【レビュー】AI搭載のコンパクトフルサイズ”α7C II”&”α7CR”実機レポート 今一番ホットな”α”はこれだ!
8月29日発表、9月6日予約販売開始、10月13日発売の新型コンパクトフルサイズ”α7C II”と”α7VR”がソニーストア銀座にて9月2日から特別先行展示されています。
早速、実機を触らせてもらってきました。”α7C II”と”α7CR”のショールームレビューレポートをお届けします。
こんにちは、店員佐藤です。
今回はカメラが2機種とレンズ1本が同時発売になっているので、当店スタッフも大変です。いつもの2倍くらいの仕事量で記事レポートをさせていただいていますし、土曜日の新製品店頭セミナーもいつもの2倍量でした。
カメラ製品はここ数年、火曜日の夜に発表になって、土曜日からソニーストア店舗さんで展示がスタートして翌週の火曜日に先行予約販売開始、となるところなんですが、今回は翌週の水曜日が予約販売の解禁日です。いつもより1日遅いのですが、もしかして販売店の準備のために1日だけ余裕を持たせてくれているのでは!?とか思ってしまいました。
さて、今一度ラインナップを整理させていただきたいんですが、今までは”α1″を頂点にスピード、多画素、高感度、スタンダード、コンパクトモデル。という一直線のランナップ構成だったんですけど、今回、”α7C II”と”α7CR”が登場したことで、もしかすると大きくラインナップが変わってくる可能性があります。
見ての通りですが、上段がレギュラーサイズ、下段がコンパクトサイズで、それぞれにスピード、高画素、高感度、スタンダードという2サイズのラインナップになっていくのかも(”α1″と”α9 II”は両方ともスタンダードサイズですが位置づけとしては兄弟機種と言えなくもないかと。)
“α7S III”からファインダーをなくしたVlogcamが「ZV-E1」なんですが、もともと1200万画素センサーを搭載した動画向けのデジタル一眼という位置づけだったので、ここはレギュラーサイズとコンパクトサイズではなく、もしかすると”α7S III”の後継モデルになる可能性もあるのかなー、とかいいう話を土曜日の新製品店頭セミナーでは話をしたりしていました。(全部憶測ですが)
“α7C II”の話に戻すと、2020年発売の”α7C”は当時すでに登場していたBIONZ XRを搭載せず、その前世代のBIONZ Xを搭載しています。BIONZ XR登場後に、2022年11月にAIプロセッシングユニットが登場しています。BIONZ X時代にトラッキング瞳AF機能が登場し、8倍高速処理を行うBIONZ XRが登場し、AIプロセッシングユニットが登場した現世代の”α”は、まさにホップ・ステップ・ジャンプをしてきたモデルと言えます。
“α7C”から”α7C II”へのモデルチェンジは2世代飛びの進化をしており、比較対象は上位機種であるはずの”α7 IV”になるという下剋上モデルとも言えます。
“α7C”の後継モデルである”α7C II”と多画素モデルである”α7CR”という位置づけではなく、”α7 IV”のコンパクトモデルが”α7C II”で、”α7R V”のコンパクトモデルが”α7CR”と考えると分かりやすいかと思います。
スタンダードモデル | コンパクトモデル | |
BIONZ X搭載モデル | “α7 III” 2018.3.23発売 284,900円 |
“α7C” 2020.10.23発売 262,900円 |
BIONZ XR搭載モデル | “α7 IV” 2021.12.27発売 372,900円 |
“α7C II” 2023.10.13発売 約300,000円 |
6100万画素センサーモデル | “α7R V” 2022.11.25発売 555,500円 |
“α7CR” 2023.10.13発売 約450,000円 |
.
