【レビュー】第13世代Coreプロセッサー搭載『VAIO SX14』フォトレビュー
VAIO F14/F16が発売になり新しいラインナップが加わった2023年のVAIOシリーズに新型モデルが登場しました。大きな飛躍を遂げたインテルの第12世代Coreプロセッサーからさらに進化した第13世代Coreプロセッサーを搭載する新「VAIO SX14」が登場です。
こんにちは、店員佐藤です。
今年でVAIO(株)スタートから9周年。いよいよ来年は10周年というところですが、ここでVAIO(株)が第2章に突入ということで、VAIOのラインナップが今年から変更されました。ソニーVAIOのときには10シリーズくらいのラインナップになっていたものが、VAIO(株)になって整理されてVAIO S11/S13/S15の3機種のラインナップになっていたものが、気がつけば6シリーズに増えて、それぞれ、ポジショニングもはっきりしてきました。
ハイエンドモデルを中心に展開してきたVAIO(株)ですが、今年からはVAIO F14/F16という安価でいて基本性能のしっかりしたモデルをスタンダードシリーズとして新展開。AdvanceシリーズとしてVAIO S13/S15があり、さらにその上のハイエンドシリーズとしてVAIO SX12/SX14をラインナップ。その中でも最高峰のシリーズとして「ALL BLACK Edition」が位置しています。
今回モデルチェンジが発表になったのはハイエンドシリーズの「VAIO SX12」「VAIO SX14」になります。
10年に一度の進化と言われるインテルCoreプロセッサーの第12世代から、さらにパワーアップした第13世代Coreプロセッサーを搭載しての登場となります。
こちらが「VAIO SX14」本体になります。ディスプレイの額縁がほとんどなくなったデザインになり、従来の13.3型ボディに14型ディスプレイを搭載。ボディサイズはそのままに画面サイズだけアップグレードしたのが「VAIO SX14」シリーズになりますが、今回のモデルで6世代目のモデルチェンジになります。
モバイルでも妥協しない、4Kディスプレイの選択が可能な超軽量モバイルノートになっています。
外見上の大きな変化はなく、専用ACアダプターを使わずUSB Type C対応アダプターでの充電ができる仕様になっています。この薄型ボディにHDMI端子、有線LAN端子も装備。USB Type C ×2、USB type A×2の拡張性もそのまま。
ACアダプターは変更になっておりVJ8PD65W2(写真左)のものに変更されました。同じくUSB Power Delivery対応のVJ8PD65W(写真右)から、プラグ電源コードタイプのものになっています。
写真の様にある程度、間隔の空いているコンセントであれば問題ないのですが、小型の電源タップなどでACアダプター一回コンセントだと場所を取ってしまい他の差し込み口を塞いでしまうことがあるのですが、それを解決できるようにしているそうです。
ボディの向かって左側面にはUSB type A端子とイヤホンジャックを装備。ファンの排熱口も左側に出ています。
キーボードはお皿のように真ん中がくぼむデザインがされています。今回はこのキーボードで当店blog記事の原稿入力を試してみましたが、静音キーボードでカチャカチャ言わないこと、それとキートップの真ん中がヘコんでいることでタッチタイピングしているときに指の位置が自然とキートップの真ん中を叩くようになるので入力しているうちにポジションが変わっていってしまうということがなく、気持ち良いキー入力ができます。
ビジネスの場においては「生産性をあげる」ための機能になりますが、プライベートで使っている時はついつい長文入力をしたくなるキーボードになっています。
以前のソニーVAIO時代の「世界最薄・最軽量」を狙っていたボディでは背面にはビスが見えない様にデザイン重視で設計されていましたが現在のVAIO(株)製モデルでは必要なところにビスを使い、本体強度を高める、耐久性・堅牢性を高める設計になっています。
ビスがあるからと言ってひっかかる感じの所はなく、フラット形状はそのまま。さすが6世代目のSX14だけあって、究極のデザインになってる感じ。
キーボードは仕様を自分で選べる様になっています。こちらのモデルは日本語キーボードのかな文字印字をなくしたモデルです。一見、英字キーボードみたいに見えるスッキリしたデザインですが配列は日本語キーボードになっています。
かな入力を使われている方もいらっしゃいますが、その数は割合としてはかなり少なく、多くの方はかな文字の印字がキートップにあっても観ていないと思います。
こうしてかな文字を消して使っても、ローマ字入力をしている方には特にデメリットはありません。(たまにかな入力をする方にVAIOを使って文字入力をしてもらう機会というのがあるのかもしれませんが、当店店頭ではいまだにかな入力をされているお客様の相談はなかったかと思います)
キーボードはバックライトが使えます。暗いところでVAIOの文字入力をした方が視認性が高まるほどの見やすさです。
さて、短い時間ですがVAIOの実機を使わせてもらえたので、自宅で少しだけですが、操作を試してみました。
まずは無線LAN機能についてですが、このモデルは新規格の「Wi-Fi 6E」に対応しています。昨年夏に企画された6GHz帯を使う無線LAN規格に対応しています。たまたまですが、その直後に自宅のWi-Fiルーターが壊れてしまい、対応する機器はなにもないのに自宅の無線LANルーターはWi-Fi 6E対応になっています。
Wi-Fi6E対応のVAIOを持ち帰るのは初めてだったので、ワクワクしながら接続したのですが、無事、見事、6GHz帯での無線LAN接続ができました。Xperia 1 IVやXperia 5 IVもWi-Fi 6Eに対応しているのですが、PCでの接続はこれが初!
