Vlogcam『ZV-1 II』のCreators’ Cloudへのダイレクトアップロードの話
先週、Vlogcam『ZV-1 II』の本体ソフトウェアアップデートがあり、カメラからCreators’ Cloudへのダイレクトアップロードが可能になったとのこと。
普段、使っていない機能だけにどんなものなのか試してみたんですが、意外にも簡単に使える機能だったので紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
Vlogcamの「ZV-1 II」は昨年6月に発売されたサイバーショットベースのVlogamです。1インチセンサーを搭載し、RX100みたいなボディサイズのカメラになります。Vlogcamとなっていますが写真撮影も可能だし、縦位置動画撮影もスローモーション撮影も可能。「CineVlog」ボタンを装備していて、ボタン一発で映画っぽい動画撮影も簡単にできます。
搭載されているレンズもこのモデルでしか使われていない18-50mmという超広角ズームレンズを装備しており、日常撮影にはとても便利なカメラになっています。
インターバル撮影をするとシャッタースピードが1/4秒までしか設定できないため、星景タイムラプス撮影には向いていませんが、NDフィルターを内蔵しているので普通使いの動画カメラには、こんなに小さいのに多機能なカメラとして利用が可能。
こちらに10月31日、本体ソフトウェアのアップデートがあり、画面の縦撮影時の撮影情報レイアウトが最適化されたのと「カメラの画像を直接Crators’ Cloudにアップロードできるようになりました」とのこと。
この2点のアップデートを試してみました。
まずは縦位置撮影について。
現在はソニーの“α”もVlogcamも縦位置撮影に対応していて、縦位置で動画撮影した場合は90度回転した縦位置記録をしている、というのをデータに記録してくれます。これを動画編集ソフトなどに取り込むと、ちゃんと90度回転して縦位置動画として扱ってくれます。
ただ、撮影時の情報表示は横位置のままなので、撮影時は頭の中で90度回転させながら撮影をすることになっていました。
それが、縦位置撮影時のレイアウトの最適化が行われ、縦位置撮影時には操作アイコンの向きなどをすべて縦位置方向に直してくれるようになっています。
写真はタッチアイコンを表示させている状態ですが、スワイプしてタッチアイコンを消した、通常画面時にも縦横回転します。
「Fn(ファンクション)ボタン」を押してファンクション画面を呼び出したときも縦位置表示が可能。
さすがにメニュー画面は横位置のままでしたが、撮影時には、こうして縦表示での撮影設定変更が動画、静止画ともにやりやすくなっています。
スマートフォンでの縦位置動画視聴はもはやスマートフォンのデフォルトスタイルになってきていますし、こういう進化が一気に進んでいるんですね。
そして、カメラの画像を直接Crators’ Cloudアップロードも試してみます。
Crators’ Cloudはソニーの写真動画のクラウドサービスで、無料で5GB、ソニーのカメラを製品登録すると25GBが無料で使えるサービスです。容量100GBにすると有料プランが用意されていて月額770円、500GBで1,540円が用意されています。
Google ドライブが無料なのが15GBまでなので、無料で使う分にはCrators’ Cloudの方が大量のデータをアップロードできるサービスになります。
以前は「Playmemories mobile」でカメラとスマートフォンの連携をしていましたが、Imagineg Edge mobileに変わり、現在は「Creators’ App」というアプリで“α”やソニーVlogcamからの映像を取り込んだりリモート撮影をしたりするようになっています。
Crators’ Cloudへのデータアップロードも「Creators’ App」を介して行う様になっていましたが、今回のアップデートにより、カメラに直接アップロードする設定を書き込むことで、スマートフォンなしで直接インターネット経由でカメラからアップロードができるようになります。
設定が難しそうに思えますが、これがまた簡単でした。
「Creators’ App」でスマートフォンとカメラを接続したら「カメラの設定」>「クラウド機能」へ入ります。
ここでチュートリアル風にクラウド機能についての説明が始まるんですが、指示に従っていくと設定ができてしまう作りになっています。
まずはカメラのWi-Fi設定から。設定環境は自宅のWi-Fi、職場のスタジオのWi-Fi、もしくはモバイルルーターの環境下で行います。ここで、まずはWi-Fiルーターにカメラが接続できるようにWi-Fiの設定を指示にしたがって行います。
その後、スマートフォンの「Creators’ App」の設定をカメラに移します。自分でやることはなにもなくて、アプリが自動で設定を転送してくれます。事前に「Creators’ App」がソニーアカウントで接続設定されていれば、特に何もやることなし。転送には5分ほどかかるのでじっくり待つだけです。