ということで、ここからは”α7C II”の紹介をしたあとに、”α7CR”の紹介をしたかったんですが、取材の都合で”α7C II”と”α7CR”の映像がごっちゃになっています。まとめてフォトレポートをしていきたいと思います。
まずは、こちら。
写真左が”α7C II”で写真右が”α7CR”です。外観上の違いは機種名のプリントと右肩のバッジだけで他に差異はありません。”α7CR”にはエクステンショングリップ「GP-X2」が付属するので、グリップがついているのが”α7CR”になります。
“α7C II”も”α7CR”もボディカラーはシルバーとブラックの2色展開になっているので、ボディカラーが上記の様になっているのはたまたまです。”α7C II”にもブラックはあるし”α7CR”にもシルバーカラーの設定があります。
ボディは上部のシルバーカラー部分も含めてマグネシウム合金になっています。
こちらの写真は左から”α7C”、”α7C II”、”α7CR”です。シルバー部分のカラーに違いはないようです。そういえばマウント部分のネジが4カ所になっています。レギュラーサイズの”α7″シリーズが6カ所のビス留めになっていて、強度的に大丈夫か!?という話が”α7C”登場時に話題になっていましたが、モデルチェンジして”α7C II”になってもビス4カ所のままなので、特に問題にはなっていなかったということですね。
別売りのアクセサリーとしてグリップエクステンション「GP-X2」が希望小売価格22,000円で発表になっています。”α7CR“にはこれが同梱されています。
あまり情報がないので「GP-X2」について掘り下げてみます。
こちらが”α7CR”に装着されている「GP-X2」です専用設計になっていて”α7C II”と”α7CR”でのみ仕様可能となっています。
こちらが「GP-X2」です。とても大きなローレットがついているので、さほど力を入れなくても強い力で留めることができます。
GP-X2にはピンがついていて、これが”α7C II”、”α7CR”の底面のくぼみに入り固定されてエクステンショングリップが回転しないようになっています。”α7C”にはこのピンの受け止めがないので形が合わない以前に装着出来ないようになっています。
底面にあるLOCK、OPENのスイッチでバッテリーフラップの部分がご覧の様に大きく口を開けます。
社外製のグリップや、カメラリグでよくあるパターンのバッテリーフラップの部分だけくりぬいてあって、トンネルの向こうにバッテリー蓋がある、というものではありません。本体にアクセスできるのでバッテリー交換は楽に行えます。
コンパクトボディの”α7C”シリーズならではですが、こうしてグリップを握った時に小指があまる、くらいのボディサイズになっています。
エクステンショングリップを装着すると、こうして小指1本分の握りができるので、カメラの持ち歩きの時に安心感をもってカメラを握れるようになります。
このカメラであまりそういうことはないと思いますが、重量級のレンズを装着しているときなどに恩恵がありそうです。おそらく6100万画素搭載でG Masterレンズを装着される方が多いと想定されるので、”α7CR”だけ標準装備なんでしょうね。
底面には三脚ネジも切ってあるのでこれで三脚装着もできます。
三脚装着もできるし、エクステンショングリップ装着時にカメラ本体だけで自立するようにもなっています。
持ち歩きをとにかくコンパクトにしてカメラバッグに隙間を作りたい!という方は外して使うことになるでしょうけど、街歩きしながらスナップ撮影を楽しむとか、そういう時はついていても邪魔にはならないかと思います。
ファインダー倍率があがった、という話もこれで3回目くらいになるんですが、実機にようやく触ることができたので、RX0 IIを持ってきて、ファインダー部分の接写をしてみました。
持っていった”α7C”との比較がこちらです。RX0 IIで接写した画像をそのまま同じサイズで切り出して貼り付けています。接眼部にぴったりとRX0 IIをくっつけて撮っているので見た感じとほぼ同じ見え方の違いがあるかと思います。
