【これを読めば全てわかる!】耳をふさがない開放的なリスニングスタイル! 圧迫感のない 穴あきイヤホン『LinkBuds Open』総まとめレビュー!
耳をふさがない開放的なリスニングスタイルが特徴のワイヤレスイヤホン「LinkBuds Open」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
4.「LinkBuds Open』のLサイズサポーターと隠しカラーサポーター
6.「LinkBuds Open」と「LinkBuds」機能比較
7.イヤホン購入前に!ソニーストアでの得な購入方法&おすすめサービス
■「LinkBuds Open」の機能まとめ
- 耳をふさがない開放的なリスニングスタイル
- ソニー独自開発の新11mmリング型ドライバーユニット
- WF-1000XM5に採用された統合プロセッサーV2でオープンな構造ながら高音質
- 圧縮音源の高音域をクリアに再現する「DSEE」搭載
- イコライザー調整でお好みの音質にカスタマイズ
- 新開発フィッティングサポーターによる高い装着性
- レイアウトの改善により前モデル(LinkBuds)から更なる小型化を実現
- マグネット式ロック採用により、ケースの使い勝手が向上
- LinkBuds Openの純正アクセサリーに対応
- 本体連続再生時間8時間(通話時4.5時間)のロングバッテリー
- 高い接続安定性と低遅延
- IPX4相当の防滴性能
- 耳周り(前面)を触って操作するワイドエリアタップ
- 左または右だけでの片側使用も可能
- ヘッドホンを外すだけで音楽を停止する装着検出機能
- 次世代Bluetoothオーディオの「LE Audio」に対応
- 様々なデバイス間のaudio switchに対応
- AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジー
- Head Gestureで電話の着信受話
- Quick Accessで対応の音楽ストリーミングサービスの楽曲をシームレスに再生
- 聴いている音楽が主役から背景音に BGMエフェクト
- 周囲の騒音レベルに合わせて自動で再生音量を調整するアダプティブボリュームコントロール
- 声を発する事で自動で再生中の音楽を停止、消音する「スピーク・トゥ・チャット」でイヤホンをしたままの会話がもっと快適に
- Android端末との接続時に便利なGoogle Fast Pair対応
- 「デバイスを探す」アプリに対応
- PC接続時に便利なクイックペアリング
- 360 Reality Audio認定モデル
- 個人最適化で空間表現をより忠実に再現
- ヘッドトラッキングによるライブ会場のような臨場感
■「LinkBuds Open」の主な特徴
「LinkBuds Open」は振動版にまるく穴があいており、開放的なリスニングスタイルが特徴のワイヤレスイヤホンです。
耳穴をふさがないため圧迫感がなく、イヤホンをしていても周囲の音がはっきり聞こえるという新しいリスニングスタイルをお楽しみ頂けます。
振動板の中心部が開放されたソニー独自の直径11mmリング型ドライバーユニットを採用。
LinkBudsから12mm→11mmと振動板サイズを小さくしつつも、振動板形状と磁気回路の最適化でLinkBudsと比べて低音~中音域の音圧が向上しています。
可動性を高めたハイコンプライアンスな振動板および高磁力ネオジウムマグネット採用により、豊かな低音、クリアな中高音の再生を実現。また、「統合プロセッサーV2」の搭載により、より高音質になっています。
加えて、圧縮された音源で失われがちな高音域をCD音質相当までヘッドホン内で補完する「DSEE」を引き続き搭載しています。
ストリーミング再生やMP3、Bluetoothの伝送コーデックなどにより圧縮された音源を、自然で広がりのある音で再生してくれます。
バッテリーは本体連続再生時間8時間(通話時4.5時間)のロングバッテリーを搭載。ケース充電と合わせることで22時間の使用ができます。
LinkBudsでは本体連続再生時間が最大5.5時間でしたので、かなりバッテリー持ちが良くなっているのがわかります。
