【レビュー】使うほどにお気に入り ずっと寄り添ってくれる『LinkBuds Fit』長期レビュー
昨年末に購入した「LinkBuds Fit」の実機レビューです。
自分へのクリスマスプレゼントとして購入した「LinkBuds Fit」ですが、今までのワイヤレスイヤホンと違い、使い始めた瞬間に「これ良いぞ!」が感じにくいものの、長時間使うほどにお気に入りになっていく、今までにないタイプのワイヤレスイヤホンになっていました。
「軽さとフィット感を両立した装着性」とのことですが、それはちょっと違うみたいで個人的には「軽さ」がとにかく逸品。使い始めて2週間ほど経ちますが、購入した製品の様子をレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
私も12月に新製品の「LinkBuds Fit」を購入しました。ソニーストアでは純正アクセサリーのケースカバー上下を違う色にして注文ができるという、メーカー直販ならではのサービスを行っていて、ケースの上下がデザイン的に見分けにくいこともありケース上をバイオレット、ケース下をブラックにして注文しています。
さらにフィッティングサポーターも右だけアッシュバイオレットに入れ替えて、左右の色を変えておき、一目で左右がわかるようにしています。
少し、変わった使い方をしていますが、おかげでケースの上下を間違えることもなく、イヤホンの左右を取り違えることもなく使えています。もっとも、イヤホンの左右はケースから取り出すときに間違えようもないので、特に効果はないんですけどね。
なお、ケースのツートンカラーは効果が高く、上部がどちらかを取り違えることはありません。カラビナがついているおかげでケースの正面がどっちなのかも間違えることはありません。
ケースカバー無しで使ってもケースの表面加工が上下で違っているので取り違えることは少ないかもしれませんけど、どっちが正面なのかはわかりにくいかも。ケースカバー、なかなか良い感じで使えています。
さて、新製品の「LinkBuds Fit」ですが、従来モデルのイヤホンとなにが違うって、装着感がかなり違っています。写真左が新製品の「LinkBuds Fit」で写真右が従来モデルの「LinkBuds S」です。
イヤホンを取り出して、イヤーピースを外してみると違いが大きくわかるのですが、音導管の長さが全然違っています。
写真右のLinkBuds Sの音導管が約4mmあるのに対して、新型のLinkBuds Fitは1.5mほどしかありません。こんなに音導管が短いイヤホンは他にないので、イヤーピースもLinkBuds Fitは専用のものが使われており、他に変更するコトができません。
イヤーピースもとても短くなっていて、高さは従来の半分ほどしかありません。
これのおかげで今までにない「軽いフィット感」というのを実現しています。最初、慣れないウチはフィット感が得られず、従来のイヤホンみたいなグイグイと中に押し込んで使う感じがないため、不安に思われるかもしれませんが、使い始めて2週間経って、これに慣れてくると、この軽い装着感が快感になるというか「あ、この感覚を目指してたのか!」というのに気づいてきた感じです。
ちなみに画にすると装着感はこんな感じ。これはLinkBuds Sですが、従来のイヤホンは外耳道にイヤーピースを押し込んで入れて、イヤーピース自体でイヤホン本体を保持するスタイルです。
これだと外耳道にしっかり重量がかかるので、安定感を感じるんですよね。
これは新型の「LinkBuds Fit」の装着感です。イヤーピースが非常に浅いので、イヤーピースを外耳道に押し込んで固定する、という感じはなく、耳の穴に蓋をするだけ、みたいな感覚です。
今までにない「軽い装着感」を得ることができます。
イヤーピースを押し込む感覚がないので、装着感でガッチリイヤホンを固定するような安心感はないのですが、それをフィッティングサポーターで補う形になります。
フィッティングサポーターは写真の様な角の形状をしているんですが、これで耳のシワのところに角をひっかけてイヤホンが外れるのを防ぐスタイルです。
角が耳にひっかかっている感覚はないため、耳の穴にこんなに軽くひっかかっているだけのワイヤレスイヤホンが外れないの?と、不安に感じるかもしれませんが、使い始めて3週間ほど経ちますがこれで外れたことはありません。
というか、これでジョギングとかもしていますが、まったく問題なしです。
軽すぎてフィット感がないんですけど、3週間使ってみて、やっとこの感覚になれてきました。
ちなみにジョギングするときにワイヤレスイヤホンを使うと、着地の衝撃音が伝わってきて「ドシドシ」という音がしますね。
「LinkBuds Fit」では、それもかなり軽減されています。従来モデルのイヤホンでの着地音が100だとすると、LinkBuds Fitのそれは10%くらいだと思います。ほとんど衝撃音はしません。