話せば長くなるんですが、搭載する液晶モニターが4:3から3:2のものにアスペクト比が変わっていて、それによって液晶モニターの高さサイズがやや小さくなっています。そこで液晶モニター上にあるスペースが少しだけ広がって、そこに大きめの光学ブロックを入れられたため、それでEVFのファインダー倍率が上がった、ということになっています。
ファインダー倍率 | アイポイント (最終光学面からの距離) |
アイポイント (接眼枠からの距離) |
|
α7C II | 0.70倍 | 22mm | 19.6mm |
α7C | 0.59倍 | 20mm | 17.5mm |
α6700 | 0.70倍 | 22mm | 19.4mm |
α7R V | 0.90倍 | 25mm | 21mm |
α7 IV | 0.78倍 | 23mm | 18.5mm |
α1 | 0.90倍 | 25mm | 21mm |
α9 II | 0.78倍 | 23mm | 18.5mm |
α7III | 0.78倍 | 23mm | 18.5mm |
RX100M7 | 0.59倍 | 20mm | 17.5mm |
※APS-Cセンサーについては0.65をかけて35mm判換算の画角に補正しています。
実機をのぞいてきましたが、以前の様にファインダー像が小さいなーというのは感じられず、普通に見られるファインダーになっています。”α7 IV”の0.78倍と並べて比較してみると確かに”α7 IV”の方が一回り大きなファインダー像に感じられるんですが、0.70倍で充分見られます。
それよりも輝度があがっているのか明るく見えて、解像度が上がったような見え方をします。すごいいいですね。
グリップの形状比較です。本体幅が数ミリ程度ですが大きくなっていて、握りがやや深くなった感じがします。
こうして並べて見るとシャッターボタンのある上面が少しだけ気持ち高くなっていて、これでグリップの握りが大きくなるようにしているのかも。
底面からみると下は方向はグリップが絞られていました。浅い握りだった”α7C”から、やはり「普通」の握りになったという感じの”α7C II”です。
シャッターボタンも大型化したとのことで、”α7R V”や”α7 IV”と同じサイズになりました。
言われるまで”α7C”のシャッターボタンが小さかったことに気がつかなかったんですが、意識してみると指の腹の真ん中だけでシャッターを押していたものが、指の腹前面で押している感じになります。
野鳥撮影などでシャッターボタン半押しを長時間し続けていたりすると違いが大きく分かってクルですかね。(背面にあるAF-ONボタンを使った方が楽、という話はありますが)
シャッターボタンの下に「前ダイヤル」が装備されるようになりました。これで従来からあるリアダイヤルと、回転ホイールを合わせて3つのダイヤルが使える様になります。
ということで。。。
なんと「ZV-E1」と”α6700″に載っていなかったので、もしかして廃止されてしまったのかな?と、思っていた「フレキシブル露出モード」が復活していました。
“α7C II”と”α7CR”にはフレキシブル露出モードが搭載されています。
フレキシブル露出というのは、動画撮影時に設定して使う機能で、従来のPASMモード切り替えの代わりに3つのボタンと3つのダイヤルに、シャッタースピード、絞り、ISO感度を割り当てて使います。
デフォルトでは上記の設定になっています。
これによりボタンを押せばオートにするかマニュアルにするかをボタン一発で切り替えられて、マニュアルの場合は設定されたダイヤルを操作するだけ、という使い方ができます。
動画撮影のときにはどうしてもシャッタースピードを固定して撮影する必要があり、明暗差の大きなシーンでは絞りやISO感度を犠牲にしてもシャッタースピードを固定したいシーンがあります。露出、ISO感度のオート操作などをいちいちモードダイヤルを回して設定し直すというのは面倒なので、慣れてしまえば、こちらの方が楽なんですが、”α7C II”と”α7CR”ではフレキシブル露出が使えますよ。
ある意味、Vlog撮影には”α6700″やZV-E1よりも向いているかも!?
