Xperia PRO-Iと走ってきた『東京マラソン2021』完走の感想
先週日曜日に「東京マラソン2021」が開催されました。コロナウイルスの感染拡大が続く中ですが、徹底したコロナ対策の上での万単位の参加者がいるイベントを再開させられた関係者の熱意には頭が下がるばかりです。
特別な「東京マラソン」になった今回ですが、そのイベントの様子を参加ランナーの目線でレポートしたいと思います。
今回はさすがにデジタル一眼“α”を持っての参加はできなかったため、ほぼ全てスマートフォン「Xperia PRO-I」での撮影レポートです。
こんにちは、店員佐藤です。
無事ではありませんが「東京マラソン2021」を完走してきました。世界最速選手「キプチョゲ」選手と同じ大会を走ることができるなんて、ちょっとスゴくないですか!? マックス・フェルスタッペン(レッドブルホンダのF1チャンピオンドライバー)と同じレースを走るコトなんてまずできないのに、東京マラソンはこれがありますからね。
日本一のマラソンレース「東京マラソン」ですが2020年大会の開催直前に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大があり開催1週間前に市民ランナーの出走はキャンセルされて、エリートランナーだけでの大会になりました。
その際に出走を予定していた市民ランナーさんには2021年と2022年の2回のどちらかに参加する権利を与えられていたんですが、2021年春も秋も感染拡大がとまらず延期になっていて、2022年3月開催も直前になって第6波がやってきてしまい開催が危ぶまれていました。
緊急事態宣言は出ていないモノの「まん延防止等重点措置」が全国に発出されていて開催は難しいかと思われましたが、2022年大会を中止にして代わりに2021年大会を開催。2021年の秋開催予定のときに海外からの参加ランナーさんの枠が京王プラザホテルの宿泊とセットになって300名分販売されておりそれを1人約10万円で購入して、私はすべりこみで参加できることになりました。
ちなみにうちは夫婦で申し込んでいるので20万円の出費です。ホノルルマラソンに出るよりは安く済んでいるかとは思います。東京マラソンのチャリティ参加も同じくらいですしね。
ということで、話は予約していた京王プラザホテルへの宿泊からスタートです。
「京王プラザホテル」はスタート地点に一番近いホテルで、ここは外国人ランナーさん向けに限定販売されていたんでしょうね。事前に調べても東京マラソンに出場する際に京王プラザホテルを利用した人の話が見つからず、様子がわからないままに訪問しました。
予約は眺望無しのスタンダートツインだったものが、チェックインしたときにスーペリアツインにアップグレードした部屋を用意してくださったと知らされます。
眺望も期待はしていなかったんですが目の前に東京都庁がそびえ立っており、東京マラソンのスタート地点が見下ろせる部屋でした。
この日は店員よねっちにお店番をしてもらっていたんですが連絡してα7R4と広角レンズを用意してもらい、あとで取りに行くことに。こんなすごい景色だとは思っていなくて本当にXperiaしか用意していなかったんです。こんな絶景だったらタイムラプス撮影しないともったいない!
