【これを読めば全てわかる!】質量約440g!ズーム全域開放F値2.8を実現!焦点距離24-50mmの標準域ズームレンズ『SEL2450G』総まとめレビュー!
35mmフルサイズ対応Eマウントレンズとして、小型軽量ながら焦点距離24mmから50mmまでをカバーする、ズーム全域開放F値2.8の標準域ズームレンズ『SEL2450G』に関する当店の記事をまとめたページになります。
機能や実機の様子、実際に「SEL2450G」で撮影した店員による作例などをご覧いただけます。
■「SEL2450G」の機能まとめ
- F2.8の表現力と高い描写性能を備えた小型・軽量デザインの標準ズームGレンズ
- 24mmから50mmまでのズーム全域ですぐれた解像性能
- 開放F値2.8の明るさをズーム全域で実現
- 取り回しのよい最大径74.8mm×長さ92.3mmのコンパクトな筐体迫力のある近接撮影性能
- 4枚の非球面レンズと2枚のED(特殊低分散)ガラスを効果的に配置し、色収差など諸収差を低減
- 最大撮影倍率は0.30倍(AF時)/0.33倍(MF時)、最短撮影距離は0.19m(AF時)/0.18m(MF時)
- α9 IIIの最高約120コマ/秒の高速連写にも対応
- 重さをわずか約440g
- 「ブリージング補正機能」に対応
- 11枚羽根の円形絞りユニット
- 絞りリング・絞りリングクリック切り換えスイッチ
- AF/MFを瞬時に切り換えられるフォーカスモードスイッチ
- ボディ側からカスタマイズできるフォーカスホールドボタン
- タイムラグが少なく応答性に優れた「リニア・レスポンスMF」を採用
■「SEL2450G」詳細
「SEL2450G」はズーム全域開放F値2.8の標準域ズームレンズになり、35mmフルサイズ対応Eマウントレンズとして、小型軽量ながら焦点距離24mmから50mmまでをカバーします。日常のスナップや風景、ポートレートなど、静止画・動画問わず幅広い被写体や多様なシーンに活躍できるレンズです。
従来、G Masterレンズでなければ開放F値「F2.8」はラインナップされなかったのですが、今回のモデル「SEL2450G」はフルサイズのGレンズとして初めてF2.8通しで使えるレンズになっています。
大口径レンズながら質量約440gの圧倒的な小型・軽量デザインとなっており、取り回しのよい最大径74.8mm×長さ92.3mmのコンパクトな筐体が特徴です。
4枚の非球面レンズ、大口径F2.8など高性能にこだわりながらも、取り回しのよい最大径74.8mm×長さ92.3mmのコンパクトな筐体を妥協なく実現。
エンジニアリングプラスチックを効果的に使用することで耐久性を高めながら、重さをわずか約440gに抑えています。そのため、どこへでも手軽に持ち運ぶことができ、長時間の撮影時でも快適に撮影できます。
価格 | 焦点距離 | 解放絞り | 重量 | 絞り羽根 | 特徴 | |
SEL2450G | 18万円前後 | 24-50 | 2.8 | 440g | 11枚 | 軽量コンパクトなF2.8 写真向けレンズ |
SEL2070G | 184,800 円 | 20-70 | 4 | 488g | 9枚 | 超広角20mmが使える 動画向けレンズ |
SEL24105G | 164,593 円 | 24-105 | 4 | 663g | 9枚 | 望遠105mmまで レンズ交換無し |
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上記は「SEL2070G」「SEL24105G」など最初の1本として人気のあるズームレンズとの比較です。おそらくこの3本でどれにする迷われる方が多いと思います。
動画撮影をメインで考えた場合は手振れ補正アクティブなどで画角がやや狭まることを考えて一回り広角なレンズが使いたくなるので「SEL2070G」、オールマイティに望遠域まで1本のレンズで済ませたいと言う方は「SEL24105G」が選択肢に上がってきます。
「SEL2450G」はF2.8でありながらF4レンズ同等のサイズで、G Masterと比べてはるかに小さくて軽いのがかなり魅力的。さらに11枚羽根なので、少し絞っても綺麗な円形を保ちます。大きなボケや暗所でもシャッタースピードを上げられる明るいレンズとして考えると写真主体で使われる方が選択されるレンズになると思います。
