【これを読めば全てわかる!】ノイキャンとハイレゾ対応で常時装着が可能な小型・軽量ワイヤレスイヤホン『LinkBuds S』総まとめレビュー!
ノイズキャンセリングとハイレゾ対応で世界最小・最軽量を実現したワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
7.イヤホン購入前に!ソニーストアでの得な購入方法&おすすめサービス
■「LinkBuds S」の機能まとめ
- ノイズキャンセリングとハイレゾ対応で世界最小・最軽量
- ソニー完全ワイヤレス史上最高の外音取り込みによる「ながら聴き」と高性能ノイキャンによる「没入」を両立
- ノイズをより的確にとらえる「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
- WF-1000XM4に採用された統合プロセッサーV1を搭載
- リスニング環境を自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」
- ヘッドホンをつけたまま、会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能の性能向上
- ソニー完全ワイヤレス史上最高の通話品質
- Sound ARアプリ「Locatone」をさらに臨場感高く楽しむ
- 「Microsoft Soundscape」との連携により、快適な街歩きをサポート7
- 次世代BluetoothオーディオのLE Audioに対応
- IPX4相当の防滴性能
- Android端末との接続時に便利なGoogle Fast Pair対応
- 「デバイスを探す」アプリに対応
- 360 Reality Audio認定モデル
- ソニー製対応ヘッドホンとBRAVIA XR、WLA-NS7との組み合わせで、臨場感あふれる360立体音響を体験
■「LinkBuds S」の主な特徴
■常時装着しつつ、没入感と「ながら聴き」体験を自由に切り替え
リング型ドライバーユニットを搭載し、耳をふさがない高音質ワイヤレスイヤホンとして人気の「LinkBuds」に新モデル『LinkBuds S』が登場しました。
今回は穴あき型ではなく、どちらかというと最強ノイズキャンセリングイヤホンとして名高い「WF-1000XM4」に近い形状になっています。
個人的にLinkBudsというのは穴が空いているイヤホンの総称になるのかと思っていましたが、定義としては小型軽量かつ外音取り込みが出来るもので、常時装着に適したものが「LinkBudsシリーズ」になるようです。
「LinkBuds S」では、ノイズキャンセリング機能とハイレゾ音質に対応しながら、世界最小・最軽量で快適な着け心地を実現。「WF-1000XM4」からおよそ40%小型化されています。
その小型化の秘密の一つがメイン基板を超小型のSiP化することだそう。SiPとはSystem in Packageの略で、それまで通常の基板でやっていたことを、超薄型基板や超高密度実装などの半導体製造技術を駆使して1つの小型モジュールに凝縮する手法とのこと。
この手法を採用することで、機能を損なうことなくメイン基板のサイズをここまで小さくすることが可能になったそうです。
そしてドライバーも直径5mmの超小型なものが新開発されています。ハイコンプライアンスな振動版を採用することで、小型でも豊かな低音域が鳴らせるようになっています。
また、プロセッサーを「WF-1000XM4」と同じ「統合プロセッサーV1」にすることで、低消費電力も可能になり、バッテリーもφ12×5.4からφ12×4.0まで薄型化。それにより、本体の重さは各約4.8g、ケースの重さは約35gを実現しています。
小型軽量設計に加えて、耳から飛び出す量を抑えることで、イヤホンの重心が頭に近く、安定した装着性を実現。イヤホン本体と耳の接触面を増やすような「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」を採用することで、耳の複雑な凹凸にも干渉しにくい形状になっており、安定性のある装着が実感できます。
また、専用スマートフォンアプリ「Headphones Connect」上でヘッドホンから測定に最適化された楽曲を再生し、マイクで集音することで、その人の耳の中の特微量を算出。その結果から、イヤーピースが耳にぴったりフィットしているか、どのイヤーピースが最適かを表示する「装着状態テスト」に対応しています。
ノイズキャンセリングONの場合は本体最長6時間バッテリーと、ケース充電込で合計最長20時間、ノイズキャンセリングOFFの場合は本体のみで最長9時間、ケース充電込で合計最長30時間バッテリーが持続します。
