【総集編】『Xperia 10 VII』徹底まとめ ~ソニーが描く“新しいスタンダードスマートフォン”のすべて~
2025年10月9日に発売されたソニーの新スタンダードスマートフォン『Xperia 10 VII』。発売前から大きな注目を集め、発売直後には全カラーが入荷待ちになるほどの人気を見せています。
本記事では、これまでテックスタッフブログで紹介してきた「Xperia 10 VII」関連情報を一挙にまとめ、購入検討中の方・買い換えを迷っている方のための総まとめとしてお届けします。
■ Xperia 10 VIIとは?
新しい“標準”を目指したポップデザインと高性能
『Xperia 10 VII』は、ソニーが提案する“誰もが使いやすいスマートフォン”の最新モデル。新機能として「即撮りボタン」という、Xperia 10シリーズ初のシャッターボタンを搭載。性能面でもXperia 10 VIから大幅な進化を遂げ、Snapdragon 6 Gen 3搭載、メモリー8GB化、そして120Hzリフレッシュレート対応の有機ELディスプレイを採用しています。
カラーバリエーションは以下の3色展開です。
- チャコールブラック
本体裏はガラス仕上げではなく樹脂製になったため皮脂が残りにくくなっています。サラッとした手触りで指紋なども残りにくくなりました。ブラックカラーはビジネスにも映える落ち着いた印象。当店経由でのオーダー集計(10/15時点)では全体の約38%を占める一番人気のカラーになっています。
- ホワイト
ややブルーがかったカラーになっていた先代のXperia 1 VIと違い、真っ白なホワイトカラーにイメージが変更されています。清潔感あふれる純白トーンになっています。受注開始当初はブラックカラーと人気を二分するほどのオーダー集中がありましたが、発売から2週間ほど経った時点では約30%のオーダー率となっています。当店の検証用モデルもホワイトボディですが使用感があまり出ない、汚れの付きにくい表面仕上げになっています。
- ターコイズ
とても印象的なボディカラーで、発表された時点から当店では言っているのですが、これはモデル末期に近くなったところで絶対に「初音ミク」のコラボモデルが発売されるんじゃないか!という絶妙なカラーになっています。もっともポップな印象になるXperia 10 VIIならではのボディカラーです。当店経由でのオーダー比率では約32%の人気カラーになっています。
今年の4月には珍しいスケルトンカラーのワイヤレスヘッドホンとして「WF-C710N」がソニーから新発売になっていますが、出来る事ならこのヘッドホンと合わせて使いたいところです。
大ブレイク! 新型ワイヤレスヘッドホン『WF-C710N』グラスブルー
どのカラーも樹脂製でマットな質感に仕上がっていて指紋が残りにくく、軽快で上質なデザインに仕上がっています。
■ 【レビュー】新しくなったカメラ機能
即撮りボタン装備と夜景撮影に強い新型カメラ
デザイン的に大きく変わった点としてはカメラ部のデザインが大幅に変更されました。従来はXperiaシリーズの特徴でもある縦並びの3眼、もしくは2眼レンズ配置でしたが、Xperia 10 VIIではシリーズで初めて横並び配列になりました。
カメラ部のベゼルは横辺を長くとり、そこにSONYロゴが配置されています。一見、Google Pixelシリーズみたいなデザインと思われるかもしれませんがベゼルがボディと同色カラーになっていることで印象はかなり違っています。
カメラユニットの出っ張り部分が支えになるため、机上操作時も安定してタップ操作することができるようになりました。個人的には縦並びレンズのデザインが好きというか、Xperiaならでなのデザインだと思っていたのですが、実務的には横並びも良いかもと、一瞬で思えました。
新搭載の「即撮りボタン」というのがこちら。Xperia 1 シリーズではもっとボディの端に近い場所にシャッターボタンが位置しているのですが、Xperia 10 VIIでは電源ボタンの近いボディの中央近くのところに位置しています。
Xperia 1シリーズではシャッターの半押しが使えますが、Xperia 10 VIIの即撮りボタンは半押しに対応せず、あくまでそのまま即撮りで撮影ができるシンプル操作に徹しています。
スマートフォンでのシャッターボタンの搭載はXperia 1 シリーズで使っていても非常に便利で、なんせ画面タッチせずに撮影ができるので手袋をしていても撮影ができるし、冬場はとても重宝します。
写真は昨年12月に山形へ旅行しに行って手袋をして街歩きしているわけですが、シャッターボタンがあるおかげでスマートフォンの画面タッチ操作をしなくても写真だけだったらシャッターボタンだけでジャンジャン撮れるんです。まるでサイバーショットみたいな使い方ができます。
