【レビュー】『α7R V』ショールーム実機レビュー 被写体認識大喜利やってきました!スペシャルレポート
新発表のAIプロセッシングユニット搭載のデジタル一眼『α7R V』の実機レポートです。今回のblogレポートは90枚以上の写真を使った超長いレポート記事になるのですが、やってきました。AIプロセッシングユニットを試す『被写体認識大喜利』です。
『α7R V』の性能にテンション爆上がりになっています。このカメラ性能は想像以上でした。すごいカメラが発売になります。是非、最後まで今回のblogエントリーもお付き合いください。
こんにちは、店員佐藤です。
昨日は店頭セミナーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。ちょっと話が長くなりましたが、カタログスペックに埋もれている細かい話を紹介させていただいています。「フリッカーレスTvスキャン機能」や、コントラストAFが25点に激減している点、BULBタイマー機能など、見落としがちなところをご案内させてもらっているのですが、肝心のAF性能などが、まだこの時点では実機を触っていないのでお伝えできませんでした。
今回はフォトレポートで実機の様子を中心に紹介するのと、AF動作の実際の様子をレポートしたいと思います。
さて、ソニーストア銀座では昨日土曜日から発売前先行展示がスタートしています。体験のためにはLINEから予約申し込みをする必要があり、プレスリリースと同時に受付を開始していたのですが、深夜23時の発表にもかかわらずたった1時間ほどで初日の予約は埋まっていて週末の予約も朝までにはほぼすべて埋まっている状況になっていました。
予約がなくてもワンチャンあるかも、という期待を寄せて来店されても、それはキャンセルが出たときの話で、今回はほとんどキャンセルも出ていないため、予約がないと触れない、という状況になっているそうです。
なお、展示状況はこんな感じです。
2台の“α7R V”が展示されていて、比較用に“α7R IV”も隣にあります。液晶タブレットも展示されていて、ここに“α7R V”の紹介動画が流れてはいるのですが、AF動作の確認ができるように、いろいろな被写体の動画が流れています。これを擬似的に“α7R V”でAF追従させるとファインダーに被写体の認識枠が出るので、これで体験ができる、という感じです。
装着されているのはSEL24105GとSEL70200GM2なんですが、これ、普通のレンズではありません。
手ぶれ補正のボディ&レンズ協調制御ができる、まだ未公開のファームウェアアップデートがされているレンズなんだそうです。この2本だけレンズ協調制御で動作する“α7R V”の動作確認ができるようになっています。
昨日のYouTube動画セミナーで詳しくご案内していますが、“α7R V”の最高8段の手ぶれ補正効果というのはボディ内手ぶれ補正だけで実現しています。レンズとの協調制御をするとさらに良くなるとか、これがないと8段の手ぶれ補正効果が得られない、とかいうものではありません。
対応するレンズも現時点では「SEL24105G」「SEL70200GM2」「SEL100400GM」「SEL200600G」の4本だけとなっています。(今後、対象レンズが増えるかどうかは不明)
これらのレンズを使うと静止画の際にはシャッター半押しでフレーミングしているときにレンズ内手ぶれ補正を利用し、シャッターを切った瞬間に、強力なボディ内手ぶれ補正8段効果が発揮される、という動作をします。
実際に試してきました。なるほどシャッターを半押しにしていないときはリニアにファインダー像が見られるんですが、シャッター半押しにすると「ヌメッ」として動きになります。
シャッターを切った瞬間だけ「手ぶれ補正効果8段」が動作するので、ファインダーを見ながらその手ぶれ補正の効果を体感する、という感じではないみたいです。
こうしたフレーミングを助けてくれる機能はSEL24105GとかSEL70200GM2よりも、超望遠のSEL100400GMやSEL200600Gの方が体感しやすいでしょうね。
そして4軸マルチアングル液晶モニターも試してきました。こんな風にグニャグニャにして液晶モニターを引き出しまくることができるんですが、この角度で使う人はいなくて、チルト液晶、もしくはバリアングル液晶のどちらかの2軸だけを使って撮影する、どちらも利用できるというのが利点になるかと思います。