静止画、動画、スロー&クイック撮影のモード切り替えをする専用ダイヤルが通常のモード切り替えの下に入っています。2段階モード切り替えとか、二階層モード切り替えとか、メゾネットモード切り替えとか、なにか、これに名称をつけたいところです。
“α6700″と違ってツマミがあるので、指触りだけでどのモードになっているのか確認ができるようになっています。
液晶モニターの切り欠きも右下に移動しているのを確認。こっちの方が力が入りやすいので液晶モニターを展開しやすくなったかも。
この液晶の切り欠きの部分の移動により、メニューボタンが若干右方向に移動できたのと、C1ボタンが増設されています。
“α7C”から”α7C II”への乗り換えを考えられている方には2世代の進化があるので、その進化ポイントをご案内しようとすると山ほどありすぎるのですが、面白そうなところだけピックアップしてご紹介します。
電源オフ時のシャッター機能というのがあらたに搭載されています。
この機能を入れておくと電源を切ったときに、ご覧のとおりシャッター幕が下りてくれてセンサーをガードしてくれます。
ただし、これでホコリが絶対につかないかと言えば、やっぱりついてしまうし、誤ってシャッター幕を押してしまうとシャッター幕が壊れてしまい修理代がかさむ可能性があります。シャッター幕がないところでセンサーを触ってしまってもセンサークリーニングだけで済みますので、これは絶対にあったほうが良い機能、というものではないんですが、なんか、レンズ交換のときにこうしてシャッターを閉じてくれていると安心感はありますね。
オートフレーミング機能というのも搭載されています。
これはZV-E1から搭載された機能だったかと思います。三脚固定して使うものなんですが、動画撮影時に被写体を自動で追いかけてクロップして撮影してくれます。
まるでカメラマンがいて、動画撮影してくれている様な状態で自撮りができます。
これが、その画面で、画面の右の方をお客さんが歩いているのですが、それを白枠で追いかけようとしてくれています。画面は全体像を映していますが、実際に撮影記録される動画データは白い枠で切り取られたところ。
精度も高く、動画撮影にはかなり威力を発揮します。これも”α7 IV”には搭載されていません。
AIプロセッシングユニット搭載によるAI被写体認識の設定画面です。2022年11月発売の”α7R V”から搭載が始まり、AI被写体認識の機能自体はアップデートされたという話は聞いていないので、今のところ同じ性能のものが搭載されているものと思います。
ただし、”α6700″からはAI被写体認識を使ってホワイトバランスを取るようになっているそうで、色温度がバラバラの光源下でも比較的正確な色味の再現をしてくれるようになったという話なので、カメラ全体としてはAIプロセッシングユニットの進化はあることになります。
これがないと被写体認識してくれない、というものではなく、トラッキングAFの追従性能が破壊力満点に向上する、という感じ。
今まで列車撮影で列車の先頭にロックオンしてトラッキングAFを使っていても、ときたま、全然違うところにトラッキング枠がすっ飛んでいってしまうことがあり、二度と撮れないようなチャンスのときには使用を躊躇する感じでしたが、AIプロセッシングユニットが搭載されたモデルでは、ものすごい信頼性があがっています。列車などであれば、まず被写体のロックが外れることはないので安心して使えます。
ただ、被写体を認識させれば誰でも上手く撮れるもの、でもなくて、被写体認識の感度調整や意地特性の調整が必要なので、こういうところで腕の見せ所というか、使いこなしてクニックの開発は必要になります。
“α7 IV”にはこれは搭載されていません。
というか、これでAIプロセッシングユニットが搭載されていないカメラ(クラス)って、”α9 II”と”α7 IV”だけになってきましたね。
動画撮影のフォーマットです。
従来はXAVC-Sしか搭載されていなかったと思いますが、XAVC S-Iというイントラ撮影ができるようになりました。イントラ撮影というのは前後のコマによるデータ圧縮を行わない撮影方法で一コマ一コマの映像だけで圧縮しています。ファイルサイズが大きくなるんですがプロが利用するフォーマットです。
XAVC HSは従来の2倍の圧縮を行う記録方式です。編集時にPCへの負荷がかかりますが、ファイルサイズを小さく高画質に記録ができます。
これらの機能は”α7 IV”にも搭載されていますが”α7C”にはありませんでした。
「タイムラプス設定」というのも最近搭載された機能です。スロー&クイックでは1コマの撮影間隔が最長1秒までしか設定できないのですが、タイムラプス設定では4Kの場合1~5秒、HDなら60秒までの設定が可能。撮影が終わると動画ファイルとして書き出してくれるので、撮影したその場でスマートフォンに転送してSNSへ投稿することもできます。
