Xperia 1 VII ハイスペックモデル受注再開直前 発売から3ヶ月の進化をまとめてご案内 ウルトラHDR最新情報も!
いよいよ、明日の10時からSIMフリースマートフォン「Xperia 1 VII」のハイスペックモデルの販売が再開します。
全受注台数の6割以上を占める人気スペック「16GB/512GB」メモリー搭載機種の受注が始まります。不具合があって2ヶ月にわたり受注が停止していましたが、ここまでの「Xperia 1 VII」の変化と進化についてまとめて紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
Xperia 1 VIIの本格的な受注再開がいよいよ、明日の10時からスタートします。メモリー搭載が「RAM 12GB / ROM 512GB」のミドルスペックモデルは8月27日から受注を再開していましたが、こちらのスペックは今までのオーダー全数の中では一番、注文数の少ないスペックでした。
昨日までに当店経由でご注文いただいたXperia 1 VIIの全数集計をしたオーダー内容はこちらになります。
テックスタッフ 経由分のみの集計です |
![]() スレート ブラック |
![]() モス グリーン |
![]() オーキッド パープル |
![]() スターウォーズ コラボモデル |
Total |
RAM 12GB/ROM 256GB 204,600円 |
約7% 9/12 受注再開 |
約4% 9/12 受注再開 |
約7% 9/12 受注再開 |
約4% 販売終了 |
約22% |
RAM 12GB/ROM 512GB 218,900円 |
約6% 8/27 受注再開 |
約3% 8/27 受注再開 |
約7% 8/27 受注再開 |
- | 約16% |
RAM 16GB/ROM 512GB 234,300円 |
約24% 9/12 受注再開 |
約13% 9/12 受注再開 |
約25% 9/12 受注再開 |
- | 約62% |
Total | 約38% | 約19% | 約39% | 約4% |
.
受注開始直後は7割を超えていたハイスペックモデルですが、最終的には6割強まで落ち着いてきてはいるんですが、それでももっともオーダー数の多いモデルになっています。
逆に一番少ないのが現在販売を再開している12GB/512GBモデルなんですが、それでも受注再開直後にはソニーストアで用意している在庫数がなくなり、納期が1週間ほど延びるという事態になっています。(カラーはオーキッドパープルでした)
そんな状況でのハイスペックモデル、ロースペックモデルの受注再開になりますので、受注再開直後はオーダーも多く品薄になる可能性はかなり高いと思います。
なんせ2ヶ月もお待ちになっていた方もいらっしゃるかと思いますので、現在使っているスマートフォンが不調で早く乗り換えたい、という方はできるだけ早い時間でのオーダーをおすすめします。
さて、こんな事態になっているのも製品に不具合が見つかり、その原因究明と交換対応、再発防止策の実施があったからなんですが、現在は下記のページにて状況を説明しています。
★Xperia 1 VIIの不具合に対する再発防止策と品質向上の取り組みについて
詳細はわかりませんが、当店が説明を受けたところでは、問題のあるIMEI(機番)は特定できていて、現在はそのほとんどについて交換対応ができていると聞いています。
基板製造工程での温度・湿度影響により不具合が起こっているという原因が突き止められているのと、その対策は実施されていますので、これから出荷になるモデルについては同様の問題は起こりません。安心してご注文いただけるものと当店は確信しています。
話を戻して「RAM 16GB / ROM 512GB」のハイスペック人気についてなんですが、そもそもどういう違いがあるの?という方もいらっしゃるかと思います。
PCのときの内蔵メモリーがRAM、ストレージがROMという表記をスマートフォンでは行っていて、同時に動作しているアプリの数に影響するのがRAM、スマートフォンに収納するアプリの数やデータ量に影響するのがROMになります。
イメージで説明するときは図書館で使う机がRAMでこれが大きい(広い)とたくさんの本を持ってきて同時に開くことができます。本棚がROMでこれが大きいとたくさんの本を置いておくことができる、というイメージになります。
スマートフォンの場合、アプリを開くごとにRAMメモリーを消費していき、メモリーを使い切ったところで「アプリキル」と言って、自動でアプリを閉じていくということをします。最初にゲームをしていて、その途中で別のアプリに切り替えて音楽を鳴らしたり地図を見たり、メールをチェックしたりニュースを見たりして、最初のゲームアプリに戻ったときに、ゲームがそのまま続けられるのはメモリが足りているとき。足りないときはゲームアプリが一度終わってしまっていて、再起動してタイトルから始まる、ということになります。
とはいえ、12GBメモリーでも現在のスマートフォンの中ではかなりの大容量で、普通は6GBとか8GBで使われています。当店でテストしたところでもアプリを27個までは使えたので不足はないと思うんですが、それでも山歩きの時とかにGPSログを取りながらYAMAPで道案内してもらいながら写真も動画も撮って、ということをしているとアプリがなにか止まってしまっていたり、ということが起こります。
OSアップデート4回、セキュリティアップデートを6年保証する、永く使えるモデルだけに、今後登場するかもしれない大量メモリ消費アプリなどに備えるべく、今回は「RAM 16GB / ROM 512GB」に人気が集中しているのかも。
実機で比較検証したことはあるので、こちらでその違いについて詳細をご覧いただけます。
なお、搭載メモリーが多いことによるデメリットもあって、微妙な差ではあるんですが消費電力が増えます。
そんなに差はなくて同じ様な使い方であれば5%未満の差ではあるんですけど、実機で計測してみるとやはり16GB/512GBの方が12GB/256GBよりもスタミナ性能が劣ります。
とはいえ、Xperia 1 VIIに搭載されているディスプレイ120Hz駆動をオフにしてしまえば同じくらいになるので旅行などでスタミナ性能が欲しいときはディスプレイを60Hz駆動にして使う、というのでOK。
それほど複数のアプリを同時に使うことはない、という方は「念のため」として大容量メモリーモデルにするよりは、スタミナ性能を少しでもあげるためにあえてロースペック、ミドルスペックを選ぶというのもありです。
詳しい検証は↑こちらのblogエントリーでご覧いただけます。
さて「Xperia 1 VII」でなんと言ってもスゴいのは「ウルトラHDR」に正式対応しているところです。↑この写真を見て「なにこの写真すごい!」って思われた方、HDR表示でこの記事をご覧になっている方です。
これはGoogleがはじめた新し画像フォーマットで、通常のJPEG画像に「ゲインマップ」というHDR成分の画像を別レイヤーで重ねて記録しているファイルになります。HDR表示に対応している場合はゲインマップを使って階調豊かなHDR画像として表示し、非対応の場合は通常のJPEG画像として表示してくれます。
Andorid OS 14から対応していてGoogle Pixel 7から対応。カメラがウルトラHDR対応しているとことでウルトラHDRの写真記録ができます。
見るだけであればAndroid OS 14以降+HDR対応ディスプレイのスマートフォンで、Google Photoを使えば表示だけ可能。ChromeブラウザとInstagram、Adobe Lightroomなども対応しているのですが、Xperiaの場合、Instagramは表示対応だけでアップロードは不可。Adobe Lightroomも編集はできるんですが、表示は不可だったりします。
Google Pixelだけ優遇されているように見えるんですが、サードパーティ製のアプリでは機種ごとの検証などが必要でソニー製Xperiaは後回しにされているんでしょうね。(Adobe RushなどもXperiaの対応は遅かったので)
Xperia 1 VII | Xperia 1 VI | Pixel 7 | |
Chromeブラウザでの表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
Google フォトでの表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
カメラアプリの対応 | 〇 | ✕ | 〇 |
Instagramの表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
Instagramの投稿 | ✕ | ✕ | 〇 |
Lightroomでの編集 | 〇 | 〇 | 〇 |
LightroomでのHDR表示 | ✕ | ✕ | ✕ |
.
現在のウルトラHDRについての機能対応については上記のようになります。Android 15では各社上位機種はプレミアモデルとしてカメラのウルトラHDR対応が必須になっています。Xperia 1 VIIも今回のモデルでカメラアプリがウルトラHDR対応になっていて(リアだけではなくフロントカメラも対応必須)、これでPixelシリーズ同様のプレミアモデルとして、サードパーティ製のアプリもウルトラHDR対応になるものと思っていたのですが、残念ながら発売から3ヶ月経った今も状況は変わっていません。
Xperia 1 VII (XQ-FS44) 16mm F2.0 1/4000 ISO50
それでも、Xperai 1 VII単体でウルトラHDR撮影ができるのは非常に楽しく、今までみたいに”α”で撮影するか、RAW撮影してLightroomでウルトラHDRに現像しないと画像が作れない、ということはなく、撮れば一発でウルトラHDR記録されていきます。
ちなみにカメラの設定ですがデフォルトで「ウルトラHDR」がONになっているので、Xperia 1 VIIユーザーさんは知ってても知らなくても全員ウルトラHDRの写真を楽しまれています。
私もこの夏は「ウルトラHDR」で撮りまくってきて、多数の記事をウルトラHDRフォトで作っています。
■Xperai 1 VIIで正式対応した【ウルトラHDR】関連記事のご案内
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今までの重ね撮りした写真を圧縮して作るHDR写真とは違って、ウルトラHDRはキラキラするだけではなく階調も増えて暗部の表現まで滑らかにやってくれます。残念ながら印刷ができないのですが、ディスプレイで見る分には今までにない表現ができるので、写真の世界を変えるモノと信じています。
で、そんなウルトラHDRなんですが、Xperia 1 VIIの発売から3ヶ月で、少し進化した部分があります。まずはGoogle フォトなんですが、編集機能でウルトラHDRフォトを作れるようになりました。Adobe LightroomがなくてもウルトラHDR写真を作ることができます。
Google フォトから写真を選び「編集」を選択します。その後「照明」>「ウルトラHDR」を選び、スライダーで調整するとHDR成分が作られていく感じです。
こちらは2015年に富士山で撮影したRX100M4の写真です。当時はまだウルトラHDRはないし普通のJPEG写真なんですけど、Google フォトだけでウルトラHDR写真が作れてしまいました。
これはXperia 1 VIIだけの話ではなくXperia 1 Vなどでも利用可能。手元にあるXperia PRO-IではウルトラHDRの項目が出てこなかったので、やはりOS14以降のHDR対応モデルでのみの機能追加となるようです。
★Google Play「Glow HDR: Ultra HDR converter」はこちらから
SDRの写真からウルトラHDR写真を生成するアプリも登場しました。「Glow HDR」というアプリで無料で使えます。
特に難しい設定もなく、写真を読み込むと自動でウルトラHDRに変換してくれます。元がSDRなので輝度を広げているだけですから、Xperia 1 VIIで撮影したような深みのある階調は表現できないんですけど、見た目の華やかさだけウルトラHDRにできます。
写真だけでなくイラストなどでもウルトラHDR化が可能です。
Xperiaの進化ではありませんが、こうして少しずつ圧縮されたHDRではなくウルトラHDRの世界が広がりつつあります。
カメラ機能がウルトラHDR対応になったのが、やはりXperia 1 VIIの一番テンションの上がるパーツかなーと思います。
他にも両面照度センサーが搭載されたことにより、撮影時に画面が暗くて被写体が見えないということが皆無になりました。
サンライトビジョンのおかげで明るいところで輝度が保たれるだけではなく、色の濃い表示をしてくれるので、どこでもディスプレイが見やすかったり、いろいろあるんですが、それらはこちらの記事でも紹介していますので、乗り換えをご検討中の方は目を通していただければ幸いです。
以上、簡単ではありましたがウルトラHDR機能についての最新情報のまとめでした。
明日、10時にはソニーストアにてXperia 1 VIIの全機種販売が再開します。
Xperia 1 VII 搭載メモリ | ソニーストア価格 | 販売再開日 |
RAM 12GB/ROM 256GB | 204,600円 | 9月12日(金)10時 |
RAM 12GB/ROM 512GB | 218,900円 | 8月27日(水)10時 |
RAM 16GB/ROM 512GB | 234,300円 | 9月12日(金)10時 |
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8月27日の12GB/512GBの販売再開では特にオーダーが集中してレジでの会計操作が重くなったとかはありませんでした。在庫も瞬殺ではなく2日ほどは持ってくれていました。
ただ、オーダー割合から見ると今回は85%の方が購入を希望されるスペックになるので、若干心配だったりします。
ちなみに同時間におそらくPlayStation製品の販売開始が重なるかと思います。
ゲームソフト「アストロボット」のコラボコントローラーで、こちらがおそらく明日の10時から販売開始になるかと思われます。
昨年モデルの第2弾で、前回も2日に渡り販売されていたので瞬殺でなくなることはない製品だと思うんですが、一時的に混んでいたらアストロボットのせいかな?と、いうことで、少し時間をずらしていただければ大丈夫じゃないかと思います。
★ソニー公式「Xperia 1 VII 発売記念 最大30,000円相当プレゼント」
「ロト&最大3万円キャッシュバックキャンペーン」についても事前に案内があったとおり、購入期間と応募期間がそれぞれ延長になっています。
今回の販売再開で購入される方もバッチリ応募締め切りに間に合います。
変更前 | 変更後 | |
ロトキャンペーン購入期間締め切り | 9月1日(月)23:59 | 9月30日(火)23:59 |
ロトキャンペーン応募期間締め切り | 9月8日(月)10:00 | 10月7日(火)10:00 |
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販売が停止していた期間は1ヶ月半ほどあったのですが、延長になるのは1ヶ月となります。
8月下旬にはバックオーダー分の出荷が一斉に行われているので、当店でもキャンペーン応募の方法について改めてご案内をしていますが、本体が到着してセットアップが終了すれば、Xperia Loungeから5分くらいで申し込みができます。
実機が届けば手間無く応募はできます。ロトくじをまだ抽選していない方は、今のウチにどうぞ。
それと忘れてはいけないのがソニーストアのラッキー抽選会です。AV製品割引クーポンなどがXperiaでは使えないのですが、このラッキー抽選会はなんにでも使えます。普通に大ラッキー賞が出てくれれば5,000円、特大ラッキー賞が当たれば1万円、最大で10万円引きの買い物ができます。
抽選してから24時間後のクーポン配布になりますので、ご注意を。
非常に長い販売休止期間になっていましたが、これでやっと店頭での購入相談の際に、店頭でそのままお買い上げいたく事が出来る様になります。
当店では初めてキャリアモデルからSIMフリーモデルに乗り換えられる方のサポートもしています。不安のある方は店頭までお気軽にご相談にお越しください。
明日10時からの販売再開、
【6月5日発売 Xperia 1 VII SIMフリーモデルのご案内はこちらから】
![]() 9月12日より全面販売再開 |
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Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VII (XQ-FS44) |
ソニーストア価格: 204,600円~ 税込 |
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![]() |
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発売日 | 2025年6月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
★ソニーストアご利用感謝 ラッキー抽選会のご案内はこちらから

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