9月8日(月)未明の天体ショー『皆既月食』の店頭作戦会議
いよいよあと1週間に迫った「皆既月食」ですが、このタイミングで当店の天文撮影部が集まって、来週の作戦会議を行いました。7月に開催した天の川撮影会にて、撮影地選定の重要性を知った我々は、来週に備えて綿密なWEBロケハンを行ったわけですが、その一部を紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
いつも心強いご指導をくださる「星のソムリエ」であるk-tuneさんがご来店。即席で皆既月食2025の対策会議が行われました。
今度の皆既月食は月曜日未明の9月8日1時27分からスタート。明け方の4時57分までおこる天体ショーです。月食というのは地球と太陽と月が一直線に重なり、月が地球の影に入り月の一部が欠ける現象です。皆既月食はすっぽりと月が全部地球の影に隠れる現象です。前回、日本で見られたのは2022年でかなり久しぶりの現象になります。
こうした天体写真は、今は「星景写真」と呼ばれて地上の風景と合わせて撮影するのが流行です。なにと、皆既月食を撮影するか、というのがポイントです。
今回の皆既月食は南西から西にかけて移動していくので、被写体を南西から西の方向に置くことになります。
サンサベイヤーというアプリを使ってシミュレーションするとどの地図上でどの方向に太陽や月の位置があるのかシミュレーションできるので、これを地図上でシミュレーションして撮影地を検討していきます。
西南西から西の方角で約45度の方角なので、それを使ってGoogle マップで撮影地を探していき、ストリートビューを使ってWEB上でロケハンを行っていきます。
上記は富士山を絡めて撮影するための場所探しをしていて「山中湖親水公園」での撮影をシミュレーションしているところです。
大体のイメージですが、ここからなら富士山を西南西の方角に望めるので、ここで撮影するとこんな感じで撮れるかな?というのがイメージできます。
皆既月食の撮影方法はいろいろありますが、いつもはものすごい明るさなので地上の被写体と一緒に月面の模様を撮るのは難しいんですけど、このチャンスにそうした地上の建造物とアップで撮影する、という方法もあります。
ですが、今回はタイムラプス撮影などで皆既月食の全体を撮影してみよう、ということで探しています。
山中湖の親水公園は車中泊が可能な24時間利用できる無料の駐車場で、駐めたクルマからすぐのところが湖岸になっているので撮影には持って来いの場所です。これはなかなかオススメ。
続いてはスカイツリーを入れて撮ってみよう、ということで、荒川の河川敷を検索。四ツ木駅近くの河川敷が候補です。なんせ今回は深夜1時から早朝5時までの撮影になるため、立ち入ることができない場所では撮影ができません。
終電などで移動して明け方まで撮影するということになるので、迷惑のかからない場所で探す必要があります。
スカイツリーを入れて確実に撮れるところということで探してみたんですが、深夜はスカイツリーは消灯していて、グルグル回っている灯りしか見られないと思います。あまりフォトジェニックな感じにはならないですかね。
駐車場などは閉まっていますが、公園自体は24時間利用ができる、新木場の先にある「若洲海浜公園」も候補の一つです。駐車場は閉まっているのでバスなどで夕方までに入るか、夜になったら歩きもしくはタクシーで新木場駅からアクセスすることになります。
ゲートブリッジと一緒に撮影する事ができます。
星のソムリエ、k-tuneさんの撮影候補地です。
南西から西側が開けているところというと、秩父の雲海で有名な美の山公園も候補になります。夏場はあまりでないようですが、運が超絶良ければ雲海と皆既月食のタイムラプスができるかもしれません。ここは駐車場も24時間利用できるので、撮影開始まで車内で休憩して1時から撮影ということができます。
最後は「関宿城博物館」というところ。梅にぃさんからのご提案です。利根川大花火大会の会場近くにお城があるそうで、ここなら周りが広場になっていて自由に移動できるので望遠レンズを使って皆既月食とお城という画が撮れるかも。皆既月食の終わりが仰角18度くらいのところなので、どこまでお城に近いところに月が降りて来るかがポイントです。
河川敷で道がどうなっているのかがわからないので日中に下見が必須ですね。
ということで、天の川撮影会の時と同様で、撮影地のGoogleマップロケハンを店頭で行っていました。月曜日の未明から早朝なので月曜日をお休みにするか、午前半休でもなんとか行けますかね。私は定休日なので全力で撮影に行きたいと思います。
それと、皆既月食は撮影チャンスが少ないし、どれくらいの設定で撮影するのかデータがなくてわからない、という方のために、前回の2022年に撮影した時のデータを引っ張り出してきました。
”α7 IV”にSEL200600Gと2倍テレコンのSEL20TCを装着して撮影したときの写真データがありますので紹介したいと思います。参考にしていただければ幸いです。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 1/400 ISO400 焦点距離1200mm
こちらは皆既月食が終わり頃のカットになります。月は夜の天体の中では猛烈に明るい星になります。テレコンのおかげで絞り値がF13になっていますが、それでもこれだけ速いシャッタースピードで撮って、月面の模様が写るくらいになります。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 1/125 ISO400 焦点距離1200mm
半分くらい欠けてきたところえの撮影データがこちら。このときはポータブル赤道儀を使って撮影しているのですが、一番安いコンパクトな赤道儀を使っていて、精度がひくいのと月の追尾モードが搭載されていないので、少しずつずれていってしまうということが起こっていました。
なので、赤道儀の再設定をするたびに適宜、撮影設定を変更しています。もう少しで半分以上かけるというところですが、影になっている部分に露出を合わせると次のようになります。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 0.6秒 ISO2000 焦点距離1200mm
月の光と影、明暗差はこれほどあります。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 1/20 ISO8000 焦点距離1200mm
日なたと日陰のバランスを取るのは難しいですね。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 1/13 ISO16000 焦点距離1200mm
ほぼ完全に隠れていると、赤い月が撮れます。絞りがF13とかなり絞られているのでISO感度がかなりあがっています。シャッタースピードをもっと遅くすれば良いところですが、天体はずっと動いていて、これだけの超望遠での撮影をしているのでシャッタースピードを1秒まで伸ばすと、かなりぶれるかと思います。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 1/2 ISO8000 焦点距離1200mm
こちらはシャッタースピードを0.5秒まで遅くしていますが赤道儀をつけて追従させているおかげで撮れています。
完璧な設定ではありませんが、撮影時の設定のイメージで、これくらいの差があるものと思っていただければ幸いです。
”α7 IV”+SEL200600G +SEL20TC F13 3.2秒 ISO400 焦点距離1200mm
撮影はこのときも新木場で撮影していて、川向こうにはディズニーランドがありました。同じカメラレンズでディズニーランドを撮影したモノがこちらです。
こうして撮影した皆既月食を編集してつなげるとこんな写真をつくることも。
さて、タイムラプス撮影で皆既月食の全体像を撮影するのに必要な広角レンズですが、どれくらいの焦点距離のレンズが必要かというのを、こちらの部分食の始まりと終わりから計算してみました
仰角と方角が出ています、縦方向は35度、横方向は45度あれば全景が撮影出来ます。
レンズの仕様から対角線の画角がわかるので、それをピタゴラスの定理で縦横の画角を割り出してみました。16mmレンズであれば横方向が89度、縦が59度ありますので、余裕をもって撮影可能、あとから動画にしたときも16:9で縦方向50度あるので余裕で収められるはずです。
24mmレンズだとどうかというと、こちらも横70度、縦46度ありますので写真としては撮影が可能ですが、16:9にしたときには縦方向が39度しかないので、35度の仰角で動く部分食はギリギリになります。16~20mm程度の画角は欲しいところですね。
手持ちで16-35mmレンズがあれば全体像の撮影が可能なので、インターバル撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
お住まいのベランダが西方向に開けている方でしたら、ご自宅で撮影する事もできますので、是非、チャレンジしてみてください。
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ソニーストア価格: 409,200 円 税込 |
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発売日 | 2025年3月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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5年ワイド:41,800円 3年ワイド/5年ベーシック:20,900円 3年ベーシック: 無償 |
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ソニーストア価格: 301,400 円 税込 |
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発売日 | 2019年7月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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5年ワイド:28,600円 3年ワイド/5年ベーシック:14,300円 3年ベーシック:無償 |
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発売日 | 2019年7月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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5年ワイド:33,000円 3年ワイド/5年ベーシック:16,500円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 |
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ソニーストア価格: 358,600 円 税込 |
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発売日 | 2023年9月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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5年ワイド:35,200円 3年ワイド/5年ベーシック:17,600円 3年ベーシック:無償 |
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発売日 | 2022年5月27日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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5年ワイド:16,500円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:8,800円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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