最大撮影倍率は0.30倍(AF時)/0.33倍(MF時)で、最短撮影距離は0.19m(AF時)/0.18m(MF時)と広い範囲で優れた近接撮影性能を発揮。コンパクトなサイズ感とも相まって、テーブルフォトなどの近接撮影に最適なレンズです。
描写力もMTF曲線を比較するとレンズ中央部分の解像度はG Masterレンズにはかなわないものの、レンズ周辺部の解像度はG Masterレンズ並みの解像度となっています。
ILCE-7CM2 50mm 1/400秒 F2.8 ISO100
ほぼ全域で単焦点レンズの様なボケが楽しめるので、24mmと35mm、50mmの単焦点レンズがこれだけコンパクトなボディで1本で使えると思うとかなりお買い得。
この画質を得るには今までG Masterレンズを購入するしかなかったのですが、ここにきて手頃なGレンズとしての登場となりました。
型名 | SEL2470Z | SEL2070G | SEL24105G | SEL2450G | SEL2470GM2 | SEL2470GM |
ストア価格 | 119,900円 | 184,800円 | 164,593円 | 180,400円 | 308,000円 | 253,000円 |
発売日 | 2014.1.24 | 2023.2.10 | 2017.11.25 | 2024.5.17 | 2022.6.10 | 2016.4.28 |
名称 | FE 24-70mm F4 ZA OSS |
FE 20-70 mm F4 G |
FE 24-105mm F4 G OSS |
FE 24-50mm F2.8 G |
FE 24-70mm 2.8 GM II |
FE 24-70mm F2.8 GM |
焦点距離 | 24-70 | 20-70 | 24-105 | 24-50 | 24-70 | 24-70 |
レンズ構成 | 10月12日 | 13-16 | 14-17 | 13-16 | 15-20 | 13-18 |
開放絞り | 4 | 4 | 4 | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
最小絞り | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 |
絞り羽根 (枚) | 7 | 9 | 9 | 11 | 11 | 9 |
円形絞り | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
最短撮影距離 (m) | 0.4 | 0.3(W)-0.25(T) | 0.38 | 0.19(W)-0.3(T) | 0.21(W)-0.3(T) | 0.38 |
最大撮影倍率 | 0.2 | 0.39 | 0.31 | 0.3 | 0.32 | 0.24 |
フィルター径 | 67 | 72 | 77 | 67 | 82 | 82 |
フォーカシング モーター |
リニアモーター×1 | XDリニア×2 | DDSSM | リニアモーター×2 | XDリニア×2 | DDSSM |
フォーカス モードスイッチ |
× | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
絞りリング | × | ○ | × | ○ | ○ | × |
絞りクリック | × | ○ | × | ○ | ○ | × |
アイリスロック | × | ○ | × | × | ○ | × |
手ブレ補正 | レンズ内手 ブレ補正方式 |
– (ボディ側対応) |
レンズ内 手ブレ補正方式 |
– (ボディ側対応) |
– (ボディ側対応) |
– (ボディ側対応) |
α9III連写対応 | 15コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 |
外形寸法(mm) | 73 x 94.5 | 78.7 x 99 | 83.4 x 113.3 | 74.8 x 92.3 | 87.8 x 119.9 | 87.6 x 136 |
質量(g) | 426 | 488 | 663 | 440 | 695 | 886 |
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ざっくりですが、キットレンズ以外のフルサイズEマウントの標準域のズームレンズを6本、仕様比較すると上記のようになります。