チェックインして荷物を置いたら、その足でスタート地点にある明日のランナー入場ゲート等を確認しにいきます。
ランナーはあらかじめ申告してあるゴールの予想タイムに従って速い順にスタートエリアが割り当てられています。5時間35分がベストタイムの私は4時間59分59秒を目標にして申告しているのですが、スタートエリアは後ろから2番目のKエリアです。こちらの4番ゲートから入場する事になります。
ここがKエリアで、明日の朝9時までに4番ゲートを通ってここに整列します。スタートは9時10分ですが、今回は密を避けるため3回に分けてスタートする「WAVEスタート」を行います。私たちのKエリアは3回目のスタートで9時35分出発です。
東京マラソン公式のスタートは9時10分で制限時間は7時間になっているので20分遅れで出発する私たちも制限時間に変わりは無く16時10分がレースの終了時間。
最後尾ランナーが一番制限時間が短いという、もうちょっとハンデが欲しい感じではあるんですが、遅いランナーが前の方にいたら、それはそれで問題がありまくるので仕方がありませんね。
速いランナーさんは良いタイムを出してください。私たちはここからゴールを目指します。
仮設トイレも待機エリアごとに設置されています。たった1日の、たった数時間のためにこんな準備をしてくれているなんてスゴい。参加料はアップしていて今回は1人15,000円が出走料になるのですが、全然高くないと思います。
さて、スタート地点の下見が終わったら、その足で東京ビッグサイトへ向かいます。
楽しみで仕方が無くて木曜日も1人で来ていましたが、本来は出走するランナーさんは時間予約をして1回だけ手続きをしに来るところ。木曜日~土曜日までの3日間開催していて、マラソンエキスポも兼ねており一般の方も入場ができて、木曜日は一般観覧ということで入場していました。
出場するランナーさんはPCR検査を義務づけられていて、自宅出発前に検体を用意して持ち込む必要があります。それと専用アプリをスマートフォンにインストールして直近2週間の体温記録も義務づけられています。どれひとつなくても大会に出場できなくなるという厳しいルールになっています。
ランナー受付の時間も予約制になっていて事前に都合のよい時間を申し込みして、その予定時間で入場します。要は混まないように分散させるための時間予約制なんですが、人気があったのは土曜日の早い時間。
私たちは夕方の予約枠しか取れませんでした。
もっとも人気の高い土曜日のランナー受付なんですが入ってみるとご覧の通り。6年前は人でごった返していて列に並んで受付をしていましたが、この広いスペースで全然並ぶことなく手続きがすすみます。
ただし、受付手続きをするのにスマートフォンが必須で、事前の体温測定記録も、入場受付のバーコード表示も全部スマートフォンを使います。本番入場時の顔写真登録もここで行います。スマートフォンアプリの顔写真にロックをかけて、明日の本番の入場時に顔認証をすることで、ランナー受付と本番レースの同一人物認証を行います。
なのでスマートフォンがないと、今回の東京マラソン2021は出場不可能です。
割とお年を召されたベテランランナーさんもいらっしゃるんですが、スマートフォンの操作とか大丈夫なのかな?と心配になります。
肝心なときに電波が届かないとか、通信ができないとか、電池が切れたとかも起こりうるので、すごい怖いシステム。予備のバッテリーとか持っていかないと不安になりそうです。
スマートフォンでの手続きがすべて終わると、窓口でゼッケンがもらえます。出場に必要なものが一式入っていてシューズにつける計測器などもここで渡されます。
6年前には全員に記念品としてプレゼントされていた大会Tシャツは現在は別売り。希望者だけが事前にお金を払って別途申し込みをしておくともらえます。
ここでしか手に入らないTシャツですし、当然、ここは事前購入してあるものをゲットしてきました。
あとはランナーさんのおもてなしが待っています。スポンサー企業のブースが並び、いろいろなグッズがもらえる・・・はずだったんですが、6年前とは少々様子が変わっているようで、それほど大判降るまいな感じはなくなっていました。