3分の充電で60分再生可能なクイック充電にも対応。かなり利便性が向上しました。
外観はレイアウトの改善により前モデルのLinkBudsから更なる小型化を実現。
空気を含む構造により圧迫感のない柔らかな肌あたりになっているほか、耳の大きさに合わせて、サポート箇所を柔軟に調整することで装着性と安定性を向上しています。また、皮脂による品質劣化を防ぐ素材を採用しています。
ケースにも改良が加えられ、LinkBudsで採用されていた物理ロックからマグネット式ロックになったことで、開閉や本体の出し入れがより簡単になりました。
LinkBuds Openの純正アクセサリーとして別売りのフィッティングサポーターやケースカバーも用意されており、 ソニーストアでは、ケースカバーの上部と下部をそれぞれ別の色を指定して購入できます。
本体とケースのブラック、ホワイトの2色のバリエーション展開に加えて、アクセサリーの豊富なカラーバリエーション(ピュアブラック、アッシュブルー、アッシュグリーン、アッシュピンク、アッシュバイオレット)によって、自分の好みに合わせた一台を選べます。
ケースカバーにはカラビナが付属しており、カバンにつけたり、ベルトにつけたり、持ち運ぶ際に便利です。
通話性能においては、AIの機械学習により装着者の声と周りの雑音を分離する高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載し、クリアな通話が可能です。
また、自動で再生音量を調整するアダプティブボリュームコントロール機能を搭載し、静かな場所や雑音が大きい場所など、周囲の騒音レベルを適切に判断して、自動で再生音量を調整します。
これにより、耳をふさがない開放的な構造でありながら、周囲の環境に応じて快適な音量で楽しむことができます。
新機能として音楽をはじめとしたコンテンツの音が、BGMのように遠くで流れているように聴こえる機能「BGMエフェクト」を搭載。
専用アプリでより広いルームモードを選択することで、音がより大きな空間で再生されているかのようになるため、別の作業をしながらのリスニングに最適です。
ゲームに最適な超低遅延を実現する次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」にも対応します。
■「LinkBuds Open」実機開梱レポート
穴あきイヤホンの新モデルが2年半ぶりに発表されました。かなり完成度の高かった「LinkBuds」ですが、それがどんな風にアップデートされているのかご案内したいと思います。
さて、まずは「LinkBuds Open」の外観から見てみるのですが、丸い穴あき形状はそのままに、なにやら勾玉みたいな角ができていて、これがシリコンで覆われた形になっています。
知らない方が見たら「これはどうやって使うの?」というイヤホンになりますね。
通常のイヤホン(写真右・カナル型と言います )は耳の穴にイヤーピースを入れるため、耳の穴は塞がれる形になるため密閉されて外の音は聞こえません。また、外気と遮断されるので人によっては耳の中が蒸れてしまい、長時間装着していると不快な感じがすることも。
対して「LinkBuds Open」(写真左)は耳の穴を塞がず、耳の穴の入口にリング形状のドライバーを配置する形になります。穴があいているので外の音も聞くことができ、外気と遮断されないので蒸れることなく長時間装着ができるようになっています。
耳の穴の中に入らないで入口にひっかかるだけになるので、装着しているとポロッと取れてしまう感じがあるんですが、それを角の部分の「サポーター」で支えることで、外れてしまうことを防ぎます。
ノイズキャンセリング機能搭載のイヤホンには「外音取り込み」機能が搭載されていて、マイクで拾った外界の音をイヤホン側で聞かせてくれる機能がありますが、それと比べると、穴あき型の場合はマイクを通した音ではないので、よりリアルな外界の音が聞こえます。
ノイズキャンセリング | 外音取り込みの音質 | 再生音楽の音質 | |
LinkBuds S | 〇 | 人工的 (音量調整可) |
リアル (音量調整可) |
LinkBuds Open | 非搭載 | リアル (音量調整不可) |
リアル (音量調整可) |
.
