のコンテンツページでは紹介がされていないのですが、デザインと良い、使用スタイルと言い、かなりとんがった商品に見えます。

肩載せスピーカーというと、なんとなく音もチープな印象に思えてしまうんですが、ショールームでの試用をしたところで「思いのほか、音が良い!」というか、音質が良い「音の良さ」ではなく、音場の再現が異常に良い感じでした。

そう、誰でも思うはずですが、これ、PlayStation VRと組み合わせたらすごいことになるんじゃないの!?と、感じるはず。

ソニーショールームでは映画ソフトの体験しかできなかったのですが、製品が出荷になればうちのショップで好きなことが試せます。

早速、いろいろやってみたいと思います。

 

■ネックスピーカー「SRS-WS1」の開梱レポート

まずはパッケージを開梱。割とアクセサリーがいっぱい入っています。製品情報ページではすっきりと首かけスピーカーを使っている風景しかありませんでしたが、ACアダプターが二つ入っていたり、コードも5本入っていたり、なんだ接続が難しそう。。。とか、思えそうですが、これ、全部使うわけではありません。

環境に応じて必要なものだけ使えばよくて、いろいろ思いを巡らせてみましたが、ここにあるものだけでSRS-WS1ができることは全て完結するようになっています。

例えばACアダプター二つなんですが、これはネックスピーカー本体の充電スタンド用と、テレビに装着する送信機のためのものなんですが、テレビについているUSB端子を流用してしまえばACアダプターはひとつでよいですし、ネックスピーカーの充電もスマートフォンなどのACアダプターと共用すると、ふたつとも余ってしまったりするんです。

こちらは音声の送信機(写真左)と、充電クレードル(写真右)です。むむむ、お手元テレビスピーカーなどは送信機と充電クレードルを一体型にすることでシンプル設置を実現していましたが、SRS-WS1では二つに分かれてしまっています。

テレビ周りの設置がごちゃごちゃになるなー、というところですが、二つに分かれている事にはちゃんと理由がありました。

これはクレードルにSRS-WS1本体を載せて充電しているところです。見ての通り、結構、場所を取るんです。

今時の液晶テレビ用のテレビ台だと奥行きがそれほどないものがあるので、テレビの前にこれだけのスペースを取る充電台は置けないんじゃないか? そうすると送信機はテレビのそばで、充電器は手元のテーブルだったり棚に置いたりするかもね。ということでセパレートになっているそうです。

それでも充電スタンドを置くようなスペースがない、という場合は。。。

SRS-WS1本体にマイクロUSB端子があって、ここに直接マイクロUSBケーブルを挿せば充電ができる仕様になっているんです。

常時置いておく場所がないということであれば、こうして直接ケーブルから充電しておいて、それを引き出しにしまっておくというのもアリなんです。

形がまったく一緒なので、こうして送信機の上に充電クレードルを乗せて省スペース化して使うのもありかな?と、思ったのですが、これをやると送信機の電波に悪影響が出るというか電波の飛びが若干でも悪くなる可能性があるので辞めた方が良さそう。

必要なければ充電クレードルも箱の中にしまっておくことで運用できます。

送信機とテレビの音声接続はヘッドホン端子からのステレオミニ入力か、光デジタル端子からのデジタル信号入力がどちらかで行います。ノイズが出にくいのは光デジタル端子からのデジタル入力で、今時のソニーのブラビアであれば24型モデルでも光デジタル端子はあります。なにかしら理由がなければ光デジタル端子で接続するのがオススメです。

テレビのボリュームとは連動せずに音声出力があるのでテレビ本体のスピーカーとネックスピーカー「SRS-WS1」の音声は連動せずに調整できます。

 

■PlayStation VRとSRS-WS1を組み合わせて使ってみた!