大塚製薬さんにはワイナイナ選手がいたり、近畿日本ツーリストさんでは大抽選会をしていて旅行券をいただいたり、セコムさんからは記念品をもらえていたり、BMWさんからは応援グッズをもらえたりしていたんですけど、そういう豪華景品がなくなっていました。SEIKOさんも登録をしておくとゴールしたときに記録賞のプリントとかもらえたのに、今回はやっていないみたいです。
コロナ感染予防対策で省略されているのか、今回は参加人数が少ないので手渡しするアイテムを減らしているのか。それでもマラソン大会の事前イベントの規模としては日本一なんだろうなー。
マラソンEXPOはビッグサイトの南館での開催ですが以前と同じように最上階がランナー受付&メインスポンサーエリアで1Fに降りると協賛スポンサーさんのエリア。マラソングッズの販売会などもあり、ここでちょっと珍し目のオレンジのキャップを見つけたので、これをレース本番の目印にすべく購入。
あとはエネルギーチャージのためのゼリー類なんですが、そうでした、ここで安くセット販売してたんですよね。事前に用意してしまっていたので、もう必要ないんですが、そういえば6年前にもそういう反省をしていて、次に参加するときはここで買おうって言ってたのにすっかり忘れていました。
木曜日に来たときは地方自治体のブースでいろいろな小物の配布もしていて、千葉アクアラインマラソンブースではチーバ君グッズも配っていましたが、それらも最終日にはほぼ全部品切れ。
マラソンEXPOに行くなら初日が一番おトクみたいです。
そんなこんなでランナー受付を済ませて、再び新宿に戻ってホテルで就寝です。
夜は都庁舎がウクライナカラーにライトアップされていますが、この色は東京マラソンのボランティアさんのカラーでもありますね。
朝になりました。
京王プラザホテルは朝7時からレストランが開くのですが、この日は特別営業で朝の5~7時にビュッフェが営業しています。7時以降は通常の定食メニューのみになるんですが、ランナーさん向けのおもてなしをここでしてくれていました。
マラソンの直前には「カーボローディング」と言って、すぐにエネルギーになる糖質をたくさん取り込みます。私もここでご飯をおかわりしてガツガツといただきました。用意してあるおかずは7時以降の通常営業したときの定食メニューと同じ様なもの。ちなみに和定食と洋定食、サラダ定食があるんですがお一人様3,500円です。
スゴい美味しい朝食ビュッフェでした。
レース3時間前の6時に朝食をいただき、あとは部屋で時間になるまでストレッチをしながら過ごします。
まだ朝7時なんですが、先頭のAエリアではすでにスタート位置の場所取りが始まっています。この日の気温は低くてまだ5度くらいしかないと思うんですが、すごいです。あそこにいる人たちは3時間切りをするようなすごい人たちなんだと思います。
こちらはゴールするのがやっとくらいの激遅ランナーなのに、招待選手並みの待遇で申し訳ないような。
で、このスタートの様子を記録しておきたくて、ランナー受付に行ったときにお店に寄ってαと三脚、忍者レフなどを一式持ってきました。ここから3時間のタイムラプス撮影でスタートの様子を記録しておこうと思います。
6100万画素の“α7R4”にGレンズの組み合わせなら、あとで自分が映っているかどうかわかるんじゃないかと思っていたのですが、さすがに顔までは認識できませんでした。
レース中の撮影機材はスマートフォンの「Xperia PRO-I」です。入場ゲートを通るときに顔認証をした体温測定アプリが必要になるし、途中離脱したときもこれがSuicaの代わりになるし、ランニングの記録も取るし、タイム計測もするし、写真も撮るし、動画も撮るし。
ある意味、東京マラソンは丈夫で安定したスタミナ性能のあるスマートフォンが絶対必須です。
京王プラザホテルのロビー階に降りると、そこにはたくさんのランナーさんがいます。
皆さん、シュッとしてて速そうな方ばかり。おそらく今回の大会を体重別で区分けすると私はかなり少人数のクラスで出走することになると思います。
京王プラザホテルから入場ゲートまではものすごい混雑。スタート直後のエリートランナーさんを観たい一般の方と、入場ゲートを目指すランナーさんでごった返していました。
マラソンコースになっている道はすでに立ち入り禁止になっているためエリア外の歩道を歩くのですが、かなりのノロノロ状態です。30分くらいゆとりをみて出てきましたがちょうど良かったかも。
ここが入場ゲートです。ここで体調チェックアプリに登録してある顔写真とチェックをして進みます。そうか、もうここでの本人確認とかは顔写真だけですね。