やはり、これも外耳道に重量がかかっていないからなんでしょうね。
走っているときの衝撃音がその程度なので、歩行時に着地音が聞こえるコトはまずありません。外音取り込みの音量も歴代最高レベルなので、これからはジョギング用にLinkBuds Fitを使うので良いかも。
なお、イヤーピースが短くなっていることで、ノイズキャンセリングの効果がやや弱めに感じるシーンもあります。
ノイズキャンセリング機能はノイズと反対の位相の音を出力することで音を打ち消すということをしているのですが、低域の音は反位相の音を作りやすい反面、高域の音は反位相で打ち消すのが難しく、主に遮音性を高めて音の侵入を防ぐということをしています。
全体的には上手くノイズキャンセリング機能で音を打ち消してくれているんですが、高めの音の成分は入り込みやすくなっている気がします。ただ、電車内で高い周波数の音ってあまりなくて、車内アナウンスが聞こえてくるくらいなんです。なので、ノイズキャンセリング機能を使っている時でも車内アナウンスだけ聞こえてくる感じで、かえって使いやすいかも?とか思っています。
がっつりと遮音したいという方は「WF-1000XM5」もしくは「LinkBuds S」の方が効果は高いかも。
さて、私も選んだ「LinkBuds Fit」のバイオレットカラーですが、これがなかなか良い感じです。色味もどこかVAIOっぽいというか、Xperia 1の頃のバイオレットカラーに近く、ソニーらしさを感じられる色に思えます。
当店店頭でもバイオレットカラーは一番人気かも。
モデルとしてはアーティストのオリビア・ロドリゴのコラボレーションということになっていて、このカラーのモデルだけ、アプリ「Sound Connect」でオリジナルデザインの画面に変更されます。
またイコライザーにはファーストアルバム「SOUR」とセカンドアルバム「GUTS」の専用イコライザーがインストールされていて特に「GUTS」はボーカル曲に良い感じです。オリビア・ロドリゴ以外のサザンとかでも私はこのイコライザーを常用して使っています。
このアプリ「Sound Connect」を使うことで「LinkBuds Fit」に搭載されている様々な機能を利用するコトができるんですが、ここでは基本的な「ノイズキャンセリング」機能と「外音取り込み」機能を紹介したいと思います。
デフォルトでは手動でノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えて使うのですが、アプリにある「アダプティブサウンドコントロール」を使うことで、ユーザーの状態を検知して、モードを自動で切り替えるということをしてくれます。
ソニーのワイヤレスイヤホンの購入当初はノイキャンの効果とか、外音取り込みの効果が楽しいので、1か月くらいは手動で切り替えて違いを楽しむと良いと思いますが、それに飽きてきたら「アダプティブサウンドコントロール」をオンです。
「アダプティブサウンドコントロール」の基本は「止まっているとき」「歩いているとき」「走っているとき」「乗り物に乗っているとき」の4つです。
それぞれの状態の際にノイズキャンセリングにするか、外音取り込みにするかを自分で設定していきます。
普通だと「止まっているとき」「乗り物に乗っているとき」がノイズキャンセリングで、「歩いているとき」「走っているとき」が外音取り込みに設定するかと思います。
これで設定すると、電車に乗っている際はノイズキャンセリングなんですが、目的地に到着して数歩歩き始めると自動で外音取り込みになり、ヘッドホンを脱着をしなくても普通に音が聞こえるのでヘッドホンの付け外しをせずに過ごすことができるようになるはずです。
さらに一歩進むと「マイプレイスで自動切替」というのを使うことができるようになります。これは使い始めて週週間経つと、ユーザーがよく行く場所を学習して、そのエリアに着いたらどうしますか?というのを尋ねてきてくれるようになるんです。
例えばですが、これで私が通勤で使っている「新橋駅」で外音取り込みの設定をすると、電車の中ではずっとノイズキャンセリングなのに、新橋駅に近づくと外音取り込みになり、降りる駅が近いことを教えてくれるんです。
山手線の有楽町駅を出発した直後あたりでノイズキャンセリングから外音取り込みになるので、新橋駅に到着することを知ることができます。以前は乗り過ごしをして浜松町駅まで行ってしまうことが多々あったのですが、マイプレイス機能を使い始めてからは浜松町駅まで行ってしまうことはなくなりました。
すごい便利です。電車通勤でワイヤレスイヤホンを使っている方は、今すぐ「LinkBuds Fit」に乗り換えるべきです。(LinkBuds Fit以外のモデルでも利用できます。)