さて、いきなりではありますが、早速、PlayStation VRとSRS-WS1を組み合わせて使ってみたいと思います。

こうして並べて見るとデザインに違和感がないというか、デザイン一緒じゃないですか。

ソニー(株)の製品とソニーインタラクティブエンタテインメントの製品で出所は別の会社になりますが、ソニー製品のデザインはクリエイティブセンターで行っているので、なにかしらつながりがあるのかもしれません。

PlayStation VRとSRS-WS1を両方装着したところです。

PlayStation VRの利用時にはヘッドホンを装着してプレイをするのですが視界が全部奪われているところにヘッドホンをすると外部からの情報をほぼ全てシャットアウトした形になります。ヘッドバンドをしている上にヘッドホンもするとなると脱着時にもコードの取り回しにかなり気を使います。

それがSRS-WS1のおかげで音声については完全ワイヤレスです。

取り回しがこれでかなり楽になります。

脱着が楽なのもあるんですが、SRS-WS1のサウンドもかなりPlayStation VR向け。というのも、こうしてVRを装着せずに音声を聞くと視界の情報から胸元にスピーカーがあることを意識してしまうんですけど、視界情報が奪われた状態でSRS-WS1の音を聴くと、完全に映像とマッチしてくれるんです。

そう、視界の情報がゲーム画面だけになると自然と映像に音を脳がマッチさせてくれるみたいでリアル感がハンパではありません。

それにくわえて、SRS-WS1にはバイブレーション機能がついています。アクティブなバイブレーション機能ではなく、パッシブラジエーターを使って、スピーカーの低音部分を増強してSRS-WS1本体を震わせるのですが、これが超リアル感を生んでくれます。

今週は「グランツーリスモSPORT」のデモ版の配信がありましたが、これがまさにベストマッチ! レース開始前のロード中にエンジンの映像がでてイグニッションキーを回したときのエンジン始動シーンがありますが、そのときのエンジン音に合わせてSRS-WS1本体が震えるのに超感動します。

なんていうのか、アクセルをふかしてエンジンの回転数を上げているときに震えるのでは無く、エンジンがアイドリング回転近くまで回転数を落としてきたときにブルブル来るのがすごいリアル。

実際のレース走行時もエンジン音に反応しているのは無くゼブラゾーンに乗り上げたときとか、段差を乗り越えたとき、壁に当たったときにズシンとくるので、まるでボディソニックシステムなんです。

パッシブラジエーターの働きは80Hz付近の音に反応するそうで、それに近い音がすると一番バイブレーションがあるそうです。バイブレーションは3段階で強、中、弱から選べるんですが、当然これは最強で使うべし!

グランツーリスモSPORT+SRS-WS1の組み合わせ、最高かもしれません。

音質については「ハイレゾ」音質とか重低音が鳴る、ということはありません。冷静になって音質を気にするとサイズなりの音なんですが、音場再現が独特で「音に包まれた感じ」がします。

サラウンドなどの言葉は商品ページには記載されていませんが、サラウンド感がかなりあります。

こうしたトンネル走行シーンではエンジン音の反響がちゃんと「面」になって包まれている感じ。5.1chサラウンドで言うところの音の方向性とかではなく、音の発生源が広く感じられるんです。

その音場の秘密がこのスリットが入った独特の形状になっています。

ソニーのネックスピーカーは「SRS-WS1」が初めてではなく以前にも製品としてあったのですが、スピーカーは上向きに搭載されていました。

スピーカーが上を向くと指向性が高いモノで、どうしても音源が胸元にある、という意識で使うことになってしまうそうです。ならばスピーカーをいくつか並べて付けて、それで音の発生源を変えることができないか、と、試したのですがそれも上手くいかなかったそうです。

ですが、今回のSRS-WS1誕生のきっかけは意外なところで出来たそうで、なんとデザインから生まれたんだとか。

スピーカーを上向きに付けてしまうとどうしても平べったいスピーカー部分が大きな面積を取ってしまうので、スピーカーを縦にしたらどうだろう?から始まったそうです。

スピーカーを縦にすると当然外側か内側か耳の位置とは違うところに音が行ってしまうので、遮蔽板を付けて音を反響させることになります。遮蔽板をつけると周波数特性がでたらめになってしまい、ちゃんとした音では鳴らなくなります。