インターバル撮影の場合はPCに入れて編集作業をしないといけなかったものが、手軽に動画を完成させられます。
おっと、忘れていました。
BIONZ XRが搭載されて、メニュー構成も新しいUIのものになっています。タブの一番上にはメインメニューの表示があり、静止画撮影の際にはご覧の項目が一度に表示され、各項目をタッチするとそれだけで設定値を変更できます。
Fnメニューの拡張版みたいな使い心地です。上記は写真撮影モードの際の画面です。
動画撮影時にはこちらのメニュー表示になります。撮影フォーマットなどが一目瞭然で一画面で設定のほぼすべてが確認できます。
動画の際は2ページ目もあり、こちらにLog撮影の項目もあります。
“α7C”や”α7 IV”ではピクチャープロファイルからPP7、PP8、PP9を選んでLog撮影をしていましたが、業務用カメラFX30の時からLog撮影が独立した設定になっていて、撮影時にLUTをあててカラーグレーディングまでできるようになっています。
今回の”α7C II”と”α7CR”は特にVlogcamとかのイメージでは商品説明されていませんが、ほとんどVlogcamです。動画撮影でも全然機能面で遜色がありません。
こちらは”α7C II”と”α7CR”ではじめて搭載される新機能です。アクセシビリティというユーザー補助の機能で「画面拡大」というものが追加されました。
機能を設定するとC1ボタンに機能が自動で割り当てられます。
これでメニュー表示をしてからC1ボタンを押すと。。。
一瞬驚きますがメニュー画面がこうして拡大表示されます。メニュー画面の全部が表示されず、一部左上を拡大表示している状態で、これで画面をスワイプすると画面がスクロールします。
スクロールする画面を見ながら、メニュー操作するのは十字キーで行う、ということをします。
もう一度、C1ボタンを押すと2.5倍表示になり、さすがにここまで大きくされてもかえって操作しにくいんじゃないか!?というところですね。
拡大率は1.5倍、2倍、2.5倍から選択出来て、自分でボタンを使って拡大する倍率を設定しておくことができます。
良いとこ、1.5倍設定にだけしておけば「むむ、画面の文字が読めないんだけど」というときにC1を押すことで選択している部分の文字が大きくなって、それで操作をする、というイメージですかね。
年々進んで行く老眼との戦い。これがあれば、まだあと10年くらいはカメラ操作に困らないかも。
とりとめもなくご案内してしまいましたが、差分がありすぎて説明しきれませんでした。”α7C II”と”α7C”、”α7 IV”の主な差分はこちらの表になります。
α7C II | α7C | α7 IV | |
ソニーストア価格 | 約30万円 | 262,900円 | 372,900円 |
発売日 | 2023.10.13 | 2020.10.23 | 2021.12.27 |
質量(バッテリー、 メモリー含む) |
約514g | 約509g | 約658 g |
画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ X | BIONZ XR |
有効画素数 | 3300万画素 | 2420万画素 | 3300万画素 |
フォーカス測距点 | 位相差検出:759点 コントラスト:25点 |
位相差検出:693点 コントラスト:425点 |
位相差検出:759点 コントラスト:425点 |
オートフォーカス | リアルタイム認識AF (人物/動物/鳥/昆虫/ 車/列車/飛行機) |
リアルタイム瞳AF (人物/動物) |
リアルタイム瞳AF (人物/動物/鳥) |
ファインダー形式 | 0.39型235万ドット XGA OLED 最高120fps |
0.39型235万ドット XGA OLED 最高120fps |
0.5型368万ドット Quad-VGA OLED 最高120fps |
ファインダー倍率 | 0.70倍 | 0.59倍 | 0.78倍 |
液晶モニター形式 | 3.0型103万ドット 縦横比 3:2 |
3.0型 92万ドット 縦横比 4:3 |
3.0型103万ドット 縦横比 3:2 |
角度調整機能 | バリアングル | バリアングル | バリアングル |
Log/HLG/ S-Cinetone |
S-Log3/○/○ | S-log2 S-log3/○/× | S-log3/○/○ |
LUT-PPLUT | ○ | × | × |
α7C II | α7C | α7 IV | |
動画記録方式 | XAVC S XAVC S-I XAVC HS |
XAVC S | XAVC S XAVC S-I XAVC HS |
XAVC HS 4K記録 | 60p 4:2:2 10bit 60p 4:2:0 10bit |
– | 60p 4:2:2 10bit 60p 4:2:0 10bit |