表にするとこんな感じ。LinkBuds SやWF-1000XM5はかなり実際の音質に近い、外音取り込みをしてくれるので、普通に会話することもできますが、やはりマイクで拾った音なので、作られた音、という感じには聞こえます。LinkBuds Openは、生音で入ってくるのでリアルそのものの音がします。
周囲の環境によっては再生音楽のリアルさと外音のリアルさが合わさってしまうこともあるのですが、新型のLinkBuds Openではアプリを使ってそれを補う工夫もあります。新機能の「BGMエフェクト」というのがそれで、これを使うと再生音楽の音質を「遠くで鳴っている」感じにしてくれます。
360 Reality Audio風の聞こえ方で、通常の再生では耳元で鳴っている感じが、やや遠くで音楽再生されている様にできます。「マイルーム」<「リビング」<「カフェ」の順で効果が高まり、ややエコーがかかった様な効果で聞けます。個人的には「マイルーム」くらいで充分、離れた感じになり、これは見事なエフェクトだなと感動します。
2022年2月に発売された「LinkBuds」が写真左です。プレス発表された直後は特に当店のPVが増えることもなかったのですが、夜になって「ワールド・ビジネス サテライト」で紹介されてから当店のPV数が爆上がりしてオーダーが一気に入ってきたというは忘れられません。
イヤホンに穴が空いている、という非常識なイヤホンで、外の音を聴きながら使えるというのが一般の方の興味を引いたんでしょうね。
一見すると見た目は同じですが、丸い穴あき部分に入っているリングドライバーという音を発生するデバイスが一新されていて、音質はだいぶ向上しています。
以前のモデルは人の声が聞き取りやすい感じでしたが、新型「LinkBuds Open」はより中低域の音が強く出るようになっていて、音楽などが高音質で楽しめる様になりました。DJの話が多くを占めるラジオ番組の試聴などをすると、格段に音質向上している感があります。
ドライバーユニットの径は実は12mm→11mmと小型化しているんですが、振動板の形状と磁気回路の最適化により中低域の音の音圧向上を実現していると聞いています。
外音取り込みの音量は変えられないので、ノイズが大きいときとノイズが小さいときで音楽のボリュームをいちいち変えなくてはいけないのが面倒そう、と、思えますがアプリにより周囲の騒音レベルに合わせて、音量を自動で調整する機能が搭載されています。
「アダプティブボリュームコントロール」という機能があり、周りのノイズが大きいときはヘッドホンの音量を自動で上げてくれる、という機能も搭載。それほどリニアに変動する訳ではなく、体感上、1秒遅れくらいでボリュームをゆっくり調整してくれます。
急にガン!とボリュームが大きくなることもなく、かなり自然に操作してくれるので、気にしないとわからないくらいのレベルかもしれませんが、ラジオ再生で試してみたところ、かなり効果は大きく、DJの話がちゃんと聞こえる感じがします。
新開発のイヤーサポーターも興味があるところだと思います。
以前は輪っかになったイヤーサポーターが用意されていて、このサイズ調整で自分の耳に合わせた装着を探る必要があったんですが、新型LinkBuds Openでは、なんとサイズ調整はなく、この1サイズのみとなっています。
こちらは前作の「LinkBuds」ですが、全部で5種類のサポーターが付属していて、自分の耳の中のシワに合わせてサイズを選ぶ必要がありました。これらを全部試しても形状が合わない、という方もいらして、そういう方は使いようがないので、必ず、試着が必要な製品でもありました。(たいていの方はどれかにマッチするんですが、どうしても合わない方もいらっしゃいました 私も右耳がそうです)
5サイズも用意していて、それで装着できない方がいらっしゃる、という話だったのに、こんな1サイズにしてしまって大丈夫? というところですが、この形状の方がマッチする人の数は増えるんだとか。
その秘密は、このイヤーサポーターの中身にあって、ここの角の部分は中身が空洞になっていて、割と柔らかく変形をする作りになっています。
耳の小さな方は、このサポーターの角を折り曲げて装着し、耳の大きな方はそのままの形状で使うんだとか。
触ってみるとわかりますが、サポーターは柔らかい素材なので、長時間あたっても特に痛みなどはありません。
装着してから耳の内側の軟骨部分の中に角が入るように外側から内側に折り込むのがコツです。
リングドライバーは耳の中にスッポリ入るようなインナーイヤーヘッドホンみたいな使い方ではないので、こちらも外耳道の入口にひっかける感じなんですが、上下2カ所で抑える感じで、それほど不安な感じはないかも。
こちらは新しくなった「Sound Connect」の画面ですが、LinkBuds Openではこうして装着状態をカメラ撮影して正しい装着イメージになっているかどうかを自分で確認することができます。
アプリ側で成否の判断はしてくれませんが、対耳輪の中にフィティングサポーターの角が入っているかどうかを確認できます。角の先端が対耳輪に入っていればOKです。上手く入るところ、負担のないところにイヤホン本体を回転させる感じで収まりのよいところを探す感じです。
私の場合、先代のLinkBudsだと右耳の対耳輪が遠すぎで上手くひっかからなかったんですが、LinkBuds Openでは、うまいこといけそうです。
常時装着で利用する方が多い「LinkBuds」の泣き所が実はバッテリーのスタミナ性能でした。テレワークなどで朝から装着して使い続けた場合、従来モデルでは5.5時間、通話時は2.5時間しかもたなかったものが、大幅に性能向上。
新型LinkBuds Openでは連続使用8時間、通話時4.5時間のロングスタミナバッテリー仕様に強化されています。
LinkBuds | LinkBuds Open |
本体5.5時間+ケース12時間 合計17.5時間 |
本体8時間+ケース14時間 合計22時間 |
10分充電→60分再生 | 3分充電→60分再生 |
.
