【レビュー】新型BDレコーダー『BDZ-FBW2200』乗り換えお引越レポート
2023年モデルのBDレコーダー3機種が発売日を迎えて出荷がスタートしています。正直言って、大きな機能の進化があるモデルチェンジではなく「少し」便利になったモデルの登場なんですが、BDレコーダーの耐用年数は大体5~6年と言われています。
ソニーから初の4K対応BDレコーダーが発売になったのが2019年なのでもう4年近く経とうとしています。BDレコーダーは壊れてしまってから乗り換えると全てのデータを失ってしまうので5年くらい経ったら併用しながら乗り換えというのをするそうなんですが、それを新型の2023年モデルで試してみました。
今時のBDレコーダーの番組引越を含めてレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
新型BDレコーダーの「BDZ-FBW2200」が店頭に到着しました。新型モデルに店頭展示のBDレコーダーを入れ替えるところなんですが、今回は店頭展示に先駆けて、2週間ほど、試用レビューのため、自宅へ持ち帰らせてもらうことにしました。
新機能の「おうちタイム」というのを試してみたいんですが、これが店頭展示機では時間的に難しく、実際に自宅で使っているメイン機として使わないと使い勝手などがわからなさそうなので、いったん自宅へ持ち帰って使わせていただきます。
一応、開梱レポート的に同梱品を紹介させていただくと、BDレコーダー本体の他にリモコンとアンテナケーブル1本、電源ケーブル1本が入っています。アンテナ線は地デジとBSと2系統の入力が必要なんですが、そこはお手持ちのアンテナ線を使ってください、というところですかね。
それと、注意点としてHDMIケーブルは付属しません。テレビと接続するためのHDMIケーブルは自分で用意する必要があります。
なお、そのときのHDMIケーブルに注意が必要で「プレミアムハイスピードHDMI」ケーブルが絶対に必要になります。
これもUSB Type Cケーブルと一緒で見た目には違いがわからないんですが、プレミアムハイスピードケーブルだったら写真の様に「プレミアム」とか「4K18G」とかの記載があるはずです。
18Gbpsというスピードは4K 60Pの映像を伝送するのに必要なケーブルです。通常の映画や番組は4K 24Pとか4K 30Pのものが多く、4K 60Pの映像ソフトなんてそんなにないだろうし、そんなスピード必要ない、とか言われていましたが、なんと、BDレコーダーのメニュー画面が4K 60P映像なんです。
ちゃんと対応したケーブルがないと映像が途切れたり、音声だけ出てこなかったりという不具合が起こります。ソニーの4K BDレコーダーが発売になった直後に、掲示板とかで4K BDレコーダーの映像がまともに表示されない、途切れる、音が出ない、というクレームが書かれていたことがありますが、おそらく、こうしたケーブルの問題だったんじゃないかなー、とか思っています。
今はそう高めのケーブルでもなくなりましたが、きちんとしたケーブルを用意しておくと、その後、映像機器に問題があったときの切り分けが楽になります。こうしたケーブルがあれば、少なくともケーブルに起因した不具合ではないはず、と言い切れるのでお勧めです。
それと、数年前のブラビアなどでは4K HDR映像の入力ができる端子が限られている機種があります。現在発売されているモデルであれば全端子が4K HDR対応になっているんですが、2016年発売のX8000Eなどでは入力端子の2と3しか4K HDR入力には対応していなかったりします。
対応端子に入れていなくても映像は出力されるんですが4K HDR映像は表示されないので確認をお勧めします。
お持ちのブラビアの機種名に加えて「ヘルプガイド」という単語で検索すると取説が見つかると思いますので、接続前に確認をどうぞ。
ということで、自宅へ持ち帰った2023年モデルの「BDZ-FBW2200」を自宅ダイニングのブラビアに接続します。
これはあまりお勧めできない設置方法なんですが、一時的なものなのでこれで設置しました。
BDレコーダーは意外にもかなりの熱を持ちます。中にはHDDも入っていますので、これで使うと下の段のBDレコーダー(自前のものです)が発熱防止で自動停止してしまう場合があります。棚に入れて使うなりしてBDレコーダーの上には排熱のための空間を用意するようご注意ください。
※このあと、ゲタを用意して2段目のBDレコーダーを持ち上げて、さらに扇風機で風を送って運用しています。場所がないのと2週間だけですので
お店のものとはいえ、4年ぶりに新型のBDレコーダーが我が家にやってきました。なんか嬉しい。
ただし、見た目はなにも変わっていません。4K対応のBDレコーダーではメニュー画面が黒基調のものになっているのですが、表示はそのまま。
ただ番組表をみると、4Kテレビの普及もあってか、表示文字がより小さくなっているのとスクロールがすごく速くなっているかも。もうちょっと使い慣れたらレポートしたいと思います。
さて、こうして2台のBDレコーダーを使う時にリモコンってどうなるの?という疑問があるかと思います。写真は逆さまになってしまっていますが、カメのシールが貼ってあるのが我が家のBDレコーダーのリモコン。逆さになっているのが新型BDレコーダーのリモコンです。
ボタン配置やデザインなどはなにもまったく変わらず、同じモノが付属しています。
ですが安心してください。大丈夫です。ちゃんと切り替えて使えます。
BDレコーダーのホーム画面を呼び出しBDレコーダーの設定からリモコンモードを呼び出してデフォルトの「BD3」から他の数字のものに変えてしまえば大丈夫です。
ここではBD1にしたいと思います。
ここで本体側の設定を「BD1」にすると、ご覧の画面が表示されます。3分以内に操作したいBDリモコンの数字キーと決定キーを1秒同時押しするだけです。
これでリモコンの発信チャンネルが変わるので、同時に6台までのBDレコーダーを操作することが可能になります。
なお、これらの操作をBDリモコンでやると大変なので、最初に既存のBDレコーダーを「BD3」から変更しておくか、テレビリモコンのリンクメニューから操作すると良いかと思います。
さぁ、これでBDレコーダーの同時使いをすることができるようになりました。
2台のBDレコーダーは自宅のホームネットワークに有線LANにて2台とも接続しています。そこで新しいBDレコーダーの「ダビング」タブを開いて「お引越しダビング」というのを選びます。前のBDレコーダーはなにも操作する必要なし。
これで引越元のBDレコーダーが見つかれば、あとはここからリスト取得して引越するだけです。
※お引越機能は2014年発売モデルから搭載されています。2013年以前に発売されたモデルは対応していませんでのご注意ください。
なんと、こんなに簡単に録画番組の引越ができるとは。。。ちなみに引越ができるのはBDレコーダー内に録画している4K以外の番組です。外付けHDDに録画していたり4Kで録画した番組はここには出てきません。
そうした番組を新しいBDレコーダーに移し替えたいときはブルーレイディスクメディアに書きだして、それを新型BDレコーダーで読み込むという方法で取り込むことができます。何度も書き換えができる「BD-RE」メディアを使うのがコツで、これで行ったり来たりすればOKです。この方法なら4K録画した番組の引越もOKです。
地デジ、BSで録画した番組で引っ越ししたいモノを選んだら「お引越し実行」です。
引越ししている間は新型BDレコーダーの方の操作はなにもできなくなります。引越にかかる時間は膨大な時間の表示になるのですがDRモードで録画した番組で5倍速くらいのダビングになるようです。ホームネットワークの環境にもよるはずですが、そこまで膨大な時間の引越にはなりません。
そんなに残しておきたい番組ってあるの?というところですが、我が家の場合は膨大にあります。
ディスクメディアにも書きだしていますが、自分が出場した「東京マラソン」などのスポーツイベントとか、今年3月に優勝を果たしたWBC(5時間あります)とか、「ランスマ倶楽部」というNHKで放送しているマラソン番組とか。
あとタモリ倶楽部の最終回でやっていた『間違った「タモリ流レシピ」を訂正』の回とかは永久保存版であると同時に、料理するたびに再生しなくてはいけないヘビーローテーション番組だと思います。生姜焼きもピーマンの醤油煮も絶品でした。
ドラマ「Silent」の年末まとめ放送も、これ、また見たいしなー。ということで、従来のBDレコーダーに入っている消せない番組をここで一気にダビングしました。
なお、ここで引っ越した番組はダビング10のルールに則っていて、ムーブではなくコピー1回分としてカウントされます。引越元の番組はダビング10の回数がマイナス1になっていて、引っ越し先ではダビング10の回数が1として記録されていました。なるほど、そういうルールなんですねー。
こうして新しいBDレコーダーに引っ越す理由が「前に使っていたBDレコーダーのディスクが壊れて書き出しができなくなった」とかの理由であれば、2回引っ越しすればディスク書き出し分の移動もできそうです。
※実際、我が家のBDレコーダーもHDDよりも先に光学ドライブが使えなくなることが多かったです。
新しいBDレコーダーに本当に引っ越すつもりで、続いては録画予約もしていきます。今まで見ていた番組を番組表から探してポチポチと録画予約をして「番組名」で指定して予約を入れていけば、放送日時がずれてしまっても録画をしてくれます。
これでしばらくすれば、BDレコーダーの学習機能が働いて、自分で録画予約をしなくても好みのテーマ、出演者が出ている番組を自動で予約してくれるようになるので、それまではバンバン録画して、ジャンジャン再生します。
録画予約の際にはこんなオプションもあるんですね。毎週録画の番組で今週は再放送とかいうときに「今回の予約のみ削除」ということができたり「二度録り回避」という再放送枠をキャンセルするコトができるというのを今さら知りました。
私が4年前に買ったBDレコーダーにもついていて、なるほど、こういうのもちゃんと気がつかないともったいないですね。
スマートフォンアプリ「Video & TV SideVeiew」の録画予約も設定項目が激増しています。画面左は4年前のモデル「BDZ-FBT3000」のものですが、画面右は新型の「BDZ-FBW2200」のものです。
なになに、上書きというのは毎週放送や毎日放送の場合にいくつまでの番組を残すかの設定。1番組だけ残すのか、4番組残すのか、7番組残すのか。朝ドラなどは毎週5回放送なので7番組残しておけば1週間分ちょっとが残っていて、それ以前のものは自動で削除されていきHDDを空けてくれる、という録画方法。
「グループ」というのは従来だったら付属リモコンでチマチマと設定しなくてはいけなかった、番組ごとの記号マークなんですが、スマホから設定できるとこれは便利に使えそう。家族でマークを決めておくと、誰が録画したのか、勝手に消さないようにというマークに使えます。
そうか、まだセッティングして1日も経っていないのに、いろいろ便利になっているなー。
そして、これが新機能の「おうちタイム」です。自分の指定した時間に再生した番組をリストアップして再生画面で「再生したい番組はこれじゃないですか?」というリストを作ってくれるそうです。
これがあれば、見たい番組をオールジャンルから探さなくても連ドラ、バラエティ、ニュース番組で毎週チェックしたい番組をピックアップしてくれます。
さすがにまだ設置して1日目なので何もリストアップされていないし、そもそもデフォルトの18~22時が我が家のおうちタイムではないので、19~23時に時間変更。
さぁ、これで2週間使ってみて、どんな使い勝手なのかを試してみようと思います。
ちなみに7月からドラマは夏シーズンに番組改編があります。BDレコーダーの2台同時併用をする替え時って、こういうタイミングが良いでしょうね。これで前シーズンのドラマは前のレコーダーで録画しておいて、新シーズンのドラマは新レコーダーで予約するとしたら、良い感じで乗り換えができるかと思います。
2023年モデルのBDレコーダーは明日6月10日から発売になります。
BDレコーダーを5年以上使っている方は、壊れる前に併用乗り換えがお勧めです。
■新機能満載!2023年モデルのSONY製BDレコーダー登場!
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 3番組録画対応/4TB BDZ-FBT4200 |
ソニーストア価格: 157,300円 税込 |
|||
発売日 | 2023年6月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:16,500円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:8,800円(税込) 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ■24回分割払手数料0%キャンペーン ■最大10万円キャッシュバック! ソニー THE グランドシアターキャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 3番組録画対応/2TB BDZ-FBT2200 |
ソニーストア価格: 126,500円 税込 |
|||
発売日 | 2023年6月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:13,200円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:13,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ■24回分割払手数料0%キャンペーン ■最大10万円キャッシュバック! ソニー THE グランドシアターキャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 2番組録画対応/2TB BBDZ-FBW2200 |
ソニーストア価格: 117,700円 税込 |
|||
発売日 | 2023年6月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:12,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:6,600円(税込) 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ■24回分割払手数料0%キャンペーン ■最大10万円キャッシュバック! ソニー THE グランドシアターキャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
★「ソニー THE グランドシアターキャンペーン」のご案内はこちらから
【レビュー】新型BDレコーダー『BDZ-FBW2200』自宅で使い比べてみましたレポート
自宅にて2023年モデルの新型BDレコーダー「BDZ-FBW2200」の試用を続けています。今回は2回目のレポートで、その後、引越併用から2週間が経っていますが、最新BDレコーダーの様子で気がついた点をレポートします。 […]
【レビュー】新型BDレコーダー『BDZ-FBW2200』乗り換えお引越レポート
2023年モデルのBDレコーダー3機種が発売日を迎えて出荷がスタートしています。正直言って、大きな機能の進化があるモデルチェンジではなく「少し」便利になったモデルの登場なんですが、BDレコーダーの耐用年数は大体5~6年と […]
【プライスダウン】4Kチューナー搭載&2番組同時録画可能な2021年発売のBDレコーダー『BDZ-FBW1100』が1,100円のプライスダウン!
ソニーストアにて2021年発売のBDレコーダー『BDZ-FBW1100』が1,100円のプライスダウンになりました。 「BDZ-FBW1100」は4Kチューナー搭載&2番組同時録画可能な2TBモデルで、このプライスダウン […]
【5分で分かる】『おうちタイム』や『再生バー』など新機能満載! 4Kブルーレイレコーダー『BDZ-FBT4200/FBT2200/FBW2200』新登場!
ソニーより「”見たい番組”がすぐに見つかる『おうちタイム』機能や、”どこまで見たか”がすぐにわかる『再生バー』を追加した4Kチューナー搭載ブルーレイディスクレコーダー3機種発売」と発表がありました。 本日よりソニーストア […]