撮り終わったら電源ボタンを押せばスリープになるし、指紋認証によるロック解除をしなくても撮影ができるというのは超便利。Xperia 10 VIIも、これから冬場になると重宝すること間違いありません。
で、このシャッターボタンについては最初にボタンを押したときに上記の案内が表示されます。画面オフからの長押しでカメラアプリが起動しますが、すでにスマホが起動しているときは、短押しでスクリーンショットの撮影が可能。
これはXperia 1 シリーズにはない機能です。ゲーム画面のキャプチャのためにはGame Enhancerアプリがあるので、そちらで設定すればゲームアプリ登録したアプリの撮影はできるんですが、Xperia 10 VIIの場合はホーム画面でもなんでもかんでもスクショを撮れます。
他にもカメラアプリで写真モードになっている時でも長押しすると動画撮影に切り替わります。子供たちの撮影などで、写真を撮ろうとしたら面白いことをし始めて、ああ、これは動画撮影しなくちゃ!というときもそのままシャッターボタンを長押しすれば動画に切り替わるって、カメラの操作に慣れていない人が一番助かる機能かも。
慣れている方はモード切替に割り当てたりすることもできます。
カメラアプリは一見、Xperia 1 VIIと同じ様に見えるんですが、撮影モードが少なくなっているなどデチューンされているものがあります。
テレマクロ撮影やAIカメラワーク、オートフレーミング、ライブ配信、ぼけ動画などは搭載されていません。ですが、それなりにバリエーションはあって、パノラマ撮影などは使えます。
こちらはカメラの16mm画角でも収まらないほどの超々広角撮影などに使える「パノラマ」機能。カメラを動かしてより広いエリアの撮影を行います。
広い絶景などで、この風景を全部カメラに収めたい!というときにこれで撮ってしまえば360度、ぐるりとパノラマ撮影ができます。
ぼけモードも搭載されていました。Xperia 1では撮影後に加工して背景のぼかしを作っていますが、Xperia 10 VIIも同様に重ね撮りを行って合成しているみたいです。
昨年モデルのXperia 10 VIではぼけモードでの撮影をすると明るいところが白飛びしてしまっていて、夜景撮影などで使うと色がつかなかったんですが、Xperia 10 VIIではちゃんとHDR処理をしているので色が残ります。
Xperia 1シリーズも同様の進化をしているんですが、Xperia 10 VIIでも同じでした。細かいところですが、これはありがたい!
ということで「パノラマ」「ぼけ」「写真」「動画」「スロー」の5つのモードが搭載されているのがXperia 10 VIIのカメラ機能です。
レンズは16mm、24mm、48mmの3つが使えます。Xperia 1シリーズみたいな望遠域はありませんが、日常での撮影で望遠撮影をすることはあまりなくて、グルメ撮影で使う48mmが搭載されているのがありがたく感じられるでしょうね。
![]() Xperia 10 Ⅵ |
![]() Xperia 10 VII |
![]() Xperia 1 VII |
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発売日 | 2024年7月5日 | 2025年10月9日 | 2025年6月5日 |
価格 | 53,900円 | 74,800円 | 204,600円~234,300円 |
メインセンサー | 1/2.0型センサー Exmor RS for mobile |
1/1.56型センサー Exmor RS for mobile |
1/1.35型センサー Exmor T for mobile |
超広角カメラ | 約800万画素/F値2.2 | 約1300万画素 /F値2.4 | 約4800万画素 /F値2.0 |
広角カメラ & 標準カメラ |
・26mm撮影時 約4800万画素/F値1.8 ・52mm撮影時 約1200万画素/F値1.8 |
・24mm撮影時 約5000万画素/F値1.9 ・48mm撮影時 約1200万画素/F値1.9 |
・24mm撮影時 約4800万画素/F値1.9 ・48mm撮影時 約1200万画素/F値1.9 |
望遠カメラ | 約1200万画素/F値2.3-3.5 | ||
フロントカメラ | 約800万画素/F値2.0 | 約800万画素/F値2.0 | 約1200万画素/F値2.0 |
撮影モード | パノラマ/ぼけ/写真/ 動画/スロー |
パノラマ/ぼけ/写真/ 動画/スロー |
ぼけ/写真/動画/テレマクロ 48MP/AIカメラワーク オートフレーミング スロー/プロ動画 プロ写真/ぼけ動画 ライブ配信/パノラマ |
Ultra HDR | 非対応 | 非対応 | カメラ&表示対応 |
.
