GT-Rに乗ってきました! アクションカムで撮る『日産ブロガー試乗会』
日本が世界に誇るスポーツカー「日産GT-R」を試乗できますよ、一緒にいかがですか?と、お声がけをいただき、二つ返事で「是非!参加させてください!」ということで追浜にある日産のテストコースへいそいそとお邪魔してまいりました。
「日産ブロガー試乗会」の参加レポートをお届けします。
こんにちは、店員佐藤です。
「日産GT-R」と言えば東京近郊のソニーファンにはおなじみですね。GINZA PLACEにソニーショールーム/ソニーストア銀座が引っ越して、GINZA PLACEの1F、2Fが日産のショールームになっています。4Fにあるソニーショールームへお邪魔する際にエスカレーターで行くと必ずお出迎えしてくれるのが日産のスーパーカーです。
1000万円以上するスポーツカーで何度かシートに座らせていただくことはありましたが、まず運転できる機会はないだろうな、と、思っていたものがいきなりやってきました。
日産のTVCMで「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」という言葉はかなり浸透していると思いますが車に興味がない方には意味はほとんど伝わっていないかと思います。
私もそうです。
今回はブロガーさん向けに日産の代表車種を試乗してもらい、情報発信をしてください、という1回目のイベントです。光栄にもお誘いをいただき、GINZA PLACEでのソニーショールームのコラボレーションもあるし、無理やりソニーネタ、ということにして有休をとって取材させてもらってきました。
こうしたブロガーイベントに私が参加するのはほとんど99%、ソニーさん絡みのものだけです。ものすごいアウェー感で、車に詳しい人ばかり参加されているんだろうなぁ、と、思っていたのですが、参加された方の多くがなんと、ソニーαを使っているという異常事態。
私がみたところ7割くらいの人がαを使っていて、他社のカメラを使っているのは日産の公式カメラマンさんとあとは数名程度でした。
情報感度の高い、ブロガーさんのほとんどがソニーαを使っているってすごくないですか? というか、カメラだけみているといつも通りのソニーイベントという感じさえします。アウェー感はおかげでかなり薄まりました。
さて、今回、試乗できるのは日産で用意した17車種です。時間交代で1台につき5分、一人5台まで指定して乗車することができます。A組とB組に分かれて試乗するのですが、A組が試乗しているときにB組の人は同乗させてもらうことができるので、うまく運用すれば10台の車に乗ることができます。
試乗するのは追浜にある日産のテストコースです。最初に注意がありましたが、ここはサーキットではなく一般道を模したコースになっているので、交通規制(主に速度制限)に従って運転するように指示されます。
とはいえ、直線道路で100km/hまで出せる区間はあります。
首都高の段差を表現したもの、ダンプなどでできるわだちのある道路や、うねりのある道も再現されていて、それらの道を試乗車で体験することができます。
走行前に日産の広報の方からこうした案内と、今日、味わってもらいたい日産のドライビング体験について説明があります。
たくさんの情報を詰め込んでいただきましたが「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」というのは、日産の「自動運転化」につながるセーフティアシストの機能、電動化による新しい運転体験、そしてつながるクルマということで社会インフラの一部になるための存在になるべく進化していく話でした。
参加される方には必ず完全電気自動車の「リーフ」には一度乗車することを義務付けられるほかはあとは自由に車種を選んでよいそうです。
基本的には5回のチャンスがあるんですが、都度、早い者勝ちということになっています。20人で10回の乗車をすることになるのですが、人気車種の「GT-R」は2台用意されているので、かならず1回は乗れるようになっているのと、参加されている方が男性陣だけではなく女性もいらして、全員スポーツカーに乗りたい、というわけでもなく、かなり平和にクルマ選びはできました。私も希望する車には全部乗れています。
で、最初に選んだのは「リーフ」ではなく、ガソリンエンジンで発電する『NOTE(ノート) e-POWER』でした。
「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を象徴する車種です。
あいにくトヨタのプリウスなどのハイブリッド車も運転したことがないので違いがわからないのですが、『ノート e-POWER』はエンジンを発電専用で使っていて動力には直接使っていないそうです。
アクセル開度に直接連動せずにエンジンが動作するのでエアコンが2台搭載されているみたいな感じで運転ができます。
エンジンで発電する「e-POWER」ですが「Sモード」という走行モードを用意していてアクセルペダルだけでブレーキも制御できるワンペダルによる運転方式を実現。感覚的にはエンジンブレーキが強力に効くオートマに乗っている感じで、ペダルを離すと停止するまで速度を落とし続けてくれます。
速度を維持したいときはニュートラルなスピードになるところにアクセル開度をおいておいて、スピードを減速したいときはちょっとだけ戻すと減速をする、という感覚です。
すぐに慣れます。というか、これを使うとブレーキペダルは緊急時だけの使用でできてしまいます。ブレーキとアクセルの踏み間違いで事故が起きていますが、それも解消できるんじゃないですかね?