さらに「セーフリスニング」機能も搭載しています。この機能はソニーのワイヤレスイヤホンの中でも上位機種でしか利用ができない機能になっています。
聴感保護のために大音量で使っている方には積算音圧という耳にかかる負荷を計測して注意喚起をするというものです。人間の耳というのは大音量を長時間聴くと難聴になる危険があります。それを防ぐためにイヤホンから出力されている音圧を積算で計測していて、難聴にならないようにしてくれているというわけです。
音楽再生時にSound Connectアプリを開くと、画面にリアルタイムでどれくらいの音圧を出力しているのかモニターすることも可能。
「リスニング傾向」という項目でそれぞれのワイヤレスイヤホンの音圧データをヘッドホンごとに表示する機能もついています。私は職業柄、新型のソニーのワイヤレスイヤホン、ヘッドホンが発売になると記事作成のためにモニター試用をしますが、それらのデータも私のSound Connectに記録が残っていました。
ホワイトの「LinkBuds Open」は当店では展示していないので記事作成時にモニター試用させてもらったときのもの。こうして比較してみると74dBとなっていて、他のイヤホンよりも高めの音圧で使っていることがわかります。オープンイヤーイヤホンなので外音はそのまま入ってくるし、それに合わせて音量を上げるので、こうして耳にかかる負担は大きめになるみたいですね。
「LinkBuds Fit」と「LinkBuds S」はほぼ同じ69dBになっているので、ノイズキャンセリング性能についてはほぼ同等、という見方ができるかも。64dBと非常に小さな音圧になっているのはフラッグシップモデルの「WF-1000XM5」です。ノイズキャンセリングの効きが良く、結果的にボリュームを下げて使うことができるため、こうして小さな音圧で使っていた、ということがわかります。(外音ノイズが大きめだとボリュームを上げがち。ノイズが小さいとボリュームは小さくして使うことができるため)
さらに、ノイズキャンセリングによる外部環境の音圧をどれだけ押さえて、耳にかかる負荷を減らしたのか、というのも見られます。
さほど大音量にさらされる環境がないので、私の場合は時間少なめですが、2月の一番軽減時間が多いのは、昨年、唯一、飛行機に乗ったタイミングだからかもしれません。
セーフリスニングでは、どれだけ、耳にかかるはずだった外音による負荷を1週間分の積算音圧で表示してくれる機能があるんですが、2月の大分までの飛行機往復が終わったところで、この画面を見たら、やたらと時間が延びていたのを思い出しました。
あのときは「WH-1000XM5」「WF-1000XM5」「LinkBuds S」を持ち込んで代わる代わる楽しんでいたのですが、飛行機内はかなり耳に負荷がかかる環境だったんですね。
来月も飛行機に乗せていただく予定があるので、今回は「LinkBuds Fit」で耳を保護してもらってきます。
ということで、基本的な話ばかりですが「LinkBuds Fit」の実機紹介レビューレポートでした。「LinkBuds Fit」はバイオレットカラーの他にブラック、ホワイト、グリーンが用意されていて、4色から選べます。
さらに純正アクセサリーとしてフィッティングサポーター、カバーケースの用意があり、組み合わせてオシャレを楽しむことが可能。フィッティングサポーターは明るい色のものが中心なので、本体にホワイトを選ぶと、気分に合わせてたくさんの色を楽しむことができるかも。
11月から開催されている「冬の音ロトキャンペーン」もいよいよ1月16日でキャンペーン終了を迎えます。来週の木曜日までのキャンペーンですが、現在、当店のオーダーを見ているとオーディオ製品のご注文だらけなので、多くの方が「冬の音ロトキャンペーン」狙いでお買い物されていることと思われます。(^^)
このキャンペーンは1台買ってもキャッシュバックの対象になりますが、2台買うとさらにキャッシュバックキャンペーン額がアップするという仕掛けになっています。ひとつ買うよりも二つ買った方がおトク!
ということで、私もまんまとソニーさんの思うつぼで「LinkBuds Open」の方も追加オーダーしてしまいました。今度の日曜日に到着予定です。
「LinkBuds Fit」の装着感に慣れてきて、穴あきイヤホン「LinkBuds Open」の方も使いたくなってしまったんです。
さらに、ソニーストアで開催している「ラッキー抽選会」も1月15日までと、こちらも締切間近です。まだ2万円or4万円のお買い物で使えるクーポンを残している方は要チェックです。
ソニーの新型ワイヤレスイヤホン「LinkBuds Fit」及び「LinkBuds Open」をおトクに購入するチャンスです!
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