さて、試し撮りなんですが、メーカーさんの作例でも掲載されていた東京駅を撮ってきました。比較撮影するのは2024年モデルの「Xperia 10 VI」と、2025年モデルのフラッグシップモデル「Xperia 1 VII」です。
すべてオートモードのJPEGで撮影してきています。まずは24mmの広角レンズから。
KITTE前の横断歩道で24mmにて撮影。(Xperia 10 VIは26mm)画面右上のレンガのところに注目。
なるほどー、Xperia 10 VIIの大型化された1/1.56型センサーの威力は大きいですね。Xperia 10 VIと比較すると輪郭のシャープネス感や解像度が全然ちがっています。暗所にこれは強いですね。
※ホワイトバランスが揃っていませんがXperia 10 VII、Xperia 10 VIにはISO感度の固定機能がありません。ご了承ください。
同じく24mm画角の広角レンズ(Xperia 10 VIは26mm)にて撮影。レンズの隅っこではなく中央部分で比較してみます。
こちらもシャープネス感が一段ちがって感じられます。解像感にもかなりの差があります。
こちらは16mmの超広角レンズを使った撮影です。KITTEの6F広場から見下ろすようなところで撮影してきました。ここは三脚NGなので手すりの載せて撮っています。
左側のBEAMSの看板に注目。
Xperia 1 VIIとXperia 10 VIIではかろうじてBEAMSの文字が見えますが、Xperia 10 VIでは白く飛んでしまいました。
24mm(26mm)同様に全体的な解像度もアップしている様です。
こういうカメラ、レンズの撮影比較とかをすると、私みたいな素人だと違いを出すのに結構、苦労するんですがXperia 10 VIIの場合は簡単に違いがわかります。
横並びになった2眼レンズですが、違いはデザインだけではありませんでした。暗所ではかなりの差が出るようになっていて、中級機ながら、フラッグシップモデルに迫る写りを実現しています。
Xperia 1 VII (XQ-FS44) 16mm F2.0 1/4000 ISO50
ご質問をいただいていた「ウルトラHDR(Ultra HDR)」についてはXperia 10 VIIは対応をしていません。ディスプレイがHDR10相当の表示に非対応のためウルトラHDR撮影ができてもそれを確認することができないんです。
今のところ、カメラ機能がウルトラHDRに対応するのはXperia 1 VIIだけとなります。
「ウルトラHDR」については上記のblogエントリーにて詳しく紹介していますので、ご興味ある方は是非ご覧になってみてください。
■ スタミナテスト結果
120Hz対応で快適性アップ、バッテリーは依然として長持ち
そして、こちらもXperia 10シリーズの初搭載機能です。ディスプレイのリフレッシュレートが60Hz 固定だったものが120Hzを選択することができるようになりました。Xperia 10シリーズはXperia 5と同じディスプレイを搭載していたんですが、こうした120Hz駆動などは封印されて使えなくなっていたので、そういう意味でもXperia 10シリーズがフラッグシップに近い機能をもつようになったと言えます。
60Hzと120Hzだとなにが違うかというと、画面のスクロール時により滑らかに感じられる、というのがあります。ゲームアプリなどでは60Hz駆動が上限になっているものもあるので、そうしたアプリでは120Hz表示がされないのですが、それ以外のものは120Hz表示になり、滑らかな画面スクロールが見られます。
Xperia 1 VIIではリフレッシュレートが1~120Hzの可変駆動が可能になっていて、それによりバッテリー消費を抑えることができたのですが、Xperia 10 VIIでは120Hz表示にすると固定で120Hz表示になるため、バッテリー消費的には厳しくなることが予想されます。
長旅で使うときは60Hz駆動にしておくことでスタミナ性能を延ばす、という使い方ができるかも。
なお、そのリフレッシュレートを画面に表示することができます。特にアプリをインストールする必要もなく「開発者向けオプション」を使うことで表示可能。
「設定」>「デバイス情報」を開き、一番下にある「ビルド番号」を7回ほどタップします。すると「開発者向けオプション」が開くので「設定」>「システム」>「開発者向けオプション」を開いて設定します。
「リフレッシュレートの表示」というのがあるので、コレをONにします。
するとディスプレイの左上に常時リフレッシュレートが表示されます。どういうときに60Hz表示になり、どういうときに120Hz表示になっているのかわかります。購入したら試してみてください。
