【レビュー】α7 V 作例徹底解析:16ストップDR・AI AWB・プリ撮影…“写真が語る性能”全部見せます
プレスリリースの後から話題沸騰中の新型デジタル一眼カメラ『α7 V』ですが、今回もたくさんの作例が掲載されています。こうした作例写真はカメラの良さをアピールするために用意されているので、1枚1枚に狙いがあって用意されています。
今回は撮影データを元に徹底分析してみようと思います。なお、撮影された方の話はうかがえていないですし、そうしたデータも来ていませんので、当店店員の解釈でお話ししますのでご了承ください。きっとこういう狙いなんだろうなーということで紹介します。違う解釈もあるかと思いますので、それは是非コメント欄へ♪
こんにちは、店員佐藤です。
『α7 V』の商品ページを拝見するとたくさんの作例写真が掲載されています。上記は「最大16ストップのダイナミックレンジを実現した高画質性能」ということで、ダイナミックレンジの広さをアピールするための写真になります。
私などはソニー”α”に携わらせていただいている時間は長いんですが、写真についての造詣はあまり深くないもので、そうしたダイナミックレンジの広さってどこで見れば良いんだろう?とか思ってしまいます。
そこで、これをAIで解析して教えてもらうと、ズバリ、そういう見どころを教えてくれるんです。
販売店には店頭でのお客様案内用に高解像データが来ているのと、撮影データも調べればわかるので、それを使って解析しています。例えば、こちらの16ストップのダイナミックレンジ作例はこんな感じ。

FE 24-70mm F2.8 GM II 24mm 1/125秒 F5.6 ISO100 -0.7EV
✨16ストップDR を実感できる、α7 V らしい圧倒的な1枚
この写真の最大の見どころは、α7 V が誇る“16ストップという広大なダイナミックレンジ”を、そのまま画として体感できる点です。
通常、このようなシーンは「上空の雲はハイライトが真っ白に飛びやすい」「湖面や山影は真っ黒につぶれやすい」という、カメラにとって 最も苦手 な条件です。しかし α7 V では…
🔸1|白飛びしない「燃える雲」
雲の縁に強烈な光が入っているにもかかわらず、オレンジからブルーへの色と階調がしっかり残っています。
ハイライト側の粘りが“段違い” です。
🔸2|つぶれずに質感を残す「深い湖面」
一見暗く落ち込む湖面も、よく見ると細やかな波の陰影・トーンの変化がきちんと記録されています。
これは暗部側に十分な情報が残っている証拠で、ダイナミックレンジが広くないと絶対に出ない描写です。
🔸3|暗いシルエットから明るい雲まで“ワンショットで成立”
通常ならHDR合成が必要な明暗差ですが、α7 V では1回のシャッターで自然なトーンを保ったまま完結しています。これこそ新開発部分積層型CMOSイメージセンサー 新世代「Exmor RS」の真骨頂です。
光源が入っているとそこは白飛びしてしまい、影の部分は黒く潰れがちですが、この写真では白飛びしているところもなく、また影になっている手前の山の部分も階調が残っているので、RAW現像すれば、ここを持ち上げて見やすく表現することなどもできます。圧倒的な1枚です。
ちなみに、今回はソニーの商品ページに「撮影サンプル」というタグがなく、α7 Vの撮影作例を見ることができない、という方もいらっしゃるかもしれません。
どうやら今回から商品ページ掲載ではなく、グローバル向けのソニーのPhoto Galleryで紹介するスタイルになったみたいです。
プレスリリースのページの一番下部にリンクがあります。
こちらをクリックしていただくと「Sony Photo Gallery」サイトでソニー”α”のフォトデータが見られます。検索機能もあるので、そこで「Camera」>「α7 V」を選択すると20枚の写真作品を表示することができます。そのうちの9枚は新型キットレンズ「SEL28702」による撮影になっています。」
商品サイトに掲載されている写真だけではなく、YouTubeで見られるコンセプトムービーの中でだけ登場する作例などがあるのと、それらの写真の撮影データの記載もあるため、こちらのサイトも見どころ満載となっています。

FE 35mm F1.4 GM 35mm 1/125秒 F1.4 ISO1600 フラッシュなし ホワイトバランス:自動
商品ページではこちらもダイナミックレンジについてアピールしているところで使われています。商品ページにはISO感度をあげたときのノイズ耐性について説明をしていますが、お店にきたデータはISO1600のもので、ダイナミックレンジについてアピールする作例になっています。
