”α1 II”で撮ってきた『Japan Mobility Show 2025』~ソニー視点で見るモビショー これは穴場「DTS×SONY PICTURES COREの車内エンタメ体験」

10月30日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催している「Japan Mobility Show 2025」へ行かせてもらってきました。
今年はソニーホンダモビリティの「AFEELA 1」の展示はないのですが、これからの未来の姿が垣間見れるイベントです。興味本位で見学しつつ、ソニーの姿を探してきましたのでレポートします。あまりクルマには詳しくないのでツッコミどころもあるかと思いますがお付き合いください。

こんにちは、店員佐藤です。
開催6日目の11月4日の火曜日にお邪魔してきました。昨年はソニーホンダモビリティの「AFEELA」が展示されると言うことで張り切って行ってきたんですが、今年は出展がありませんでした。報道によるとグランツーリスモとレクサスのコラボレーションで展示があるそうですが、それを見学しつつ、全体を回ってきました。
まず、最初に行ったのはトヨタのブースです。おそらく今回のモビショーで一番の注目になるのがレクサスのさらに上位ブランドとして『センチュリー』を再構築するとのことで、そのコンセプトカーが展示。ここに人が集中するんだろうなー、ということで、朝イチで並んできました。
巨大なトヨタブースの一番奥にセンチュリーの展示があるんですが、入口にセンチュリーブースの入口が案内されていて、ブースの外周をグルッと半周する列が作られていて、出展者側でも対策をとって展示されているのがわかります。
メインの展示になっているのがセンチュリーのクーペで、超高級セダンのイメージのセンチュリーにクーペ?というところですが、こんなことになっています。

運転席の隣の助手席はなく、そこに後列を独り占めする形でご主人様の席がある、というスタイル。まさに王様みたいな乗り方をするクルマになっています。
コンセプトカーなので、このまま市販するわけではありませんが、自動運転が実現するとどんなスタイルになるんでしょうね。
ちなみに、これ、どこかで見たことがあるなー、と思ったら2024年の2月に銀座にある日産ショールームで同様のコンセプトのクルマを見ていました。

こちらは軽自動車ですが、トレーラーでピアノを引っ張っていて、アーティストさんのおもてなしをするためのクルマ、というコンセプト。
これ、個人で買った場合、多くはオーナーさんが自分で運転するんでしょうから、隣に乗せるのは奥さんとかになりますかね。(^^;)

レクサスには他にも6輪車のコンセプトカーも展示されています。トラックなどでは重い荷重に耐えるために6輪車にするメリットがありますが、この場合は低重心化などが狙いかもしれませんね

内装もちらっと見せてくれていますが、こういう高級コンセプトのクルマには縁がないからなー。

トヨタのある南ブースから戻ってきて、今度は西館にある「Tokyo Future Tour 2035」へ向かいます。メーカーさんごとのブースがあるほか、全体でテーマ展示をしているところがあって、ここは10年後の2035年をテーマにした未来の技術を使っている展示コーナーということになります。たくさんのメーカーさんが展示を行っています。

こちらは入口から入ってすぐのところにあったレクサスの実写を使ったヴァーチャルドライビングの体験展示です。
ソニーさんからもニュースリリースが出ています。
☆ソニーグループ ニュースリリース『「Japan Mobility Show 2025」において、未来のモビリティエンタテインメント『VR Cockpit』のプロトタイプを初公開』

駐車場に駐めたクルマに乗って、ガレージの中で巨大なスクリーンを用意して、実写のコックピットを使ってドライブゲームをする、という未来の提案展示です。
ここで登場するのがソニーのPlayStation 5でプレイ出来る「グランツーリスモ7」です。
体験したかったんですが、どこで受付をしているのかわからず、申し込みもできなかったんですが、どうやら当日の10時20分から10分間だけ抽選申し込みを受け付けていて、その後、当選した方だけが体験出来るという超狭き門。午前と午後の部があるそうですが、午後はお子様だけが対象になるそうです。

体験では富士スピードウェイのサーキットを2周するというもので、レコードラインもブレーキゾーンも表示されているので、誰でもそこそこ早く走れる感じ。
レクサスのコックピットに座って実写でのドライブ、体験してみたかったですね。

自動車メーカーさんだけではなく、携帯電話の各キャリアさんも出展しているところがあり、こちらは水素燃料のコーナーにあった、ソフトバンクさんの展示。
ヘリウムガスで飛行船を飛ばして、数ヶ月間の飛行が可能。これが基地局になってモバイル通信を支援するんだとか。災害時に長期間の支援ができそうです。

こちらはKDDIさんの展示で、ドローンポートの展示です。運搬時はこれに屋根が被さって、ドローンが発進するときにはご覧の形態になり、ドローンを飛ばして地域の情報収集をするそうです。
駐車場があれば、そこを起点にして活動ができる、というインフラ整備に役立つシステムだそうです。

こちらはドコモさんで、すでにサービスをしているのかな? Starlink衛星を活用した通信サービスの展示で、クルマに乗った衛星アンテナで衛星通信を行い、どこででも通信サービスを展開できるそうです。