また、5分充電で60分再生可能のクイック充電にも対応しており、突然の外出時も安心です。
音声コンテンツを聴きながら、周囲の音も聞こえる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載。『LinkBuds』のように穴の空いた形状ではないにも関わらず、ヘッドホンを装着した状態でも周囲の音をより自然に聞き取れるようになっています。
音声処理のアルゴリズムを改善し、中高音域の取り込み量を十分に確保することで、従来モデルよりも信号処理における外音取り込み量が増し、より自然な外音取り込みを実現しています。
LinkBudsシリーズのコンセプトである自然な外音取り込みを実現しつつ高性能なノイズキャンセリング機能も搭載。統合プロセッサーV1の優れた処理能力によって高精度にノイズを処理できるようになり、幅広い帯域の騒音を低減できるようになっています。
また、「LinkBuds S」ではデュアルノイズセンサーテクノロジーを搭載し、片側につき2つのマイクが搭載されています。外側に1つ、内側に1つ、計2つのマイクでノイズを取得し、ノイズキャンセリング処理を行っています。
この際、外側に配置されているフィードフォワードマイクについては、屋外での利用時に風に吹かれてノイズキャンセリング性能が落ちてしまわないよう、風切り音を低減する筐体構造を採用。これによって、風が強い場所での音楽再生や音声通話時でも、ノイズキャンセリング性能を高いレベルで維持できるようになっています。
■リスニング環境を自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」
「アダプディブサウンドコントロール」はユーザーの行動や場所に連動して事前に登録したノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定に切り替わる機能です。
一度設定しておくと、ヘッドホンが自動でモードを切り替えてくれるので、ヘッドホンもスマートフォンも触ることなく、シーンに応じたお好みのリスニング環境をお楽しみいただけます。
これにより、ヘッドホンを付けていても環境音が自然に聞こえる一方で、コンテンツを楽しむ際には高い没入感を実現します。また、高音質コーデックLDACに対応し、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめます。
ストリーミング等の圧縮音源も、DSEE Extremeによってアップスケーリングすることで、ハイレゾ相当の高解像度音源で楽しめます。
■ヘッドホンをつけたまま、会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能の性能向上
ユーザーが誰かに話しかけると、音楽再生が止まり、外部の音を聞き取りやすくする「スピーク・トゥ・チャット」機能も従来モデルに引き続き搭載しています。
この際、「LinkBuds S」では従来モデルよりも人の声がよりクリアに聞こえるようなチューニングを施しており、より会話がしやすくなっています。
■AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジー
「LinkBuds S」は、「LinkBuds」でも好評な、AI技術を用いて音声通話時の発話音声をクリアにする「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を搭載しています。
複数のマイクを最適に制御し、高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、高い通話品質を実現。5億サンプルを超えるAIの機械学習で構成された装着者の声とそれ以外の環境ノイズを分離するアルゴリズムによって周囲の環境ノイズを抑え、自分の声をクリアに抽出します。
さらに、本体内側のマイクを通話に利用することで、発話者の声をよりクリアに通話相手に届けることができます。
■スマホを触らずシームレスに音楽が再生される「Auto Play」(ベータ版)機能に対応
今回新たに追加された「Auto Play」は、「ながら聴き」の多い世代である大学生の声も反映して開発。テレワークの時代にピッタリの新機能です。
装着や歩行開始といったユーザーの行動の変わり目をセンシングし、連携している音楽サービスであるSpotifyや集中やリラックスを促す音楽アプリを提供するEndelのコンテンツを自動で再生したり、スマートフォンの通知を読み上げたりします。