🎷 ライブハウスの極端な明暗差を、1枚で美しくまとめる──α7 V の力が最もよく見える作例
この写真の最大のポイントは、ライブハウスという「暗部と強烈なスポット光が共存する」極端な明暗差の環境を、α7 V が16ストップのダイナミックレンジで見事に描き切っていることです。
ライブ撮影は本来、カメラにとって最も厳しい条件です。
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顔にだけスポット光が当たる
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背景はほぼ真っ暗
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反射の強い金属楽器
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ISO1600という高感度
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フラッシュ非使用
通常なら
「ハイライトは飛ぶ → 暗部はつぶれる → 肌は荒れる」
という三重苦になるシーンです。
しかし、この作例では──
🔸1|スポットライトを受けた肌の“ハイライトが飛ばない”
演奏者の頬や額に当たる強い光が、完全には白飛びせず階調を保っています。これができるのはα7 V のハイライト側ダイナミックレンジが非常に広いという証拠。
細かな陰影が残っており、ライブの立体感がしっかり伝わります。
🔸2|暗い背景の“黒つぶれを抑えつつ、雰囲気は残す”
背景は暗く落ちていますが、ドラムセットの形や床面の質感など、必要な情報はきちんと残っています。
-
真っ黒に潰れない
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でもライブの空気感は壊さない
という、暗部の粘りが光ります。これは 16ストップDR の暗部側の強さが効いています。
🔸3|金属のサックスの光沢も階調豊かに再現
サックスはハイライトに弱く、反射で一発で白飛びしがちな素材ですが、この作例では
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円筒部のハイライト
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指の当たるキー部分の微妙な陰影
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ゴールドの深い色味
まで立体感を保ったまま写っています。これは GMレンズの描写力 × α7 V のダイナミックレンジ の組み合わせで得られる質感描写です。
🔸4|F1.4 の浅い被写界深度を“乱れずに”活かせるAF精度
暗い環境にもかかわらず「目元」「サックスのピント面」がきっちり来ています。
ライブハウスの逆光・暗部混在のAFは本来苦手ですが、
α7 V のAI AF がしっかり被写体を捉えていることが見て取れます。
🔸5|ISO1600でも肌の質感が崩れない「高感度耐性」
ノイズで肌がざらつきやすい条件ですが、この写真では非常に滑らかで破綻がありません。
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ノイズが少ない
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彩度の低下もない
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暗部の階調も保たれる
新画像処理エンジン「BIONZ XR2プロセッサー」の進化がよく表れた作例です。
続いては「AIディープラーニングによる光源推定により、色再現性の精度・安定性がさらに進化」で説明されているこちらのカットです。
多くの方が経験があると思いますが、こうした緑の多いシーンではどうも青っぽくホワイトバランスが転ぶことが多いので、ホワイトバランスを太陽光に設定して露出をアンダー気味に撮る、ということをしたりします。
作例のα7 IVのカットをみると、よくある感じなんですけど、写真右のα7 Vの作例をみると、まさに自分でホワイトバランスを設定したかの様な色味になっています。これが本当にそうならすごいぞ!
ということでいただいたデータ(ちゃんと4枚のデータがあります)を見ると、ちゃんとホワイトバランスは「自動」になっています。疑っているわけではないのですが、これだけの違いが出るなら「α7 V」ってすごいぞ!
