【フォトレビュー】ヘッドフォン連携で使える『LinkBuds Speaker』実機レポート
ソニーのLinkBudsシリーズになんとスピーカーが登場。LinkBudsシリーズならではのミニマムサイズに高音質、ワイヤレスヘッドホンとの連携が可能ならしさ溢れる「LinkBuds Speaker」の実機紹介です。
たくさんの写真でサイズ感をお伝えしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
今日は「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」などのワイヤレスイヤホンのLinkBudsシリーズが発表になっていますが、シリーズ初のワイヤレススピーカー「LinkBuds Speaker」も発表になりました。
実機の様子をお伝えしたいのですが、こちらのモデルの記事作成時はまだ対応アプリの用意がないため「LinkBuds Speaker」ならではの新機能を試すことができていません。後日、改めてアプリ「Sound Connect」を使っての実機レビュー記事をお届けしたいと思います。(一部、追記してアプリの様子も掲載しました)
今回はサイズ感をお伝えするため、多数の写真を使って外観の紹介をいたします。
まずは「LinkBuds Speaker」の価格帯ですが29,700円で、同価格帯には「SRS-XE300」(ストア価格:27,500円)というスピーカーがあります。下位機種には今年発売になった12年ぶりにサブウーファーを内蔵したコンパクトスピーカー「ULT FIELD 1」(ストア価格:19,800円)があり、こちらと同様に「LinkBuds Spekaer」もサブウーファーとトゥイーターの2WAY構造になっています。
こうした小型スピーカーの性能は年々向上していて、今やサイズなりの音質ではなく「なんで、こんな小さなスピーカーからこれだけの音が出るの?」という製品が連発されています。
この「LinkBuds Speaker」も同様で小型ながらも量感のある低域がなり、歪みの少ない自然な音質のボーカルが楽しめます。「ULT FIELD 1」は重低音に振ったモデルですが、それよりもナチュラルな音質を目指したスピーカーになっているかと思います。
さて、ユニークなのはワイヤレススピーカーにクレードルが付属していて、クレードル充電をして使うという点です。
ホワイトカラーのモデルには同色のクレードルが付属しているんですが、見ての通り、LinkBuds シリーズで採用されているマーブル模様が施されていて、スピーカーがおでかけしていてもクレードルがなんとなくインテリアな感じのデザインになっているのは面白いですね。
スピーカークレードルはUSB Type Cケーブルで給電します。ACアダプターは付属しませんので携帯電話で使っているものなどを流用されると良いかと思います。
クレードルがなくてもスピーカー単体で充電が出来るようにもなっていて、満タン充電にすると25時間の長時間利用が可能。
急速充電にも対応しており10分の充電で約70分の再生ができる仕様になっています。
なんで、クレードルがあるの?というところですが、使ってみると分かるんですけど、ワイヤレススピーカーって防水仕様になっているので、USB端子が分厚いフラップで守られているものがほとんど。ハッキリ言って充電は面倒なんです。
この載せるだけで充電出来るというのは、繰り返し使っていると相当楽な思いができると思います。
ちなみに充電しながらのスピーカー再生も可能です。
本体は防滴仕様(IPX4)になっており、キッチンやお風呂での利用、キャンプでの利用も可能。
超短いストラップも装備されているので、これでどこか高いところに引っ掛けておくこともできます。
ストラップは取り外し可能になっています。かぎ爪みたいな形状のフックになっていて、なにか先の細いメガネ用のマイナスドライバーなどが必要になるのですが、左にずらしていくとストラップは外せます。
自宅で置きっぱなしにして、頭を使って移動させるくらいだったら、外してしまっても良いかもしれません。
とても部屋に馴染むデザインで、ソニーファンの方でしたらポータブルシアターシステム「HT-AX7」を思い浮かべるはず。
表面がファブリック地で手触りもよく、見た目にもインテリアとして部屋に置いておきたくなるスピーカーシステムです。LinkBuds Speakerも、その居心地の良さそうなデザインはそのまま継承されている感じです。
ちなみに、充電端子もよく見ると似ています。
円形のHT-AX7のサテライトスピーカーは丸い充電端子で360度、どの方向で載せても充電出来るようになっていますが、LinkBuds Speakerは四角い端子が採用されていて90度回転でどの方向に載せても充電出来る様に工夫されています。
置き場所に寄りますが、やはりスピーカーの正面が一番良い音がしますので、聞いている場所に向けられるよう、クレードルをどの向きに置いていてもスピーカーを載せる角度の調整だけでベストポジションに向けられる、という工夫がされているわけです。
そして、最大のウリはリニューアルした新アプリ「Sound Connect」で設定するヘッドホンとの連携です。