「ゲームのデフォルトのfpsを無効にする」というオプションをONにするとゲームプレイ時のシーンによっては120Hz表示のシーンがあったりするので、60Hzと120Hz表示の違いがわかるかもしれません。
その他、Xperiaならではの機能として画質設定があります。こだわりのある方は「カスタム」にして、いろいろいじくりたくなると思いますが、メーカーさんとしては「おすすめ」が一番見やすいんじゃないか、という話です。
地図表示などでは色鮮やかな表示にして、動画表示やカメラ撮影時にはオリジナルの色味で見せる、ということを自動で行っています。デフォルトで「おすすめ」になっているので、これで使うのが観やすいんじゃないかと思います。
さて、こうした高性能ディスプレイの搭載にともない、割りを食うのがスタミナ性能です。当店レビューでは恒例なのですが「PCMark for Android Benchmark」アプリを使って歴代モデルのXperiaのスタミナ性能のテストをしています。今回もXperia 10 VIIでテストをしました。
「PCMark for Android Benchmark」アプリというのはスマートフォンのベンチマークを行うアプリなんですが、処理性能とストレージテストの他に、処理性能のベンチマークをずっとやり続けて、どれくらいでバッテリーを使いきるのか、というテストをしてくれます。
ベンチマークではテキスト表示、スクロール、写真表示&編集、動画表示などを休みなくやり続けてくれてバッテリー80%→20%までの時間を計測して、スマートフォンを通常使いしつづけたとしたら何時間使い続けられるのか、というのを試してくれるんです。
なお、モバイル通信、Wi-Fi通信、Bluetooth、GPSを使うと結果にばらつきがでてしまうため、これらの通信系の機能はすべてオフにしています。
今回テストをしたのはXperia 10 VIとXperia 10 VIIの2機種のみで、Xperia 10 VIについてはOS 15のアップグレードをしていることもあり、結果は計測しなおした新しい数値に入れ替えています。それ以外の機種は最後にテストしたときの結果を掲載しています。
結果は見ての通りなんですが、予想通り、Xperia 10 VIIの方が、Xperia 10 VIよりもスタミナ性能ではやや劣る結果になりました。OS 14の方が効率が良かった可能性があるのか、Xperia 10 VIの結果もやや落ちています。(バッテリー劣化はほとんど使っていないのでないものと考えて大丈夫かと思います)
それと搭載されているRAMが6GB→8GBに増量されていることがあり、これも消費電力が大きくなった原因になっているかも。
Xperia 10 VIIではディスプレイ表示のリフレッシュレートを120Hzにあげるオプションがあるんですが、それを使うと18時間26分→13時間12分と、かなりの性能ダウンになりますが、これはXperia 1 VIIでも同じ。ただし、Xperia 1 VIIでは1~120Hzを可変表示させているんですが、Xperia 10 VIIは120Hzの固定リフレッシュレートになるため、電力効率は悪くなる、というのが結果に出ています。
ただし、パフォーマンスが結構あがってきていて、このストアだけみるとXperia 1 V並みのスコアになっているのは見逃せません。
Xperia 10 VIIの店頭展示をしていて、お客様に実際に操作していただいたりしていますが、動作にもっさりした感じは見られない、という感想もいただいています。
■ 新旧機能の比較
削除された機能と追加された新機能
その他、設定画面を端からチェックしていくと、Xperia 1 VIからなくなっている機能というのもいくつかあったので紹介したいと思います。
こちらは画面設定の比較画面です。左がXperia 1 VIで、右がXperia 1 VIIです。低残像設定が増えたことにより120Hzのリフレッシュレートが使えるようになったのですが、気がつけば「ホワイトバランス」の調整項目がなくなっていました。
私は調整したことがないんですけど、ドロップしたということは、この機能を使っている方は多くはなかったですかね。
画面設定の下に行くと「片手モード」と「スマートバックライト」もなくなっています。
片手モードというのは、ホーム画面をダブルタップすると画面の下半分しか使わない表示になったり、通知エリアが大きくなったりする機能。
「スマートバックライト」は手に持っていることを感知したときはディスプレイを自動消灯しないという機能です。写真表示とかしているときに画面が消えないようにできて、テーブルなどに置いているときは画面は消えるというものです。
「スマートバックライト」については画面の自動消灯機能のところに「スクリーンアテンション」という機能が追加されています。机に置かれているというのよりも強力なユーザー認識機能になっています。