ヘッドホンがタイミングに応じて音楽再生や通知をする新しい体験の創造で、ユーザーがスマートフォンやヘッドホンを触って切り替えなくても、オンラインとリアルがシームレスに繋がります。
また、ソニーはパートナー企業であるNiantic社と音声AR領域で協業し、視覚だけでなく音声でもARゲームを楽しめるよう開発を進めています。「LinkBuds S」を使って同社のゲーム「Ingress」をプレイすると、「LinkBuds S」本体に搭載されたセンサーと立体音響技術により、プレイヤーの向いている方向に合わせて音声が届く新しい体験が楽しめるようになります。
■次世代BluetoothオーディオのLE Audioに対応
「LinkBuds S」はゲームに最適な超低遅延などを実現する次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」に対応予定となっています。
Bluetooth公式ページによると、「LE Audio」には、高品質かつ低消費電力の新たなオーディオコーデックであるLC3(Low Complexity Communications Codec)が含まれるそう。
広範なリスニングテストの結果、LC3は、Classic AudioのSBCコーデックと比較して、50%低いビットレートでも音質が向上することが分かっているとのこと。
開発者は、この省電力性を利用して、より長いバッテリー駆動時間を実現する製品や、現在のバッテリー駆動時間で十分な場合には、より小さなバッテリーを使用することでフォームファクターを小さくする製品を作ることができるとあります。
Bluetoothはどうしても遅延が発生するもので、youtubeなどの動画視聴にはそれほど影響はないものの、音楽ゲームなどシビアな操作を要求されるものには不向きな面がありました。「LE Audio」によってどのくらい改善されるのか気になります。これは今後のアップデートが楽しみですね。
■「LinkBuds S」実機開梱レポート
「LinkBuds S」も穴あきなの?それでノイズキャンセリング機能を搭載してきたって、どうやっているの!?と、最初は疑問だらけでしたが、今度のLinkBuds Sは「穴あきヘッドホン」ではありません。言い方は悪いんですが「LinkBuds S」は普通の完全ワイヤレスイヤホンです。
「LinkBuds」1号機は穴あきヘッドホンとし大ブレイクを果たし、メーカー想定の3倍くらいのオーダーがあったのでは?という話を聞いています。そんな大ヒットヘッドホンにたった3ヶ月で新型にモデルチェンジしてしまったら、うちのお店でも暴動が起きるのでは!?と、心配していましたが、どうやら大丈夫そうです。
それとは別の意味で大きなサプライズがあり、個人的な見解ですが、おそらく外音の取り込み量としてはソニーヘッドホン史上、最大量の外音取り込みを実現しています。
というのもジョギングが好きでスポーツタイプのヘッドホンが登場する度に全部試させてもらっていて、それらのヘッドホンよりも今回の「LinkBuds S」は自然な外音取り込みの音質でナチュラルに聞きやすくなっています。
穴あきヘッドホンの「LinkBuds」は、外の音を加工無くそのまま聞けるので100%の音が耳に届きますが「LinkBuds S」は、それよりも聞き取りやすい110%を実現しているイメージです。
パッケージはプラスチックフリーのものになっており、付属するイヤーピースはハイブリッドイヤーピースです。芯の部分と傘の部分が違う素材のシリコンになっていて、サイズによって芯の部分の色が違っています。
Mサイズが本体に最初から装着されており、他はSSとSとLLになります。LサイズではなくLLサイズが付属するようになったようです。
面白い機能としてはイヤーピースのサイズが自分に合っているかどうか、専用アプリ「Headphones Connect」で測定することができます。
サイズを変えて数回の装着状態テストをすることで、最適なサイズが判明します。自分の耳に、イヤーピースがあっているかどうか判断がつかないときはこうした機能を使うと目安になりますね。
こちらが「LinkBuds S」の本体です。充電ケースの背面にはBluetoothペアリング用のボタンが用意されているなどは初代「LinkBuds」と同じ仕様になります。フラッグシップモデル「WF-1000XM4」には搭載されていません。
写真左から「WF-1000XM4」「LinkBuds S」「LinkBuds」を並べてみました。昨年夏に登場した「WF-1000XM4」もその小型サイズさに驚きましたが、LinkBudsシリーズのケースはさらにダメ押しみたいな感じで、これでもか!という小型化をしています。もしかすると、この小型さもLinkBudsシリーズの特徴なんでしょうか?