G Masterレンズとの価格差は5万~10万円ほどありますので、それを踏まえると「SEL2450G」はかなり魅力的です。望遠域が70mmまでいかず50mmまでとなってるのは、その文で小型軽量化を図り、無理の無い設計をして画質を担保しているものと思われます。
フィルター径の67mmはSEL2470Zと共通。プロテクターやPLフィルター、NDフィルターがそのまま使い回せます。
小型ながらもボディにはフォーカス、ズーム、絞りの3つのコントロールリングが搭載されており、静止画や動画の撮影時に直感的に操作することができます。絞りリングは動画撮影時に便利なクリックのON/OFFが可能です。また、AF/MFを瞬時に切り換えられるフォーカスモードスイッチや、好きな機能を割り当てられるフォーカスホールドボタンなども搭載しています。
マニュアルフォーカス時の繊細なリング操作にもレスポンスよく反応する「リニア・レスポンスMF」を採用。リング回転角度に対応したフォーカス移動で精緻なピント合わせができるため、動画撮影時のラックフォーカス操作などで撮影者の意図がダイレクトに反映できます。
2基のリニアモーターは本レンズに最適化されており、高度なレンズ制御による精度と圧倒的なスピードで被写体を捉えます。α9 IIIの最高約120コマ/秒の高速連写にも対応するトラッキング性能も有しています。
また、αシリーズボディの手ブレ補正「アクティブモード」と組み合わせることで、歩きながらの手持ち撮影でも安定した動画を撮影できます。加えて、本レンズはαシリーズボディの「ブリージング補正機能」にも対応しています。
■「SEL2450G」実機レビュー
α7 IVに装着された「SEL2450G」です。サイズ的にバランスが良く「カメラの画を描いてみて」と言われて自分で紙にカメラの絵を描いたらこういうバランスの絵になるんだろうな、という感じのレンズサイズになっています。
インナーフォーカスになっているのでフォーカス移動時にレンズは延びないし、直進するリニアモーターを2基搭載してるのでレンズ回転もありませんが、ズーム時はレンズが伸縮します。テレ端にしたときが最小サイズになります。
焦点距離24mmのワイド端にするとここまで延びます。伸び率は他のズームレンズと比べてもかなり短めです。
ちなみに開放絞り値「F2.8」のズームレンズとしては驚異的な小型軽量レンズになっていて、フルサイズセンサー対応のF2.8 ズームレンズと言えば、今まではG Masterレンズしかラインナップされていませんでした。
型名 | SEL2470GM | SEL2470GM2 | SEL2450G |
ストア価格 | 253,000円 | 308,000円 | 180,400円 |
発売日 | 2016.4.28 | 2022.6.10 | 2024.5.17 |
レンズ構成 | 13-18 | 15-20 | 13-16 |
開放絞り | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
最小絞り | 22 | 22 | 22 |
絞り羽根 (枚) | 9 | 11 | 11 |
円形絞り | ○ | ○ | ○ |
最短撮影距離 (m) | 0.38 | 0.21(W)-0.3(T) | 0.19(W)-0.3(T) |
最大撮影倍率 | 0.24 | 0.32 | 0.3 |
フィルター径 | 82 | 82 | 67 |
フォーカシングモーター | DDSSM | XDリニア×2 | リニアモーター×2 |
絞りリング | × | 〇 | 〇 |
絞りクリック | × | 〇 | 〇 |
アイリスロック | × | 〇 | × |
α9III連写対応 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 |
外形寸法(mm) | 87.6 x 136 | 87.8 x 119.9 | 74.8 x 92.3 |
質量(g) | 886 | 695 | 440 |
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「SEL2470GM2」は2022年6月に発売された新型レンズですが、登場時には「2割も小さくなったG Masterレンズ!」として大注目レンズになっていましたが、SEL2450GはそのGM2レンズよりも23%も小さくなり、37%も軽くなったF2.8通しのズームレンズになります。