AIホワイトバランスの仕組みですが、従来はセンサーに入ってきた光をそのまま処理していたところ、AIを使って照明がどうなっているのか? 被写体はどういうものなのか?をデータベース参照して、正しい色を推測して処理するとのことです。この場合は「周りは森林かな?」「被写体は木肌かな?」とか推測してホワイトバランスを決定しているんですかね。

FE 24-70mm F2.8 GM II 43mm 1/3秒 F8.0 ISO100 ホワイトバランス:自動
使っているレンズは「SEL2470GM2」でした。
🌲 AIホワイトバランスが環境光を正確に見抜く──緑が濁らず、自然光のままに仕上がる1枚
この写真は、α7 V に搭載された AIによるホワイトバランス(AWB) の進化を最も分かりやすく示す作例です。
森林の中は光が複雑で、
・木漏れ日の暖色
・影の青み
・草の黄緑
・樹皮の赤茶色
と、色温度の違う光が入り乱れる“ホワイトバランス泣かせ”の環境です。
通常のAWBでは、
全体が寒色側(青)に引っ張られたり、逆に緑が黄ばんだりして色が転びやすい のですが──
🔸1|AIが“シーンの意味”を理解し、自然な緑をキープ
この写真では、草や針葉樹のグリーンが濁らず、見たままに近い色で再現されています。
AI AWBは、森の中を「緑の多い自然光シーン」と認識し、
● 緑が黄ばまない
● 影が不自然に青くならない
● 樹皮の赤茶色が正しく出る
という“最適解”に調整してくれています。
🔸2|複数の光源が混ざる状況でも色の破綻がない
木陰と日なたが混ざる場面では、従来のAWBだとホワイトバランスが迷い、色が転びがちですが、α7 V では
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木漏れ日の暖色
-
影の青み
-
樹皮の茶色
-
草むらの黄緑
それぞれが 独立した色として正確に再現されています。
これはAIが光源の種類 × 被写体の材質 × 周囲の環境を同時に判断しているためです。
🔸3|RAW現像いらずの“仕上がりの正確さ”
ホワイトバランスが正確なので、RAW現像で色を戻す必要もなく、撮って出しで自然な仕上がり。
「従来AWBは“光の色”だけを見ていましたが、α7 V のAI AWBは“被写体が何か”まで理解して正確な色に合わせてくれます。」
私はあとでRAW現像するときもかなりホワイトバランスには気を付けるし、撮影時もできるだけ、その場で正確な設定をこころがけているんですが、α7 VならAWBのままで使うことができそう!

FE 24-70mm F2.8 GM II 49mm 1/5秒 F8 ISO100
こちらの印象的なカットは「中央最大7.5段、周辺最大6.5段の高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正」の説明で登場する作例です。
🌀 “7.5段の補正力が作り出す静と動”──動く街で、被写体だけがピタッと止まる
この写真は、α7 V の 高性能5軸ボディ内手ブレ補正(IBIS)がどれほど実写で効いているかを見せるための、非常に分かりやすい作例です。
ポイントは、わざとスローシャッターを使っているところ。
普通なら、手持ちでこのシャッター速度(1/●秒前後のスロー)になると…
-
被写体はブレる
-
背景もブレる
-
シャープさが全く残らない
という結果になるはずです。
しかし、この作例では──
🔸1|被写体は“手持ちとは思えない”ほどシャープ
スローシャッターにもかかわらず、被写体となる女性の「目元」「髪の質感」「レザージャケットの光沢」までしっかり止まっています。
これは 中央最大7.5段の補正力 が働き、手ブレを極めて高いレベルで抑え込んでいる証拠です。
🔸2|背景の人の動きが“流れている”から補正力がさらにわかる
背景を歩く人物は大きく流れて写っておりスローシャッターを使っていることが一目で分かる構成になっています。
「背景は流れているのに、被写体は止まっている」
これが、手ブレ補正の効きを説明するうえで最も説得力のある表現です。
通常ならブレてしまうシャッター速度なのに、α7 V なら 芯のある解像感を維持したまま表現できることが伝わってきます。
🔸3|周辺でも6.5段補正が効いて構図の自由度が高い
被写体が構図の中央から外れ気味ですが、周辺での補正性能(最大6.5段)がしっかり効いており、
-
手ブレ補正を気にせず構図を選べる
-
低速シャッターを積極的に使える
-
動感表現と被写体の静を両立できる
という クリエイティブな撮影の幅の広さ を示しています。
続いてはこちら。「毎秒60回の高速AF/AE演算×最大約30コマ/秒の高速連続撮影で大切な一瞬を逃さない」という説明で掲載されているカットです。
ゲームチェンジャーと呼ばれた初代「α9」が毎秒60回演算で秒20コマ撮影を可能にしたんですが、ベーシックモデルの「α7 V」がそれを超えてきました。ここから切り取られたカットがこちら。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 79mm 1/2500秒 F2.8 ISO200 ホワイトバランス:自動
🏖️ 目の前に飛び込んでくる一瞬を“完璧に止める”──AI進化したAFの実力を示す1枚
この写真は、α7 V の 新世代AIオートフォーカス「リアルタイム認識AF」がいかに“速く・正確に・粘り強く” 被写体を捉えられるかを示す決定的な作例です。
砂浜で走り込みながらダイブする瞬間は、スポーツ撮影でも 最も難易度の高いシーンの一つ。
-
被写体が手前へ高速接近
-
顔が激しく揺れる
-
手の動きが画面手前へ飛び出す
-
砂が大量に巻き上がりAFを惑わせる
という、AF泣かせの条件がすべて揃っています。それでも α7 V は──
🔸1|“顔・目”を離さないAI認識の圧倒的な追従力
顔が揺れ、髪が乱れ、砂が舞ってもAIが人物を認識し続けることで主要被写体がしっかりジャスピンで捉えられています。
目の焦点がここまで正確に残るのは、頭部・体の動きまで予測する姿勢推定技術の成果です。
🔸2|1/2500秒でも“砂の粒の一つひとつ”が止まる
高速シャッター × F2.8 の組み合わせにより
-
巻き上がる砂の粒
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腕の筋肉の張り
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髪の1本1本の動き
まで鮮明に描写されています。動体のディテールがここまで残るのはα7 Vの高速読み出し × AF精度の賜物です。
🔸3|F2.8 開放でも狙った被写体だけにピントを合わせる精密さ
被写界深度が浅い望遠域(79mm・F2.8)にもかかわらず、手前へ飛び込む被写体に正確に合わせています。
-
手前の砂
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奥の女性
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さらに背景の海
これらが自然にボケつつ、主役だけがクッキリ残る“意図通りの画作り”を実現。
🔸4|逆に言うと「AFが少しでも迷うと成立しない写真」
この瞬間は数十分の1秒の勝負。
-
AIが人物を即座に認識
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高速連写中もフォーカスを外さない
-
砂煙にも惑わされず目を追い続ける
これらが揃って初めて成立する1枚であり従来機では難しかった“正面からの高速接近動体”を確実に止めるというα7 V の大きな進化がここにあります。

FE 24-70mm F2.8 GM II 28mm 1/5000秒 F2.8 ISO800 ホワイトバランス:自動
「シャッターを切る前の瞬間をさかのぼれるプリ撮影」の説明カットです。もう、ここまで見てきてお気づきの方も多いと思いますが、こうした作例ショットでもホワイトバランスをα7 Vのオートのままで撮影している作例が多いですね。
実際に自分で撮ってみないと良さがわからないかな?と思っていたAIホワイトバランスですけど、これらの作例を並べて見ていると、かなり頼れる機能になっているのがわかります。
🏖️ “跳んだ瞬間”を確実に残せる──プリ撮影 × 高速AFが生む決定的カット
この写真は、α7 V の プリ撮影(プリキャプチャ)機能とAIを活用したリアルタイム認識AFが組み合わさることで実現した、“人間の反応速度では捉えきれない瞬間”を写し止めた作例です。
ビーチでのジャンプキックは、
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動きが予測しづらい
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開始のタイミングが分からない
-
体の形が一気に変わる
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被写体が手前へ移動する
-
砂が舞いAFを惑わせる
という、スポーツ撮影でも最も難しいシーンの一つ。それでも α7 V は、見事にその瞬間を捉えています。
🔸1|プリ撮影が“跳び始めた直後”まで遡って記録
ジャンプの一瞬は、通常シャッターボタンを押したタイミングでは遅れがちですが、α7 V のプリ撮影はシャッター半押しにしていれば撮影前最大1秒分をバッファに記録しているため、
-
キックする瞬間
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足がボールへ伸びる瞬間
-
砂が舞い上がった瞬間
を、まさに“起こった直後”のタイミングで確実に拾っています。
「見てから押しても間に合う」──これがプリ撮影の最大の強みです。
🔸2|高速AFが空中の動体を正確に追い続ける
被写体は不規則に跳び上がり、ボールも高速で移動していますが、AIが人物の体の形を把握してトラッキングすることで、顔・体の芯となる位置にピントを維持。
1/5000秒という高速シャッターでも、
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足の形
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表情の緊張
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舞い上がる砂粒
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ボールの軌道
がしっかり描写されています。
高速連写だけではなく、“正確にAFが追えている”からこそ成立する一枚です。
🔸3|「瞬間を逃さないカメラ」というメッセージが伝わる作例
プリ撮影とリアルタイム認識AFを使うことで、
-
予想外の動き
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突発的なアクション
-
人間の反応より速い瞬間
すら取り逃さずに写真として形にできます。まさに“決定的瞬間に強いカメラ”であることを実証する1枚です。

FE 50mm F1.2 GM 50mm 1/800秒 F4 ISO100 ホワイトバランス:自動
こちらの作例は「映像表現の幅を広げる動画AFの進化」で使われています。とても目に力のある印象的な作例です。「Sony Photo Gallery」にも掲載されています。
店頭に来ているデータは33Mサイズ(7008✕4672ドット)になっており、それを見ると顔にはたくさんの砂がついているのが見て取れます。すごい解像感なんです。
🌊 瞳を確実に捉え、質感まで描き切る──AI AFとレンズ性能が融合したポートレート