予定していたKエリアに到着。ここでWAVEスタートの第1陣の号砲を聞くことになります。
3回に分かれてスタートをしますが、そのひとつひとつで3~5エリアくらいがまとめて出発していきます。スタートをするたびにちょっとずつエリアの人たちと一緒にコースを進んで行きます。
WAVEスタートの良いところは密集しないところと聞いていたんですが、ここだけはやはり我先にとなるので混みます。混むんですけどまだこの時点では誰もマスクを外していません。全員マスク装着状態。(1km、2kmと距離が進むとマスクを外す人たちが増えていきました。)
ランニング中はマスクを外して良いことになっていますが、スタート前とゴール後、それとトイレ利用や救護所の利用の際はマスクの着用が義務づけられているため、マスクは持ったまま走ります。
最初のスタートから25分後、9時35分に我々3回目のWAVEスタート組が出発です。WAVEスタートのおかげで、目の前で号砲を鳴らしてくれるのと、スタートゲートのスモークもたかれて、さらに小池都知事もお見送りしてくれました。
6年前の桝添知事のときは私たちがスタートしたときに姿がなかったというのに、ちょっと嬉しい。
3回に分かれたWAVEスタートの様子は京王プラザホテルから“α7R4”のタイムラプス撮影でバッチリ撮れていました。
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3秒間隔での撮影にしていたのですが、ギリギリ、キプチョゲ選手の姿は撮れていませんでした。テントの上から頭をちょっとだけ出している姿が見えるんですが、これだけでは本人確認ができないなー。
自分の姿も見つけられませんでした。まー、人数がすごいですからね。
なお、参加人数ですが38,000人くらいが最大で出走するところが、今回は25,000人枠で募集をしており、さらに実際に参加されたランナーさんの数は2万人を切っているそうです。
いつもの東京マラソンと比較すると半分くらいの人数でレースをすることになります。
おかげで、全体に空いている感じのマラソン大会。コロナ感染拡大のため休園していたディズニーランドが人数制限をして開園を始めた直後みたいな雰囲気です。
こんな少ない人数で、東京の景色を楽しめるって、走っている間中、特別感を感じられました。
その代わり沿道の応援は劇的に少なく、ここ防衛省の市ヶ谷駐屯地でも楽団の応援演奏はありませんでした。6年前はここで宇宙戦艦ヤマトのテーマが高らかに演奏されていて、イスカンダルまでの旅立ちを応援してくれていたのになー。
目白通りの工事があり一部コースが変更になっている部分もあります。ここ水道橋は東京マラソンでは初めて通るルートになります。東京●●●●●●2020のマラソンコースを下敷きにしている部分もあり、それで2017年から新コースになっているんですが、さらにそこから今年だけ?特別コースになっています。
そして、ここが今回の目玉。なんと、秋葉原に東京マラソンがやってきました。電気街をマラソンで走るのはこれが初めてなのでは!?
東京マラソンのメインスポンサーに東京メトロがついていますが、これは単にお金を出しているスポンサーではなく、コース自体が地下鉄の上を通るように設計されていて、それでコースを地下で横断できるようにサポートしてくれている、という面もあります。
ですが、ここ秋葉原の地下を通っている銀座線は上りと下りがつながっていない駅になっていて、通りを完全に分断してしまっています。本来、ここはコースになるべきではないんですが、第一京浜の工事により、品川駅の折り返しができず、田町駅折り返しになるため、秋葉原の折り返しで距離を調整する必要があったんでしょう。
上野広小路で折り返してきて、再び秋葉原を走ります。ここで10km地点を通過。
前日からのカーボローディングと、出走直前のエネルギーチャージのおかげで絶好調です。予定よりもやや速いペースで進んでいます。
旧万世橋駅の脇を通り過ぎていくのも今回大会ならではの風景です。
神田日本橋を抜けて、ここから東京を北上していきます。
浅草雷門の前を通って、東京スカイツリーも一望。
東京マラソンの最大の魅力は沿道の応援の多さもそうですが、この東京の景色をいっぺんに全部楽しめるところ。
東京マラソンを立ち上げてくれた石原都知事には感謝しかありません。