小型軽量さが際立つ絞りF2.8の軽量小型ズームレンズで、しかも価格も30万超えに設定されているG Masterレンズよりも全然安い、20万円を切る価格になっています。
やたらと重くて大きなG Masterレンズですが、その最大の魅力は描写力。そして、ズーム全域でF2.8の被写界深度の浅い写真が撮れるので単焦点レンズを何本も持ち歩いている様な感覚が得られます。単焦点レンズを数本持ち歩くよりも、F2.8ズームレンズ1本で済ませられれば、レンズを複数持ち歩かずに済むのと、レンズ交換の手間もなくなります。
そのG Masterレンズの世界が、ついにGレンズでも実現するわけです。
MTF曲線をみると、さすがにレンズ中心部はG Masterレンズの解像度にかないませんが、レンズ周辺部についてはかなり頑張っていて隅の方だけ比較するとG Masterレンズ並みに解像するレンズと言えるかもしれません。
「F2.8通しで使えるズームレンズ」として「SEL2450G」を見るとかなりのお買い得レンズです。
型名 | SEL2450G | SEL2070G | SEL24105G |
ストア価格 | 180,400円 | 184,800円 | 164,593円 |
発売日 | 2024.5.17 | 2023.2.10 | 2017.11.25 |
焦点距離 | 24-50 | 20-70 | 24-105 |
レンズ構成 | 13-16 | 13-16 | 14-17 |
開放絞り | 2.8 | 4 | 4 |
最小絞り | 22 | 22 | 22 |
絞り羽根 (枚) | 11 | 9 | 9 |
円形絞り | ○ | ○ | ○ |
最短撮影距離 (m) | 0.19(W)-0.3(T) | 0.3(W)-0.25(T) | 0.38 |
最大撮影倍率 | 0.3 | 0.39 | 0.31 |
フィルター径 | 67 | 72 | 77 |
フォーカシングモーター | リニアモーター×2 | XDリニア×2 | DDSSM |
絞りリング | ○ | ○ | × |
絞りクリック | ○ | ○ | × |
アイリスロック | × | ○ | × |
手振れ補正 | ×(ボディ側対応) | ×(ボディ側対応) | レンズ内手ブレ補正方式 |
α9III連写対応 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 |
外形寸法(mm) | 74.8 x 92.3 | 78.7 x 99 | 83.4 x 113.3 |
質量(g) | 440 | 488 | 663 |
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ちなみにソニーαで「標準ズームレンズ」という枠でみると、現行商品で8本ものレンズがラインナップされています。α7 IVやα7C IIなどのフルサイズのレギュラーモデルに設定されているズームレンズキットからの乗り換えでワンランクアップしたい、となると、比較したくなるレンズは上記の3本になるかと思います。
本当はあともう1本、カールツァイスの「SEL2470Z」もあるのですが、最新設計の動画にも写真にも対応していて「寄れる」レンズという尺度で見ると、これら3本のGレンズで検討になることが多いかと思います。選択に悩んだときは、それぞれの特徴を考えると選びやすいかもしれません。
「SEL24105G」はなんと言っても望遠「105mm」が特徴でレンズ内手振れ補正も搭載していることから、最新モデルのα7R Vではボディ内手振れ補正との協調動作が使えます。シャッターを押したときだけではなくフレーミングしているときにも高精度な手振れ補正が利用できます。望遠撮影をする機会が多い方が選ぶレンズです。
「SEL2070G」はワイド端「20mm」での撮影が最大の武器になります。24mmスタートのズームレンズが多い中で、それよりも一回り広い画角での撮影が可能。自撮りすることがあるYouTube動画撮影で利用ができるのと「アクティブ手振れ補正」など、ソニーαの強力な動画撮影時の手振れ補正機能を使うと、補正のために画面の隅をワークスペースとして利用するため画角が狭くなります。ワイド端で20mmが使えると、手振れを利かせた動画撮影時にも24mm相当画角での撮影ができることを考えると、このレンズは動画向けのズームレンズと言えます。
