Xperia 1 VIで観るNetflix『新幹線大爆破』の設定の話
ゴールデンウイークで時間もあるし、話題になっている「新幹線大爆破」も観てみたいし、ということで、久しぶりに「Netflix」を契約してみました。
せっかくなのでXperiaでのNetflixアプリの対応具合などもチェックしてみました。
こんにちは、店員佐藤です。
先週末の土曜日は臨時休業になり、大変ご迷惑をおかけしました。ご来店予定だったお客様には連絡をしているのですが、予約無しで遊びにこられる予定だったお客様がいらっしゃいましたら、改めてお詫び申し上げます。
「体調不良」という説明をさせていただいていましたが、体調不良になったのは家族で、私ではありません。その後、治療しており快方に向かっています。ご心配くださった方々にはお礼申し上げます。
なお、昨年はコロナウイルスに感染して家族でGWはずっと寝て過ごしていたのですが、今年もそれに近い状況になっています。ただ、昨年ほどの不調ではありませんので、自宅で過ごすのになにか特別なことを、ということで、Netflixに加入。
現在はスタンダードプランの月額が890円、4K視聴ができるプレミアムコースが2,290円となっています。
プレミアムコースは4K HDRでの視聴が出来る他、現在は「空間オーディオ」の利用もできるコースとなっています。「空間オーディオ」は「映画館のような広がりのある音場」を体験出来る音声フォーマットで、特別なハードウェアの用意などは必要なく、普通にステレオ再生ができれば、それが体感できるとか。もちろん、それとは別にドルビーアトモスや5.1chサウンドが用意されている作品についてはそちらの出力が優先されるとなっています。
せっかくなので、いろいろ試してみましょう。
まずはオリジナル映画「新幹線大爆破」から。
こちらは以前、高倉健さんが出演する「新幹線大爆破」があるので、そのリメイクかと勝手に思っていたのですが、そうではなく、その世界観のあとにできた現代版のストーリーで劇中でも以前の映画作品の話が出てきていました。
個人的に気になったのはインプレス AV Watchさんのこちらの記事で「そして何より、ドルビーアトモスの音響がヤバい。」とのことで、ハイトスピーカー(天井のスピーカー)やサラウンドスピーカー(背面のスピーカー)が鳴りまくっているとのこと。
ドルビーアトモス収録の映画ソフトでもハイトスピーカーやサラウンドを使うのは「ここぞ」というシーンだけというのが多く、ずっと鳴り続けていることはありません。なので店頭でサラウンドのデモを行う際も、派手にサラウンドが鳴っているシーンを覚えておいて、それを鳴らしてデモをしています。
で、いざ、観てみると、これは確かにドルビーアトモスの威力をずっと出しっぱなしにしているような映画になっていました。
ストーリーはよくある?ような話で時速100キロ以下になると爆発するという脅迫状があり、東北新幹線が新青森を出発して東京に着くまでに乗客を助けなくてはいけない、というお話しになります。あの手この手で乗客を助けていくのですが、新幹線の車内、新幹線の走行シーン、そして新幹線の管制センターで、それぞれ、サラウンド音声を出しまくってくれています。特に新幹線車内では車内アナウンスが全部リアハイトを使っているので、こんなにサラウンドスピーカーを使っている作品はないかも。
また、東北新幹線をこの角度で撮影出来るの!?というシーンの連続で新幹線ファンにはたまらない映像ばかりかも。どこまで実写でどこからCGなのかも見極めができないほどの高画質映像でした。
Netflixの再生ですが、ソニーの「BRAVIA 7」の場合は「Netflix専用画質モード」というのが用意されているので、これを使えば、画質調整の必要は無く、4K HDR映像を制作側の意図の通りに観ることができます。
ややフィルムっぽい描写になり、派手な色味などは抑えられますがリアルな映像が楽しめます。もっとテレビっぽい、派手で綺麗で明るい映像で楽しみたい、というときはオフにして自信で調整されるとよいと思います。
ブラビアの画質設定の画面を呼び出すと、上記の通り右上に「HDR」マークがついているので、この作品についてはちゃんとHDR信号で送出されていることがわかります。
音声もドルビーアトモスで出力されています。対応するシステムがあればハイトスピーカーを加えたドルビーアトモスの音声が楽しめます。
そして「Xperia 1 VI」での再生についても、できるだけ高画質、高音質で楽しみたい!ということで、調べてみました。
ブラビアで作品インフォメーションをみると「4K」「ドルビービジョン・ドルビーアトモス」のアイコンがついているので、わかりやすいのですが、スマートフォンアプリでのインフォメーションは上記の通り。
4Kの表示はなく「HD」になっているのと、音声フォーマットが「空間オーディオ」となっています。
「空間オーディオ」というのはNetflixのアプリ視聴の際の立体音響技術のようで、プラミアムプランになっていると送出されるフォーマットです。
おそらく2chでの信号送出なんだと思いますが、あらかじめ広がりの感じられる音声にしたものを送出してくれているのかな? 対応作品は限られるのですが、再生する機器に制限はなく、ヘッドホン視聴してもらえればサラウンド感が味わえるものとなっています。
Xperia 1 VIでの視聴の際は再生音質でオーディオエフェクトを「おすすめ」にしてエフェクトを入れておけば、自動で「ドルビーサウンド」での再生になります。特に調整の必要はなさそうです。
映像については、どういうフォーマットで送られてきているのか、作品詳細の画面で確認ができません。アプリの設定から「再生仕様」を呼び出すと、ここに使っているスマートフォンでの再生フォーマットが表示されます。
試してみたところ、スマートフォンの場合は最大再生解像度はFull HDになるとのこと。そして「HDR機能:なし」となっていました。
あれれ? BRAVIAでは当然の様にHDR映像できているし、作品は4K HDRで制作されているのは間違いありません。どうして、HDR表示になっていないんでしょう?