急速充電の性能も劇的な向上をしており、今まで60分の再生に必要な充電時間が10分だったものが3分にまで短縮されています。
「うわ、やばい、ズームの会議まであと5分しかない!」というときも、とりあえず5分間ケースに入れてしまえば1時間程度の会議はなんとか乗り切れることになります。
バッテリー増量もあり、イヤホン単体の重量は4.1g→5.1gに増加しています。ですが、ケースが34.0g→30.6gに大幅軽量化されているため、全体的な重量では42.2g→40.8gに軽量化されました。
この手のオープンイヤホンとしては最軽量モデルになるのかも。
その他、ケースの開閉が以前はボタンロックされていたものがマグネット式になっていて、ボタン操作をしなくても開閉できるようになっています。
装着も以前はツメで固定していたので、はまりが悪いと充電されないことがあったものが、新型LinkBuds Openはマグネット固定になっています。
充電されない事故はこれでおこらなくなるかと思います。
マルチポイント接続も対応しているので2台のスマートフォン、スマホとPCなどの同時接続ができます。着信があれば自動で音声切り替えをしてくれるので、YouTubeをPCで視聴中にスマートフォンに着信があっても、自動でスマホに音声が切り替わります。
使いこなしが大変そうですが、2台同時にペアリングするだけなので、使ってみると簡単です。是非、お試しを。
■『LinkBuds Open』のLサイズサポーターと隠しカラーサポーター
今回のLinkBudsシリーズではメーカー公式でケースカバーやフィッティングサポーターの交換アイテムを用意。メーカー純正製品だけでかなりの数のバリエーションをつけることができるようになっています。
フィッティングサポーターは左右セットで販売されているんですが、これを片側だけ交換するという方法もあり、これをすると装着時などに左右のイヤホンの確認が目視で簡単にできるようになります。店頭での試用時の説明も楽なのでR側だけバイオレットカラーのフィッティングサポーターを装着して展示しています。
発売日前日にLinkBuds Openのヘルプガイドが公開になり、その中で「フィッティングサポーターのLサイズ」が用意されていることも公式にアナウンスされるようになりました。発売前の資料でLサイズの用意をする予定とは聞いていたのですが、LinkBuds Openのヘルプガイドに掲載があります。
準備予定とはなっていましたが本当に提供があるのかどうかわからなかったものの、現在は購入方法についての案内もあります。メールにて問い合わせいただき、その後、注文が確定するスタイルになっています。
Lサイズのサポーターが片側990円で送料が660円別途かかるため、2,640円で代引きにて購入可能です。こちらのパーツについては特約店には販売しないという指示がソニーサービス推進部より指示されているため当店ではお取り寄せができません。ご了承ください。
「在庫がなくなり次第、販売を終了します。」とのことなので、当店でもいそいでパーツを取り寄せてみました。
大きさを比較するためにMサイズと並べてみました。確かにLサイズは角の部分がやや長めになっています。
長さにして2~3mm程度の違いなので、あまり大きな違いではないように見えますが、もともと、装着する耳のサイズもそれほど大きさは変わらないんでしょうね。
それと、こちらはLinkBuds Openのサービスパーツ一覧を見ていたときに、Mサイズサポーターのブラック、ホワイトに続いて、もうひとつ部品番号があり、片側ひとつ660円(税込)で用意されていた「謎パーツ」です。
どんなパーツなのか取り寄せてみないと分からなかったので取り寄せてみました。開封するまでもなく、どうやらLinkBuds Openの第3のカラーのフィッティングサポーターのようです。
LinkBuds Fitの方にはオリビア・ロドリゴモデルが用意されていて、濃いバイオレットカラーのモデルがあるんですが、もしかするとLinkBuds Openにもオリビア・ロドリゴモデルの用意を直前までしていたのでは!? と、思えるカラーのフィッティングサポーターでした。
通常のブラック、ホワイトは990円で取り寄せができるんですが、こちらのバイオレットカラーは660円とやや安価になっているのも謎です。
オプションのフィッティングサポーターにもバイオレットカラーが用意されていますが、こちらはパステルカラーの明るいバイオレットになっています。
LinkBubs Openの本体がホワイトであれば、公式オプションのバイオレットカラーがよりマッチしそうですが、本体ブラックだと、この隠しカラーのフィッティングサポーターの方が合うかも!?