XAVC S 4K記録 | 60p 4:2:2 10bit 60p 4:2:0 10bit |
30p 4:2:0 8bit | 60p 4:2:2 10bit 60p 4:2:0 10bit |
タイムラプス動画 | ○ | 非搭載 | 非搭載 |
記録スロット | SD UHS-II シングルスロット |
SD UHS-II シングルスロット |
SD/CFexpress Type A デュアルスロット |
手振れ補正 | 7.0段 +動画時 アクティブモード |
5.0段 | 5.5段 +動画時 アクティブモード |
ブリージング補正 | 〇 | 非搭載 | 〇 |
オートフレーミング | 〇 | 非搭載 | 非搭載 |
フレキシブル露出 | 調査中 | 非搭載 | 〇 |
LA-EA5 像面位相差AF対応 |
〇 | 非対応 | 〇 |
シャッター スピード |
30~1/4000秒 | 30~1/4000秒 | 30~1/8000秒 |
先幕シャッター | 電子のみ | 電子のみ | メカ搭載 |
連続撮影速度 | 最高10コマ/秒 | 最高10コマ/秒 | 最高10コマ/秒 |
連写可能枚数 JPEG L XFINE |
88枚 | 215枚 | 1000枚以上 |
連写可能枚数 JPEG L FINE |
1000枚以上 | 223枚 | 1000枚以上 |
圧縮RAW | 44枚 | 115枚 | 1000枚以上 |
RAW+JPEG | 35枚 | 86枚 | 1000枚以上 |
RAW(ロスレス圧縮)+JPEG | 20枚 | – | 1000枚以上 |
本体内充電 /USB給電 |
〇 USB PowerDelivery対応 |
〇 | 〇 USB PowerDelivery対応 |
静止画撮影可能枚数 ファインダー使用時 (モニター使用時) |
約530枚 (約560枚) |
約680枚 (約740枚) |
約520枚 (約580枚) |
実動画撮影時間 ファインダー使用時 (モニター使用時) |
約100分 (約105分) |
約140分 (約140分) |
約170分 (約175分) |
.
電子先幕シャッターというのも”α7C”が登場した時に話題になっていました。メカシャッターの場合、先幕シャッターと後幕シャッターの2つがあるんですが、”α7C”は先幕シャッターを省略していて後幕シャッターだけで動作します。
これにより高速シャッターでの撮影時に点光源の玉ボケが少し欠けてしまう現象が起こるのですが、それらの仕様は変わっていません。ただボケ欠けが起こるのは1/2000秒以上の高速シャッター時におこるのと電子シャッターにすればそれもなくなりますので、気になる方はそういう使い方をすることもできます。
“α7C II”はボディのみで約30万、キットレンズで約33万の推定市場価格になっています。
キットレンズについてくるのは写真のSEL2860というレンズで、とてもコンパクトに持ち歩きができます。
“α7C”が登場した際に、ほぼ同時に登場したのが「SEL24F18G」「SEL40F25G」「SEL50F25G」という3本のパンケーキレンズです。レンズフードまでメタル製になっていて、高級感というかレトロ感のあるレンズ群です。
標準ズームレンズを加えてこれらのレンズで撮影を楽しむというのがメーカーさんの提案する撮影スタイル。
ただ、現実にはソニーストア銀座さんでは、こちらも新製品になりますが「SEL2070G」という広角側に強いズームレンズが発売になっていて、こちらを装着して”α7 II”を展示していました。
写真も動画も楽しみたい、全部これ1本で!というスタイルだったら、このレンズの方が楽しいでしょうね♪
展示されている”α7CR”にはSEL50F14GMという、こちらもまたまた新製品のレンズが装着されて展示されています。
確かに6100万画素もある高画質カメラで”α7R V”のコンパクトモデルということであればG Masterレンズを中心に使いたくなりますよね。
“α7C II”と”α7CR”と”α7R V”の差異を比較したものがこちらになります。
α7C II | α7CR | α7R V | |
ソニーストア価格 | 約30万円 | 約45万円 | 555,500円 |
発売日 | 2023.10.13 | 2023.10.13 | 2022.11.25 |
質量 (バッテリー、メモリー含む) |
約514g | 約515g | 約723g |
画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ XR | BIONZ XR |
有効画素数 | 3300万画素 | 6100万画素 | 6100万画素 |
APS-Cクロップ時 | 1400万画素 | 2600万画素 | 2600万画素 |