「Auto Switch」と呼ばれる新機能でヘッドホンとワイヤレススピーカーの間で再生機器の切り替えを自動で行うことができます。つまり、外出先から帰ってきてイヤホンを耳から外すと、自動でスピーカーに再生中の音楽が移って続きを再生してくれる、ということができます。
外出先ではヘッドホン、自宅ではスピーカー再生をシームレスにしてくれる仕組みです。
対応するヘッドホンは新発売のLinkBuds Fit、LinkBuds Openの他、LinkBuds S、WF-1000XM5、WH-1000XM5が対応します。既存の発売モデルではLinkBuds Speaker発売時に本体アップデートが行われて対応するようになるそうです。
なお、残念ながらWalkmanはAuto Switch非対応になるとのこと。一部スマートフォンでの利用もできない場合があるらしいので、対応機種についてはメーカーサイトにてご確認ください。
※このあたりの話はまだ当店でも検証ができていません。後日、レビューレポートでお届けします。
ソニーのヘッドホンシリーズに搭載されている「Quick Access」機能も搭載しており、ボタンを押すと電源が入って音楽再生まで1ステップで行うこともできるそうです。あらかじめSpotifyなどに設定しておくと、スマートフォンの操作なしに音楽再生がはじまる、アレです。
出荷時はオフになっているので、これも一度は試してみたい機能ですね。
マルチポイント対応になっているので、PCとスマホ、会社用スマホと私用スマホとの同時接続も可能。こうしたワイヤレススピーカーをPCと連携させておくと、急に音がデラックスになるのでオススメです。
私も自宅ではこういう使い方をしているんですが、クレードルに載せて給電できるので、もうバッテリー残量を気にせず使えるというのは羨ましい限りです。というか、PCスピーカーにするならこれしかないかも。
サイズ比較ですが、こちらはPS5のDualSenseコントローラーと並べたところです。
意外にもかなり小さいサイズのスピーカーだというのが伝わるでしょうか?
9月30日を最後に永い修行に旅だったpoiqですが、サイズはほぼ同じくらい。
いつも自宅PCの隣にいたpoiqの代わりにLinkBuds Speakerを置いてもいいかも。
一緒に写っているスマートフォンはXperia 1 VIです。6.5インチディスプレイのモデルです。Xperiaと比較してもかなりの小型サイズというのがわかります。
当店の冷蔵庫に入っていたドリンク類と並べてみました。
なお、LinkBuds Speakerにはステレオペアリング機能が搭載されているので、2台用意すればステレオ再生をすることもできます。このサイズのスピーカーだったら2個置いても全然邪魔になりません。2つ買って部屋の反対側の隅っこにおいて使うのも良いかも。
【ここから追記】
今朝になって、アプリ「Sound Connect」がリリースされ記事公開前に少しですがアプリの様子を見ることができました。簡単に紹介したいと思います。
「Headphones Connect」アプリはヘッドホン製品だけの対応でしたが「Sound Connect」になりスピーカー製品も扱う様になったようで、画面にはLinkBuds Spekaerが表示され、スピーカー製品もヘッドホンと同じ様な扱いで設定ができるようになりました。
デバイス設定をみるとイコライザーなどがあるのですが、ヘッドホンのようにプリセットされたものがなく、現時点ではカスタム1とカスタム2のみとなっています。まだ製品版として発売になっていないので、これらの仕様は「仮」になっている可能性もあるのですが、現時点ではご覧のようになっています。
「Auto Play」は時間になると自動で音楽再生がされる機能です。設定画面をみると「Spotify」と「Endel」の2つのアプリから自動再生されるアプリを選択可能。
朝と夜の決まった時間に音楽再生ができるのと、朝、初めて操作したときに「スタート・マイ・デイ」ということで、日付、天気、気温などの情報を読み上げる機能が使えるとのこと。また毎時、時報を知らせることもできます。
スマートスピーカーではなくワイヤレススピーカーなのでスマートフォンと接続されていることが前提になりますが、それっぽく使えるみたいですね。
ヘッドホンとスピーカーを自動で切り替える「Auto Switch」は現時点では準備ができていないようで、設定の案内はあるものの、実際に使うことはできませんでした。対応ヘッドホンとセットで設定をするようです。
まだ、使えないのですが「ディスカバー」機能という、以前の「アクティビティ」機能も搭載されていました。ヘッドホンとスピーカーと、どっちの方がたくさん使っているのかが、しばらく使うとログに残ってわかるようになりそうです。
以上「LinkBuds Speaker」の実機フォトレポートでした。アプリを使った使い勝手などはまた後日お伝えしたいと思います。
ワイヤレス ポータブルスピーカー LinkBuds Speaker SRS-LS1 |
ソニーストア価格: 29,700 円税込 |
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発売日 | 2024年10月11日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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