ブラックモデルに隠しカラーのフィッティングサポーターを合わせてみました。片側660円で、左右ツートンにすることができます。
明るいバイオレットと、隠しカラーのパープルカラーで合わせてみるのも良いかも。
■『LinkBuds Open』でランニングしてみました
ソニーの穴あきワイヤレスイヤホン「LinkBuds Open」を持って、ランニングやサイクリングを試してみました。
「穴あきイヤホン」スタイルは穴の空いたリングドライバーを外耳道の入り口に装着します。そのため、「LinkBuds Open」の外音は調整無しのダイレクトな生音を聞くことになります。
実はこれがランニングの際にもメリットになっています。というのも、インナーイヤーヘッドホンの場合、耳にイヤーピースを入れる都合上、走った時に足が着地したショックで衝撃音が聞こえてしまうんですが、オープンイヤーヘッドホンの場合は着地音がしません。
メーカーさんの説明では咀嚼音なども聞こえないらしく、また、通話に使った際も自分の声がエコーしないなどのメリットがあると聞いています。音の敏感な方に向いたイヤホンと言えそうです。
便利なのはアプリ「Sound Connect」で「Auto Play」という機能を設定すると「イヤホンを装着したとき」「ウォーキングをはじめたとき」「ランニングをはじめたとき」などのタイミングで指定した音楽アプリを再生させる機能がついている点です。
使ってみると、スマートフォンを操作しなくてもヘッドホンを装着しただけで音楽再生がはじまります。スマートフォンの操作画面から曲を選択して再生して、とかいうアクションなし。
ただし、対応しているのは「Spotify」と「Endel」の2つのみとなっています。
「Endel」は月額580円の有料サービスになりますが「Spotify」のシャッフル再生なら無料で利用ができます。
こちらは「Spotify」のホーム画面と「トップ50 – 日本」のプレイリストになります。「トップ50」は常に中身が入れ替わるプレイリストだと思うので、これをシャッフル再生している分には飽きずになにかしらの音楽が無料で聴けます。
これを実際のジョギングで試してみたのですが、ウォーキングとか、ランニングの機能をオンにしておくと、最初から音楽が再生しているんですが、ウォーキングを感知すると新しいプレイリストとして再生がスタート。ランニングを感知するとまた新たにプレイリスト再生がスタートする、ということになっていました。
なので、歩いたり走ったりを繰り返す街中でのジョギングの場合はしょっちゅうプレイリスト再生が始まってしまうので、ウォーキングかランニングか、どちらかだけ設定しておくのでよいみたいです。
ちなみに「ウォーキング」と「ランニング」の切り替えですが30秒その状態が続くと切り替わりになります。そのため、走ったり歩いたりを繰り返していると、曲代わりが激しくなってしまいました。ずっと、走り続けることができる方でしたら問題なく使えると思います。
ジョギングコースとして近所の河川敷を走ったりするのですが、背後からやってくる自転車というのは音が聞こえてないと迷惑になることがあります。
基本、左側を走っているので右から追い抜いてくれるんですが、音が聞こえていると、より道の端に寄れるので安全です。
そんなとき、LinkBuds Openはしっかりと背後の音まで聞こえるので重宝します。
ちなみに音量はそれほど上げてはいません。さすがにボリューム全開の爆音状態にしていると、外音はなにも聞こえなくなりますからね。
そして、たまにある陸橋の下などでは大きな音になるケースがあります。こうしたときは「アダプティブボリュームコントロール」機能が効き、自動でボリュームをあげてくれます。
ボリュームが「ドン」と上がることはなくて、気にならない程度にゆっくりと音圧が変化していくので、ボリュームが上がっているというのは最初は気がつかないかも。でも、大きな騒音がしているのに、ちゃんと音楽が聞こえるので、そこで初めて、自動音量調整が効いているのか、と気づく感じだと思います。