新型の「SEL2450G」の最大の武器はもちろん被写界深度の浅い「F2.8」です。画角を広くするなら下がればOK、被写体を大きく写したいなら寄ればOKなんですが、大口径F2.8の映りは物理的に明るいレンズでなければ実現しません。被写界深度の浅い、大きなボケが楽しめるのと、暗いシーンでシャッタースピードを稼ぎたいときなども役に立つレンズです。ブリージング補正対応や、手振れ補正アクティブの対応があるので動画にも向いているレンズですが、それよりは画質にこだわる写真撮影向けのレンズと言えるかと思います。
「SEL24105G」+”α7IV”(写真左)と「SEL2450G」+”α7C II”(写真右)を並べたところです。長さの違いは21mmあります。
テレ側にレンズを伸ばしてみるとサイズの違いはより顕著になります。ただ、焦点距離は2倍くらい違うので、このレンズ1本で105mmまでカバーしてくれるのは良いですね。
「SEL2450G」はAF時の最短撮影距離が0.19m、MFでは0.18mまで寄れるという特徴もあります。この最短撮影距離での最大撮影倍率はAF時に0.3倍、MF時に0.33倍まで大きくすることができるのですが、この最大倍率を発揮するのはワイド端のときになります。テレ側を使うよりもワイド端の方が寄れるレンズになっています。
実際に大きさを比較してみました。
こちらはSEL2450Gでテレ端の50mmで撮影したショットです。CP+2024の会場で影が出来るためやや斜めから撮影しています。フォーカスは定規の方に合わせています。
こちらはSEL2450Gのワイド端、24mmで撮影したショットになります。50mmのテレ端よりも大きく撮影ができているのが分かるかと思います。
そして、こちらはSEL2450Gをマニュアルフォーカスにして最短距離撮影をしたところです。この時に最短撮影距離0.18mの栽培倍率0.33倍を実現します。
こうした特徴のあるレンズで、こうしたマクロ的な撮影をするときは広角側を使った方が寄れる、ということになります。
こちらは広角側いっぱいの焦点距離24mmにして開放絞りF2.8で撮影したショットです。かなり寄った撮影ができるのがわかります。
ワイド端の方が画面隅にあるアズキ型の口径食も少なくなります。ボケも、より柔らかい感じになっています。
こちらはテレ端50mmでのF2.8撮影です。これもほぼ最短距離での撮影です。
焦点距離24mm(写真左)と焦点距離50mm(写真右)の違いです。ネコちゃんにパースがついているのと、やはり背景の入り方がより広くなっています。
こうした撮影が「SEL2450G」は得意。
こちらは「SEL2070G」を使ってワイド端20mm F4.0で撮影した最短撮影距離での桜の様子です。
こちらは「SEL2450G」のワイド端24mm F2.8で撮影したショット。桜一輪を主役にして撮影するときに、こうして撮りたかった花を思い切り浮き出させて撮影する事ができました。
こちらはCP+2024ソニーブースでの試写です。カメラの展示位置からモデルさんまでの距離が少し離れているので焦点距離はめいっぱいテレ端にした50mmでの撮影です。
さすがF2.8で前ボケが綺麗。
こちらのモデルさんは焦点距離が短めのレンズだということを知ってて?すぐ近くまで寄ってきてくれた時のショットです。家族や友人を撮影するときの距離感に近いかも。こうした前ボケ、背景ボケがF2.8で簡単に作れます。
因みに「SEL1635GM2」「SEL2470GM2」「SEL70200GM2」というF2.8 通しのズームレンズ3本を揃えて「大三元」と呼ばれていますが、「SEL1625G」と「SEL2450G」の2本を揃えて、あとはF4通しになりますが「SEL70200G2」を合わせると「新」大三元、みたいなレンズラインナップが揃います。
隣に「SEL70200GM2」を並べてみました。サイズ感の違いはこんなです。
ミニ新大三元Gレンズ | 大三元GMレンズ群 | |
広角レンズ | SEL1625G 184,800円 409g |
SEL1635GM2 346,500円 547g |
標準レンズ | SEL2450G 180,400円 440g |