WF-1000XM4 | LinkBuds S | LinkBuds | |
ソニーストア価格 | 33,000円 | 26,400円 | 23,100円 |
発売日 | 2021.6.25 | 2022.6.3 | 2022.2.25 |
カラー展開 | 2色 | 3色 | 2色 |
ノイズキャンセリング | ★★★★★ | ★★★★ | 無し |
外音取り込み | ★★★★ | ★★★★★ | 無し |
高音質機能 | DSEE Ultimate |
DSEE Ultimate |
DSEE |
対応コーデック | AAC SBC LDAC | AAC SBC LDAC | AAC SBC |
最大バッテリー 駆動時間 |
8時間(NC ON) 12時間(NC OFF) |
6時間(NC ON) 9時間(NC OFF) |
5.5時間 |
ケース充電 | ワイヤレス & USB type C |
USB type C | USB type C |
急速充電 | 5分で60分 | 5分で60分 | 10分で90分 |
本体質量(片側) | 約7.3g | 約4.8g | 約4.1g |
ドライバーユニット | 6mm ダイナミック | 5mm ダイナミック | 12mm ダイナミック リングドライバー |
.
表は上記の3機種を比較したものになります。
穴あきヘッドホンの「LinkBuds」は特殊なモデルで、リングドライバー搭載による穴あき構造のため外音取り込み機能もノイズキャンセリング機能も搭載をしていません。また、LDAC対応やハイレゾ相当のアップコンバートを行う「DSEE Ultimate」を搭載しないなど音楽音質よりも、自然な外音が聞けることを重視したモデルです。
フラッグシップモデルの「WF-1000XM4」は最高音質モデルと言うことで6mmのダイナミックドライバーを搭載し、ケースもワイヤレス充電「Qi」に対応するなど、Xperia 1 IIIなどの最新モデルとの使い合わせが便利な仕様になっているのがわかります。
「LinkBuds S」はLDAC対応を実現したソニーでは2機種目の完全ワイヤレスヘッドホンで、ノイズキャンセリング性能も「WF-1000XM3」相当を実現しているとのこと。性能的にはフラッグシップモデルの「WF-1000XM4」に近い性能を持ちながら、質量は4.8gとLinkBuds並みの小型軽量モデルになっています。
写真左が「」で写真右が「WF-1000XM4」になります。耳から飛び出す量を少なくして重心が耳側に寄るようにデザインされた「WF-1000XM4」ですが「LinkBuds S」はさらに内側にくるようなデザインです。
これはLinkBudsの店頭展示の際に装着方法をご案内するためのシリコンの耳型ですが、これにはめてみると、そのサイズ感がわかります。(この耳型は医療現場での練習用のものらしく、サイズはやや小さい耳の人になっています。)見るからに高い装着安定性がある感じです。
こちらの写真右が穴あきイヤホン「LinkBuds」です。インイヤー部分に穴が空いているため、直接外音が耳に入り、自然な音で周囲の音を聴くことができますが、その分ノイズキャンセリング機能はついていません。
ノイズキャンセリング | 外音取り込み | 音楽再生時 の音質 |
||
人の声 | ファンノイズ | |||
LinkBuds S | 8 | 10 | 10 | 9 |
WF-1000XM4 | 9 | 8 | 8 | 10 |
WF-1000XM3 | 7 | 6 | 5 | 8 |
WF-SP800N | 6 | 6 | 2 | 7 |
WF-SP900 | non | 8 | 6 | 6 |
LinkBuds | non | 9 | 9 | 6 |
Aftershocks | non | 9 | 9 | 2 |
.
