【Tips】最新スマートフォン『Xperia 1 V』で立体音響ヘッドトラッキング体験の紹介 自作マルチチャンネルコンテンツも立体音響で楽しめます
あまり大きな話題になっていないんですが、先日のHeadphones Connectのアップデートと、Xperia 1 Vの発売により、ソニーのヘッドホン製品で新しい機能が使える様になっています。立体音響のヘッドトラッキング機能になるのですが、対応しているスマートフォンがXperia 1 Vの1機種だけなのと、対応するヘッドホンも現時点ではWH-1000XM5だけという、非常に対応するパターンが少ないケースになるのですが、現在、予約が大ブレイクしている9月1日発売の「WF-1000XM5」も対応します。
WF-1000XM5の発売とともに体験出来るユーザーさんが爆発的に増えると思うんですが、その前にどんな機能なのか詳しく紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
上記は新発売の世界最高ノイズキャンセリング性能を誇る「WF-1000XM5」の商品情報ページに記載されている内容になります。同様の記載はオーバーヘッドタイプの「WH-1000XM5」にも記載されています。
Headphone Conncentのアップデート内容の紹介記事ではサラッと紹介してしまったんですが、このヘッドトラッキング機能に対応する製品は今のところスマートフォン「Xperia 1 V」だけで、他のモデルには機能搭載がありません。発売世代なのかと思って「Xperia 10 V」でも試したのですが、ヘッドトラッキング機能は使えませんでした。Xperia 1 IVやXperia PRO-Iも利用ができず、現時点でヘッドトラッキング機能が使えるスマートフォンはXperia 1 Vだけということになりそうです。(公式ホームページにも記載があります)
そして対応するヘッドホンですが、実はLinkBuds Sもヘッドトラッキングのためのジャイロセンサーは搭載していてLocatoneアプリではその機能を利用できたりしたので、てっきりLinkBuds Sも対応しているモノと思っていたのですが、そちらも非対応。本日時点でヘッドトラッキング機能が使えるヘッドホンは「WH-1000XM5」のみとなります。
9月1日に発売されるWF-1000XM5が使える様になると一気にユーザー数が増えそうですが、現時点ではXperia 1 VとWH-1000XM5をお持ちの方だけが試せる機能ということになります。2023年発売の「5」シリーズから対応ということになっていて、今後、対応製品が増えてくるかどうかは不透明なんですが少なくとも上位機種には搭載されていくんでしょう。
さて、Xperia 1 VにインストールしたHeadphones ConnectにWH-1000XM5を接続して、アプリを開くと「サウンド」タブの一番下に「立体音響とヘッドトラッキング」という項目が登場します。これは対象製品同士の接続でないと出てきません。
ここから設定画面をひらき「立体音響の最適化」と「Androidヘッドトラッキング」の設定を確認することで機能を利用することができるようになります。
「立体音響の最適化」ではヘッドホンのジャイロ機能の調整を行います。アプリの案内に従ってヘッドホンを装着した状態で頭を上下、左右に振って動作を調整します。
「Androidヘッドトラッキング」では、Bluetooth設定からデバイスの詳細に入り接続しているヘッドホンにある「ヘッドトラッキング」のスイッチをオンにすれば設定完了。私が設定したときはWH-1000XM5もWF-1000XM5も最初からオンになっていたのでデフォルトで機能は入っているモノと思います。
これで準備完了。
さて、設定が完了したXperia 1 VとWF-1000XM5、WH-1000XM5で楽しめる立体音響のヘッドトラッキング機能ですが、楽しめるアプリの数はまだ多くはありません。まずは360 Reality Audiioのコンテンツですが、残念ながらamazon music Unlimitedの360RAコンテンツが対象外になっていて再生出来ないんです。
なので再生が楽しめるのはソニーの「Artist Connection」や「360 Reality Audio Live」などのアプリになります。「Artist Connection」も最初はYOASOBIとかあったんですが、今はコンテンツが少なくなっていてちょっと残念。「360 Reality Audio Live」も今年の年初には宇多田ヒカルさんのライブが観られていたのですが、今は公開が終了してしまっています。
どこかでソニーさんが「立体音響のヘッドトラッキング機能」のキャンペーンとかが始まれば、またコンテンツの大量投入とかがあるかも。
それともう一つはYouTubeアプリで再生するYouTubeのマルチチャンネルコンテンツです。どうやら昨年の2022年春頃からYouTubeがマルチチャンネルコンテンツの配信に対応したようで、5.1ch音源のコンテンツをYouTubeアプリで再生するとヘッドトラッキング機能に対応してくれます。ブラウザで検索したYouTube動画再生では対応しないのでご注意を。
YouTubeで「マルチチャンネル」という言葉で検索しても該当するコンテンツはリストアップされなくて、それよりは「5.1ch」とかで再生した方が該当する動画が見つかります。フォーマット表記で判断することができなくて、聞いてみないことにはわからないんですが、再生してみて首をちょっと左右に向ければすぐに対応しているコンテンツかどうかはわかります。
ヘッドトラッキング機能を使って再生することができた動画をいくつかリストアップしてみました。
意外にも10年前にアップロードされたコンテンツなどでも対応したものがあり、探すのが超楽しそう。