モーター駆動だとエンジンの回転数に関係なく踏めばどこででも加速をしてくれるというのも新しい感覚。CVTと違ってエンジンの回転数をあげなくても瞬時に加速をしてくれます。
なるほど、これは面白いです。実際の走行の様子はこちらです。
電気自動車初体験でした。
続いては一緒に参加しているyasさんの試乗に同乗させていただきました。こちらは『セレナ e-POWER』です。2018年上半期のミニバン販売台数1位の車だそうです。
こちらもノートと同様にエンジンを発電にだけ使っているほぼ電気自動車です。
ドライブフィールはほぼ一緒で、やはりe-PEDALに感動。オートマのエンジンブレーキはほとんど効きませんが、マニュアルの車でシフトダウンをすると坂道などでブレーキを使う頻度を減らせますね。感覚的にはあれの2~3倍は効く感じです。
しかし、このセレナの後部座席も進化していますね。今どきの車は全席にUSB端子が用意されていて、個人個人のスマートフォンが自由に充電できるようになっているんですね。
昨年1月に15年ぶりくらいに車を軽自動車に買い替えたんですが、今どきのカーオーディオにもUSB端子やらBluetooth機能が搭載されていて衝撃を受けたのですが、車の進化は早いなー。
続いては待望の「NISSAN GT-R」です。グランツーリスモでは何度も運転してはぶつけていますが、ぶつけてはいけないGT-Rは初めてです。
いつ乗っている「ワゴンR」とは免許自体が違っててもおかしくないほどの別の乗り物。そういえば今回試乗させてもらった車はどれもイグニッションキーがなくて「スタート」ボタンでエンジンをかけるんでした。
ハンドル追従のパドルシフトがついていて、Dレンジでのオートマドライブの時もシフトダウン、アップが自由に操作可能。シフトアップを長押しすると再びDレンジに入り、操作すればマニュアルモードにまた戻ってきます。
油圧やブースト計などはカーナビの画面に表示することができ、さらにはGメーターも表示ができるなど、まるでPS4のグランツーリスモを操作しているみたい(実際には逆なわけですが)
一般道の法定速度60㎞/hのスピードメーターが一番下を指すなど、いったい、何km/hで走ることを想定しているんだ?という演出も感じます。
ワゴンRではなかなか到達しない100km/hまでの加速もGT-Rだとほんの一瞬。1秒もペダルを踏めない感じでした。
もっと乗りたーい!だけしか残らない5分を体験できました。
アクションカムを頭部に装着して撮影することができたので、その動画を紹介します。ナビゲーターさんを撮影することができないため一部編集していますが、雰囲気が伝わるでしょうか?
GT-Rに乗ったら次はこれ! 『Z』です。
3.7リッターNAエンジンの『Z』はGT-Rとはまた違ったスポーツフィーリングの車です。こちらも直線に入るときにわざとスピードを落としておいて100km/hまでの加速を楽しんでください、ということだったのですが、エンジンのふけあがる音が最高!