ノイズキャンセリングイヤホンなどで外音取り込みを使っている時は風の音を拾って「ゴー」という風切り音がすることがありますが、LinkBuds Openの場合は、それもありません。
ただ、通話のためのマイクを使って騒音を検知しているので、そこで風切り音がしているとボリュームが上がってしまう、というのはあるようで、風切り音はしないものの、ややボリュームがあがりがち、というのはありました。
ランニングしているときにはランニングアプリを使って、ヘッドホンを通して、走行中のペース、時間などの情報を聞きます。スマートフォンに入っているアプリが自動でコントロールして音楽再生中に割り込みで音声を入れてきてアナウンスをしてくれるんですが、これも「BGMエフェクト」の影響を受けることが分かりました。
「BGMエフェクト」というのは音声が遠くから鳴っている様に聞こえるエフェクトで、耳元で音楽がなっているのではなく、やや離れたところに音源がある、という風に聞かせてくれる機能です。
設定で「マイルーム」「リビング」「カフェ」の3種類から選べるんですが、聞いた感じだと「マイルーム」が50cm程度、「リビング」が数m程度、「カフェ」が10m程度の距離になるという印象。
「BGMエフェクト」をオフにしていると、耳元でデータを読み上げられている感じになりますが「マイルーム」にしておくと並走している人が話してくれる感じになります。
BGMエフェクトで「マイルーム」にして使うのがお気に入りです。
■「LinkBuds Open」と「LinkBuds」機能比較
LinkBuds |
LinkBuds Open |
|
発売日 | 2022.2.25 | 2024.10.11 |
価格 | 25,300円 | 29,700円 |
カラー | ホワイト/グレー | ホワイト/ブラック |
形式 | 開放、ダイナミック | 解放、ダイナミック |
プロセッサー | 統合プロセッサーV1 | 統合プロセッサーV2 |
ドライバーユニット | 12 mm | 11 mm |
装着快適性 | △ | ◎ |
音質 | 〇 | ◎ |
音圧 | 〇 | ◎ |
高音質機能 | DSEE | DSEE |
マイク性能 | ◎ | ◎ |
マルチポイント | 〇 | 〇 |
連続再生時間 | 最大5.5時間 (ケース充電込:17.5時間) |
最大8時間 (ケース充電込:22時間) |
クイック充電 | 10分充電→60分再生 | 3分充電→60分再生 |
防水対応 | IPX4 | IPX4 |
対応コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC/LC3 |
USBケーブル | USB Type-C | USB Type-C |
質量 | 約4.1 g ×2 (ケース:34.0g) |
約5.1 g ×2 (ケース:30.6g) |
.
上記は先代モデルのLinkBudsと比較した表です。
大きな進化点として挙げられるのはやはりバッテリー性能です。LinkBudsがイヤホン単体で5.5時間再生だったところ、LinkBuds Openでは最大8時間もの連続再生を実現。LinkBudsの泣き所だったスタミナを大きく改善してきています。
クイック充電も3分の充電で60分再生可能になり、より融通の利くワイヤレスイヤホンに進化しています。
統合プロセッサーV2はあのワイヤレスイヤホンのフラグシップモデル「WF-1000XM5」も採用されているプロセッサーです。ポータブル向けとして高いS/N比と低歪な特性を持つD/A変換回路およびヘッドホンアンプにより、クリアな高音質を実現します。
「アダプティブボリュームコントロール」という周りのノイズが大きいときはヘッドホンの音量を自動で上げてくれる機能も搭載。それほどリニアに変動する訳ではなく、体感上、1秒遅れくらいでボリュームをゆっくり調整してくれます。
対応コーデックにあるLC3はLow Complexity Communications Codecの略で、高効率な圧縮を実現しつつ、低い遅延を保ちながら高い音質を提供することが可能だそう。
先代モデルの+4,400円でここまで機能を載せてきたのはすごい企業努力かも?!