SEL2470GM2 308,000円 695g |
望遠レンズ | SEL70200G2 249,700円 794g |
SEL70200GM2 363,000円 1045g |
金額トータル | 615,100円 (-402,400円) |
1,017,500円 |
質量トータル | 1,643g (-644g) |
2,287g |
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”α7R V”や”α1″といった高画素機であればGマスターレンズの高解像度性能が充分に生かせますが、”α7C II”や”α7 IV”などのスタンダード機であれば価格的にもレンズに総額100万円オーバーは厳しいかと思います。
安くはありませんが、新しいミニ大三元レンズのラインナップであれば定価で60万円前後に抑える事ができて、レンズ総重量は7割程度にまとめることができます。
これって、おサイフ的にもレンズの持ち歩き的にもかなりのアドバンテージになるのでは!? 金額も魅力的ですがこの軽量差も超魅力です。
G Masterレンズの解像度、性能には及ばないかもしれませんが、被写界深度の浅さがわかりやすい広角側でF2.8が使えるというのは、表現力もかなりアドバンテージが保てそうです。
■「SEL1625G」「SEL2450G」写り比較
「SEL1625G」と「SEL2450G」ですが、両レンズとも最短撮影距離が短く寄った撮影ができるというのが特徴のひとつです。それぞれのレンズのワイド端、テレ端でAFによる最短撮影距離を試してみました。
写真左列が「SEL1625G」写真右列が「SEL2450G」になり、上列がワイド端、下列がテレ端になります。
ソニーストア銀座ではおなじみのワンちゃんの置物なんですが、おそらく一番自然に見えるのは右下のSEL2450Gでのテレ端50mm撮影の写真ではないでしょうか? それ以外の広角撮影のものは犬の顔に歪みがあって、やや本物っぽくない感じに見えてしまいます。
焦点距離50mmというのは、昔から「標準」レンズとして、カメラの基本的な焦点距離になっています。諸説あるのですが、人間の見た目に一番近いパースが付くので、それで「標準」的な焦点距離になっているのかもしれないですね。
ただ、SEL1625Gの広角撮影だと言うの周りの風景までたくさん映っています。主人公の周りの景色まで映し込みたい、というときに使うのが広角レンズってことになります。
こちらも最短撮影距離で2本のレンズのワイド端、とテレ端の写真を撮ってきました。より広い背景がSEL1625Gでは撮影ができています。
そして、大きな玉ボケが作れていますが、これこそが開放F値:F2.8ならではの描写になります。F4レンズではここまで大きな玉ボケは作れません。
ワイド端画角16mmというのもかなりのアドバンテージがあります。
ソニーストア銀座では、現在「ぼっち・ざ・ろっく!」のコラボウォークマンの発売があり、等身大パネルの展示などがあります。通路に展示されているのですが、あまりスペースのないところなので、広角レンズでないとこの4枚のパネルは同時撮影ができません。
25mm画角での撮影だとこれくらい。標準ズームレンズのワイド端24mmだとこういう写真になります。
16mmを使うと、こうして4枚のパネルが全て一緒に入ります。
こうしてワイドに撮るなら下がれば良いじゃないか、ということになるんですが、これ以上下がると左右に展示テーブルが映り込んでくるなど、場所に制約があるんです。
そうした撮影場所に制約がある場合は写真の腕とかではなく、単に超広角レンズがないと撮れないという物理的な話になるんですが、そういうシーンで活躍します。
こちらは25mmのテレ端で撮影した、ショールームの中型犬のぬいぐるみ。それほどパースがついている感じもなく、スナップ写真として普通に撮影ができました。
こちらは16mmのワイド端です。おり広がりがあり背景にあるショールームの広さがわかる写真になっています。
25mmでも充分に広角なレンズで、こうした広がりのあるショットが撮影可能。
16mmにするとさらにワイドで広く見せる事ができます。
ショールームの撮影見本で置いてある花壇なので、さほど広くはないところです。25mmだとその狭さがわかってしまう感じですが。。。
16mmにすると広がりが出るかな?
