”α1”の『鳥瞳AF』をテスト カワセミがどこまで撮れるかシミュレーション

本日は当店は定休日ですが、ちょっと試してみたいことがあって、ソニーショールーム/ソニーストア銀座さんへ、またまたお邪魔させていただいてきました。
まだ発売前ですので外に持ち出すことができないのですが、カワセミなどの茶町撮影でどこまで鳥瞳AFが効くモノか実験してきました。タブレットに今まで撮影した野鳥の写真を入れて、それで“α1”がどこまで瞳を見つけてくれるか実験です。

こんにちは、店員佐藤です。
今回もソニーショールーム/ソニーストア銀座で先行展示している”α1”を体験させてもらってきました。

2月4日から撮影データの持ち帰りが可能になり、自分で記録メディアを持ち込むと撮影したデータを記録して持って帰ることができます。先々週の取材時にはメディアスロットにテープでフタがしてあったのですが、現在は自由にメディアの差し替えができます。
私もメディアを持ち込んでSDカードでの連続撮影枚数などのテストをさせてもらってきたのですが、今日はそちらのレポートではなく、野鳥の瞳AFの実験の話。

今まで撮影した野鳥の写真をFlickrにいくつかアップロードしているのですが、それを今日は全部ダウンロードしてXperia 4 Tabletに入れてソニーショールーム/ソニーストア銀座へ持ち込みました。
立てかけたタブレットに鳥瞳AFが使える“α1”を向けて鳥瞳AFの実験です。

いきなりですが、鳥瞳AF、すごい効きます。このサイズでカワセミの瞳にAFが合うってすごすぎないですか? と行ってもこれは見ての通り背景もボケているし静止しているカワセミの画です。
それでもショールームでは今まで、とまっている野鳥の模型でしか実験ができず、鳥の留まっている時のシルエットで瞳AFが合うだけなのでは?という疑問からすると、こうして羽ばたいている姿でも瞳を見つけてくれるというのは大発見。
最初からすごいなー、と感激してしまいました。
さて、ここからもっと意地悪な写真がたくさんあるので試していきましょう。

こちらは水面をかけぬけていったときの様子。このサイズになるとさすがに瞳AFは効かず、ワイドエリアのままでは鳥を判別することもできていません。

こちらもカワセミの飛翔シーンですが、瞳は見つけていないものの、それでも被写体としてカワセミは捕らえています。

こちらも静止画ではありますが、羽ばたいているシーンで瞳を捕まえてくれています。実際の飛翔シーンではないので動きがあるときはどうか、というのは未知数ですが、少なくともこういうシーンでこのくらいの大きさでカワセミをフレームに捉えられれば、瞳AFが動作する可能性がある、というのがわかりました。

うーん、このサイズだと難しいみたいですね。
微妙なところですが、ある程度のサイズは必要そうです。

こちらは右のお母さんカワセミの方に瞳がきています。背中を向けている所なんですけど、これでも瞳AFが動作するんですね。

魚を捕ってきたところです。このシーンでは瞳AFはなぜか発動せず。ちょっとしか顔の向きで検知するかどうかがわかれるのかも。

こうしてお腹を見せているシーンでは瞳AFが発動しやすいようです。飛翔シーンでの瞳AF、期待できそうです。

水面にダイブしたシーン。さすがにこれは瞳を見つけられずにいますが、時間軸で飛び込む前から追っていたらどうでしょうね。

欄干にいるカワセミ。このサイズでは瞳AFどころかカワセミの体を見つけられずにいるんですが。。。

このサイズだと、背中を向けているのに瞳を見つけてくれています。
予想以上のすごさです。

こちらは、おなじみ日比谷公園にて。鳥のシルエットだけで追っているのではないようですね。
なかなかロジックが複雑そうです。
さて、カワセミの実験はここまでで、ここからはいろいろな野鳥で試してみましょう。

メジロです。“α1”が出荷になるのは3月19日ですので、緊急事態宣言がこのままいって都内でも発出が止まってくれれば、今年はソーシャルディスタンスを守りながらのお花見撮影ができるかも。
ウメジロや桜メジロに挑戦したいところですが、このメジロも瞳AFが発動しやすいようです。