ならばその遮蔽板の形状を工夫して。。。ということで形状の開発だけに半年かかったとか。

その結果出来たのがこの縦スリットで管楽器のラッパの形を縦に割ったようなものになったそうです。これによりスピーカーを外側に向けているのですがスリットの長さのあるところから音が出て、しかもこれが首元から聞こえるのでは無く、面としての前方からの音になったわけです。

さらに、スピーカーが外を向いている上に自分の体が左右のスピーカーの間にある区切り板の様な働きをするため、左右のセパレーションも非常に良くなっています。

そう、左右方向の音の位置関係が非常にはっきりしているんです。

こういう特殊形状のスピーカーは今までにデータがないので音響シミュレーションによる計算もできなくて、全部手探りで、自分たちの耳を頼りに開発していったら、こんなスゴいモノが出来ちゃった!という製品になっているわけです。

前後方向の音も人間の耳はバカでは無いというか位相が合っているモノは前から聞こえてくる音で反位相の音は周りからの音と感じます。音声入力はステレオ音声で入ってきているだけなんですが、それでもバイノーラル録音されたモノを聞いたみたいな形でサラウンド感を感じてしまうんですね。

グランツーリスモをプレイしていてもちゃんと前の音は前から聞こえてくるし、これは感動です。

ちなみに、PlayStation VRはテレビ音声と、ヘッドセット側についているヘッドホン端子からの音声と2種類の音が出力されます。

ヘッドセット側の音声は計算された3Dサウンドが出力されていて、そっちから音声信号をもらった方が良いんじゃないの?とも思えます。

やってみましょう。

先ほど本体にはマイクロUSB端子があるという話をしましたが、実はこれが音声入力端子も兼ねており、付属のマイクロUSB-ステレオミニジャック変換ケーブルを使うと、PlayStation VRのヘッドセットからの音声出力もSRS-WS1で聴けるようになるんです。

これをやってしまうとせっかくのワイヤレススピーカーが有線接続になって、また取り回しに気を使うことになるんですが、でも、これで効果が高まるなら良いじゃないですか。

サマーレッスンで試してみたところでは、テレビスピーカーの方が良い感じがします。PlayStation VRのヘッドセットからの音声の方が音像が小さくまとまる感じがして方向性は高まるのですが、それよりもSRS-WS1の良さはウォールサウンドみたいな「面」でやってくる音が魅力。

音圧もヘッドセット側からの出力の方が小さいみたいです。

ヘッドセットの向きに合わせて音場も変えてしまうPlayStatoin VRなのですが、SRS-WS1を装着しているときは自分の耳の位置もそれに合わせて変わってしまいます。

やや大げさに音の方向が変化するかな?と、思っていたのですが違和感はありませんでした。

やはり視界を奪われた状態で試聴しているので映像に音が引っ張られるんですよね。

 

■『SRS-WS1』で映画ソフトをみてみました

さて、PlayStation VRに特化した案内になってしまいましたが、本来はネックスピーカーです。ゲームだけでは無く映画ソフト、音楽ソフトなどで楽しまれるのが主目的。

まだ開梱して時間がないもので映画ソフトを数本しか試していないのですが、効果があるのはドンパチがあるアクション映画ですね。

スターウォーズ・ローグワンの最後の戦闘シーンを見ると、爆発があるたびにズドンズドンと揺れます。これをサブウーファーで再現しようとしたら一体、何台のサブウーファーが必要になるのか!?というほど。

これが重低音をまったく鳴らさずにバイブレーションだけで味わえるというのがすごいですよ。

それと物理的にスピーカーが耳元にかなり近いところにあります。音の鮮明さがかなりあってハイレゾではないのですが、小さな音、細かい音がよく耳に届きます。爆発音の影に隠れたガラスの割れた音なども聞こえてきます。