アクションカムで撮影してきたものがこちらです。座席後部にカメラを固定させてもらって2カメ状態にすることができたので、片方にはGPSを元にしたスピードメーターを表示してみました。テストコースのどこを走っているのかも表示されます。
撮影時にアクションカムのGPS機能をあらかじめオンにしておくことで動画撮影時に位置情報を一緒に記録してくれます。帰宅してからPCに「PlayMemories Home」を使って動画を取り込み「ツール」>「ビデオの編集/変換」>「マルチビューを作成」でGPS信号を元にしたルート軌跡、スピードメーターを表示させると上記の様な動画が作成できます。
こういう撮影にはソニーのアクションカムはもってこいですね。
午前中最後の車は「日産 ニューモビリティコンセプト」でした。近距離、個人用と向けの電気自動車で縦に二人乗りができます。
一番スピード感を感じられる車で遊園地のゴーカートの速度規制なし版といった感じ。荷物があるときは一人乗りで。二人で移動するときは荷物はなしで、という感じ。
リーフとニューモビリティコンセプトの中間くらいの車、軽自動車サイズの電気自動車って出てこないですかね。
と、ここで午前の部は終了です。5サイクルしてA組は3台、B組は2台の車に試乗してお昼休憩に入ります。
お昼がこれまた超豪華なビュッフェが用意されていて、ものすごいおもてなしを受けました。
すごいのはこれらのスイーツのひとつひとつにテーマがあること。テーマというのが。。。
なんと、先ほど試乗した日産車のボディカラーにあわせたデザート類。表に駐車している試乗車と同じカラーのデザートが並ぶんです。
一度、試乗させてもらっただけでカーマインレッドのZと、オーロラフレアブルーパールのGT-Rとはお友達になれた気がしているんですが、ますます親密になれてしまった感じがします。
おなかを満たして午後の一発目はこちら。
日産「シーマ」です。最高級ブランドの1台です。
本当は運転したいのではなくて後部座席に座りたいところなんですがw、いや、こういう車を運転する機会も滅多にありません。
運転の乗り味も重厚です。誰が運転しても丁寧な運転になりそうです。それでいて100km/h加速ではドバっとパワーが出て車体を軽く感じられる瞬間も。
こういう車を運転できる仕事につきたいなー。
A組、B組とは関係のないところで「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」体験コーナーとしてリーフに乗って「e-PEDAL」と自動駐車システムの「Pro PILOT Parking」を体験出来る用意もあります。
こちらは体験試乗に15分もかからないので、ひとつの時間枠で2名まで体験ができます。「Pro PILOT Parking」を体験させてもらった様子がこちらです。
ボタンひとつで本当に駐車が可能。真上からの俯瞰の画をみながら自由に駐車スペースを設定できるなど、まるでテレビゲーム感覚です。
ワンペダルで運転ができる「e-PEDAL」ではパイロン走行を試します。
回生モーターで減速するのでブレーキパッドを消耗しないそうです。ペダルを抜いたままだと停止するまで減速します。街中でもふんわりとした操作をすればブレーキを踏まずに走行ができます。
普通のオートマには戻りたくなくなります。
他にも多数の車を運転させていただきました。
「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」ですっかり未来感のとりこです。
20年ほど前にラジコンに凝った事があるんですが子供の時と違って電気抵抗でモーターの出力を制御するのではなくICの力を借りて非常にスムーズに運転ができるのと、ラップタイム計測などができるようになって、ICの力を借りた進化に驚いたことがありますが、本物の自動車のほうで今度はそれが起こり始めた感じがします。
電力によるパワートレインの変更と、デジタル技術による運転補助システムの進化はスゴいことになっていますね。
その後、今度は日産の「デザイン」について説明をいただきます。製品のカラーについてはソニー製品もこだわりをもってデザインされていますが、車にも車の世界の色があるんですね。
最後に、こんなお土産をいただいて解散です。すっかり日産のファンになってしまっています。
テストコースを走らせてもらった試乗車が最後に一列になってお見送りしてくれています。
さて、今回の撮影ですが持って行ったカメラですが、デジタル一眼カメラ“α6500”に超ワイドズームレンズ「SEL1018」を装着して車内撮影をしています。こうした望遠撮影はサイバーショット「DSC-RX100M6」を持って行かせてもらいました。
見ての通り、今回はクルマを運転させてもらうので望遠レンズは必要がないかな?と、思っていたのですが24-200mm相当で撮影ができるDSC-RX100M6のおかげで最後の整列シーンでは印象的な写真が撮れた感じです。
そして、メインである試乗シーンについてですが、あらかじめ運転中は撮影は禁止となっていて、あらかじめ固定して撮影しているカメラについては可(運転に集中してもらえるようにしています)。頭部に固定している場合もOKとなっていたので、アクションカムがメインカメラになっています。
これをキャップクリップ「AKA-CAP1」と帽子を使って頭部に固定して撮影しました。FDR-X3000なら光学式手振れ補正+4K解像度で撮影ができます。
予備用に2台用意してそれぞれを交互に使ってバッテリー4本を使って約10台の試乗撮影をしてきました。
自分で試乗しながら撮影もするというのはわりと忙しく運転中は画角のチェックもできないのですが、ライブビューリモコンのおかげで録画の失敗もなく、無事4K撮影ができてほっとしています。
写真での記録も良いのですが、動画で撮影すると音声も雰囲気もそのまま残ります。GT-RやZの感動がこれでいつでも蘇ります♪ こういうシーンではやっぱりソニーのアクションカムですね。
夏の旅行や、アクティビティの記録に、是非、ご利用になってみてください。
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