ここから左折して今度は両国を抜けて門前仲町までの長距離往復。ここで20.9km関門を通過するのですが、なんと関門時間まで23分も残しているという偉業を達成します。
激遅ランナーの私たちは大抵、貯金は10分くらい。多くても15分くらいで関門を抜けていくのですが、貯金が20分もあるなんて初めてのことではないでしょうか!? 今日は本当に絶好調です。(調子が良いのもありますが、やっぱり空いてるんですよね。ランナーさんが少なくて)
給水所ではコース中で唯一、栄養補給のためのゼリーを配布しているところでカロリーメイトゼリーをゲット。
エネルギーチャージグッズは背中のリュックに入れて持ってきてはいるんですが、この冷えているゼリーは美味しかった。最高。
門前仲町まで行って帰ってきました。ハーフマラソンを1本走り終わって、ここからハーフマラソンをもう1本です。だいぶ疲れた状態でのハーフマラソンのスタートになりますが、もう2/3は終わっています。これはいけるぞ。
29.2km地点を通過。14時に関門閉鎖になるところを貯金16分で通過します。ペースが落ちてきていますが、まだいける、いける。
マラソンは時速何kmで走る、という言い方はせず、1kmを何分のペースで走る、という言い方でスピードを表現します。ここからなら1kmを9分で走っても多分間に合うペースです。
なお、トップランナーのキプチョゲ選手とかは1kmを3分切ったペースで走るし、普通のマラソンランナーさんは5~6分くらいで走ります。うちはここまで7分半~8分ペースくらい。
30kmを超えると一気に疲れが出てきてペースが落ちます。歩いたり走ったりを繰り返しながら前へ進みます。日本橋から銀座4丁目へ向かって爆走!
ソニーショールーム/ソニーストア銀座のある銀座4丁目交差点でkozyさんに偶然出くわして写真を撮ってもらったら、あとは数寄屋橋交差点にある33.5km関門を抜けて、残るは最終関門を過ぎるだけ。
で、ここでピンチがいきなりやってきます。数寄屋橋交差点の最後から2つめの関門でなんと貯金が4分に激減。たった4Kmで16分あった貯金が4分まで減りました。
この間、ペースが10分/kmくらいまで落ちてしまっていました。というか、ほとんど全部歩いていました。
やばい! このままだと二人とも最終関門が抜けられない! どうする!?
ということで、ここで妻を見限って、私だけ全力疾走にチェンジ。二人共倒れよりも一人だけでもゴールしてメダルを持ち帰ろう、という作戦にチェンジしました。
再び7分30秒/kmまでペースを上げて田町駅の折り返しを目指します。
田町駅で4回目の折り返し。これで折り返し点は最後です。この先に最終関門があります。
折り返すと、なんと、そこには妻の姿が。
頑張ればなんとか間に合う場所にはいます。見捨ててきてしまい申し訳ない!これは帰ってからいたわってあげなくては。。。
が、妻の姿を見たのはこれが最後でした。
彼女はギリギリのところで最終関門を抜けることができず、あと30秒あれば、いや10秒あれば抜けられた、という言葉を残して収容バスに乗るのでした。
私の方は最終関門の芝5丁目交差点を7分の貯金まで持ち直して通過。
この37.8km地点を抜けると、残り4.5kmを55分かけて走れます。走れるというか、全部歩いても間に合うくらいのペースなので、実は東京マラソンは42.195kmのレースではなく37.8kmのレースなんです。
周りもほぼ全員歩いています。2016年大会のときは、これが35km地点のところにあり、そこからは全部歩いてもOKペースでした。最後はこうなるんですよねー。完走率の高いレースならではのペース配分です。
しかし「丸の内仲通り」は長かった。ここで1km弱の長さがあるんですが、コロナがなかったら、両側に応援の方達が幾十にも重なっているんです。そんなところでラスト1kmを迎えたら歩けません。最後の最後に鞭を打たせる様なコース設計になっています。
ですが、今年はこうして沿道にはバリケードが作られていてコース脇に来られないようにしてあります。ボランティアの方も立ち止まっての観戦はご遠慮ください、という案内をしていました。
沿道にいらっしゃるボランティアさんも声を出しての応援は禁じられていて、拍手だったり手を振っての応援に徹しているので、とても静かな東京マラソンでした。
ですが、ボランティアさんの応援は大きかった。感謝、感謝の東京マラソンです。
ということで、あっという間ではありませんでしたが、東京マラソン2021のゴールラインを一人で超えることができました。
回収バスに乗った妻は最終ランナーさんの後を走っているそうで、東京駅の到着は誰よりも遅くなるそうです。
こちらはゴールした証拠です。6時間45分45秒でゴールできました。これが最後のフルマラソンです。もう二度と走らないと思ってゴールするんですが、不思議と半年もすると忘れているから不思議です。
この後、メダルを首にかけてもらって、たくさんのスポンサーさんから完走のご褒美をプレゼントされるのが前回だったのですが、今回は感染予防対策のため、最初からひとつの袋に収められていて、これをひとつもらうのみ。
あ、このあと副賞でポンチョとミカンをいただきました。
首にかけてもらっていた完走メダルはこの扱いです。
まー、仕方がないか。大会規模から考えたらこんなのは小さなことです。
応援ありがとうございました。無事ではありませんが、一人だけゴールです。このあと、風の強い中、ランナーの出口ルートがえらい遠くに設定されていて、応援にきていただいていた方々にご挨拶もできず、地下鉄に逃げ込むのでした。
再び、京王プラザホテルへ戻り2泊目です。大手町から丸ノ内線1本で移動してきましたが、もう一歩も歩けません。収容バスにひかれたみたいな感じです。
完走ポンチョもメダルもひとつしかありませんが、これは二人で獲ってきたものです。大事にしましょう。
ちなみに収容バスに乗って回収された場合ですが、なにも記念品はないそうで、水かポカリ、それと羊羹をもらえただけだったそうです。
今回は記録証のプリントなどもないし、いろいろ簡素化された大会になっていますが、これがコロナ禍の中で開催するための手立てだったんでしょう。
とても安心して参加できるシステムになっていたし、これがウィズコロナの中でも開催できる大規模イベントの見本みたいになることを祈るばかりです。
旅の記録をしてきた「Xperia PRO-I」ですが、こちらも最後まで記録をとり続けてくれました。
マラソン大会に「Xperia PRO-I」を持ち出したのはこれが初めてですが、これで4K HDRでの動画撮影もしてきました。
本体のハードウェアスイッチで静止画撮影と動画撮影のボタンがそれぞれ用意されているので、写真の時はシャッターボタン長押し、動画のときはRECボタン長押しで起動させて撮影しています。
反省点としては、ポケットに入れて持ち運んでいたもので、レンズに曇りがすぐついてしまっていた点。撮影のたびにレンズ面を拭き取るのは面倒なので、なにか体に密着しないようなケースを用意すればよかったかな、とは思いました。今後に生かしたいと思います。
しかし、撮ってきた動画ですが、すごい。前回走った2016年大会当時だとα7S2を使って4KフォーマットでS-logを使って撮ってきてPCでカラーグレーディングしてHDR映像にしなくてはいけなかったのに、スマートフォンひとつで4K HDR撮影が可能。
しかも手ぶれ補正がかなり効いていてまるでジンバルを使って撮ってきたみたいな映像になっています。さすがに動画撮影時にはピョンピョンとはねては走らないように気をつけていましたが、かなりなめらかな映像が撮れています。
コース後半になってくると私の体力がなくなってきて撮影回数が減っていってしまったのが一番問題だったかも。
今回の私たちの「東京マラソン2021」で観てきた景色はこちらです。
穴あきイヤホンの『LinkBuds』は妻がヘッドホンを使わなかったため、二人の時は出番なし。最後に分かれてから使い始めたので1時間も利用していません。
本番、音楽なしで走ったのが二人で完走できなかったことの原因だったりして。w
これだけ撮れれば、もうミラーレスカメラはいらないや、ということにはなりませんが、旅の記録とかblog用の記録写真&動画だったら1型センサー搭載の「Xperia PRO-I」だけで大丈夫かも。
「Xperia PRO-I」と一緒に次はどんな旅ができるかな。
PS
妻は当初20km地点くらいまでしか行けないつもりでいたものが、ほぼ最後まで行けてしまったので逆に自信がついてしまったようです。もう一度、フルマラソン挑戦があるかもしれません。(^_^)
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