ツバメの飛翔シーンを”α9 III”+『ドットサイト(2,680円)』で撮ってみました

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この季節はツバメが子育てのためにあちこちで忙しく飛んでいるかと思います。カワセミなどの野鳥と違って飛んでいる姿しか見られないツバメをどうやって撮ったら良いのかと話していたら「ドットサイト」なる道具があって、2千円ちょっとで手に入るというのでチャレンジしてみました。

見事?なんとか撮影ができたので紹介したいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

ドットサイトというのは以前から存在は知っていたのですが1万円以上するアイテムで、その効果もちょっとわからなかったので手を付けずにいたのですが、先日、店頭で話をしていたら、ライフル用のものであれば2000円ちょっとで手に入りますよ、というのを教えていただきました。

それだけではカメラには装着出来ないのですが20mmのレールをアクセサリーシューに装着するアダプターもあるというので、amazonでオーダーしてみたら翌日には到着して試せた、という感じです。

ちなみに、その効果はどういうものかというと、普通にデジタル一眼”α”で野鳥を撮影するとしたらファインダーもしくは液晶モニターの画面をみて撮影をします。

枝などに止まっている野鳥であれば、これで確認ができますが飛翔シーンなどをこれで追うのは至難の業です。野鳥の撮影に精通しているベテランさんであれば「全然、撮れるよ」とか言われるかもしれませんが、動体視力も反射神経も人並み以下の私には無理。

ツバメがせっせと子育てで巣とエサ場を往復している姿は近所でも見られますが、あれを撮影するなんて無理です。

ところがドットサイトを使うと。。。

こちらがドットサイトを使ったときの視界です。

真ん中に丸い照準が見えますが、そこがカメラの向いている方向です。ガラス越しにそれを見ているんですが、ファインダーみたいに周りが囲われて視界を失うのではなく全部見渡すことが可能。さらにいうと、これは片目でのぞいて使うんですが反対の目もそのまま使えるので両目で被写体を追うことができるんです。

私が購入したのはこちらの「マルチドット照準器」です。

アルカスイス風のレールがついていますが互換性はなく20mmレールになっているとのこと。照準器となっているくらいなので、これはサバイバルゲームで使うライフルなどの照準に使うものになります。

これをソニー”α”に装着して使う際には、こんな20mmレールのシューマウントアダプターを使えば利用可能。ふたつ合わせて5,000円もかからずに用意ができました。

購入した照準器がこちら。照準器のカバーとボタン電池が付属しています。ドットを光らせるのに電源が必要だったんですね。

底面を見ると20mmのレールがついていて、これをシューマウントアダプターに装着して使うわけです。

装着と照準の微調整には3mmの六角レンチが必要になります。これで20mmレールの固定をするのと、照準器の高さを微調整して使います。

最初の調整には三脚が必要で、カメラのファインダーで撮影した像と、照準器の中心が合うまで微調整を行います。

仕組みとしては照準器の手前側にLEDの発光部があり、そこからガラス面に向かって光が発せられて、それをガラス面のミラーに映して中心を表示する、ということをしています。

これはLED発光部をのぞいてみたところです。これがミラーに反射して中心を認識する、ということをします。

通常のカメラ撮影ではファインダーをのぞいて撮影するので、こういう感じでカメラを構えます。

こちらがドットサイトをのぞいているところです。ファインダーの上にあるアクセサリーシューのさらに上の方に目線をもっていくことになります。新製品のFDA-EP21を使うと顎の部分に柔らかいスカート部分が当たって、良い感じで使えます。

なんか不機嫌そうな顔をしていますが、機嫌が悪いわけではなく気分的にゴルゴ13みたいになってしまい、険しい顔になってしまっているだけです。

ダイヤルがありますが、これはLED発光の光量を調整するもので緑と赤のLEDが選択可能。5段階で光量を調整できてGとRに合わせるとスイッチオフになります。

※このダイヤルの天面がフタになっていて、この中にボタン電池が収納されます。

手前には十字や丸マーク、点などがありますが、これがスコープに表示されるマークの形になります。

ゲーミングモニターの「INOZNE」シリーズにも「クロスヘア」という機能があり、モニターの中央にマークを表示させる機能があって、一人称視点でバトルを行うFPSゲームなどではスコープを構えなくても銃の照準が出ている、という状態が作れるんですが、それのカメラ版という感じですね。

なお、SEL400F28GMなどフードまで大口径のレンズだと視線が干渉してしまいドットサイトが使えないこともあるそうです。↑写真はSEL70200GM2ですが、これくらいだった問題なしです。実機で試していませんがSEL200600GやSEL400800Gでも大丈夫かと思います。

ということで、セッティングが終わったので近所の河川敷まで行って、橋の下に巣を作っているツバメ団地でツバメ撮影にチャレンジ。

動画で撮影した実際の状況はこんな感じです。小さくてわかりにくいと思いますが、ピュンピュンと飛んでいる小さなものが全部ツバメです。橋の下に巣を作っていて、そこに親ツバメが一生懸命、ヒナにエサを運んでいます。

これを至近距離で撮影するのは本当に無理で、橋の下とかで待ち構えるのではなく、やや離れたところの方が撮りやすいみたいです。

ノートリミングでこれくらいの感じで撮れました。カメラのファインダーやモニターは全く見ずに、ドットサイトでツバメを追いかけつつ、AF-ONボタンでフォーカスを追いつつ、ここぞというところでシャッターを連写で撮影しています。

カメラは”α9 III”を使っていて、AI被写体認識は「鳥」に設定し認識感度、粘りを5、乗り移り範囲は3で撮影しています。レンズはSEL70200GM2に2倍テレコンを装着して400mm F5.6にて撮影してきました。

通常の撮影と違ってピントが合っているかどうかを確認せずにジャンジャン撮影する事になり、まだAI認識の調整をちゃんとしていないのと、背景がわりと複雑なこともあってか、歩留まりは半分程度というところでした。

橋から飛び出てきたツバメを追いかけて、すぐにシャッターを切っているので条件はかなり悪いはず。それにしては結構撮れてます。

今までではまず撮れなかったツバメの飛翔シーンがバリバリ撮れるようになりました。これは楽しいかも。

   

カワウだと思うんですが、こういう大型の野鳥であれば楽勝で撮れます。

撮影時にはドットサイトで緑の点の近くにツバメが来るようにカメラを操作しつつ、照準が重なったらシャッターボタンを押して連写する様子は、まるでマシンガンでツバメを撃っている様な異様な感じです。天候が良ければ、もっと被写体の認識率も上がるしシャッタースピードも上げられるんだろうなーとか思いつつ1時間ほど撮影にチャレンジ。

なるほど、野鳥の飛翔シーンはこれでバッチリですね。今度、カワセミの撮影にもチャレンジしてみなくちゃ!

 

ちなみにカメラ用ではないので、見ての通り、アダプターの固定があまりよろしくなく、少し触っただけで左右の照準はすぐにずれてしまいます。2段あるネジの上の方をペンチでキツく固定してもテコの原理でスコープの左右は簡単にずれてしまうので注意して使う必要があります。(上下の調整はレンチを使うので大変ですが、左右は手で簡単にずらして調整できるので簡単に直せるといえば直せるんですが)

手軽に、簡単にドットサイトの利用にチャレンジできますので、望遠レンズをお持ちの方はお試しになってみてはいかがでしょうか?

紹介したドットサイトは当店店頭に展示していますので試用してみたい、という方は店頭にてお声がけください。

 

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