目の位置がわかりやすい体だと瞳AF発動確率がかなり高そうです。

シジュウカラですが、こちらはやや見つけにくいみたいです。黒目が体の模様と重なっていると、ちょっと見つけにくそうですもんね。

こちらはアトリかな? こちらも瞳AFがなかなか発動しませんでした。

ウミウです。この鳥は体全体が黒いのですが、こちらも瞳AFは発動せず。

体が白く、一見、瞳がわかりやすそうなサギなんですけど、この鳥も瞳AFが全然発動しませんでした。体のシルエットがちょっと独特なので、これは難しい種類になるのかも。

ハクセキレイです。ちょっとマークがずれていますが、体のシルエットから瞳の位置を割り出しているみたいです。

こうして体のサイド方向から狙うと瞳AFは正確な場所にいきやすいみたいです。

なんとなく野鳥に似たシルエットかな?ということでシマリスでも試してみましたが、鳥瞳AFにしているときは、全然シマリスでは発動しません。シマリスは動物瞳AFにすると検知力はやや低めですが瞳を見つけてくれます。

こちらは一昨年のシーズンに日比谷公園で話題になっていたニシオジロビタキです。こうして見つけにくい野鳥での瞳AFが効くと、鳥発見器みたいに使えるかも!? 野鳥の会などに参加すると「どこ?どこにいるの?」と、他のバーダーさんに聞いてばかりになってしまうんですが、“α1”があればパッと野鳥を見つけられたりして。

オナガです。こちらもシルエットがはっきりしていると瞳の位置が見つけやすいんでしょうね。頭の上半分が真っ黒の鳥なんですが瞳を正確に見つけてくれています。

ムクドリです。こちらは全然瞳を見つけてくれませんでした。逆光だと難しいのかも。

スズメも目が体の模様に隠れがちですが、この写真では簡単に瞳にフォーカスしています。

こちらもシジュウカラですが、瞳をバッチリ。

オスのシジュウカラかな? ネクタイが太めだと瞳を見つけにくいのかな? でも、野鳥の体は見つけてくれています。
動物瞳AFもそうなんですが、瞳が見つけられなくても被写体としては認識しているのってすごいですよね。ここでAFが合っているなら、普通に写真はちゃんと撮れていると思います。

キセキレイです。ご飯をくわえていますが、瞳はちゃんと見つけてくれています。

コゲラです。キツツキの背中側からでも瞳を検知しているってさすが!

ゴジュウカラです。これだけ枝の間に隠れていると、ちょっと見つけにくいかな。実践ではどうなるでしょうね。

顔の正面は瞳が見つけにくい、とのことですが、野鳥がこちらをしっかりと向くことはあまりないので、そういうのはレアケースかも。

カモですが、瞳ではなく顔認識をしているみたいです。
カモなどの水鳥は独特のシルエットになるのですが、こちらもロジックとしては追ってくれているみたいです。

アオサギ。やはりサギ類は瞳AFが発動しないかも。

ソニーショールーム/ソニーストア銀座にフィギュア展示もあるヤマガラですが、この鳥は瞳AFが発動しにくいようです。

メジロです。この時期は体を丸くしていることが多いのですが、こうしたシルエットでも瞳AFで見つけてくれます。

寒がりのエナガです。体をまん丸にしていても瞳を見つけてくれました。シマエナガとかでも瞳AF、いけそうですね。

このシルエットでも瞳AFが発動してくれました。小鳥はAFが効きやすいかも。

ウグイスです。瞳AF、ばっちり。

カシラダカです。これで瞳を見つけてくれています。鳥発見器としてつかえそう!
ということで、野鳥写真で試す、“α1”の鳥瞳AF実験でした。
単に瞳AFの発動があるかどうかを試しただけで、あまり参考にはなりませんが、ある程度のサイズで野鳥を捕らえられればガッツリといけそうな気はします。
SEL100400GMとかSEL200600Gと組み合わせての“α1”での野鳥撮影、早く試してみたいですね!
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| デジタル一眼カメラα1 ILCE-1 |
ソニーストア価格: 935,000円 税込 |
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| 発売日 | 2021年3月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:88,000円 3年ワイド/5年ベーシック:44,000円 3年ベーシック:無償 |
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