対応製品が少ないので、今日の時点で体験出来る方は少ないと思いますが、面白いですよね。自分の前方に音が張り付いた感じになって、首を振ると音源の位置が「ヌルッ」と滑らかに移動していくのがわかります。2ch音声だけでサラウンドを疑似的に再現されても、フロントの音はわかるんですが、どれがリアの音声か判別しにくいところが、こうしてヘッドトラッキングが使えると、どの音がどこに位置するのかわかりやすくなるので、ヘッドホンで再現するサラウンドの最適な方法が実はヘッドトラッキングだったんじゃないかと思えます。
ドルビーアトモスの音が見つけられなかったのでわかりませんが、このソニーのヘッドトラッキング機能はどうやら上下の首の動きにも対応していて下を向くと音源が頭上に移動していくような感覚も味わえます。すごい、面白い。
で、このYouTubeのマルチチャンネルなんですが、自分で音源を作ることって出来ないのかな?を試してみたものがこちら。
先日、新型ショットガンマイクロホン『ECM-M1』を使ったテストの時に録ってきた音源で、Adobe Premiere Proを使って、5.1chの動画を作ってみました。
利用したのはECM-M1が使える8つの収音モードのうちの前後方向の指向性をセパレートで録音するモノと、左右の2chステレオのものです。この2つの音源を使って下記の様に編集しました。
Adobe Premiere Pro の素材置き場にあるコンテンツを右クリックして「変更」>「オーディオチャンネル」として、クリップのチャンネル形式を「5.1」に変更。これで録音されているch1の音をセンターに、ch2の音をサラウンド側に設定し、これで動画出力を5.1chで書き出してYouTubeにアップロードすれば、マルチチャンネルコンテンツになります。
こちらがECM-M1で収音した音声を5.1chで書き出した動画です。ヘッドトラッキングで再生すると前方の音が張り付いたように聞こえると思います。
これが出来る様になると、Vlog撮影時にサラウンドでの音声収録したくなってしまいますね♪ 新製品のECM-M1とPremiere Proを使えば、カンタンに作成できるのでチャレンジしてみてください。
立体音響のヘッドトラッキング機能は今のところ、ソニー製品ではXperia 1 Vだけのものになるんですが、いち早く、この機能を楽しみたい!という方はWF-1000XM5のご購入をどうぞ。今のところ、まだ発売日出荷でお買い上げいただけます。
【9月1日発売の世界最強ノイズキャンセリングイヤホン】
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ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WF-1000XM5 |
ソニーストア価格: 41,800 円税込 |
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発売日 | 2023年9月1日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | ヘッドホンケアプランワイド:初年度1,650円 ヘッドホンケアプランベーシック:無償 |
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ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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【ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンの最高峰モデル】
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ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WH-1000XM5 |
ソニーストア価格: 59,400円 税込 |
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発売日 | 2022年5月27日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:5,500円 3年ワイド/5年ベーシック:3,300円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
当店店頭にて実機展示中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
【ヘッドトラッキング機能対応SIMフリースマートフォン】
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Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 V (XQ-DQ44) |
ソニーストア価格: 194,700円(税込) |
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発売日 | 2023年7月14日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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【自分でマルチチャンネルコンテンツを作ってみよう!】
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ショットガンマイクロホン ECM-M1 |
ソニーストア価格: 42,900 円 税込 |
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発売日 | 2023年7月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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