こちらがアンテナです。走行中に通信できるかどうかはわかりませんが、ドコモさんもStarlinkの利用をしているんですね。近いうちに「au Starlink Direct」の様なサービスも期待できますかね。

テーマ展示を出て、今度はホンダさんのブースにやってきました。こちらも軽自動車の話になりますが、Super-ONEというEVカーのスポーツバージョンだそうです。
ブリスターフェンダーになっていて軽自動車枠からはみ出てしまうんですが、これは販売されるようです。

ホンダさんもEVカーの展示が中心になっていて、写真は「Honda 0 α」というコンパクトなSUVとのことです。”α”というネーミングがいいですね。

こちらはスズキのステージです。スズキは昨年もステージ展示が主体で、ここで発表されたコンセプトカーなどをパフォーマンスで伝えています。前回の2023年はハスラーのEVカー?というモデルが展示されていましたが、今年はもっと実用的なEVカーになって展示されています。ハスラーというよりはワゴンRスマイルっぽいデザインになっているかも。

ステージに展示されているクルマの車内を見ると、なにやらもうメーターパネルとかはなくて、ディスプレイパネルだけの設置になっているみたいです。
ソニーホンダモビリティのAFEELAで、横一面のディスプレイを見たときは未来感がすごいあったのに、もう全部、同じスタイルになってきたかも。

メルセデスのブースです。これはVision Vというミニバンなんですが、これまた内装がすごいことになっています。

中身はもう宇宙船みたいになってます。運転席の全面ディスプレイもそうですが、スピーカーがあちこちにあり、足下には「ドルビーアトモス」の文字があります。

試聴体験ができる感じではありませんが、車内をこうした立体音響で満たすというのも今年のコンセプトかも。

こちらも人だかりでした。中国のEVメーカー「BYD」が発表した軽自動車のEVカーです。ロングバージョンとショートバージョンの2車種を用意するという発表でサイズ以外のスペックはなにも発表がなく、クルマもドアが開いていないので内装は不明。
今のところは日産サクラの独壇場だった軽EVに、これで弾みをつけていく感じでしょうか?
エコロジーのためのEVカーということを考えると、こうした軽自動車規格で燃料を極力抑える、という方向こそがEVカーの進むべき道だと思うので、軽自動車規格でのEVカーはいいと思うんですけどねー。
なので、AFEELAも軽自動車で出てきてくれればいいのに、という話をしたことがあるんですが、AFEELAの場合はバッテリーだけで600kgくらいあるそうで、それだけで軽自動車の車重の大半を占めてしまうという。。。
エンタテインメントや長距離使用にすると大型化していくのは仕方がないですね。

いすゞさんのブースです。自動車メーカーの枠を超えた展示がたくさんありますが、トラックメーカーのいすゞさんも「うごく旅館」という面白そうな展示をしています。15分くらいで体験出来るというので見せていただきました。

バスのサイズの車内の天井を含む全面にディスプレイを展開して、動いていく風景を見せてくれるというもの。
視界のほぼ全てを映像に奪われるというのはVRと違って、またこれも楽しい体験でした。視聴体験できる箱を用意するのが難しいですが「日本の道 百景」とかをコンテンツにしたら面白いかも。
その後、中小の企業が小中規模のブースを展示するエリアに移ります。

ホームシアターファンにはおなじみの「dts」が展示ブースを用意していたので、フラフラっと近寄ってみると、これまた興味深い展示がありました。
「DTS:X オーディオ・デモ in メルセデス・ベンツ」ということで、ベンツの車内でDTS:Xの試聴体験をさせてくれています。予約不要でここも15分ほどの待ち時間で体験出来るとのことなので、体験してきたんですが、これがすごいんですよ。

体験乗車するとアプリの説明をしてくれていてここで「RIDEVU」というアプリを利用するという説明をはじめられます。このアプリがなんと「SONY PICTURES CORE」のコンテンツを再生出来るとのことでこのアプリを利用。

うわ、ホントだ。BRAVIAで見るSONY PICTURES COREのおなじみのタイトルがズラッと並んでいるじゃないですか。

SONY PICTURES COREのIMAXタイトルはすべてDTS:Xになっているし、これでスパイダーマンの再生をしてくれましたが、確かにサラウンド感満点な再生です。
聞くところによるとメルセデスのEシリーズに「RIDEVU」が初搭載されたそうで、車内に設置された17個のスピーカーでdts:x体験ができるとのことです。

なにこれ!? ディスプレイオーディオにこのアプリがインストールできるなら、ウチのハスラーでもアプリを入れたらエンタメ空間になっちゃうんじゃない!? とか質問したところ、現時点では車内でSONY PICTURES COREのサラウンド体験をするためにはメルセデスのEシリーズを買うしかないそうです。
メルセデスが初採用とのことで、今後の採用拡大にも期待ですね
帰ってから調べてみたら、ソニー・ホンダモビリティのAFEELAでも「RIDEVU」を採用したとかで、クルマも音響システムも違いますが、AFEELAでの映画視聴体験に近いものがDTSのブースで体験できたのかも。

