【レポート】「Ginza Sony Park 建築内覧ツアー」に行ってきました
2025年1月にグランドオープンを予定しているGinza Sony Parkにて、今回が最初で最後になる「建築内覧ツアー」が開催されています。
私も個人的に参加させていただいてきました。内覧ツアーの様子をレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
8月21日にソニーパークのホームページで竣工したばかりの「Ginza Sony Park」の内覧ツアーが開催されるというお知らせがありました。その直後にたまたまホームページをみていたもので、速攻でツアーに申込みをさせてもらっていたのですが、その数時間後にはすべて満席になっていた模様。
金曜日~日曜日まで1日3回のツアー開催があり、各回10名様ずつの募集なので全部で90名様という貴重なイベントになっています。
「竣工」というのは工事が終わって工事業者から発注元へ建物として完成したので納品されたタイミングです。これから内装などに手を入れて一般向けの正式な「グラウンドオープン」をするのは来年の1月ということになります。
今回の「建築内覧ツアー」はこれから始まるグランドオープンに向けた内装工事にかかる直前の、ほんの少しだけ空いたスケジュールの中で開催されるものらしく、今後、フロアごとの内覧会などはあるかもしれませんが、ビルのてっぺんから地下3Fまで一気にツアーをできるのはこれが最初で最後とのこと。
特にビルの中は今後はいろいろなイベントが開催されるので、なにも置かれていない素の状態が見られるのはこれが最後です。
貴重な建物内覧ツアーに参加出来て、本当に良かったです。
受付は地下2階の東京メトロ・丸ノ内線・銀座駅と直結しているソニーパークの入口でした。ここで時間になると受付をしてツアーが始まります。
参加枠は10名様でしたが、私が参加した1回目のツアーの参加者さんは6名だけでした。台風10号の接近もあり、外は大雨ですし参加できなかった方も残念だったでしょぅね。
ここでツアーの注意事項のお知らせがあり、地上部分は撮影可ですが、地下部分は撮影不可。エレベーターエリアも撮影不可で、写真のみとさせていただき、動画撮影や録音はNGということでした。
こちらは今回の入口になる地下2Fですが、奥に見えるイベントスペースは撮影NGになります。なお、手前にある「Ginza Sony Park」のロゴは第一形態・フェーズ1の地上部分が公園だけだったときのソニーパークのロゴをそのまま継承して使っているとのこと。
地下部分で唯一撮影ができたものがこちらなんですが、ツアーが終わってみると、なるほど、まだ内装にはこれからかかるのもあるし、サプライズ的なものもあるので地下部分は撮影NGになるわけですね。
ということで、ツアーはエレベーターを使って屋上フロアまで一気に登り、そこから1フロアずつ降りて来るという順序でスタートします。
撮影時はスタッフさんや他のツアー参加者さんが映り込まないようにという注意もありましたが、たまたま、当店のお客様でMMさんが参加されていたので一緒にツアーを見学しています。
まずはこちらの屋上部分ですけど高さ規制は56m?だったかな。隣にあるエルメスが制限枠いっぱいくらいの高さらしいんですが、Ginza Sony Parkはその半分くらいの高さしかありません。
Ginza Sony Parkのコンセプトは「公園」で、公園というのは街の予約部分だよね、そしたらGinza Sony Parkには余白をあちこち作ろう、ということになり、高さ方向に空間的な余白を作るために、この高さにしたんだとか。
ビルの屋上というと高いところから街を見下ろせる、というイメージですが、ここからは周りのビルがちゃんと見えて、そのビルの上に空が見えて、という景色を目指しているそうです。
「ソニービル」と言えば花びら構造のらせん階段が特徴的ですが、Ginza Sony Parkでもそれを継承していてらせん階段で地下から屋上までつながっています。屋上部分の出口が見えます。
屋上から数寄屋橋交差点の景色がこちら。
ビルの外壁の外に金属のフレームが張り巡らされていて、フレーム越しになってしまいますが銀座の街並みを見下ろすこともできます。
手前にはツタがはっています。まだ植えられたばかりで存在感が小さいですがグランドオープンのときには半年近く経っているので、ドバッと増えているかも。
公園っぽさを演出してくれそうです。
1フロア降りてきました。ここのフロアもグランドオープン時にはテーマをもった展示があるはず。直接外が見られる窓などはありませんが、らせん階段部分が屋上からの吹き抜けになっているので、外光は階段部分から差し込んできます。
フロアの移動はらせん階段がメインではなく、エレベーターが3基設置されているので、これを使って移動することができます。3基のエレベーターはかたまって展示されているのではなく3カ所離れて設置されています。エレベーター部分は撮影禁止になっているので紹介ができませんが、1基はらせん階段に近い部分に設置されていて、足が不自由で階段が利用できないという方も、このエレベーターを使ってらせん階段の窓をのぞけば雰囲気は味わえると思います。
屋上から降りて来ているらせん階段がこちら。晴れていると光が差し込んで素敵な風景になりそうです。先週、メディア向けに開催された内覧ツアーでは、まさに明暗の強いコントラストのある写真で紹介されていましたが、雨バージョンは今日が初めてなのでは?