「押し込み式指紋認証」も非搭載になった機能のひとつです。指紋認証を触れただけでロック解除になってしまうところを、押し込まないと指紋認証しないというオプションがつけられたんですが、それがなくなっています。Xperia 1 VIIもこのあたりは同様になっています。
ということで、Xperia 10 VIとXperia 10 VIIの比較表でまとめました。
※価格は記事執筆時の価格になります
![]() Xperia 10 Ⅵ |
![]() Xperia 10 VII |
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発売日 | 2024年7月5日 | 2025年10月9日 |
販売価格 | 53,900円(税込) | 74,800円(税込) |
CPU | Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform |
Snapdragon 6 Gen 3 Mobile Platform |
容量 | 6GB/128GB | 8GB/128GB |
ディスプレイ | 約6.1インチ(21 : 9) 有機EL Full HD+ 60㎐ Corning Gorilla Glass Victus |
約6.1インチ(19.5 : 9) 有機EL Full HD+ 60/120㎐ Corning Gorilla Glass Victus 2 |
バッテリー | 5000mAh | 5000mAh (4年長持ちバッテリー) |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 IEEE802.11a/b/g/n/ac 2.4/5GHz対応 |
Wi-Fi 6E IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4/5/6GHz対応 |
Bluetooth | ver.5.2 | ver.5.4 |
スピーカー | フロントステレオスピーカー | フロントステレオスピーカー (フルエンクロージャー構造) |
オーディオ | 3.5mmオーディオジャック Hi-Res/DSEE Ultimate/ 360 Upmix |
3.5mmオーディオジャック アダプティブ ビットレート対応 Hi-Res/DSEE Ultimate/ 360 Upmix |
カメラ機能 | 動画編集アプリ カラーフィルター |
即撮りボタン 動画編集アプリ カラーフィルター |
AI機能 | 消しゴムマジック Gemini |
かこって検索 消しゴムマジック Gemini |
表示機能 | ホワイトバランス 片手モード スマートバックライト 押し込み式指紋認証 |
低残像設定 スクリーンアテンション |
外部メモリ | microSDXC(最大1.5TB) | microSDXC(最大2.0TB) |
質量 | 約164g | 約168g |
サイズ | 約68 × 155 × 8.3mm | 約72 × 153 × 8.3mm |
セキュリティと アップデート |
最大2回のOSバージョンアップ、 4年間のセキュリティアップデート OS16まで、セキュリティ2028年まで |
最大4回のOSバージョンアップ、 6年間のセキュリティアップデート OS19まで、セキュリティ2031年まで |
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比較してみるとセキュリティアップデートの6年というのも威力がありますねー。6年も同じスマートフォンを使うか?というのはありますが、4年後に買い換えたとしても、そのあと2年間、自宅でサブ機としてWi-Fi専用スマートフォンとして使う際も安心して利用ができます。
地味なところに思われるかもしれませんが、無線LANは「Wi-Fi 5」だったものが「Wi-Fi 6E」対応にアップグレードしています。
当店の店内無線ルーターは「Wi-Fi 7」で自宅は「Wi-Fi 6E」なんですが、自宅でも6GHzでの接続が確認できました。
画面左は「Device Info」アプリを使ってXperia 10 VIIの通信機能をチェックしたところです。規格はWi-Fi 6Eになり6GHzも対応になっています。
先日、ネットニュースで見たのですがWi-Fi 6対応無線ルーターの初期モデルのサポート期間が終わりはじめたとのこと。無線ルーターも生産終了から5年を目処にサポートを打ち切るらしいんですが、もう、そんな時期になっているんですね。上位互換があるのでWi-Fi 5のスマートフォンでもWi-Fi 6EやWi-Fi 7の無線ルーターにアクセスすることはできますが、せっかくですからルーターの性能をフルに生かす規格で使いたいところです。