最後は「クラウドのアップロード」となっていますが、これはアップロードしたいファイル形式を指定するだけです。写真をとりあえずアップロードしたいだけならJPEG指定にしておけばOK。動画も中身を見せたいだけならプロキシー撮影するようにしておき、プロキシーファイルだけアップロードする、とかいう使い方が可能。
以上で設定が終わり、カメラにCreators’ Cloudへのアップロードのための設定がすべて書き込まれます。
あとは、このカメラで写真、動画を撮影したあとに、設定したWi-Fi環境でクラウド接続の設定をするのみ。
アップロードしたいときはカメラのメニューから「ネットワーク」>「Creators’ Cloud」>「クラウド接続」とすれば、自動でWi-Fi接続して撮影画像のアップロードをカメラだけで行います。
スマートフォンやPCの接続の必要なしです。外出先でのアップロードでしたらモバイルルーターで設定を行えばOKだし、うちのお店みたいに店内で撮影してPCに画像を飛ばしたいときは店内のWi-FIを使って「Creators’ Cloud」へアップロードし、あとでPCでデータをダウンロードすれば、カメラとPCをUSB接続したり、メモリーカードを抜き差ししたりしなくてもOK。
クラウドとメモリーカードの両方にデータがバックアップされた形でPCでの編集ができるようになります。
うちのお店ではFTP転送を使っていますが、面倒なWindowsでのFTP設定なしで使えるのでこれはわかりやすい。
ちなみにスマートフォンでも「Creators’ Cloud」アプリを使ってアクセスしてカメラから直接アップロードされた動画、写真をダウンロードして利用することが可能です。
ZV-1 IIで撮影して直接「Creators’ Cloud」へアップロード。そしてXperiaでダウンロードしてXにポストしたものがこちらです。
今日のpoiq#poiq研究報告 pic.twitter.com/HsHQJrR7S1
— ソニーショップ☆テックスタッフ (@tenin_sato) November 5, 2024
このダイレクトアップロード機能が搭載されているカメラは現時点では下記のモデルになります。
- FX3 (Ver.5.00以降),
- FX30 (Ver.4.00以降)
- α1 (Ver.2.00以降),
- α9 III (Ver.2.00以降),
- α7S III (Ver.3.00以降),
- α7R V (Ver.3.00 ),
- α7 IV (Ver.3.00以降),
- ZV-E10 II,
- ZV-1 II (Ver.2.00以降)
- ZV-1F (Ver.2.00以降)
- 2024年10月以降本体ソフトウェアアップデートにて対応予定:ZV-E1 (Ver.2.00以降)
間もなくフルサイズセンサー搭載の「ZV-E1」も対応するとのことで、対応機種はかなり多くなっています。
最新機種ではほぼすべてのモデルで利用ができます。設定も簡単なので是非お試しになってみてください。
レンズ一体型デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1 II ZV-1M2/ZV-1M2G |
希望小売価格: 119,900 円前後~ |
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発売日 | 2023年6月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:12,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:6,600円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
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デジタル一眼カメラ α7R V ILCE-7RM5 |
ソニーストア価格: 577,500 円 税込 |
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発売日 | 2022年11月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:56,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:28,600円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 スプリングフェア特典あり ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
デジタル一眼カメラ ILCE-9M3 |
ソニーストア価格: 935,000 円 |
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発売日 | 2024年1月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:88,000円 3年ワイド/5年ベーシック:44,000円 3年ベーシック:無償 |
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