デジタル一眼“α1 II”、“α1”、“α9 III”にソフトウェアアップデート α9 IIIのシャッタースピード制限がなくなります 他

ソニーのデジタル一眼カメラのフラッグシップ級モデルの“α1 II”、“α1”、“α9 III”にソフトウェアアップデートが公開されました。
“α1 II”のアップデートというよりは、“α1”と“α9 III”に“α1 II”の機能が移植されるソフトウェアアップデートになっています。特に“α9 III”には諸々の制限がなくなる機能解除もあり、大きなアップデートになっています。

こんにちは、店員佐藤です。
CES2025での製品発表がなかったおかげで、ソニーニュース的には落ち着いた新年を迎えているところだったんですが、ここに来てデジタル一眼“α”に大きなニュースが出てきました。
“α1 II”、“α1”、“α9 III”というソニーのフラッグシップ級モデルに大型アップデートが公開されています。
ちなみに品薄が続く“α1 II”ですが、昨年、発売日以降に2回の出荷があって11月26日の午前中にオーダー確定された方のところまで出荷がされていますが、1月になってから今のところは追加出荷は行われていないようです。
納期情報が非常に気になるところですが、本日、“α1 II”に本体ソフトウェアのアップデートが公開されています。
アップデートされる内容は3機種とも違っているのですがまとめてご案内すると下記の様になります。
| 1. 撮影機能 | α1 | α1 II | α9 III | 
| すべての絞り値での最速1/80000秒までの | ー | ー | 追加 | 
| 「フォーカスブラケット」撮影に対応 | 追加 | 対応済 | 対応済 | 
| 露出ブラケットでずらす露出値と | 追加 | 対応済 | 対応済 | 
| ブライトモニタリング中の「ピント拡大」 | 追加 | 対応済 | 追加 | 
| 2. 動画機能 | α1 Ver. 3.0 | α1 II Ver.2.0 | α9 III Ver. 3.0 | 
| ユーザーLUT使用時の画質向上 | ー | 追加 | 追加 | 
| ショットマークの付いた動画フレームからの | 追加 | 対応済 | 対応済 | 
| 3. 操作性, 再生機能 | α1 Ver. 3.0 | α1 II Ver.2.0 | α9 III Ver. 3.0 | 
| 再生時における「AEL」ボタン、 | 追加 | 対応済 | 対応済 | 
| カメラの最新ソフトウェアがある場合の通知 | 追加 | 対応済 | 追加 | 
| 4. FTP転送, アプリ, クラウドサービス | α1 Ver. 3.0 | α1 II Ver.2.0 | α9 III Ver. 3.0 | 
| メディアへ書き込み中のFTP転送予約 | 追加 | 対応済 | 追加 | 
| Creators’ App で画像転送中の操作性向上 | 追加 | 対応済 | 追加 | 
| 真正性カメラソリューションで活用する、 | 追加 | 追加 | 追加 | 
.
今回のアップデートで嬉しいのは“α1”ユーザーさんと“α9 III”ユーザーさんですよね。
特に発売から1年経って登場した“α1 II”に搭載されて“α9 III”にない機能などがありちょっと悔しい思いもあったと思いますが『ブライトモニタリング中の「ピント拡大」「MF時自動ピント拡大」使用』が可能になるなど、かなり嬉しいかも。
さらに、グローバルシャッターならではの1/80000秒のシャッタースピードですが、これがF1.2、F1.4 でも使える様になります。

従来は連写時とF1.8よりも絞りを開いた時はシャッタースピードが1/16000までと制限されていたのですが、この制限が撤廃されます。
| F1.2 | F1.4 | F1.8 | F2.0 | F2.5 | |
| 1/80000 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/64000 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/51200 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/40000 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/32000 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/25600 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/20000 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/16000 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/12800 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/10000 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 
| 1/8000 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 
.
連写時も1/16000よりも速いシャッタースピードは使えなかったものが制限がなくなり、上記のピンク部分のシャッタースピードがすべて使える様になるとのこと。
被写界深度の浅い、シャッタースピードの速い撮影というと、ポートレート撮影での日中シンクロなどがあると思いますが、これでかなり自由度が広がるかも。
【追記】
店頭のα9 IIIをアップデートしました。