ISO感度 | 100-51200 | 100-32000 | 100-32000 |
ファインダー形式 | 0.39型235万ドット XGA OLED 最高120fps |
0.39型235万ドット XGA OLED 最高120fps |
0.64型943万ドット XGA OLED 最高120fps |
ファインダー倍率 | 0.70倍 | 0.70倍 | 0.90倍 |
液晶モニター形式 | 3.0型103万ドット | 3.0型103万ドット | 3.2型209万ドット |
角度調整機能 | バリアングル | バリアングル | 3軸チルト |
動画記録時最高解像度 | 4K | 4K | 8K |
Log撮影/HLG/S-Cinetone | S-Log3/○/○ | S-Log3/○/○ | S-Log3/2/○/○ |
ピクセルシフトマルチ撮影 | 非搭載 | 〇 最大2億4080万画素 |
〇 最大2億4080万画素 |
α7C II | α7CR | α7R V | |
像面位相差AF測距点(フルサイズ) | 759 | 693 | 693 |
像面位相差AF測距点(APS-C) | 713 | 693 | 693 |
位相差AF画面カバー率 | 約94% | 約79% | 約79% |
手振れ補正 | 7.0段 | 7.0段 | 8.0段 |
AI被写体認識 |
搭載 | 搭載 | 搭載 |
RAW撮影時 高感度ノイズ低減オフ |
× | 対応 | 対応 |
LA-EA5 像面位相差AF対応 |
〇 | 〇 | 〇 |
可視光 IRセンサー | × | × | 〇 |
HDMI端子 | マイクロHDMI | マイクロHDMI | Type A |
メディアスロット | SD UHS-II × 1 | SD UHS-II × 1 | SD UHS-II × 2 or CFexpress Type A × 2 |
シャッター スピード |
30~1/4000秒 | 30~1/4000秒 | 30~1/8000秒 |
先幕シャッター | 電子のみ | 電子のみ | メカ搭載 |
連続撮影速度 | 最高10コマ/秒 | 最高8コマ/秒 | 最高10コマ/秒 |
連写可能枚数 JPEG L XFINE |
1000枚以上 | 320枚 | 1000枚以上 |
RAW | 44枚 | 36枚 | 583枚 |
RAW+JPEG | 35枚 | 32枚 | 184枚 |
RAW(ロスレス圧縮)+JPEG | 20枚 | 15枚 | 159枚 |
エクステンショングリップ | 対応 | 付属 | ー |
.
「RAW撮影時 高感度ノイズ低減オフ」という項目がありますが、これも”α7C II”にはなくて”α7CR“に搭載された差分の機能になります。
これは星景撮影時に星をノイズと間違えて消してしまう問題を解決するためのもので”α7R V”に搭載されていた機能。”α6700″にも搭載されているのですが、”α7C II”には非搭載となっています。
“α7C II”と”α7CR”の共通項としては5GHz Wi-Fiに対応しています。スマートフォンへの転送も5GHzを使うと超スピーディーになるので購入したらすぐにWi-Fi設定は5GHzに切り替えるのがオススメ。USB Type CはUSB PDに対応しているのと、SuperSpeed USB 5GHzに対応しているのでPCが対応していれば4K 30fpsでのUSBストリーミングが可能。
製品発表と同時に”α7C II”と”α7CR“ユーザーさん向けのレンズキャッシュバックキャンペーンも発表になっています。SEL2070Gなどの広角ズームレンズがラインナップされているなど嬉しいラインナップなんですが、キャッシュバック額が15,000円~20,000円とやや大きめの金額設定になっているのも嬉しいところです。
こちらも合わせて要チェックです。
“α7C II”はボディのみで30万円前後、ズームレンズSEL2860付属のレンズキットが33万円前後での発売になる予定です。”α7CR”はボディのみで45万円の市場価格予想となっています。
ソニーストアでの予約販売は来週火曜日の9月6日(水)10時からスタート。
当店は9月6日(水)9時30分より特別早朝営業を行います。ご出勤の前に予約オーダーを希望される方は是非、ご利用ください。
当店では10月からオータムフェアがスタートするので、10月以降に店頭でオーダーいただくとオトクがいっぱいあるよー、と宣伝をしたいところなんですが、今回は売れ筋のスタンダードクラスのモデルですからね。待望のAIプロセッシングユニット搭載のフルサイズセンサー搭載カメラになります。大ブレイクする可能性があるかも。
9月はノベルティなどを用意して店頭でお待ちしています。
予約が始まりましたらこちらのblogや当店のXアカウント(元Twitter)でお知らせいたします。ぜひチェックをどうぞ!
