当店は12月28日より年末年始休暇でお休みさせていただいています。

豪華9連休の初日は新型デジタル一眼「α7 V」をもって、おなじみ「りすの家」へお邪魔して、シマリス撮影にチャレンジしてきました。プリ撮影機能を使ったシマリスジャンプフォトを量産してきましたのでレポートです。

 

こんにちは、店員佐藤です。

JR土呂駅から歩いて10分ほどのところにある見沼グリーンセンター内の「りすの家」にお邪魔させてもらってきました。月曜日定休で12/29～1/3は年末年始休業のため今日が年内最終開園日です。

「α7 V」に望遠レンズ「SEL70200GM2」と1.4倍テレコンを装着して朝イチで行ってきました。

この時期はシマリスは冬眠してしまうので、全然見られないのかというとそうではなく、冬眠しないシマリスもいるので、数は少ないのですが時間をかければシマリスに出会えます。

入口のインフォメーションボードにはやたら詳しくシマリスの冬眠についてのレクチャーがあり、ちょっと驚いたのですが、スタッフの方でイラストを描ける方が入られて、その方のイラスト作成で作られたとのこと。

一般的なシマリスの冬眠ではなく、ここ「りすの家」のシマリス達の冬眠時期について説明があったり、クマの冬眠との違いなども解説されています。これは見どころです。

「りすの家」の様子ですが、今日は都心で今シーズン初めての冬日を記録したとかで気温が下がる予報もあったからか、家族連れの方も少なく落ち着いた感じでした。数人のカメラマンさんがシマリスを探して歩いていましたが、特に混雑することもなく、風もなく穏やかなシマリス撮影が楽しめました。

見つけられるシマリスの数は少ないので、一匹見つけたら、それをずっと目を離さないで、そっと遠くから追跡する感じです。

画になるシーンをみつけにくいのですが、今日は「α7 V」のプリ撮影機能（シャッターを押す前の瞬間を記録する機能）を使ってシマリスジャンプ写真にチャレンジです。

撮影モードですが、私はシャッタースピード優先にしてシャッタースピード1/1000～1/2000で撮ってきました。結果論ですが、シマリスジャンプを撮るなら1/2000以上にしないとちゃんと止まりません。1/1000から撮影し始めたのですが最初の方はぶれている写真ばかりになってしまいました。

普通にプリRECを使って撮影する場合は連写モードにしてプリREC機能をONにするんですけど、それだとフォトジェニックな姿を1枚だけ撮影したい、というときも連写することになってしまいます。

ボタン一発で連写と単写を切り替える事ができると助かるので、私はこういう設定をしています。

ドライブモードは1枚撮影と連続撮影を行ったり来たりしたいので、まずは「ドライブモード限定」という項目で、この二つのモードを残してあとは全部オフにします。

続いてプリ撮影設定を操作するんですが、プリ撮影を使うためには電子シャッターに設定しておく必要があるので注意。ドライブモードを連続撮影にしてからプリ撮影設定を操作します。

プリ撮影の記録時間ですが、私は0.3～0.5秒程度にしています。「あ、シマリスが動いた！」と、思った瞬間にシャッターを押したとき、反応が速ければ0.3秒さかのぼれば撮れています。ちょっと迷ってやっぱりシャッターを押した、というときは0.5秒くらいないと撮れていないので、慣れないうちは0.5秒くらいに設定しておくとよいと思います。

そして、先ほどの「ドライブモード切替」を任意のボタンに割り当てます。α1 IIやα9 IIIだと、C5ボタンがあるのでそこに割り当てるんですが、α7 VにはC5ボタンがないので、レンズについているフォーカスホールドボタンとかに割り当てると切り替えがしやすくなります。

あくまで一例ですが、私のシマリス撮影の設定はこんな感じ。

今回はAIオートホワイトバランスで露出を-0.3設定にして撮ってきました。

撮影してきたのは10時～12時の2時間だけ。以前であれば1日かけてシマリスのジャンプ写真が1枚撮れるかどうかだったのですが、さて、今回は何枚撮れているでしょう？　甘めの採点でチャレンジです。

シマリスジャンプフォトは両手両足が木から離れているものだけカウント、ということにしています。この写真影をみるとギリギリ手がついていないので、ジャンプフォトにカウント！

こちらはよくあるシーンなんですけど、通路とシマリスの世界の境にある杭の上にシマリスが立つと、次の瞬間は必ずジャンプします。

なので、そういうシーンを見つけたら、とにかく「AF-ON」を押して、プリ撮影機能を動作させて、動いた瞬間にシャッターボタンです。

止まっているシマリスが、なにかの拍子にジャンプするんですが、そのジャンプする方向はたまに予想外の方向だったりします。このときは上にジャンプ。

やや引きの構図にして周りに余白をつけて撮影して、あとからトリミングすると上手く行きます。

3300万画素あるので多少トリミングしても余裕です。

右足が着いちゃってるかもしれませんが、大甘採点で、これもジャンプフォトということでカウントさせてください。

体をひねって向こうにジャンプしてしまいましたが、高さがありますね。このジャンプ。

通路ジャンプ。りすの家では、こうしてしょっちゅうシマリスが通路を横切るので、踏まないように注意して歩く必要があります。

後ろ足がついてしまっているかもしれませんが、前足はギリギリジャンプ。

エサ場から大ジャンプ！

こちらもギリギリジャンプしてます。

これで10枚目！　この子は冬眠の支度をしているのか落ち葉を集めています。若いオスの子は冬眠時期が短いらしいので、そうなのかな？

11枚目の通路ジャンプです。

当店でα7 Vを予約購入してくださっていたyukaさんが到着して、シマリスジャンプフォト設定を伝授。その直後に撮れたジャンプフォトでどや顔ができた1枚です。(^^)

巣箱から飛び出してきたところをジャンプフォトです。巣穴から顔を見せていたので、出てくるかな？と、待ち構えてAF-ONをしておき、出てきたところでシャッターボタンを押しています。撮れているのは全てプリRECタイムのカットでした。

シマリスの顔がちゃんと写っていたのはこの6枚なんですが、全部、瞳にAFがきています。全部が全部、こんな感じではないんですけど、この角度はシマリスの顔を認識しやすいみたいです。全部の写真が使える感じです。

ちなみにAI被写体認識にAUTOが搭載されていて、人物、動物、鳥、昆虫、飛行機、車、列車などなんでもOKにできるんですが、それよりも動物しか撮らないな動物にしておいた方がカメラの認識スピードがあがるそうです。

今回は「動物」設定にして撮影しています。（もっと言うと瞳しか認識しないようにしています）

そんなわけで全12枚のシマリスジャンプフォトをたった2時間で撮ってこられました。ジャンプフォト量産です！

SEL70200GM2なら最短撮影距離が大体1mくらいまで寄れるので、近くまでやってきてくれるシマリス撮影には持って来いです。

「α7 V」をお持ちで、望遠レンズもお使いのようでしたら、埼玉県の大宮駅から1駅の土呂駅近くにある「りすの家」でのシマリスジャンプフォトチャレンジを是非！

※「りすの家」は三脚、一脚の使用は禁止されています。ご注意ください。営業日の詳細は公式ホームページにてご確認ください。

 

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