ただし、ボディ側面にあるHDMIケーブルやUSBケーブルで給電しながらの撮影をする際は、この4軸マルチアングルが超助かります。チルト液晶で手前にモニターを引き出しておいて、そこからバリアングルを使ったときにケーブルに干渉せずに好きな角度にすることができます。
地面に近いところで撮影するローアングル、ローポジション撮影の際も好きな角度にできるのは大きな利点になると思います。
写真撮影ではあまりこういうことはしないと思いますが、動画撮影の際は操作パネルと画像確認のための外部モニターを足して撮影することが多いと思いますので、そういう際にも便利に使えそうですね。
ボディが分厚くなっているんじゃないの!?とか、思っていたんですが、確かに液晶パネル自体はバリアングル液晶のためのパネルが足されるので厚くなっているんですけど、それが出っ張っているわけではないので違和感はありません。
従来モデルの“α7R IV”と特に違いは感じられず、左側にヒンジがあるのでデザインがちょっと違うな、というくらいです。
これが薄くて華奢なバリアングルの2軸だと気をつけて使わないと折れそう、とか思えてしまうかも。安心して使える強度があるように思えます。
ちなみに、こちらが“α7R IV”と並べたところです。左が“α7R IV”で、右が“α7R V”です。特に使い勝手で気になるような差はないかと思います。
さて、ではメニューの新UIや、細かい新機能の部分を見ていきたいと思います。
こちらがメインメニューとして新たに追加された画面です。メニュー項目の2番目のところに位置していて、これを表示させておくと、タッチでそれぞれの項目を設定できるようになります。仕組みとしてはCinema Lineカメラ「FX30」で採用されたものと同じ仕組みなんですが、表示される項目は変わっています。
ちなみにこれは静止画撮影時のメインメニューになります。
上記の画面からホワイトバランスをタップするとこうした設定画面に移ります。
動画撮影時のメインメニューは、すみません、キャプチャーし忘れてきました。なんせ短時間の取材なのですみません。
さて、細かい話になりますが、大容量メモリーカードを使うコトになる“α7R V”ならではの便利機能ですが、フォーマットメニューに「クイックフォーマット」と「フルフォーマット」の二つが用意されています。
こちらがそのフォーマットの実行画面ですが、ここでゴミ箱ボタンを押すとフルフォーマットになります。
640GBや320GBのCFexpress type Aカードが使えるようになりましたが、こうした機能を搭載することで、撮影者の時間を極力奪わないようにしているんですね。
HEIFフォーマットでの撮影機能では4:2:2 10bitでの撮影が可能。RAWで撮るほどではないけど、できるだけ綺麗な写真データで残したい、というときに、HEIFを使っておくとX.FINEよりも高画質なデータで、しかもファイルサイズを小さくして撮ることができます。
撮影したHEIFデータですがソニーのImaging Edge DesktopでJPEGファイルに変換することができます。
ちなみに撮影したデータですが、圧縮RAWで63MB、HEIFだと7MB、撮影してきたHEIFをJPEG変換でもっとも高画質に書き出すと32MBというファイルサイズでした。
次世代画像ファイルと言われているHIEFですが、RAWで撮影するとデータが大きくなりすぎて。。。とくに6100万画素もありますからね。。。という方はRAWの代わりに利用されると良いかもしれませんね。
その、RAWの話ですが、“α7R V”では圧縮RAWと、非圧縮RAWと、可逆圧縮できるロスレスRAW(3サイズあり)の記録が選べます。実際にどれくらいのファイルサイズになるのかテスト撮影してきて、画像サイズを比較したのがこちらです。
圧縮RAW | 63MB | |
非圧縮RAW | 123MB | |
ロスレス圧縮 Lサイズ | 68MB | |
ロスレス圧縮 Lサイズ | 66MB | |
ロスレス圧縮 Mサイズ | 41MB | |
ロスレス圧縮 Sサイズ | 32MB |
.
お客様からご質問があったので実際に試してきました。ロスレス圧縮は絵柄によって圧縮率が変わってきて50%~80%くらいのサイズになります。6100万画素機ならではの、気になるポイントですね。
続いて「ブラックアウトフリーで連写できますか?」というお問い合わせですが、ブラックアウトフリーを実現しているのはメモリー内蔵の積層CMOSセンサーを搭載している“α9”シリーズと“α1”シリーズのみとなります。
“α7R V”ではブラックアウトフリーでの連写撮影はできませんでした。
こんな感じでブラックアウトします。
連写撮影スピードなども“α1”では秒30コマを実現しているし、スポーツモノなどで動きの速いモノを連写で撮影する必要がある、というケースでは“α1”のAF性能に分があるかと思います。
ドライブモードの変更ついでに「ブラケット設定」の項目があったので、こちらも機能を確認してきました。
ブラケット設定の中に「フォーカスブラケット設定」という“α”シリーズの新機能が搭載されています。
これは何をするものかというと、こうした模型撮影などで被写界深度が浅くなっている際に、フォーカスを順に送って手前から奥へ、少しずつフォーカスをずらして撮影し、あとで編集ソフトで合成してすべてにフォーカスがあっている写真を合成する、という機能です。
フォトショップで編集ができるそうです。(ソニーのImaging Edgeでは不可)
撮影設定の項目は見つけたんですが、どうもその機能の使い方がわからなかったので、実際の撮影は試せませんでした。(これを調べてしまうと取材時間がなくなってしまう恐れがあったので)また、後日、店頭展示の実機がきたところでご案内したいと思います。
そして、こちらは1ピクセルずつセンサーをずらして撮影する「ピクセルシフトマルチ撮影」です。三脚固定して美術品や建築物などのアーカイブ撮影に使うものになります。16枚撮影を合成するとなんと2億画素相当の絵作りができるという化け物みたいな機能なんですが、我々一般人がこれを使っても使いどころがないというか、表示をする機会がないんですよね。
ただ、今のVlog全盛期だと、大きな写真を1枚撮っておいて、ドンドンズームインして、なにか一部を拡大表示する、なんていう演出をするときに使えるかな? とか、店頭セミナーの時には話をしていました。
ピクセルシフトマルチ撮影は、電子シャッターで行います。撮影間隔を最短にすると、オートHDR撮影みたいに自動で4枚の写真が撮られて、あとでその4枚のRAWデータをImaging Edgeで合成してデータを完成させる、という流れです。
その仕組み上、被写体に動きがあるとぶれてしまい合成に失敗するところなんですが、新機能として動きがある部分を自動で検出して補正することができるようになったというので、わざと撮影中に手を入れたりして動きを加えて撮影してみました。
こちらが撮影してきた4枚の写真データです。1枚だけ手が入っているのと、実は背景にある紅葉もエアコンの風で揺れています。
これをImaging Edgeでの合成時にブレ抑制のオプションを入れることで補正をしてくれるようになっています。対応するのは“α1”と“α7R V”の2機種だけとなっています。
↑こちらはブレ補正を使わずに合成したものになります。わかりにくいんですが、左上の方に手の影が出ているのとモミジが揺れていてブレブレになっています。
↑こちらはブレ補正を入れたモノです。手の影がないのとモミジも揺れていません。それと液晶パネルの画像も像の重なりがあったものが取れています。
手持ちで撮影が出来るようになった、とかではありませんが、一部の動きを補正できるので、これで風景撮影などでも使えるようになりました。波の動きがあるとか木々の風の揺れがあるシーンでも、精細な風景写真が撮れるようになりますね。
さて、ここからはお待ちかねの被写体認識大喜利です。上記の様な機材を持ち込んでAF機能を試させてもらいました。“α7R V”のAF動作はXperia PROを使ってキャプチャーしています。
被写体は私のXperia Z4 Tabletに動画や写真データを入れています。基本的に私が自分で撮った写真データが多いのですが、一部、α cafeに掲載されている写真も使わせてもらっています。特に昆虫の写真は私が持っていなかったので、こういうのは助かります。
まずはα7R Vの被写体認識機能を確認。フォーカス設定のメニューの中に「AF時の被写体認識」という項目があります。以前は写真はOKだけど、動画はだめ、とかいう制約も一部有ったんですが、今はメニューを見ると写真も動画も同条件で使えるようになっていますね。
ここで認識対象をみてみます。
なるほど、今までは「人物」「動物」「鳥」という区分でしたが、その項目が増えていろいろな被写体を指定して使うことになります。
ただ「動物/鳥」と一緒になっているのと「動物」と「鳥」が分かれているモノとあります。
「動物/鳥」の項目を開いてみました。優先設定が「オート」になっています。
なるほど、認識優先で動物を優先するか、鳥を優先するかが選べるようになっています。動物も鳥も撮るというシーンは多そうですし、そのときに切り替えをしないでも両方追えるように設定を作ってくれているようです。
同様に「車/列車」もひとくくりになっているのですが、こちらはそうした優先項目などはなかったので「動物/鳥」だけ特別扱いをされているみたいです。
さらに「認識部位」というのもあって、瞳だけ行きたいとか、体だけでも良い、とかを、動物と鳥と別々に設定することなどもできます。
かなり階層の深いところの設定になっていますが、動物写真家の方にはこれは撮影テーマによって設定を小分けにできる涙ものの機能になりそうな気がします。
そして、これらの被写体の切り替えですがデフォルトではメニュー階層の深いところに入ってしまっているのでカスタムキー設定でわかりやすいところにもってきてみたいと思います。
今回はC3ボタンに被写体の切り替えを設定します。
被写体認識で「認識対象切替」にしておくと、ボタンを押すごとに被写体を次々と切り替えることができます。
「俺は動物と鳥には興味は無いぜ! 乗り物だけでいくんだ!」という方は動物、鳥、昆虫、人物の項目を落とすことで、車/列車と飛行機だけにして使うこともできます。
よし、これでカスタム設定ができました。
今は「動物/鳥」の設定になっています。先に認識した被写体の方にフレームがいくみたいです。
ここで認識対象を鳥にすると、鳥の方に強制的にAFが移ります。
ヤマガラなんて、瞳の位置が見るからにわかりにくそうなものですが、ちゃんと瞳を捉えるところがさすが。
ま、犬と鳥の瞳AFは今までのモデルでもできました。精度があがったというその他の小動物に挑戦してみます。
まずは、私の大好きなシマリスです。大宮の「リスの家」で撮ってきた写真データですが、すごいなー。これ、動画再生をしていて、それにα7R Vを向けて擬似的にAFがあうか試しているんですが、認識率は80%くらいです。
驚きのAF性能です。
従来だと3~4割くらいかな?というシマリスの瞳認識だったんですが、ものすごい精度でシマリスを見つけてくれます。
これはもうAFスピードの“α1”とか言っている場合ではないかもしれません。そういう問題ではなくシマリス探しをカメラがしてくれるので、シマリス撮影に限って言えば、相当ラクになるかと思います。
前ボケがあったり姿を隠しているシーンが多いシマリスですが、これはすごいな。
こういう保護色っぽいところでもシマリスを見つけてくれました。
うわー、やばい、これはやばい。“α7R V”の展示機がきたらSEL100400GMを溶接してシマリス撮影専用機にしても良いかも。
これは撮りに行ってみたい!(ちなみに発売日の11月25日頃はもう冬眠に入っているので、相当数は少なくなっていると思いますが)
では、ここからは動物AFから、大喜利スタートです。いろんな写真を持ってきています。
まずはパンダ! パンダは今までのモデルでも割と認識率が高く、簡単に瞳AFがヒットします。人間の目で見ると、どこに目があるのかわかりにくいのですが、機械の目でみると、黒縁でマーキングされていて、瞳の位置がわかりやすいのかもしれませんね。
体の模様も白黒ハッキリしているし。
モルモットです。これはもうタオルや靴下の塊にしかみえないんですが、ちゃんと瞳を見つけているところがすごい。
そして、なにげに難しいのが猿で、従来の動物瞳AFだと認識がしにくい動物のひとつでした。下手に人間の顔に近い作りだと認識が難しいのかな?と、思っていたのですが、“α7R V”は来ますね。
こちらも体をちゃんと認識しています。象面位相差AFの被写体位置の認識をしているだけではなく、ちゃんと枠表示になっているので、猿を認識しています。
こちらも赤ちゃん猿ですが、瞳をバッチリ見つけました。すげー!!
アシカです。これは動物と言えば動物ですが、普通は見ることのできない角度だし、これはさすがのAIもデータを持っていなかった感じですね。
こちらは以前、α cafeで「本日の1枚」に選出していただいたことがある1枚。多摩動物公園で一瞬だけ陽がさしてシルエットだけになった動物の姿なんですが、すごいでしょ、シルエットだけで動物の体を認識してくれています。さすがに瞳の場所までは特定していませんが、これは震えました。
着ぐるみを着た犬です。
着ぐるみにだまされず、ちゃんとワンちゃんの瞳を見つけました。やるなー。
もはや動物ではなくなってきていますが、こちらはぬいぐるみのaiboです。バッチリ瞳を見つけてくれました。
多摩動物公園のオムライオンです。これも動物ではないので、さすがに無理でした。
リラックマもいけました。こうして被写体が小さいと顔認識どまりになるようです。
こちらは懐かしのソニーフェアに遊びに来てくれていた「うちのタマ」です。こうした着ぐるみでもある程度いけるっていうのはたまたまなのか、ソニーさんが最初から仕込んでいるのか、謎です。
ぬいぐるみや着ぐるみの認識率高いですね。ゆるキャラグランプリに行って片っ端から試してみたいところです。
続いて列車というか鉄道編です。機関車はいけるのか?と、思っていたんですが、いけました。
鉄道の場合、いけたら先頭部、いけなかったら胴体部という認識をするみたいですが、機関車いけますね。
リニアモーターカーです。これはちょっと認識率が悪く、認識できたのはこのカットだけです。
ドクターイエローはいけるのか!? ということで試してみましたが、これは角度がわかりにくかったですかね。だめでした。
そういえば「鉄道」ではなく「列車」というくくりになっているので、こうした新幹線とかリニアモーターカーなどの先頭部がとがっているものは苦手なのかもしれないですね。
続いて「車」です。
フォーミュラーカーはいけるのか!?ですが、全然いけました。楽勝です。
正面の写真は用意していなかったのですが、サイドからでもバッチリ認識しています。試しに持っていったものは全て認識してくれました。
続いて「軽自動車」はどうなのか、ですが、大丈夫です。軽自動車も認識してくれます。
こういう機能は全世界共通で開発されているはずで、軽自動車は日本でしか走っていないから、ということで心配されて?いた方もいらっしゃるようですが、大丈夫でした。
角度にもよると思いますが、軽トラの背面だけ、というのはだめでした。ま、これは作品として綺麗すぎて軽トラとは思えない良い感じの作品ですからね。
バスも正面からのこの角度では認識できません。
ですが、こうして角度があれば大丈夫。
ちなみにこのバスは東京マラソンで最後尾から追い上げてくる回収バスです。足きりになったランナーさんがこれに収容されてゴールまで運ばれていきます。
みんなこれに乗せられるのを恐怖に感じて走っているんです。
こちらは二輪車。被写体としては認識をしていますが、枠が表示されていないので「車」としては認識をしていません。二輪車のことが何も説明されていませんでしたが、こちらはカバーされていないみたいです。
パトカー、OK!
EVカーもOK!です。これで2026年以降、ソニー・ホンダモビリティから発売されるソニーのEVカーも“α7R V”で激写できそうです。
お次は飛行機です。レッドブルエアレースのレシプロ機もOKです。認識してくれました。
フライングホヌもちゃんと顔を認識してくれるってすごい!