デジタル一眼カメラ ILCE-7CM2 |
ソニーストア価格: 295,900 円~ |
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発売日 | 2023年10月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:29,700円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:15,400円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
デジタル一眼カメラ ILCE-7CR |
ソニーストア価格: 449,900 円 |
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発売日 | 2023年10月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:45,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:23,100円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
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『CP+ 2025』来場登録が開始になりました
毎年、横浜で開催されるカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」の来場登録がスタートしました。 来年は2月27日(木)~3月2日(日)の4日間開催です。
αアカデミーオンライン校の録画講座・ライブ配信講座・全国5か所の対象有料講座が半額! 『αアカデミー学割キャンペーン』のご案内
プロから学べるカメラスクール『αアカデミー』にてα Creative Student Support会員限定の「αアカデミー学割キャンペーン」がスタートしました。 αアカデミーオンライン校の録画講座・ライブ配信講座・全国 […]
【これを読めば全てわかる!】質量約440g!ズーム全域開放F値2.8を実現!焦点距離24-50mmの標準域ズームレンズ『SEL2450G』総まとめレビュー!
35mmフルサイズ対応Eマウントレンズとして、小型軽量ながら焦点距離24mmから50mmまでをカバーする、ズーム全域開放F値2.8の標準域ズームレンズ『SEL2450G』に関する当店の記事をまとめたページになります。 機 […]
【50分で初回出荷分完売】ソニー『α1 II』の供給に関するお知らせ
ソニーサイトに本日10時より予約販売を開始したデジタル一眼カメラのフラッグシップモデル“α1 II”に関するお知らせが掲載されました。 『弊社の予想を大幅に上回るご注文をいただいており、商品のお届けまでにお時間をいただく […]
【先行予約開始】α1とα9IIIを内包したような”唯一無二”のフラグシップ ミラーレス一眼『α1 II』受注開始! お得な購入方法!
ソニーストアにてフラグシップミラーレス一眼「α1 II」の先行予約がスタートしました。 ストア価格は990,000円で、60回分割払いだと月々16,500円でお買い求めいただけます。 お届けは12月13日予定となっており […]
【先行予約開始】αレンズ初のズーム全域開放F値2を実現した、小型軽量の大口径標準ズームレンズ『SEL2870GM』受注開始!
ソニーストアにてαレンズ初のズーム全域開放F値2を実現した小型軽量の大口径標準ズームレンズ『SEL2870GM』の先行予約がスタートしました。 ストア価格は498,300円で、60回分割払いだと月々8,300円でお買い求 […]
【受注開始直前!】フラグシップミラーレス一眼『α1 II』機能紹介 & 「α1」からの進化点総まとめ! お得に購入するための事前準備をお忘れなく!
ソニーのニュースリリースにて「αシリーズフラッグシップモデル フルサイズミラーレス一眼カメラ『α1 II』発売~高い解像度とスピード性能、AIを活用した最新のAFがプロフォトグラファーの幅広いニーズに応える~」と発表があ […]
争奪戦必至!? 新型アイピースカップ「FDA-EP21」も11月26日(火)10時から予約販売開始 “α7R V”や“α7 IV”ユーザーさんは注目!
23日土曜日は当店にて新製品セミナーを開催しました。当店に実機展示はありませんが、ソニーストア銀座さんへ立ち寄り、先に実機を体験してからうちのお店にもお越しいただいたりして、かなり臨場感のある?新製品セミナーができたかと […]
うさちゃん
2023年11月22日 @ PM 12:37
記事中「連写可能枚数 JPEG L XFINE 1000枚以上」は「88枚」の誤りです。JPEG L FINEなら1000枚以上ですが
tecstaff
2023年11月22日 @ PM 3:30
ご指摘ありがとうございます。
お詫びして訂正させていただきます。