あくまでもこれは店員佐藤個人の主観によるものですが「LinkBuds S」の外音取り込みの性能はずば抜けています。当初、9点満点でつけていたんですが「LinkBuds S」が良すぎるというよりも、実際の音よりもよく聞こえて、ややボリュームを上げて聞こえてくる印象です。これは外音取り込みに強いと思っていたスポーツタイプのモデルよりも上。おもわず、満点を超える10点をつけてしまいました。
さらに言うと、従来のスポーツモデルの外音取り込みは人の声は聞こえやすいものの、ファンノイズについてはあまり取り込み量が少なくリアルな環境音には聞こえません。割と「作られた音」という感じで聞こえていたんですが「LinkBuds S」は周囲の音をより自然に聞かせてくれる「外音取り込み」になっています。
ノイズキャンセリング性能については「LinkBuds S」はWF-1000XM3相当と聞いていましたが、それよりも効果は高いように思えます。もしかするとエルゴノミック・サーフェース・デザインという、耳からの飛び出し量が少ないデザインのためキャビネットの遮音性が高まっていのかもしれません。
そして、こちらは専用アプリ「HeadPhones Connect」を使っているときの外音コントロールの設定画面なんですが、ノイズキャンセリング機能で「WF-1000XM4」にはあった「自動風ノイズ低減」の機能がドロップしてなくなっています。
「LinkBuds S」は内部のマイクを包むメッシュを入れる事により物理的に風ノイズの低減を行っていて、デジタル処理でノイズ低減をする必要がなくなったから、ということのようです。風ノイズ低減をしても音質が変わらないモデルになっています。
■「LinkBuds S」の便利機能を使ってみる
装着しっぱなしで1日使うのにはスタミナ性能がノイズキャンセリング機能入りで最長6時間とやや少ないのですが「LinkBuds S」は設定次第で片側ずつ使うことができます。
上記はアプリでの「音声アシスタント」の設定画面になります。「Google アシスタント」「amazon Alexa」に設定をすると「再生コントロール」に設定した側しか利用ができません。
そのため、図の左の状態だと右イヤホンしか片側利用はできず、左イヤホンだけで使うことができないのですが、「モバイル機器の音声アシスト機能」に設定しておくと、左右どちらでも片側だけで利用することができるようになります。(「使用しない」にすると片側利用は左右共にできなくなります。)
なお、片側だけで再生している際は左右のチャンネルを合成したモノラル音声が流れるようになっているらしく、この辺りの制御もさすがソニー製という感じです。
音楽を流さずにノイズキャンセリング機能だけで使うことも可能です。
電源スイッチは本体にはついていませんが、充電ケースへしまうと自動でオフになるのと、装着検出機能がついているので「自動電源オフ」を入れておくと外してから一定時間が経つと自動でオフにすことが出来ます。(装着を検出するのはイヤホン内側の黒い窓と思われます。)
ノイズキャンセリング性能も高いので、本当に集中したいときは音楽も止めてノイズキャンセリングだけで使うのもありです。
最後にスタミナ性能もテストしてみました。メーカーの仕様表ではノイズキャンセリング機能をオンにして約6時間、オフで約9時間の連続音楽再生が可能となっていますが、これはHeadphones Connectのほぼ全機能をオフにしたときの話になります。
常時マイクを使用する「スピーク・トゥ・チャット」や「イコライザー」「DSEE Extreme」といった高音質機能を使うと半分くらいまでしか持たなくなります。実際に入れられる機能を全て入れて試してみたところ、音楽再生で3時間弱くらいまでしか使えませんでした。
LinkBuds Sは素の音質がかなり良いのでイコライザーなどは使わなくても良いと思うのですが、どうしても必要という方にはちょっとした裏技があります。
節電のためにはイコライザーとDSEE Extremeをオフにするのがかなり効き目があるんですが、DSEEの方はXperiaにも搭載されています。
Xperiaの音質設定でDSEE Ultimateを音にして、そして接続をLDACにすると、LinkBuds S側では「ハイレゾ音源が入力された」と認識をして、DSEE機能を使わなくなります。最初からDSEE Extreme機能をオフにしておいても良いのですが、これをするだけでLinkBudsの高音質機能を使わないで済むようにできるのでスタミナ性能を伸ばすことができます。
すべてのシチュエーションをテストする時間はなかったのですが、DSEE Extremeをオフにするだけで4時間前後使えるようになりました。Xperiaを使っている方はXperia側の設定を見直してスタミナ性能アップです。