■イヤホン購入前に!ソニーストアでのお得な購入方法&おすすめサービス
ソニーストアでの保障についてですが、従来の3年ワイド保証、5年ワイド保証に変わって「ヘッドホンケアプランワイド」が登場しました。
保証無しで購入される場合の「3年ベーシック保証」は「ヘッドホンケアプランベーシック」として従来通り無償で付帯しますが、「ヘッドホンケアプランワイド」に加入することで「落下破損、水没、故障」などに加えて「紛失」も保証対象になります。
ヘッドホンケアプランワイド | ヘッドホンケアプランベーシック | |
料金 | 年額:3,300円 | 無償(ソニーストア負担) |
継続期間 | 1年更新 | 3年 |
対象モデル | WF-1000XM5は7/25より、他モデルは9月1日から適用 | |
保証範囲 | 機器毎に加入(1台に1保証) | |
保証範囲 メーカー保証範囲 |
期間中何回でも無償 | |
保証範囲 破損等事故修理 |
1年内1回目:無償 1年内2回目:修理費50%負担 |
× |
保証範囲 紛失(イヤホン片側) |
1年に1回利用可能 一定免責額で提供 |
× |
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上記が無償保証の「ヘッドホンケアプランベーシック」と有償保障の「ヘッドホンケアプランワイド」の違いです。ワイドに加入しておくと、いざという時の安心感が格段に変わってきます。
ヘッドホンケアプランワイドは年払いで3,300円の有償プランになりますが初年度はMy Sony会員さん向けに半額クーポンが用意されるため初年度は1,650円での利用ができます。
保険未加入時 | ケアプランワイド 1回目 |
ケアプランワイド 2回目 |
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片方のヘッドホン紛失 | 約18,000円 | 5,500円 | 約18,000円 |
水没による故障 | 約17,000円 | 0円 | 約8,500円 |
落下破損による故障 | 約17,000円 | 0円 | 約8,500円 |
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修理代についてかかる料金目安ですが上記はWF-1000XM4のものになります。LinkBuds Openは本体価格がもう少しさがるので、これよりも料金目安は安めと予想されます。
また本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来るので、おすすめです。
購入前にまずはMy Sony IDの取得からどうぞ!
また、ソニーストアでは2024年11月1日~2025年1月16日までの期間中、「冬の音ロト」が行なわれています。
ソニーの「音ロトキャンペーン」は製品購入前にLINEによるロトくじをひいて、キャッシュバックされる当選金額を知ってから製品購入ができるというもの。
当選金額は1等で8,000円、2等で5,000円、3等でも2,000円という製品単価を考えるとキャッシュバック率がかなり高いキャンペーンになっています。
しかも2台購入の場合は倍額キャッシュバックになるという大盤振る舞いになっていて、ワイヤレスヘッドホンでは新製品の「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」「WF-C510」も対象。
新モデルを購入するのにこれ以上ないほどの大チャンスと言えます。
今回、抽選ボタンがややわかりにくいのですが、上記の黄色い「抽選START!」のボタンをタップすると抽選画面に映ります。
抽選する場合はLINEアカウントと、ソニーさんとの友だち追加が必要になります。
さらに音ロトキャンペーンに加えてソニーストアで開催している「ラッキー抽選会」も使えます。こちらも事前に外れ無しの抽選会に参加し、お買い物券をもらっておくと、ワイヤレスヘッドホン、スピーカーの購入時に割引き購入ができます。
My Sony会員の方がお持ちの「AV商品10%オフ」クーポンも重ねて使えるので、もう、これでいくらお得になるのか!?この機会をお見逃しなく!
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
ワイヤレス ステレオヘッドホン LinkBuds Open WF-L910 |
ソニーストア価格: 29,700 円税込 |
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発売日 | 2024年10月11日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | ヘッドホンケアプラン:3,300円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ My Sony ID取得でヘッドホンケアプラン初年度半額 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |