”α1 II”と「SEL1635GM2」で撮る青森県の『奥入瀬渓流』
夏休み明けの特別記事です。
念願だった青森県の「奥入瀬渓流」へ遊びにいってきました。たくさんのお客様からアドバイスをいただき、”α1 II”とSEL1635GM2のみで基本手持ちで撮影してきています。
「奥入瀬渓流」ですが、スゴい良いところでした。撮影風景を含めて紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
今年の夏休みですが家族からお休みが合わせられないという話があり、たぶん結婚してから初めてだと思うんですが、4日間の自由時間をもらえることになりました。4日あればどこにでもいけるぞ!というところですが、先立つものはないので出来る限りの低予算で4日間の旅行で、今まで行きたかったところにまとめて行こう!という三段を付けて、やってきたのが青森県の十和田湖でした。
数々のお客さんが撮影にいらしている「奥入瀬渓流」というところに私も行って見たかった、です。
8月12日は1日かけて北上して車中泊で十和田湖の駐車場に車中泊。8月のお盆シーズンで今年は北海道まで含めて日本全体が高温状態になっているんですが、十和田湖は湧き水で出来てる湖らしく夏でも涼しいというのが有名なんだそうで、真夏の車中泊ではありましたが、快適に泊まることができました。
奥入瀬渓流は、その十和田湖から流れている渓流で、十和田湖の水を放流して水量を調節できるらしく、いつ行っても一定量の水流で渓流を見ることができるという、カメラマンにとってはコンディションがいつでも整っているというありがたい撮影地になっています。
十和田湖から流れる奥入瀬渓流は全長14kmあり、定期的にバスも走っているので、歩いて渓流散策をして時間が来たらバスに乗って帰る、ということも可能なツーリストさんにも都合の良い観光地になっています。
私も十和田湖の駐車場に車を駐めて、ここから徒歩で渓流散策をして行けるところまで行ってからバスで帰ってくる作戦を立てていたのですが、それよりも車で回ってしまった方が楽、という話を聞き、半信半疑で車での観光をしてきました。
こんな山奥で道も太いものではないし迷惑になるんじゃないか?と、思っていたらそうではありませんでした。
渓流沿いに国道102号線が通っていて、普通、路上駐車はおやめください、なところが、ここは路肩を広げて駐車スペースを作ってくれていて、そこに路肩駐車してください、という造りになっているんです。しかも、この路肩駐車スペースが、主な有名スポットに全部用意されていて、非常に駐めやすいし周りやすくなっていました。
ということで、Google マップで滝の場所を確認しながらドライブして、近くまで来たら路肩駐車スペースを見つけて駐車。クルマの中から”α1 II”を持って、ちょこっと歩けば、奥入瀬渓流の絶景スポットを撮れるという、なんかディズニーランドを車で巡ってアトラクションを楽しんでいるような状態です。
ちなみにそんなことができるのは車中泊で十和田湖に泊まっていて、朝の6時から活動できたおかげです。
バスが動き出すのが朝の8時から。10時くらいにはかなりの人出になっていて12時くらいにはツーリストさん達でごちゃごちゃになり、路肩駐車スペースが一杯になって路上駐車だらけになり渋滞します。こんな快適さでまわれるのは朝の9時くらいまでなので、やはり車中泊するのがベスト。
新幹線+レンタカー | マイカー車中泊(軽自動車) | |
東京→新青森 | 新幹線片道17,670円 | 高速料金11,140円+ガソリン代6,094円 |
奥入瀬渓流レンタカー24時間 | 8,300円+ガソリン代 |
.
いろいろ割引きを使うともっと安くはなると思いますが、ざっくりと計算してみるとかかる旅費はこんな感じ。青森までのドライブは10時間くらいかかるので、気合いと根性が必要になりますが、レンタカーを借りる分が自家用車だと浮く計算になります。
いろいろアドバイスをくださった皆様、ありがとうございました。
ということで、朝の6時から渓流見学&撮影をしてきましたが、朝の8時になるくらいまではほぼ無人で、人がいたとしてもカメラマンさんなので、お互いに場所を譲り合って撮影出来ます。
こんなに楽しい撮影地があったのかと、驚くことばかりでした。
十和田湖出発なので渓流の上流側から渓流を下っていくことになるんですが、やはり画になるのは上流の滝の方が多く、順路としても上流から下流に下っていくのが正解だったかと思います。
「五両の滝」 ”α1 II”+SEL1635GM2 F3.2 0.6秒 ISO100 焦点距離16mm PLフィルター使用
まずは最初の滝になる「五両の滝」です。奥入瀬渓流に注ぎ込む支流も無数にあり、それらも撮影スポットになるんですが、なんと言ってもやはり奥入瀬渓流の本流が勢いあります。
カメラは”α1 II”です。中央8.5段、周辺7.0段の手振れ補正が効くこともあり、三脚は使わずに手持ちでほぼ全て撮影。シャッタースピードは2週間前に行かれたお客さんから「1秒でも0.6秒でも描写はそれほど変わらないので0.6秒くらいで大丈夫」という話を聞き、シャッタースピード優先の0.6秒で数枚撮影しています。数枚撮影しているのは手振れ補正がうまく働かなかったときのため、というのもあるんですが、それよりは撮影するたびに波の形が変わって映るので、あとから一番良い波の形のものを選ぶために複数枚の撮影をしています。
撮影してから手振れのチェックをしているんですが、やはり自然と言うこともあり風があったり、滝の流れ自体が空気を動かしてしまうので葉っぱのブレは出てしまいます。それほど気にせず、撮影していくことに。
PLフィルターを使うことで、緑の色がよく出ます。葉っぱの反射光をかなり抑えてくれました。
「銚子大滝」 ”α1 II”+SEL1635GM2 F5.6 0.6秒 ISO100 焦点距離29mm PLフィルター使用
銚子大滝です。かなり落差のある滝です。日中はここもかなりの人出になると思うんですが、この時は私ともう1組の方がいらっしゃるだけでした。あちこちの角度から撮影しましたが、一番、距離の近いこのカットが一番迫力があります。
かなり涼しそうに見えますが、気温も湿度も高く、私は薄いTシャツ1枚で汗をかいています。
「九段の滝近く」 ”α1 II”+SEL1635GM2 F5.6 1秒 ISO100 焦点距離16mm PLフィルター使用
九段の滝の撮影の際に橋を渡っていくんですが、その橋の上から撮影。奥入瀬渓流の本当にすぐ横に国道があるので、長時間露光をすると、こうしてクルマのテールランプとか写し込めます。
流れの緩いところは、シャッタースピードをやや長めです。
「白絹の滝」 ”α1 II”+SEL1635GM2 F22 5秒 ISO100 焦点距離19mm PLフィルター使用 三脚使用
渓流の向こうに大きな滝がある、というシチュエーションは何度かあるんですが、それをなんとか表現できないかとチャレンジ。うーん、難しいですかね。これが動画だったらすごくわかりやすいんですけどね。
ここでは場所も開けていたので三脚を持ちだして、三脚固定して撮影しています。クルマでまわっているので荷物を持ち出すのもラクラクです。歩きではこういうことはできませんでした。マイカーでの散策ができることに感謝、感謝。
「雲井の滝」 ”α1 II”+SEL1635GM2 F4.5 0.6秒 ISO100 焦点距離16mm PLフィルター使用
バス停もある「雲井の滝」です。国道から数十メートル支流に入っていくと大きな滝が見られます。すでに時間は9時頃になっていて、観光のお客さんもチラホラいらしてなかなか無人状態の写真を撮るのは難しくなってきたかも。
それでも、人工物がなにも入らない渓流と滝のカットが撮り放題です。
9時半頃に「阿修羅の流れ」というところに到着。この時にはもう観光客の方でにぎわうようになっています。ここまでほぼ無人の状態だったので、なにか超有名スポットなのかと思ったら、そうではなくて、観光の方がやってくる時間になっていたみたいです。
わかります。木を伝って滝を間近に見たいし、記念写真を撮りたいですよね。ここももっと速い時間にくれば、無人の景色が撮れるのかなー。
たくさんの渓流写真はここまでで充分撮れているし、楽しかったー。
写真の他に動画撮影もしています。音楽もなにもつけていなくて、ただ滝の映像が流れるだけなんですが、これで涼を感じていただければ。。。
撮影は60fpsにて撮ってきました。音声はECM-M1をステレオモードで使って収録しています。