そして、「サービス」機能に「Auto Play」などのサービスが増えています。「Auto Play」はユーザーの動作を読み取って自動で音楽を再生したり、通知を届けてくれる機能。状況に合わせたタイミングで通知をしてくれるそうです。
それと「セーフリスニング」という機能も搭載されます。これは鼓膜にかかる累計的な負荷を計算して、耳に負荷がかからないようにする機能です。ヘッドホンで音楽視聴中の音圧が記録され、WHOの推奨する限度と比較した結果が確認できるようになるとのこと。音量が大きいので注意してください、などの通知をしてくれるようになします。
長時間使われる方向けの機能が新搭載されています。
■新アプリ「Auto Play」と「Endel」
LinkBudsの時から専用アプリ「HeadPhones Connect」に「サービス」というタグが新設され、「LinkBuds S」ではここにさらに「Locatone」と「Spotify Tap : Quick Access」という2つの新しいサービスが表示されます。
その一つが「Sony | Auto Play」です。何ができるのかというと「ヘッドホンを装着したとき」「歩き始めたとき」「通話を終えたとき」をトリガーにして、指定した音楽アプリの再生をさせることができたり、スマートフォンの通知を読み上げてくれたりします。
通常はスマートフォンの操作をして音楽再生を行い、音声を再生するというのがヘッドホンとしての役割ですが、このアプリを使うことで、スマートフォンの操作無しにユーザーのアクションだけであらかじめ設定しておいた操作が行えようになるんです。
事前に決められたアクションがあったときに、どのアプリを起動&再生するのかを設定しておくことができますが、音楽再生が可能なのは「Spotify」と「Endel」というアプリになっていました。
Spotifyはご存じの通りのソニーが出資しているストリーミングサービスで、広告が入るものの無料で音楽が無限に楽しめるサービスです。
Endelというのは初めて聞いましたが、これは集中、リラックス、眠りを誘うヒーリング音楽を再生するアプリで、AIによるパーソナルサウンドの生成を行うんだとか。
面白そうなものなんですが無料で使えるのは7日間、その後は月額580円の課金になるそうです。初回設定の際に「ディスカウントプラン(2,500円/年)」が購入できるので、これを使うと安く利用ができそうです。
Auto Playの設定は、どのAndroid端末ででも行えるのですが、最後の最後にヘッドホンとの接続が求められ、これが現時点では「LinkBuds S」しか対応しません。
こちらはショールーム展示のLinkBuds Sで試したところ。Auto PlayでLinkBuds Sの接続ができました。
こちらがAuto Playの設定画面で、ちょっと設定が変ですが、ヘッドホン装着時、通話終了時にSpotify再生が行われ、動き出すとEndel再生が行われるようにしています。
この設定でLinkBuds Sを装着したら、ちゃんと装着の直後にSpotifyの自動再生がスタートしました。「ながら聴き」の究極の姿というか、近未来のヘッドホンの利用スタイルがやってきた感じがします。
■困ったときの「LinkBuds S」使いこなしガイド
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ワイヤレスイヤホン『LinkBuds S』の「スマートフォンやパソコンと接続する方法」や「便利な機能の使いかた」「困ったときに確認するポイント」など、使いこなし方法をご紹介します。
■スマホやパソコンとのペアリング方法
スマホやパソコンとのペアリング方法ですが、まずヘッドホンを充電ケースに入れたままにしてください。その後、ケースのふたを開けます。
充電ケースのペアリングボタンを約5秒間押したままにします。すると、充電ケースのランプ(青)が2回ずつゆっくり点滅し、ヘッドホンがペアリングモードになります。
ペアリングモードになった後は、ヘッドホンを充電ケースから取り出すことができます。ヘッドホンを両耳に装着すると、両側のヘッドホンから通知音が鳴り、音声ガイダンス「ペアリングモード」が同時に流れます。
■イヤーピースの密閉状態を確認する方法
「LinkBuds S」ではHeadphones Connectの[最適なイヤーピースを判定]機能を使って、現在装着しているイヤーピースの密閉状態を調べることができます(同梱のイヤーピースのみの対応)。
調べる方法ですが、まずHeadphones Connectアプリを起動し、[システム]タブの中から[最適なイヤーピースを判定]を選択します。
その後、[装着状態をテストする]をタッチし、画面の指示に従ってヘッドホンを耳に装着し、測定を開始します。注意点ですが、測定は、静かな場所で動かないで行ってください。