1/80000秒までの諸制限をなくすには「露出値の拡張」という設定をオンにする必要があります。

露出値の設定によっては画質に影響が出ることがあるそうです。

秒120コマ連写で絞りF1.2にした上で、シャッタースピード1/80000秒の設定が可能になりました。

“α1”に機能追加される「フォーカスブラケット」は模型撮影などでフォーカスを少しずつずらしながら撮影をしていき、撮影後のデータをAdobe Photoshopで合成することで手前から奥までフォーカスの合った写真撮影ができる機能です。
Adobe Photoshopの契約が必要になるんですが、見た目の被写界深度が浅くなる模型撮影では威力を発揮しまくります。“α7 IV”などにもアップデートで機能実装されていたのですが、フラッグシップモデル“α1”でも使える様になります。
それぞれの機種ごとのアップデート情報はソニーサポートサイトの機種別サポート情報からご確認ください。
★ソニーサポート情報“α1 II”製品別サポート情報はこちらから
★ソニーサポート情報“α9 III”製品別サポート情報はこちらから
|  | ||||
| デジタル一眼カメラ α1 II ILCE-1M2 | ソニーストア価格: 990,000円税込 | |||
|  | ||||
| 発売日 | 2024年12月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:99,000円 3年ワイド/5年ベーシック:49,500円 3年ベーシック:無償 | |||
| ソニーストア 購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
| テックスタッフ 店頭ご利用特典 | ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 | |||
|  | ||||
| アイピースカップ FDA-EP21 | ソニーストア価格: 2,640円 税込 | |||
|  | ||||
| 発売日 | 2024年12月20日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| ソニーストア 購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
| テックスタッフ 店頭ご利用特典 | ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 | |||
|  | ||||
| デジタル一眼カメラ ILCE-9M3 | ソニーストア価格: 935,000 円 | |||
|  | ||||
| 発売日 | 2024年1月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:88,000円 3年ワイド/5年ベーシック:44,000円 3年ベーシック:無償 | |||
| ソニーストア 購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
| テックスタッフ 店頭ご利用特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 | |||
.
|  | ||||
| デジタル一眼カメラα1 ILCE-1 | ソニーストア価格: 880,000円 税込 | |||
|  | ||||
| 発売日 | 2021年3月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:88,000円 3年ワイド/5年ベーシック:44,000円 3年ベーシック:無償 | |||
| ソニーストア 購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
| テックスタッフ 店頭ご利用特典 | ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 | |||
 
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2025年1月16日 @ AM 9:32
無事アップデート出来ました。α1M2の機能がα9M3に載ってきたのでとてもうれしいです。あとは被写体認識のオートくらいでしょうか。晴天屋外で露出開放撮影をよくしているのでF値1.2,1.4でも1/80000でシャッターが切れるのはありがたいです。
2025年1月16日 @ PM 1:44
AIプロセッシングユニットのAI被写体認識のアップデートがあれば神でしたね。
α9 IIIはポートレート撮影に使われている方も多いので、このアップデートに救われる方は多いかも。
2025年3月10日 @ PM 3:40
ニコンのZ 9は、ファームウェア2.00でシャッターを押す前の映像を記録するプリキャプチャ機能が追加されました。それもとっくの昔(2022年4月)
このニコンの実績により、ソニーとニコンで悩んでいる友人はZ9を買おうとしています。(自分はα7RⅤ&α1使いですが説得できませんでした)
ソニーの技術力よりも、購入済みユーザーに対する姿勢とかの話です。ソニーは当然、ニコンのプリキャプチャ追加のことを認識していないはずがありません。しかしα1にファームウェアで追加とかせず、なんと2年半以上も放置してからα1Ⅱに盛り込みました。新機種に盛り込んで買い替えさせようという意図しか感じられないと判断されてもおかしくはありません… 購入したカメラの価値が短命であると証明されてしまっている状態です。
自分も10年ほど前からαを使っていますが、たしかにソニーは旧機種のファームウェアアップデートを早々に終了する感は否めません。
もしα1の方に後々ファームウェアでプリ撮影が追加されるようなら、今後は胸を張って企業姿勢も大丈夫と言えるのですが…
2025年3月11日 @ AM 11:57
ソニーの「プリ撮影」機能では最大1秒まで0.1秒刻みで設定ができたり、RAW撮影、JPEG撮影などの撮影モードの制限がないなど機能面では上回っている部分があります。
これらの機能がソフトウェアの更新だけで実現できるのかどうか、今のところファームウェアアップデートで機能追加になった機種がないので当店でもわかりかねます。
もしかするとそうしたハードウェアの対応が必要だとしたらファームウェアでの追加は難しいかもしれませんね。