この角度でもホヌの顔を捕まえてくれています。
いやー、さすがソニー“α”です。最高の撮影ができそうです。
ちなみに、おもちゃのフライングホヌは飛行機としては認識していません。顔の部分を被写体として捉えてくれてはいますが、飛行機としては認識していないところがさすがです。
ヘリコプター、いけました。
飛行機AFのままでちゃんと認識するのでヘリコプターもこれはAIがデータベースとしてもっているのは間違いなさそうです。
航空ショー撮影を趣味にされている方は安心してお買い上げください。被写体としてカバーしてくれます。
Xファイターも飛行機として認識してくれました。
反乱軍の公式カメラマンとして働きたい、という方は“α7R V”があれば大丈夫です。
なお、ミレニアムファルコンは認識してくれません。というか、これはもう飛行機ではありません。
昆虫はどこまでいけるのか? も、検証させてもらってきました。こちらは蜘蛛、スパイダーはいけそうです。
作例では羽のあるチョウチョとかハチ、トンボなどが多かったのですが、羽がなくても大丈夫。
テントウムシも大丈夫。
クワガタもいけました。
チョウチョのどアップ。これも頭部をしっかりと見つけてくれています。
ちなみに昆虫の場合は全体か頭部のみで瞳AFは発動しないそうです。と、言っても頭部にAFがくればほぼ瞳AFみたいなものですね。
カミキリ虫かな? こちらも寄れば大丈夫。
羽のみえないハチもOK。
蝉もいけます。
そしてイモムシまで。。。と、言ってもこれはかなり一瞬だけでした。昆虫のAFは被写体を見つけるまでワンテンポ時間がかかることが多く、ちょっと我慢強く使うのがコツかも。
あと、ある程度の大きさで捕らえないと、画面のどこにいるのかわからない状態でのAF発動はないですね。
こちらは顔選択の機能です。最大8人までの顔認識をするんですが、選択可能な際はフォーカスの合っている人のところにオレンジのアンダーラインが表示されるので、その状態になったら、マルチセレクターで選択する顔を選ぶことができます。
当店の担当セールスさんだった藤田さんから畑中さんに枠が移動しました。
この機能は特になんの設定をする必要もなく顔認識が働いていたらデフォルトで使えるみたいです。ウェディングフォトなどで花嫁さんを撮る!というシチュエーションではなくてはならない機能ですね。
骨格などをみて人物の頭部、瞳を認識するとのことでしたが、こちらは模型ではあるんですが帝国軍の方々もしっかりと頭部を捉えられています。
人物選択でダースベーダーを選ぶこともできました。
これならいつ、帝国軍の公式カメラマンに抜擢されてもα7R Vがあれば大丈夫です。
【追記】
この時の取材時に記録した録画動画を当店のYouTubeチャンネルで紹介しました。実際にAF機能が動作している状況を動画でご覧いただけます。
さて、いよいよ時間がなくなってきました。最後に「BULBタイマー」機能をテストです。
BULB撮影というのはあれです。シャッタースピードを設定せず、自分でレリーズを押している時間だけシャッターが開いている、というもの。花火撮影とか夜景の光跡を撮るときとかに使います。
シャッタースピード優先のSモードだと30秒までしか選べません。
マニュアルモードのMモードにすると30秒の上にBULBという表示がでて、これでBULB撮影ができるようになります。
メニューから露出の項目に入るとここにBULBタイマー設定というのがでてきます。
これで2秒から900秒の間で設定ができます。超長時間露光をする際に使えます。今までだとプログラム機能付きのリモコンとかを用意しないといけませんでしたが、それすらも必要なくなりますね。
と、ここで時間切れです。
最後の最後に手持ち1.3秒で適当に撮影したショットがこちらです。
こちらは6100万画素からの100%サイズ切り出しです。
手ぶれ補正8段、すごいことになっているかも。手持ち1.3秒で、肘をついていたりそういうのなしで、本当にフリーハンドで撮っていてこれです。
ソニーαの手振れ補正はハンディカムの空間光学手ぶれ補正みたいに常時補正してくれていて手持ちでブラブラさせても補正をしてくれるというものではなく、シャッターを切った瞬間にだけ補正してくれる機能。6100万画素の高解像度を活かしてくれる補正をしてくれています。(すみません、今回は時間がなくて動画の手振れ補正は試していません。でも動画で8段分の手振れ補正とはなっていないので、そちらの効き目も気になるところですね。)
高感度耐性とか言っている場合ではなく、これが新しいαの力になるかも!
以上『α7R V』の実機レビューレポートでした。
これから続々と、ショールーム体験された方の話とかが聞けると思いますが、これももしかしてα9以来のゲームチェンジャー的カメラになるかもしれませんよ。
もう、α7R Vがあれば何でも撮れる気がしてきました!!
■ソニーストアのお得な“α7R Vの買い方ご案内
ソニーストアでは”α7R V”を11月1日(火)10時から予約販売開始します。メーカー直販だけあって「高い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ソニーの会員「My Sony ID」に登録すると”α7R V”の購入時に使える10%オフクーポンがすぐにもらえます。
火曜日からの受注開始時に、今から登録をしても間に合います。
さらに通常1年のメーカー保証が3年に延長されるサービスが無料でついてくるのと、落下、水没のさいにも無料で修理をしてもらえる「ワイド保証」にグレードアップさせることが可能。ソニーストアのワイド保証はメーカー直販ならではの保証サービスとなっていて、購入したお店の店頭でないと受けられないなどの制約がなく、ソニーの修理受付窓口であればどこでも無料で利用ができます。
新橋にある当店店頭からでもワイド保証に利用が可能で、修理回数や修理金額の上限設定などもありません。非常に強力な保証サービスが付けられます。
ソニーストアの購入をリピートされている”α”ユーザーさんのほとんどが、このワイド保証サービスを目当てにされている方が多いんです。最初はワイド保証を有料で利用するコトになりますが、ソニーストアでの購入額が増えてくると半年に一度、無料でワイド保証のクーポンがもらえるようになりますので、多くの方は無料でワイド保証を利用している、というのも事実。
この機会に是非「My Sony ID」の登録&ソニーストアでの”α7R V”の購入をご検討ください。
■テックスタッフ店頭購入特典のご案内
ソニーストアを初めてご利用になるお客様は保証についての割引クーポンをなにもお持ちでないと思うのですが、当店の店頭からAV商品の購入にソニーストアをご利用いただければ、3年ワイド保証、もしくは5年ベーシック保証を半額にするクーポンがプレゼントできます。(5年ワイド保証、“α”レンズやPlayStation製品など一部対象外製品があります)
3年ワイド保証、5年ベーシック保証の加入料は通常商品価格の5%程度に設定されているのですが、その保証アップグレード料金を当店では半額にすることができます。
αレンズは対象外になりますが、その分、αあんしんプログラムでカバーできるようご案内します。
また、12月末までは「オータムフェア」を開催しています。新橋にある当店ソニーショップ テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。常連様にはお馴染みの期間限定特典も配布中です。
また、”α7R V”を当店からご予約いただいた方には特別なおもてなしをご用意しています。
CFexpress Type Aカードの特価販売を当店で“α7R V”を購入された方だけに特別にご案内いたします。是非、合わせてご検討ください。
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デジタル一眼カメラ“α7R V”に大型アップデートが公開されました。Ver.2.02からVer.3.0へ、メジャーバージョンアップし、ネットワーク系のアップデートが多いんですけど、その中に『ブライトモニタリング中に「ピン […]
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明日の1月18日ですが天体イベントがあります。望遠レンズをお持ちの方でしたらどなたでも参加可能。月が見えれば撮影チャンスありの「月面X」が18時50分ごろから1時間ほど見られるチャンスがあります。
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