『DST-SHV1』で観た4K HDR 5.1chサラウンド仕様の第69回NHK紅白歌合戦レポート
ちょっと間が空いてしまいましたが、大晦日に放送されたNHK紅白歌合戦、ご覧になりましたか? 我が家では発売前に予約購入をさせていただいたソニーの4Kチューナー「DST-SHV1」で視聴し、さらに店頭でも4K録画をしていまだに毎日楽しんでいます。
まだ一握りの方しかご覧になれないであろう4K紅白ですが、どんな放送だったのか紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
昨年12月1日から放送開始になった4K放送。NHK BS4Kでは基本的にほぼ全て4K放送をしているものの、民放では感覚的に10%くらいの番組しかピュア4Kではなく、ほとんどの番組はハイビジョン収録番組にアップコンバート放送になっています。
たまに映画放送でソニーピクチャーズの作品があると、それは4K放送になっていて「ダヴィンチコード」や「ソルト」「バイオハザード」などは4Kで放送をされていました。来週は「天使と悪魔」も4Kで放送されます。そうしたお宝番組を宝探しの様にEPGから探しては録画予約しては夜中に視聴する、というのをここ1ヶ月くらいしていたのですが、ついに大晦日に一番のお楽しみにしていた「第69回NHK紅白歌合戦」が4K放送されました。
生まれて初めてNHK紅白を最初から最後までチャンネルを変えずに観られたのはまさに4K画質のおかげかも!? チャンネルを変えるスキを与えず、怒濤の演出をしていたNHKもスゴいんですが、4K HDRの画質にはやはり引き込まれました。
生放送なのに見事なグレーディングで、すごい綺麗なステージ。放送開始時に渋谷まで見に行ったNHK BS8Kの乃木坂46の神宮ライブを超える高画質でした。
4K放送というと「ハイビジョンの4倍の解像感」というのが真っ先に案内されますが、前にもお話ししたとおり解像感だけでは感動は少なく、それよりも「HDR」によるワイドダイナミックレンジ、広色域の美しさに魅了される方が大きかったように思えます。
一緒に観ていた妻は「なんか画面が暗くない?」という話をしていましたが、それもわかります。従来の狭いダイナミックレンジのSDR映像を見慣れてしまっている目には白飛びしている部分がないと映像を暗く感じてしまうのかもしれません。ブラビアの映像設定で「詳細設定」>「明るさ」>「ガンマ調整」を最大にすると全体の明るさが持ち上がる感じになるので、見慣れていない方はそういう調整をしても良いかも。
見慣れてくるとアーティストの後ろから客席に向けられているライトの光芒とかがえらいシャープに描き出されて、その空気感とか、立体感が感じられる様になってきます。こればかりはblog掲載の写真では伝えられず、実際に映像をご覧いただくしかないんですが、それにしても期待をはるかに超える映像でした。
今回のNHK紅白歌合戦は本当に画質の面でも、演出面でも魅了されまくりです。これだけで4Kブラビアと4Kチューナー「DST-SHV1」を購入した分の元が取れた気がします。
ちなみに4K放送のNHK紅白歌合戦ですが、地上デジタル放送とはあちこちで違いがあります。同じカットのところもありますが収録されているカメラが別みたいで、ステージの映像の大半は8Kで収録された別カットの映像になっています。
ざっと見比べてみたところアップしてバストショットが多い地デジに対して、4K放送ではアーティストの全体を映すカットが多い印象。
曲間にステージをはけていく転換シーンがチラッと見られたのも、ホールにいるかの様な錯覚を覚えさせてくれる演出でした。
それと前半戦が終わってニュースに切り替わるところですが、地デジではニュース番組を放送していましたよね?
こちらの映像に切り替わっていたと思うのですが、4K放送ではそのまま会場からの中継が続いていました。
バックステージの様子を伝える中継をしていて、ここでも4K放送ならではの特別感を感じられるシーンです。ニュースに切り替わったときに他局を見る、というのも4K放送では許してもらえなかったわけです。w
なお、地デジではデータ放送を使って白組と紅組の投票ができたと思うのですが、あいにく4K放送、8K放送では投票システムが使えず、投票することはできませんでした。投票できていたら、私も白組に入れてたかなー。
そして、石川さゆりさんの天城越えが始まるちょっと前に地震があり、歌唱シーンにテロップがかぶってしまっていましたね。
4K放送でも同様のテロップが出ていて放送を観ていたときは、大きく文字が出ていたのですが、録画した4K映像を再生すると、この地震情報のテロップはでていませんでした。
4K放送、スゴい! こうして地震情報は別のデータとして送られてきているみたいで放送時は映像に重ねて表示されるんですが、録画データには表示されないしくみがあるみたいです。
なお、歌詞字幕も4K放送では表示されていません。地デジでは全曲に字幕が出ていたと思いますが4K放送で字幕表示されたのは「ゆず」の時の手書き文字テロップだけです。
何回か再生して見るといろいろな発見があります。
音声も地デジではステレオ2chで放送されていますが、4Kでは5.1chサラウンドで放送されています。しかもサラウンドがすごくわかりやすい演出をしてくれていて観客席の前の方にいるような設定になっているようで観客席の盛り上がりは後ろから大きめに聞こえてきて、会場が盛り上がっているのがすごいリアルに感じられます。
そのサウンド設定が違うからなのか、嵐の歌唱シーンですが地デジではCD音源と被さっているというか本人と別の声が聞こえるみたいですが、4K放送ではちゃんと生歌で聞こえます。
サウンドのミキシングも地デジと4Kでは別の手法を取っているみたいです。同じ会場で2つの番組収録を同時に行っているみたいです。4K放送とは別に地デジも録画しておいたので2回楽しめる今回の紅白歌合戦。
圧巻はやはりサザンでした。ここのシーン、もうお客さんと一緒に10回以上繰り返し観ているかも。4K HDRと5.1chサラウンドで観るNHK紅白は当店店頭の最高の4K放送デモになりそうです。
まさに今回は「神回」の紅白だったわけですが、先週日曜日からはその感動を引きずったまま、4K大河ドラマ「いだてん」になだれ込むわけです。
NHK紅白は来年どうするんだ?と心配になるほどの豪華キャストでしたが、大河ドラマ「いだてん」も同様。キョンキョンとビートたけしから始まってテンポ良く、続々と名優が登場する様はドラマ版の第69回紅白かも。
1月6日に録り逃してしまった方も大丈夫です。1月13日の今度の日曜日の朝8時から第1話の再放送があります。2話は朝9時から4K放送です。まとめて録画しておけば、すぐに追いつけます。大河ドラマを観るのは「龍馬伝」と「真田丸」に続いて3回目になるのですが、今年は4K大河が楽しみ!
紅白の放送は終わってしまいましたが、まだまだ4K放送はこれからです。4Kチューナーの納期は2月9日まで延びてしまっていますが、4Kブラビアをお使いの方は是非お早めに!
地上・BS4K・110度CS 4Kチューナー DST-SHV1 |
ソニーストア価格: 54,880円+税 |
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発売日 | 2018年11月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:3,000円 3年ベーシック:無償 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
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