ヘッドホンが正しく装着でき、イヤーピースもフィットしている場合は、[密閉されています]と表示されます。それ以外の表示の場合は、正しい装着方法を参考にしてヘッドホンを装着し直すか、他のイヤーピースに交換して再度測定してください。
■自分にあったイヤーピースのサイズを確認する方法
ヘッドホンの性能を最大限発揮させるために、サイズの違うイヤーピースを付属しています。耳の穴は人それぞれ異なり、左右でも大きさが異なる可能性があります。
サイズを調べる方法ですが、Headphones Connectアプリから[システム]タブを選択し、[最適なイヤーピースを判定]をタッチします。
その後、[すべてのサイズを比較する]から4つのサイズ(SS、S、M、LL)から快適に装着できるサイズを2つ以上を選んで、次へ進みます。測定は静かな場所で動かないで行ってください。
測定が完了したら、続けて異なるサイズのイヤーピースの測定を行い、チェックを入れたすべてのサイズのイヤーピースを測定します。
すべての測定が完了すると、自分の耳に最もフィットするサイズのイヤーピースが表示されます。
■イヤホン購入前に!ソニーストアでのお得な購入方法&おすすめサービス
ワイヤレスヘッドホン「LinkBuds S」の購入に際して、メーカー直販ソニーストアで購入すると大きなメリットがあります。
それはメーカー直販ならではの長期保証サービス、ワイド保証サービスの利用ができる点です。
ヘッドホンははっきり言って消耗品です。使用頻度が高ければ高いほど断線や落下による破損などの可能性が高まります。ソニーストアでは対策として通常1年のメーカー保証を3年に延長する「3年ベーシック保証」を無償でつけてくれています。
さらに商品価格の5%にあたる+2,200円で「3年ワイド保証」にアップグレードできます。
ワイド保証では通常使用範囲内での故障だけではなく、外傷がある落下による破損などについても無料で修理をしてもらえます。
修理回数や修理金額の上限などはなく何度でも利用ができる非常に強力な保証がついてきます。持ち歩くことが多い、インナーイヤーヘッドホンで、こうした保証が使えというのはかなり大きな魅力になるかと思います。
なお、当店店頭では3年ワイド保証を半額にするクーポンを期間限定で店頭にてプレゼントしています。+1,100円で3年ワイド保証にすることが可能です。
また、片方をなくした場合、修理に税込14,190円かかる(「WF-1000XM4」の補償を利用しない場合の修理料金目安)ところ、「紛失あんしんサービス」に加入されるとお得な定額で補償してもらえます。
完全ワイヤレス型ヘッドホンに興味はあるけれど、落としたり無くしたらどうしようと不安に思っている方におすすめのサービスです。
サービス適応時の修理価格はWF-C500の場合3,300円(税込)、その他の商品の場合5,500円(税込)となっています。
「LinkBuds S」はサイズがかなり小さくなっていますので、「紛失あんしんサービス」に加入しておくと安心かもしれません。サービス加入料は1年間で1,100円、2年間で1,650円となり、購入時に選択できます。商品購入後、サービスだけの単品購入はできませんのでご注意を!
また本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来るので、おすすめです。
購入前にまずはMy Sony IDの取得からどうぞ!
また、ソニーストアにて7月8日~9月5日までの期間限定で「音ロト」キャンペーンが行われます。今回は2台購入するとさらにお得になり、1台なら最大8,000円、2台なら最大16,000円のキャッシュバックが受けられます。
外れはなく、最低でも500円が当たるので、音ロトに参加しない手はありません。購入前に当選した金額が分かり、後からモデル選びができるので、とてもメリットの大きいキャンペーンとなっています。
購入するかは置いておいてとりあえず抽選に参加してみるのもありです。
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット LinkBuds S |
ソニーストア価格: 26,400 円税込 |
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発売日 | 2022年6月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭にて実機展示しています テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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