6年間のセキュリティアップデートを約束されているXperia 10 VIIは長く使えるスマートフォンになりそうですよ。
■ 純正アクセサリー
グラデーションが美しい「Style Cover for Xperia 10 VII」
同時購入率が約46%にもなる、大人気アクセサリーがこちらのメーカー純正カバーケース「Style Cover for Xperia 10 VII」です。透明クリアにグラデーションが施された純正カバーで淡い色の変化がXperia本体のデザインを引き立てます。
電車で座席に座っていると、他の方のスマートフォンの裏がよく見えるんですが、半数以上の方が、クリアケースになにかしら写真や切り抜き、シールを貼っていて、そういう使い方をするのにソニーさんらしいデザインが施されたクリアケースを用意してくれた感じです。
グラデーションの効果がどんなものなのかわからなかったんですが、大きめのシールを入れたときにこのグラデーションがうまく上の方をフェードアウトしてくれそうですね。
こうしたクリアケースだと電源ボタン周りが肉付いていて、指紋認証を兼ねる電源ボタンのアクセス性が悪くなる感じがすると思うんですが、このクリアケースも電源ボタン周りだけ肉抜きしてくれていて、電源ボタンへのアクセスがしやすくなっています。
上から見てみるとわかりやすいですかね、電源ボタンのところだけ肉薄になっていて、ボタンタッチがしやすくなっていますので、ご安心を。
クリアケースをお使いになった方は経年劣化で黄色くくすんでくるイメージをお持ちかと思いますが、ソニーの純正スタイルカバーはそこも考慮して制作しているそうで、通常よりも劣化しにくい素材を使っているそうです。
▶ Style Cover for Xperia 10 VII(XQZ-CBFE)詳細はこちら
■ Xperia伝言メモ機能
月額無料で使える“本体内留守電”が便利!
意外と知られていない便利機能「Xperia伝言メモ」。SIMフリーモデルのXperia 10 VIIには、月額料金なしで使える本体録音型留守電が搭載されています。
私はあまり不在にしていることも少ないので利用したことがないのですが、多くのキャリアでは通信サービスの一部として月額330円前後で留守番電話サービスを用意しています。
電話の着信を取れないときや、電波が通じないときに通話相手にメッセージを録音できるサービスを提供しているのですが、SIMフリーモデルのXperia本体に実は「Xperia伝言メモ」機能というのが搭載されています。
電源を切っているときや電波が届かないところでは利用ができないのですが、事情により電話に出ることができない際に、相手にメッセージを録音できる機能があるんです。※この機能はあくまで本体内で録音するため、電源OFF・圏外時には動作しません。
設定はやや深いところにあるのですが、すぐに設定できます。
電話アプリを開いて設定を呼び出します。電話アプリのホーム画面左上にある3本線をタップすると設定画面が呼び出せます。※Androidのバージョンによっては、右上の“︙”メニューから開く場合もあります
そこから「設定」>「通話アカウント」にすすみ、SIMを使っている通信キャリアが表示されたらそれをタップします。ここではXperia 10 VIIにpovo 2.0のSIMカードを挿しているので「KDDI」をタップします。
そこに「Xperia伝言メモ」という項目があるので、これをタップして「伝言メモ」のスイッチをオンにします。
「応答時間設定」というのが13秒になっていますが、これは着信してから何秒後に留守番電話メッセージを流すか、という設定です。デフォルトが13秒になっているんですが、調整は自分で可能です。
さて、テストでXperia 10 VIIに電話をかけてみました。13秒後に伝言メモのメッセージが流れます。「ただいま、電話に出ることができません。発信音のあとにお名前とメッセージを・・・」というアレです。このメッセージが大体9秒くらい流れて、その後、録音にはいります。
録音できるのは1件あたり最大60秒で、その間に相手が話した言葉がXperiaに録音されます。
メッセージを読み上げている間と、伝言メモを録音中も上記の画面が表示されているので、通話に出ることができるようであれば、ここで「電話に出る」とすれば、着信を受けることができます。
留守番電話が記録されると、画面上からスワイプして表示される通知パネルに記録があります。通知は削除しても、設定メニュー内の“伝言メモリスト”から再生可能です。
録音された「伝言メモリスト」は先ほどの設定画面から深い階層までいってリストを呼び出す必要があるんですが、記録は残るので、あとから再生して内容をもう一度確認することもできます。
キャリアの留守番電話サービスと違って、これは無料で利用ができる機能です。通話することが多い方は利用されてみてはいかがでしょうか?