「阿修羅の流れ」から少し下流に降りると「石ヶ戸休憩所」というスポットに到着します。奥入瀬渓流全体の中間地点くらいにある休憩所なんですが、お手洗いもお土産屋さんも食事処もあり、渓流内では唯一の休憩スポットになっています。
ここを起点にして、十和田湖を目指すというツアーもあるようで、バスで降りて来た観光ツアーの方が団体で渓流に降りていき、上流に向かっていく姿を拝見しました。
「石ヶ戸」はこちらの岩小屋を指していて、なんでもここに美人の盗賊が住んでいたそうで、旅人から金品を巻き上げていたんだとか。
休憩所には渓流全体の模型などもあり、観光スポットの案内などもされています。十和田湖から下ってきて、今まで見てきた滝がすべてミニチュアで再現されていて、振り返り体験が早速出来るのが最高です。
紅葉の時期が一番のシーズンらしいんですが、また来られるかなー。
こちらは「奥入瀬砂利ソフト」です。砂利は入っていなくてクッキーチップだったかな?がちりばめられていてバリバリした食感が面白かった。
そして、こちらもお客様から教えていただいた、近くのオススメグルメスポットで「食堂 上高地」へ向かいます。ここの牛バラ焼き定食が絶品らしいので楽しみにしていたのですが。。。
うわー、ここでもまたいつものパターンでした。定休日は月曜日のはずだったんですが、残念。
食堂上高地は断念して、その後、青荷温泉の「ランプの宿」へ移動して、デジタルデトックスをしてきたのでした。続きのお話しはまた今度。
![]() |
||||
デジタル一眼カメラ α1 II ILCE-1M2 |
ソニーストア価格: 990,000円税込 |
|||
![]() |
||||
発売日 | 2024年12月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:99,000円 3年ワイド/5年ベーシック:49,500円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
|||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
![]() |
||||
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1635GM2 |
ソニーストア価格: 358,600 円 税込 |
|||
![]() |
||||
発売日 | 2023年9月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:35,200円 3年ワイド/5年ベーシック:17,600円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
店頭購入 特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
![]() |
||||
ショットガンマイクロホン ECM-M1 |
ソニーストア価格: 42,900 円 税込 |
|||
![]() |
||||
発売日 | 2023年7月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
|||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
★ソニーストアご利用感謝 ラッキー抽選会のご案内はこちらから

”α1 II”と「SEL1635GM2」で撮る青森県の『奥入瀬渓流』
夏休み明けの特別記事です。 念願だった青森県の「奥入瀬渓流」へ遊びにいってきました。たくさんのお客様からアドバイスをいただき、”α1 II”とSEL1635GM2のみで基本手持ちで撮影してきています。 「奥入瀬渓流」です […]

銀座ソニーパークイベント『スヌーピーは、今日も語る。 – PEANUTS 75th Anniv. -』訪問記
突然ですが、当店の定休日のお休みで銀座ソニーパークへお邪魔してきました。1月から開催していた「Sony Park展」が終了して7月から初?の有料展示で『スヌーピーは、今日も語る。 – PEANUTS 75th […]

【夏休みの写真遊び】ソニー”α”とXperiaで撮ってきた『東武ワールドスクエア』 ここは「編集マジック」の出番でしょう!
毎日続く猛暑ですが、いかがお過ごしでしょうか? 当店定休日の月曜日なんですが、前から行きたかった日光の「東武ワールドスクエア」へ行ってきました。 物価高の昨今、なかなか海外旅行に行こうと思えないんですけど、ここなら世界旅 […]

【イベントレポート】三浦半島で星景写真 天の川撮影会
当店のイベントレポートです。 先週末の7月26日は新橋店舗にて15時から星景写真の撮影セミナーを開催。その足で京急線にて三浦半島の先端、三崎口駅まで移動。天の川の撮影会を開催してきました。 ロケハン無しのぶっつけ本番ロケ […]