【作例レビュー】『α7 V』の画質はここまで来た|14bit RAW×16ストップDRをメーカー作例で徹底解説
新型デジタル一眼カメラ「α7 V」の作例紹介です。今回紹介する作例は、αを開発している事業部から提供されたものではなく、販売を担うソニーコンスーマーセールス株式会社の社員さんが撮影した作例になります。
これから量販店などの販売店店頭に飾られる作例になると思うのですが、その見どころを紹介したいと思います。

こんにちは、店員佐藤です。
今日の時点では、まだどなたもご覧になっていない「α7 V」の作例になります。いつもはへたっぴな店員佐藤の撮影でご覧いただいていますが、今回はメーカーさんからいただいた撮影作品を紹介したいと思います。
AI被写体認識やプリ撮影機能など、最新αの集大成みたいなカメラになっている「α7 V」ですが、今回は機能の進化ではなく画質にこだわった作例紹介です。撮影された方は普段からα各種モデルをお使いになっている方なんですが、一言目におっしゃっていたのは「14bit RAWと16ストップのダイナミックレンジがすごすぎる!」ということ。
これまでのメーカー作例でもそうしたカットは数枚ありましたが、今回はたっぷり多めに階調表現とダイナミックレンジがわかりやすい作例をピックアップさせていただき、紹介させていただきます。
近いうちに、販売店店頭で大判プリント、店頭ディスプレイ表示などでお見かけすることがあるかと思います。見どころをチェックしてみてください。
■東京駅夜景

α7 V+SEL2470GM2 F8.0 1秒 ISO640 焦点距離46mm
三脚が使えない場所で、しかも1秒という長秒を手持ちで撮影したとは思えない安定感のある夜景です。α7 Vの強力な手ブレ補正により、建物のディテールはしっかり止まりつつ、車のライトだけが美しく流れています。
ブラックミストフィルターによって光源の硬さが抑えられ、東京駅のレンガの質感と現代的な高層ビルの対比が、やさしいトーンで描写されています。高感度撮影でも暗部がザラつかず、夜景撮影の自由度が大きく広がることが分かる1枚です。

ブラックミストフィルターというのは「光だけをやさしく滲ませる」ための特殊なフィルターです。ピントが甘くなるわけではなく、コントラストの強い光源だけを柔らかくするのが特徴です。
全体がボケる、解像感が落ちるということはなく建物の輪郭やディテールはシャープなままで、ハイライトだけが柔らかくなるのがポイントです。
■夕景〜夜景・富士山と都心

α7 V+SEL70200GM2 F4.0 1秒 ISO100 焦点距離133mm
夕焼けの空から夜景へと移り変わる、明暗差の大きなシーンを1枚で成立させています。空のグラデーション、富士山のシルエット、ビルの灯りが破綻なく共存しているのは、α7 Vの16ストップのダイナミックレンジの恩恵です。
夕景のオレンジが濁らず、夜のシャドーも潰れないため、見た目の印象に非常に近い仕上がりになっています。「夕景は露出が難しい」というイメージを覆す作例です。
こちらも三脚禁止エリアにて手持ちでの長時間撮影になっています。
■イルミネーション撮影

α7 V+SEL70200GM2 F8.0 1秒 ISO320 焦点距離109mm
イルミネーションの点光源が画面いっぱいに並ぶ、ハイライト処理の難しいシーンです。ブラックミストフィルターによって光が滲みつつも、白く破綻せず、階調を保ったまま表現されています。

14bit RAWならではのなめらかな階調が効いており、光の量感に立体感があります。人の動きや車のブレが「失敗」ではなく「演出」になるのも、α7 Vの表現力の高さを感じるポイントです。
■スカイツリーの夕景

α7 V+SEL70200G2 F11 10秒 ISO100 焦点距離76mm
非常に明るいスカイツリー最上部のライトと、まだ明るさの残る空を同時に捉えた1枚です。
注目してほしいのは、最も明るいライト部分が白飛びしていないことと、空がオレンジ色から藍色に変化するグラデーション部分のトーンのつながりです。

ハイライトが粘り、色と形を保っているのは、センサーの余裕と14bit RAWの情報量によるものです。夕景〜夜景撮影で「明るいところを諦めなくていい」カメラだということが、直感的に伝わります。
■首都高夜景

α7 V+SEL70200G2 F11 15秒 ISO100 焦点距離115mm
夜景撮影でありがちな「看板や標識の白飛び」が、この写真ではしっかり抑えられています。車のライトは勢いよく流れていますが、道路標識の文字や色が残っている点が見どころです。

暗部からハイライトまでを1枚に収められるため、夜の都市風景を情報量豊かに描写できます。α7 Vのダイナミックレンジの広さが、非常に分かりやすく表れています。
■レインボーブリッジ夜景

α7 V+SEL2070G F11 6秒 ISO100 焦点距離43mm
強い照明で照らされた橋脚部分が白く潰れず質感を保っています。コンクリートのトーンや立体感が残っていることで、写真全体に重厚感があります。

水面の反射も階調豊かで、夜景でありながら柔らかさを感じさせる描写です。明るい部分を犠牲にしない撮影ができるのは、α7 Vならではです。
■富士山と星空

α7 V+SEL24F14GM F1.4 8秒 ISO2000
エクステンデッドRAW現像のノイズリダクションによる高感度ノイズ低減が、非常に分かりやすい星景写真です。

星の点像を保ったまま、空のザラつきが抑えられ、富士山の稜線も自然に浮かび上がっています。通常ならノイズが目立ちやすい条件でも、情報量を残したままクリアな仕上がりです。
高感度=我慢、という常識を変えてくれる作例です。
■流し撮りの旅客機

α7 V+SEL400800G F6.3 1/13秒 ISO1250 焦点距離400mm
流し撮りで背景を大きく流しながら、機体はシャープに描写されています。高ISOになりやすいシーンですが、エクステンデッドRAWによるノイズリダクション効果によって金属の質感がきちんと残っています。

動体撮影と高画質を両立できる点は、α7 Vの大きな魅力です。「動いているもの=画質は妥協」という考えを覆します。
■朝霧の湖面と水鳥

α7 V+SEL400800G F11 1/1000秒 ISO100 焦点距離790mm
霧に包まれた空気感が、非常になめらかな階調で表現されています。明確な輪郭が少ないシーンでも、階調が破綻せず、奥行きを感じさせる描写です。

14bit RAWの情報量が、こうした繊細な表現で活きてきます。
■朝霧の太陽と湖面

α7 V+SEL70200G2 F11 1/640秒 ISO100 焦点距離161mm
太陽という極端に明るい被写体を含みながら、周囲の霧や水面の階調がしっかり残っています。

白飛び一歩手前のトーンがきちんと制御されており、柔らかい印象に仕上がっています。ダイナミックレンジの広さを、感覚的に理解できる1枚です。
■カワセミ

α7 V+SEL400800G+SEL14TC F11 1/1250秒 ISO8000 焦点距離1120mm
逆光気味の条件でも、羽毛のディテールが失われていません。エクステンデッドRAWによるノイズリダクション効果によって高感度時のノイズを抑えつつ、細部の解像感を維持しています。

野鳥撮影で重要な「シャープさと粘り」を両立している点が見どころです。
■ダイサギの着水シーン

α7 V+SEL400800G+SEL14TC F11 1/1600秒 ISO2500 焦点距離1120mm
白い羽が白飛びしやすい条件ですが、羽の重なりや立体感がきちんと描写されています。動きのある瞬間を捉えながら、階調も失われていません。連写性能と画質の両立が分かる作例です。
■マガモのクローズアップ

α7 V+SEL400800G+SEL14TC F11 1/1600秒 ISO1600 焦点距離1120mm
緑の頭部の微妙な色変化、水滴の質感までしっかり再現されています。

色の飽和が起きやすい被写体ですが、不自然さがなく、自然な発色です。14bit RAWによる色階調の豊かさが伝わります。
■トビの飛翔

α7 V+SEL400800G+SEL14TC F13 1/2500秒 ISO2500 焦点距離1120mm
日本で一番身近な猛禽類のトビが水面を蹴り上げる一瞬を、秒30コマ連写で確実に捉えています。エクステンデッドRAWの現像処理によって暗部ノイズが抑えられ、羽の陰影も自然です。「決定的瞬間」と「高画質」を両立できることを示す象徴的な1枚です。

こちらは秒30コマ連写の様子。獲物を捕らえる瞬間をばっちりと捉えています。
■水鳥のユニークなポーズ

α7 V+SEL400800G+SEL14TC F13 1/800秒 ISO1250 焦点距離1120mm
被写体の質感、水面の反射、背景のボケが自然に調和しています。細部まで破綻がなく、α7 Vの基本画質の高さがよく分かります。

日常の一瞬も、作品として成立させてくれるカメラだと感じさせる締めの1枚です。(撮影された方が妙に、水鳥のお尻写真をたくさん撮っていて、茶目っ気たっぷりにいろいろ紹介してくれました。今回のお気に入りのカットの様です。w)
今回の記事の中で何度も登場する「エクステンデッドRAW」というのは、ソニーの無料のRAW現像ソフト「Imaging Edge Desktop」に搭載されている機能です。α7 Vで撮影したRAWデータを、後処理でノイズリダクション、高解像度化させることができます。
対応しているモデルは現時点ではα7 Vと、α1 IIの2機種のみとなっています。高ISO感度で撮影しても、あとから救い出しができると思うと、撮影チャンスが広がります。
現在、メーカーさんでは「α7 V」は品薄で2週間納期となっていますが、これから続々と出荷されていくみたいですので、オーダーするなら今です! 2026年は14Bit RAW & 16ストップのダイナミックレンジで行きましょう!
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| デジタル一眼カメラ α7 V ILCE-7M5 |
ソニーストア価格: 416,900円 税込 |
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| 発売日 | 2025年12月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:41,800円 3年ワイド/5年ベーシック:20,900円 3年ベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
αセンサークリーニング無料サービス ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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