新規格のWi-Fi 6Eならさぞかし接続スピードも速いと思われるかもしれませんが、接続に、まだほとんど誰も使っていない6GHz帯が使える、ということがメリットで接続スピード自体はWi-Fi 6Eの5GHzと変わりはありません。
それでも自宅マンションでもすでに周りで5GHz帯を使っているご家庭は増えてきていて、狭い帯域なのでいつも埋まっています。それを回避して、今のところ、我が家以外ではどこも6GHz帯を使っていないスカスカの広い帯域を優先して使わせてもらっている感じで気持ち良いかも。
Xperia 1 IVもそうなんですが、VAIO SX14も確認するとネットワーク帯域は6GHzを使っていました。
そしてこちらはVAIOの機能というわけではないのですが、インテル発のソフトウェアで「インテル Unison」という機能が第13世代Coreプロセッサー搭載VAIOについてきます。
Windowsにはもともと「スマートフォン連携」なるアプリがあり、AndroidスマートフォンとBluetoothで接続して通話着信やメッセージ確認ができる機能があるんですが、こちらはiPhoneにも対応した連携アプリになるようです。
実際に使ってみたところWindowsの「スマートフォン連携」よりもわかりやすく、通話着信やメッセージ確認のみならず、ファイルの転送なども「インテル Unison」を使ってやりとりすることができます。
Windows提供の「スマートフォン連携」では、スマートフォンのカメラロールとスクリーンキャプチャのフォルダでしか画像のやりとりができなくて、結局、エクスプローラーを使ってファイルの出し入れをするんですが「インテル Unison」ではちゃんとXperiaにある画像をPCから引っ張り出すことができました。
通話着信の際にもVAIOに搭載されているAIノイズキャンセリング機能を使って、電話先の環境ノイズまでクリアにしてくれる機能が使えたり、会議が頻繁にある方にはこの上なく、便利に使える機能になるかと思います。
コロナ禍の中でのVAIOの開発でもっとも進化したのがWebカメラ機能とも思えます。自宅で使っている2019年発売のVAIO S153では、カメラ機能やマイク機能は特になにも付いていなかったモノが、2023年モデルのVAIO SXシリーズではご覧の通り、背景ぼかしや自動フレーミング、顔優先AE、逆光補正ができるなど、まるでソニーVlogcam「ZV-E1」並みの多機能カメラになっています。
マイクについても指向性を高めて正面以外の音ノイズを消してしまう機能などを搭載。
この快適さを得られるのはテレビ会議をしているときの向こう側の人達になるんですが、見やすい画像や聞き取りやすい音声は、会議の席においては発言力を高める機能に働くと思います。
ということで、あいにく試用期間中にテレビ会議がなかったため、自宅で2台のVAIOを使って、ひとりで会議のシミュレーションをしてみました。2台のVAIOをMicrosoft Teamsでつないで、話をしているのと反対側のVAIOで会議を録画録音する、というのをやってみました。
圧倒的な違いが出るので、これは是非、PCのスピーカーで音声を出して聞いてみてもらいたんですが、すごい進化をしています。(VAIO SX14の記事ですが、実際のWebカメラのテストはSX12で行っています。仕様は同じです。)
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冒頭で説明しているオートフレーミング機能ってすごくないですか!? まるでソニー「ZV-E1」のオートフレーミングみたいに左右のパンだけではなく、遠い被写体についてはズームアップまでしてくれています。まるでカメラマンさんがいるみたいな会議動画になります。
収録した画像はAdobe Premiere Proでつなぎの編集+テロップ入れをしていますが、画質調整や音声調整は一切していません。マイク音声もVAIO内蔵のマイクを使っています。
2019年発売のVAIO S15はコロナウイルスの感染拡大がある直前のモデルです。その後、オンライン会議全盛時代を迎えることになり、VAIO(株)でも開発者さん達が皆さん、テレワーク&テレビ会議で新モデルの開発をされていたはず。その成果がこうした形で非常に早い進化をしているんだと思います。
こういう機能、使わないと損ですね。これでオンライン飲み会とかやったら、すごく高いクオリティで話ができそうです。(^^)
■VAIO SX14
パーソナルコンピューター VAIO SX14 (2023年6月発売モデル) VJS1461 |
ソニーストア価格: 199,800 円税込~ |
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発売日 | 2023年6月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
3年ワイド:11,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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パーソナルコンピューター VAIO SX14 (2023年6月発売モデル) VJS1461 | 勝色特別仕様 |
ソニーストア価格: 259,801 円税込~ |
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発売日 | 2023年6月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
3年ワイド:11,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニー提携カード決済で3%オフ |
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パーソナルコンピューター VAIO SX14 (2023年6月発売モデル) ALL BLACK EDITION |
ソニーストア価格: 254,801 円税込~ |
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発売日 | 2023年6月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
3年ワイド:11,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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