16-35mmのズームレンズに比べると焦点距離の違いが少なく感じますが、こうして微調整みたいに使うことが出来ますね。
16-35mmのレンズと比べると、焦点距離の狭さはあるものの、それと引き換えに開放絞りF2.8が手に入れられるのと、軽量コンパクトな小型サイズが手に入れられるのと、G Masterレンズと比較すると半額近いくらいの安価な価格設定での購入ができます。
“α7C”シリーズなど、小型ボディの”α”をお使いなら、選択しない理由がありません。
■店員が実際に撮影した「SEL2450G」作例
☆当店blog 2024.2.28「【レビュー】絞り開放F2.8のGレンズ『SEL2450G』実機レポート」
■レンズ購入前に!ソニーストアおすすめサービス
「SEL2450G」のストア価格は184,800円(税込)となっています。ここからAV商品10%オフクーポンやお持ちのお買い物券などを計算して、お支払金額を予想することになるかと思います。
ソニーストアを初めて利用すると言う方は「My Sony ID」を取得することでAV商品10%オフクーポンがもらえますので、My Sony アカウントをお作りになることをお勧めします。
また、Sony Bank WALLETをお持ちの方は現金を普通預金口座にご用意をどうぞ。提携カードで3%値引きと、ポイントバック0.5%~2%でもっとも安く購入ができます。
Sony Bank WALLETの発行には最短でも10日ほどかかりますので、今からだとカードの発行は間に合いません。
そして、いざ、オーダーをしようとしたときに迷われるのが「αあんしんプログラム」だと思いますが、よくわからないからといってスルーするのは勿体無いです。
というのも、ソニーストアを利用しつづける方の大半がこれ目的でレンズ購入をしていると言っても過言ではありません。というか、正確には「αあんしんプログラム」にある「ワイド保証」の無料特典目当てなんですが。
αあんしんプログラムというのはソニーの会員制サービスです。入会金が110円、月額料金が550円となっており、年間6,710円がかかる(最低入会期間が1年になっています)ので、それが面倒そうに思えるかとは思うんですが、入会すると3000円のお買い物券がプレゼントされ、実質3,710円で利用できます。
一番大きな魅力がレンズの長期保証のサービスで、3年ワイド保証/5年ベーシック保証が無料になります。
ワイド保証というのは通常のメーカー保証1年を3年に延長した上に、落下破損や水没などの事故の際も、無料で修理を受けられる保証サービスです。3年ワイド保証はレンズ本体価格の5%程度に設定されているのですが、それが無料。レンズが5%オフになる感覚で利用ができます。
レンズの価格は割と4効果ですので、3,710円が5%とすると74,200円以上のレンズを購入する時は、αあんしんプログラムに入会してからレンズを買った方がお得になる、というわけです。
一例としてこちらはSEL70200Gの長期保証の価格になります。3年ワイド保証で本体価格の5%、5年ワイド保証で10%相当に設定されています。αあんしんプログラムに入会してから購入すると下記の価格になります。
いきなり3年ワイド保証の13,200円が「無償」になりました。さらに延長した5年ワイド保証も半額で利用ができます。
高額なレンズ購入であれば、あるほどお得になり、一発で元が取れてしまいます。
ワイド保証を利用するためのαあんしんプログラムの入会はレンズ購入と同時にできますが、My Sony IDの取得は無料で事前に出来ますので、忘れずにお申し込みをどうぞ!
そして支払方法の一つとして「残価設定クレジット」を利用する手もあります。
通常の分割クレジットと違い「残価設定クレジット」は2年後に返却するか、買い取りをするか選択する分割払いです。2年後のレンズの価値をあらかじめ決めておき、その額を引いて24回分割払いを行い、25回目に残価額を一括で支払うか、レンズを返却するか選択します。
ソニーストアお買い物券 (1000円分) COUPON-1000 |
ソニーストア価格: 1,000 円 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(20,000円)までとなります ・購入後180日間、ソニーストアでのお買い物に利用できます |
ソニーストアお買い物券 (500円分) COUPON-500 |
ソニーストア価格: 500 円 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(10,000円)までとなります ・購入後180日間、ソニーストアでのお買い物に利用できます |
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頭金を多少入れて、月々の支払額をもう少し安くしたい、という方には裏技も用意されています。「ソニーストアのお買い物券」を先に購入しておき、これを頭金にする、という事もできます。
「ソニーストアのお買い物券」は180日間の期限で、あらかじめ購入予定の商品を購入するためにクーポンを用意できるものになっていて、クレジットカードやd払い、PayPayなどで購入ができます。
d払いやPayPayがキャンペーンを行っていて高率のポイントバックがあるときなどに、お買い物券で購入しておき、後日、欲しい商品を購入するときに使うのがポイント。
ソニーストアのお買い物券は一度に20点しか購入ができないのですが、1000円クーポン20枚と500円クーポン20枚を同時に購入すると1回で30,000円までのお買い物券購入ができます。
残価設定クレジットの他、24回分割払い手数料0%の通常の分割払いででも利用ができる技ですので、是非、こうしたお支払い方法もご検討になってみてください。
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
G レンズ 標準ズームレンズ SEL2450G |
ソニーストア価格: 180,400円 |
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発売日 | 2024年4月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:18,700 円 3年ワイド/5年ベーシック: 9,900 円 3年ベーシック: 無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
発売後、実機を当店店頭にて展示予定 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |