3月3日は都内で大規模な交通規制があり大イベント「東京マラソン2024」が開催されました。今年も応援に行きつつ、写真を撮りつつ、ライブ配信をするために28km地点の蔵前橋へ行ってまいりました。今年の撮影レポートです。

 

こんにちは、店員佐藤です。

私が前回出走させていただいたのは2022年に開催された「東京マラソン2021」でした。あれから2年。今年は感染対策のための措置もなく、出走者数も37,000人とコロナウイルスの感染拡大前と同じスタイルでの開催になっています。声出し応援もなにも制限はなくなっていて、いよいよ日常が戻ってきた感じ。

昨年に続き、今年も28km地点の蔵前橋にプロフェッショナル用カメラ「FX30」を持って行ってまいりました。ここからランナーさんの走行シーンを生配信しつつ、動画撮影しつつ、別途”α9 III”も持って行って写真撮影もさせてもらってきています。展示機フル活用での機材の無駄遣いみたいな感じですが、こういうのって自分でやってみないと機器の限界がわからなくて、店頭での説明用の体験として勉強させてもらっています。

昨年はFX30とXperia 1 IVと2台で撮影して、FX30の動画は撮影後に持ち帰って編集してからYouTubeアップロード。Xperia 1 IVはそのままYouTubeへライブ配信、ということをしています。

いろいろ失敗があって、原因はわからないんですがXperia 1 IVは1時間ごとに配信がストップしてしまい長時間のライブ配信ができませんでした。そこで今回はFX30のHDMI出力から映像信号を「外部モニター」アプリで取り込み、それをYouTubeへライブ配信しています。この方法だと映像信号が途切れてもストリーミング配信は続けられるので1本のストリーミング番組として最後まで配信を続けられます。

FX30の方もできれば1本の動画で撮りきりたいので外部電源を用意してこれで3時間半の一発撮りに挑戦。昨年はポータブルバッテリーの容量が足りなくて途中でバッテリー交換をする必要があったのですが、今回は30,000mAhのものを持ってきたので、これで大丈夫なはず。（テストしたときは1時間で10,000mAhの消費でした）

HDMIケーブル、USBケーブルともに2mの長さがあるのでカメラにぶら下げなくても足下に機材を置いておけます。

マイクは「ECM-M1」を使ってステレオ収録しました。カメラで収録した音声を使ってXperia 5 Vから生配信です。

Xperia 5 Vはpovo 2.0が使える様になっており、今回は1日使い放題で330円というのを利用。結果的に3時間半で8GBのデータを消費しています。配信した動画はこちら。

映像はだいぶ乱れてしまいました。昨年はまだもう少し見られるモノだったんですが、今年はランナーさんの数も増えているし、沿道の応援の方々も多く、通信状況が悪化しているのかも。

ここの場所は、マラソンでよく言われる「30kmの壁」の手前で、まだ多くのランナーさんが元気（30kmを超えると急に苦しい顔のランナーさんが増えます）なのと、背景に東京マラソンならではのスカイツリーが映るので私が考える最高のロケーションなんですけど、普段、それほど人通りが多い地域ではないところに大量のランナーさん（ほぼ全員スマホを持って走っています）と応援の方が出てくるので、東京マラソンの時だけは通信環境がだいぶ悪くなっているのかも。

ダウンロードについては「Video & TV Sideview」を使って、普通にテレビ視聴ができていたので余裕があるみたいですが、アップロードが詰まっている感じなんですかね？　新発売のポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」がショールームのテストではアップロードスピードが速かったので、これがあると違うかも。発売が3月3日前だったら個人的に買ってしまっていたかもしれません。

ロケーションは良いところなんですが、電波環境の違いをテストするために、来年は違うところで応援しようかなー。

店頭にお越しになっていたお客さんに声をかけたらお二方が付き合ってくれました。Snake KingさんとM君です。人数が多いと気づきもたくさんあるし楽しい♪

蔵前橋の良いところは道路の反対側が20km地点になっているところ。距離にして半分弱くらいのところを対岸で見ることができます。先頭集団を流し撮りで激写！

王者キプチョゲ選手は20km地点手前で失速してしまい先頭集団からやや後れている展開。

続いて日本人選手の先頭集団がやってきて、鈴木健吾選手や服部選手の姿が見られます。

ここから門前仲町まで行って折り返してきて復路の28km地点が見られるわけです。

こちらはSnake Kingさんが撮影された猫ひろし選手です。わざわざ目線を合わせてくれているのはどうしてでしょう！？

こちらは井上咲楽選手です。スタッフの方達に囲まれて走っていました。昨年はにこやかに楽しくランしていましたが、今年は消さしそうな顔。しかし、今年は自己最高記録を出したそうで、必死の走りだったんですね。

 

復路です。今大会で日本人最高位の西山選手は写真ではおさえていなかったのですが、FX30で録画できていました。他の選手と並走していたため、これはうまく撮れなかったかな。

なお、このシーンのテレビ中継で、自分の姿が映っていたのを確認。帰ってからマラソン中継を見るときの楽しみのひとつです。

 

ということで、ここからは”α9 III”で撮影した各選手の写真です。優勝したキプルト選手です。大会新記録、世界第5位の記録でゴール。

28km地点ではトップで走り抜けていったキプラガト選手。

一昨年と昨年の優勝者、キプチョゲ選手。

パリ五輪まであと40秒だった西山選手。悔しかっただろうなー。

日本人最速記録をもつ鈴木健吾選手は21位でした。

その他、井上咲楽さんも出場されていて姿は見つけられたんですがシャッターを切れず。猫ひろし選手はバッチリ撮れました。

 

今回は知り合いは誰も走っていないと思っていたんですけど、20年ほど前にソニーさんでお世話になったOさんがこちらを見つけてくれてご挨拶してくださいました。嬉しかったです。

今大会には過去最高の14,000人の外国人ランナーさんが参加されたとのこと。昨年は台湾のランナーさんが多かった印象なんですけど、今年は欧米系の方が選手、観客ともに多く、インバウンド大国を感じる東京マラソンでした。

今回の4K 60Pの動画撮影がこちらです。YouTubeで概要欄をご覧いただくと、タイムリストで有名ランナーさんなどの見どころがわかるようになっています。

※YouTubeへの動画アップロードは終わっていますが4K画質のYouTube側のレンダリングまで数十時間かかります。4K視聴ができない場合は、時間を空けて後ほどご覧ください。YouTubeの計算では3月5日午前3時頃まで処理がかかる予定です。

完走されたランナーさん、おめでとうございます。完走できなかったランナーさんも、ここまでよく頑張りました。たくさんの元気をありがとうございました。

 

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