この機能は2020年発売のSIMフリーモデル(例:Xperia 1 II)以降で搭載が確認されています。
ソニーストアでSIMフリーモデルをご利用の方は、ぜひこの便利な機能を一度チェックしてみてください。月額料金なしで使える“隠れた便利機能”、意外と重宝しますよ。
■ Xperia 10 VIIは発売前から予約殺到!
発売3日で全色入荷待ちに
さて、そんなXperia 10 VIIですが、発売直前の予約期間から人気が爆発。初回出荷分は次々と完売し、発売3日後には全色が入荷待ち状態となりました。
日時 | 在庫状況 |
---|---|
10月9日 発売日 | 全色 最短即日出荷 |
10月13日 朝 | ブラック・ホワイト 入荷待ち |
10月13日 夜 | 全色 入荷待ち |
10月14日 朝 | ターコイズのみ在庫復活 |
特にターコイズカラーはSNSでも話題となり、人気カラーとして注目を集めています。
amazonなどでは発売日から在庫切れになっていて人気炸裂製品になっているようです(10/16時点ではamazonも在庫復活しました)。
当店でもXperai 10 シリーズでこんなにもオーダー数が盛り上がったことはなく、先代モデルを比べると一桁違うほどの大ヒットになっています。Xperia 5シリーズが昨年からディスコンになっているんですが、その穴を埋めるモデルになっているようですね。
■ まとめ
『Xperia 10 VII』は、価格・性能・デザインのバランスが取れた“新しいスタンダード”モデルです。
- Snapdragon 6 Gen 3 + 8GB RAM
- 120Hz有機ELディスプレイ
- Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.4対応
- 4年長持ちバッテリー
- OSアップデート4回・セキュリティ6年保証
使いやすさと安心を両立した、ソニー渾身のSIMフリーモデル。
購入を検討されている方は、ぜひお早めにご決断ください。
ソニーストアでは「Xperia 10 VII」を74,800円にて一括購入できるほか、36回分割払いや2年後に本体を返却することを前提に支払い額を抑えることができる2年残価設定クレジットの設定があります。
- 36回分割払い(金利0%)
月額2,000円✕35回 初回のみ4,800円
- 残価設定クレジット(金利0%)
月額2,200円✕24回 25回目22,000円 or 返却
手数料は無料になっていますので、これで負担額を低くして購入することができます。
※価格は記事執筆時の価格になります
それとソニーストアの「ラッキー抽選会」も忘れずにご利用ください。1月14日までの期間にMy Sony IDで抽選をすることでお買い物券がプレゼントされます。最高で10万円! Xperia 10 VIIの場合は4万円購入時のクーポンの利用ができますので、こちらの抽選会参加もお忘れなく。
クーポン発行は24時間後の発行になりますので、今すぐ抽選をどうぞ。
新しいスタンダードスマートフォンへの乗り換えをするなら今です!
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Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 10 VII (XQ-FE44) |
ソニーストア価格: 74,800 円 税込 |
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発売日 | 2025年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ソニーストア「ラッキー抽選会」対象商品 |
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2年残価設定 クレジット |
月々のお支払い2,200円(1回目2,200円) 24回お支払い総額52,800円 25回目22,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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Style Cover for Xperia 10 VII XQZ-CBFE |
ソニーストア価格: 4,378 円 税込 |
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発売日 | 2025年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |

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