写真を見るとわかるんですがらせん階段の内側は雨で濡れていて、外側はからっとしているので歩きやすくなっています。こういうのも計算されていたのかな?
花びら構造のらせん階段の向きがソニービル時代の逆向きで反時計回りに登っていく感じになっていて、これってなにか意味があるのかな?と思って聞いてみたんですが、単に設計の都合だったのかもとの話でした。
1フロア降りて来て3Fフロアです。まだ内装工事がこれからだから、というのもあるかもしれませんが、階数を示すフロアの数字がまだ掲示されていません。公園なのでビルをイメージする階数表示をあえてしていない、というのもあるかも。
なお、3Fフロアはビルの中で一番天井高が高いそうです。高さ方向が必要な展示などがあると、ここを使うのかも。
らせん階段部分で上をのぞくとふたつ上のフロアに屋上からの光が見えます。雨も余裕で降ってきていて、外とのつながりを感じられる場所になります。
2Fへはこちらのらせん階段から降りていきます。
他のツアー参加者さんとの兼ね合いもあり2Fフロアの全景が写せなかったんですが、2F部分はほとんどが吹き抜けになっていて1Fフロアを上からのぞく場所、という扱いになるのかも。
1Fに広いスペースがあるんですが、それらを上から見下ろしながららせん階段を歩きます。フロアが下の階層になるほど、階段一段の段差が少なくなってきていて、降りやすくなっていくのがわかります。こういうのもデザイン的な計算の上なんでしょうね。
1Fスペースの景色がとても良いので。。。来年になったらここにソニーホンダモビリティのAFFELAとか展示されて、上からのぞいたりできるようになるのかなー。
Ginza Sony Parkの1階部分から数寄屋橋交差点をみてみました。今は立ち入り禁止になっている場所なので、限られた機会にしか見られない角度の景色になるんですけど、来年1月以降はこれが普通に当たり前の風景になります。なにか不思議な感覚です。
見上げれば屋上までの吹き抜けを通して空がらせん階段越しに見えます。
今日は雨だったので下層階の階段しか歩いていませんが、なるほど、これは地上から屋上までつながった感のあるスペースになりますね。
ソニービル時代にはフローリングみたいな板張りの床になっていた1F部分で、道路とは段差があったのを覚えているでしょうか? 銀座の街と「ここからソニービル」という境界がしっかりとあったんですが、Ginza Sony Parkではその段差をなくしています。
床の高さは変えることができなかったので、東京都と話し合い、歩道にスロープをつけて段差を完全になくしているとのこと。
銀座の街との境界のないスペースを目指しているそうです。
このあと、地下3階までツアーは続きます。地下1Fと地下2Fは極端に天井高が低いんですが、地下鉄と接続されたフロアで天井高を合わせる必要があり、そうした設計になっているとか。
地下3Fには飲食スペースを用意する予定で、そこは高い天井高があったのと、なんと、銀座ソニービル時代に使っていた「SONY」のネオンサインを展示しています。でっかいネオン管を使った照明があり1966年に建てられたソニービルのリスペクトも忘れていない、というスペースになっています。
ソニービルの様にテナントを入れる予定はなく、全フロアをソニー企業が直接プロデュースするとのこと。
テーマをもって全フロアを使った展示をしたり、同じテーマで複数の展示を行ったり、ということがあるそうですが、具体的にどんなイベントがここで開催されるのかは1月のグランドオープンを待つまでわかりません。
フェーズ1のソニーパーク時代の展示がヒントになっているかと思うんですが、あのときは地下3フロアを使った展示でした。今度は地下2F~地上4Fまでの5フロアくらいを使った展示が可能です。どんなイベントが開催されるでしょうね。
2029年にはウォークマン50周年を迎えるんですが、そのときにはまた全フロアを使ったウォークマン展示とかしてくれますかね!?
最後に、このコンクリートの打ちっぱなしですが、これから内装を行って見えなくしていくことはなく、これが最終形態になるそうです。
ベニアを使ってコンクリートの流し込みをしているんですが、場所によってベニアの色が移っていたりするところもあり、これらは「味」としてそのまま使うとのこと。地下にはベニアの茶色が色濃く残っているところもあるし、地下部分は黒く、屋上近くは白いコンクリートが多い印象だったりします。
こういうのもGinza Sony Park散歩の楽しみになるかも。
なにも展示がない状態を見るのはこれが最初で最後になりますが、次の1月にあるグランドオープンが今から楽しみでなりません。ここからどんな変貌を遂げるでしょうね。
☆Ginza Sony Park公式ホームページはこちらから
☆ソニー企業(株)『「銀座の庭」から「銀座の公園」へ 新しい「Ginza Sony Park」が竣工』(PDF)
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