☆Google Play「RIDEVU」アプリのご案内はこちらから
Google Playで探してみると「RIDEVU」アプリはすぐに見つかり、私のXperia 1 VIIにもインストールができました。
Xperia 1 VIIはあいにくSONY PICTURES COREアプリの非対応機種になっていて、残念ながらアプリのインストールができず、SONY PICTURES COREの映画タイトルが楽しめないんですが「RIDEVU」を使ったら、もしかして映画タイトルを視聴できてしまうかも!?
インストールした「RIDEVU」アプリを使ってみたところ、最初の画面に「ログイン」ボタンが表示されて、その先には進めません。
ログインするためのアカウントは、対応車種を持っていることが取得条件になっているので、やはりメルセデスのEシリーズを買わないと見られないみたいです。
ブラビアのプロモーションとしてのSONY PICTURES COREは2030年2月23日までとなっていて、そこでサービスが終わるかと思っていたのですが、もしかすると、こうしてモビリティの方に軸足を移して展開をするのかもしれませんね。

今回のモビショーで会場のあちこちにバナーが貼り出されている「SCSK」のブースです。「SCSK」ってなんの会社なんだろ?と、思っていたら、こちらはIT会社で住友商事グループの情報システム部門から独立した歴史のある会社なんだそうです。
クルマの展示をしていますが、このクルマを販売したいというわけではなく、搭載するシステムのデモを行っているとのこと。

その、システムというのがこちらで、コックピットディスプレイと後部座席の2枚のディスプレイが連動して動作する、というシステムを売り込んでいるそうです。
コックピットの全面ディスプレイと、後部座席の2枚のディスプレイって、それはもうソニー・ホンダモビリティのAFEELAそのものじゃないですか。
AFEELAが最初に発表されたのは2022年3月なんですが、それからもう3年半経っています。同じ様なシステムと言ったら失礼になるのかもしれませんが、競合するパーツがこうして出てくるモノなんですね。

AIのキャラクター付けもされていて、この3人のAIキャラクターが入っているそうです。ユーザーのことを学習して返答の際に、ユーザーの好みの話をできるというのも目指すところは同じになりそうです。

ソニーではメディアバーと呼ばれている車両先端の表示も備えています。そういえば、スズキの軽EVにも表示パターンがいくつも用意できそうな仕掛けがあったみたいです。未来のクルマの形が見えてきましたね。

デリ丸が可愛い、三菱のデリカミニもフルモデルチェンジしたとか。
TVCMに登場するデリカミニのクルマのナンバーが「32-34」になっていて、ミニの32はわかるんだけど、34はなにかなーと思っていたら、そうか、三菱で3と4なのかな。

こちらはコンセプトカーではなくて市販車の展示なんですけど、今って、軽自動車でもメーターパネルがこんなことになっているんですか!? もう、メーターパネルを装備している自動車って、今、販売されているものが最後の世代になってしまうんでしょうか?

最後、まだ行っていないところをグルグル巡っていたら「アイシン」さんという部品メーカーの展示でソニーを発見。

なんか見たことがあるー、という27型の4K広色域空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』でした。
ソニーさんのショールームでのデモ展示しか見たことがなかったんですけど、実際の技術展示に使われているのを初めてみました。アイシンさんはミッションやモーター、ブレーキなどの自動車部品を作られている会社さんだそうですが、複雑なギアの構成を空間再現ディスプレイで展示していて、多くの方が食いついて見ていました。
このディスプレイを知らないで見たら、なにもない空間に立体映像が完璧な形で浮かんでいるので驚きますよね。
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| 空間再現ディスプレイ ELF-SR2 |
ソニーストア価格: 550,000 円税込 |
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| 発売日 | 2023年6月12日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | ※通常1年のメーカー保証期間が3年の商品になります | |||
| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭購入特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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モビショーには展示がありませんでしたが、ソニー・ホンダモビリティのAFEELA 1は銀座7丁目にある「G735 Gallery 」に12月1日まで展示されています。
予約不要でどなたでもご覧になれるのと、車内デモンストレーションなども行っているようです。モビショーではご覧になれませんが、日をあらためて銀座で体験されるとよいと思います。

★AFEELA公式サイト「東京・銀座のカーギャラリーで「AFEELA 1」の展示を開始」
定休日は火曜日とのことですので、ご注意ください。

以上、今年のジャパンモビリティショーの店員佐藤的レポートでした。
今回の撮影はほぼ全て”α1 II”+SEL2470GM2にて行っています。超広角撮影はXperia 1 VIIにて行いました。
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| デジタル一眼カメラ α1 II ILCE-1M2 |
ソニーストア価格: 990,000円税込 |
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| 発売日 | 2024年12月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:99,000円 3年ワイド/5年ベーシック:49,500円 3年ベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
店頭にて実機展示しています ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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| デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL2470GM2 |
ソニーストア価格: 319,000円 税込 |
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| 発売日 | 2022年6月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 長期保証 サービス |
5年ワイド:29,700円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:15,400円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭入特典 |
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| 発売日 | 2025年6月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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| テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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