この写真は、α7 V の AIによるリアルタイム認識AFの精度と、FE 50mm F1.2 GM が持つ 圧倒的な解像力・柔らかい階調表現が最もよく伝わる作例です。
海辺の撮影では、
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風で髪が乱れる
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顔に砂が付着する
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背景が明るく逆光気味になる
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表情が揺らぎやすい
と、AFにとって非常に難しい状況が揃っています。それでも α7 V は──
🔸1|瞳を“絶対に逃さない”新世代AI AF
髪が顔にかかっていても、砂が付着していても、表情が揺れていても、AIが人の頭部形状を解析し、瞳を正確にロックし続けます。
ピントが外れやすい左右の瞳でも、どちらかの眼にしっかり合うことで ポートレートの生命線である“目の力” が保たれています。
🔸2|F4でも立体が際立つ「1.2GM」の高解像 × ボケ表現
F4という中間絞りにもかかわらず、
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肌の質感
-
付着した砂粒のサイズや形
-
まつ毛の一本一本
まで緻密に描写されています。
背景の海は柔らかく溶け、高解像と優しいボケの共存というGMレンズらしい立体感がしっかり伝わる構図です。
🔸3|海辺の光を自然に捉える“AIホワイトバランス”
海辺は青成分が強く、通常AWBだと寒色に寄りやすい場面ですが、α7 V のAI ホワイトバランスは
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肌が不自然に青くならない
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砂の色が正確
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空と海の色も自然
と、非常にバランスの良い仕上がりになっています。
「見たままの自然な肌色」 を自動で作れる点は、お客様に強く響くポイントです。
🔸4|風・砂・光…“現場の空気”まで写るディテール
この作例では、単に顔のアップとして美しいだけでなく、
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風で揺れる細い髪
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肌に付いた微細な砂
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遠景の海の柔らかな光
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わずかに潤む瞳の質感
といった “その瞬間の空気感” がすべて画として残っています。
カメラ・レンズともに性能が高くなければここまでの質感描写は成立しません。
Sony Photo Galleryには、まだ他に作例がありますが、日本の商品情報ページに掲載されている作例で店頭にデータが来ているのは以上になります。
写真作例ひとつひとつにメッセージが込められていて、それをこうして受け止めてカメラ性能を理解していくというのは楽しい作業ですね。
AIオートホワイトバランスって、どれくらいすごいの?というのもこれで感じられたかと思います。
「α7 V」の購入検討をされている方の背中の一押しになれば幸いです。

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同時に購入する必要は無く、期間中に購入されたレンズは何本でも対象になります。(同一レンズの複数本購入は対象外) まずはボディを購入して春先に追加してレンズを購入するとキャッシュバックが受けられますので、購入ロードマップを考えてもよいかも。
ソニーストアでの予約販売は12月9日(火)10時から開始されます。当店も来週火曜日は9時30分から開店して特別早朝営業を行います。ご出勤前に予約購入をご希望の方は店頭まで、お気軽にお越し下さい。
※ご予約注文を確実に行う保証をするものではありません。
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市場推定価格: 約420,000円前後税込 |
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12月9日(火)10時先行予約開始 |
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| 発売日 | 2025年12月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:**,000円 3年ワイド/5年ベーシック:**,000円 3年ベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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☆テックスタッフ店頭ご利用特典 | |||
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ソニーから、フルサイズミラーレスの人気シリーズ「α7」の最新モデル 『α7 V』 がついに登場しました。 新開発の3300万画素フルサイズ部分積層型Exmor RSセンサーと、最新のAI処理を統合したBIONZ XR2を […]
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