そういう意味ではハイレゾ対応製品ではありませんが、ハイレゾサウンドを聴いたときに味わう「お、こんな音があったんだ!」という発見はできると思います。

映画ソフトも良いのですが、この音質ならば音楽ソフト、ライブコンテンツなどに使っても臨場感が味わえそうです。

 

■スマートフォン、タブレットで使う「SRS-WS1」

Xperia Z2 Tabletに入っている「デレステ」もプレイ。大きな音ズレもなく快適にプレイができます。

「デレステ」に限らず音ゲーをスマートフォン、タブレットでプレイする場合はBluetoothヘッドホンって使えないですよね。有線接続のヘッドホンが原則だと思いますが、SRS-WS1の接続も同様です。有線接続でプレイをしています。

というか、こうしたワイヤレススピーカーなのにBluetooth対応になっていないのはなぜ?と、思えますよね。理由はBluetooth自体に遅延があるためそれを回避するためなんです。

これがオーディオの事業部ではなく、テレビ事業部から出てきたオーディオ製品ならではの考え方ですよね。映像と音がずれるのはできるだけ最小限にすることを目的に開発しているわけです。

ゲームの場合の遅延は致命的ですが、映画やドラマ、その他テレビ番組全てがそうですが、しゃべっている姿と台詞音声がずれていると違和感を感じてしまいます。同じ2.4GHz帯の電波を使っていますが「SRS-WS1」がBluetooth対応になっていないのはそういう理由なんです。

PlayStation Vitaも同様に有線接続で使うことができます。ヘッドホンではありませんので周りに音はダダ漏れです。これを電車の中で使う人はいないと思いますが(^_-)、自宅でポータブルゲーム機を使う時には、これでかなりリッチな音が楽しめる様になります。

バッテリーは7時間駆動しますので、長時間プレイもOKです。

ゲーム音声も良いのですが、torneを使っての録画番組視聴をしてみると、あらためて「SRS-WS1」の素性の良さに気づきます。

そう、重低音が鳴るとか高域の音が良くなるとかではないのに、音質の高さを感じるのは人の声の臨場感が高いからかも。台詞がやたらと聞き取りやすいんです。

これはいくらblogで記事を書いても伝わらないですよね。是非、一度実機をお試しになってみてください。

私の私感ですが、音を小さくして楽しむためのもの、としてボリュームを絞ってしまうとあまり良さが感じられません。ある一定以上の音量にすると急にリアル感が増して、バイブレーションの効きも良くなります。

ややボリュームは多めで使われるのが良いかと思います。

こうしたガンシューティングゲームでも効果があるかと試したのですが、襲ってくる敵の方向性ということであれば、ヘッドホン使用の方が良さそう。慣れもあると思うので、もうちょっとこちらは修行して(遊んで)からレビューしたいと思います。

当店では明日より正式展示を行います。グランツーリスモSPORTのデモも行えますし、PlayStation 4を使ってのVRや映画ソフト再生もお試しいただけます。

まずは当店イチオシの「SRS-WS1」の音をお楽しみになってみてください。調べてみたら、この製品はカタログもないし、WEB上でもそんなに宣伝はしてないし、ソニーの2017年製品の中でも隠れた名品になるかもしれません。

今週末は自宅へ持ち帰って、私ももうちょっとたくさんの音を試してみます♪ これは私も自宅用に買っちゃうかもなー。

 

ウェアラブルネックスピーカー
SRS-WS1
ソニーストア価格:
24,880+税
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発売日 2017年10月14日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:3,000円
3年ワイド/5年ベーシック:2,000円
3年ベーシック:無償
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☆ソニー プレスリリース「映画やライブ、ゲームを臨場感あるサウンドで楽しめるウェアラブルネックスピーカー発売」

☆当店blog 2017.9.19「ウェアラブルネックスピーカー『SRS-WS1』展示レビューレポート 」
☆当店blog 2017.9.14「映画やゲームのアクションシーンの音に連動して振動が起こるネックスピーカー「SRS-WS1」新登場! 」

 

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