ヘルプセンターでHDR視聴について調べてみると、どうやらHDR10、もしくはドルビービジョンで再生出来る対応のAndroidモデルでないとHDR表示が出来ない様子。
ドルビービジョン対応は5メーカーほどで、少ない対応機種になっています。HDR10の方は多数の対応機種があり「SONY」もあったんですが、対応するモデルはXperia XZ PremiumからXperia 1 IIIまでという、やや古いモデルだけの対応になっています。
これは未確認なだけでその後のモデルも対応しているんじゃないか?と、思えます。手元に最後に対応したモデルと思われる「Xperia 1 III」があるので、アプリをインストールして試してみたところがこちら。
あらら、「HDR機能:HDR 10+HEVC」という表示になっていました。
意外なんですが2021年モデルの「Xperia 1 III」はHDR対応になっていて、2024年モデルの「Xperia 1 VI」はHDR対応になっていませんでした。
Xperia 1 VIとXperia 1 IIIで同じシーンを再生しながら見比べてみると、なるほど、確かにXperia 1 IIIの方が階調が豊かになっていて、リアル感が倍増しているんですが、写真に撮ってみるとこんな感じです。
たった3年の違いではあるんですが、当時のモデルからすると1.5倍×1.5倍で2倍以上の輝度が出るようになっているんですよね。Xperia 1 VIって。
輝度メーターが出ているのでわかりますが、Xperia 1 VIは輝度を60%くらい、Xperia 1 IIIは輝度を90%くらいにしているのに、これだけの画面の明るさの差になります。
これだけ輝度が上がっているので「Xperia 1 VI」もHDR 10対応になっていればいいのにと思わざるを得ません。ですが、これは機種発売時の契約とかが絡んでいるんですかね?あとからアップデートでHDR対応になることはなさそうな気がします。
ということで、残念ながらHDR非対応の「Xperia 1 VI」です(本体ディスプレイはHDR対応ですがアプリが機能を閉じてしまっています)が、画質設定は可能です。「クリエイターモード」と「スタンダードモード」の2つを選ぶことが可能。
「スタンダードモード」にした際も「自動クリエイターモード」の機能を入れておけば、特定のアプリで「クリエイターモード」に切り替えるということもしてくれます。試してみたところ、Netflixアプリは「特定のアプリ」に該当するみたいで「クリエイターモード」で表示されていました。
なので、結論からいうと「クリエイターモード」で再生するのが正解なんだと思います。
当店には「Xperia 1 VI」が2台置いてあるので、画質モードを変更して並べてみることができます。比較して見るとその表示の違いは一目瞭然で、写真でも判別できるほどでした。
上記のものを見ていただくとわかりますが、人の肌色が違っています。人の肌だけではなく、スタンダードモードにすると全体に色が濃くなります。
こちらのシーンでも分かるかと思いますが、日の丸の赤が鮮やかになっていたり、背景の青いカーテンの色も鮮やかになっています。
テレビを見慣れてしまっている目でみると、スタンダードモードの方が綺麗に見えるんですが、現実の世界ではこんなに色鮮やかなものではないので、クリエイターモードの方がリアルな現実に近い描写になります。
これは好みで設定して良いのですが「クリエイターモード」で観た方が映画っぽくなるかもしれません。
その他、話題になった作品というと「イカゲーム」って話題になってましたね。まだ観たことがないので、これも休み中に観てみようかと思っています。
ブラビアで観ると4K HDRでドルビーアトモスでした。Xperiaの場合は2K SDRで空間オーディオ視聴になります。
「地面師たち」も超話題になっていました。こちらは7エピソードあるんですが一気に観てしまいました。バイオレンス色がかなり強く、いろいろな意味で怖いストーリーなんですが、なるほど、これは話題になるはずです。
BRAVIAで観ると、4K HDR+5.1chサラウンドになっていて、AVアンプにはPCM 5.1ch での出力になっています。
こうした作品はXperiaでも「空間オーディオ」にはなっていないので、おそらく2chステレオで出力されているんだと思います。
この場合は、Xperia 1 VIの再生音質設定で「360 Upmix」を使うと効果があります。オーディオエフェクトをオンにして、カスタムで「360 Upmix」をオンにするか「おすすめ」で使えばOKです。
映画館チックな音響空間にしてくれます。
ちなみに、エピソード1の冒頭で最初の事件が起こる「東京・新橋」ですが、これ、ウチのお店から歩いて数分というご近所さんです。私の通勤路から1本道が外れたところで、こんなところに聖地があるとは!?
ということで、今朝ほど、通勤途中に立ち寄ってみたところがこちらです。ドラマの中ではシャッターが上がっていましたが、今朝はシャッターが閉じられていました。雀荘という設定になっているみたいですが、本当に雀荘なのかどうかは不明です。
その他、Netflixで観られる作品を探してみると主だったドラマが網羅されているのを改めて知りました。これではソニーさんもブルーレイディスクの製造を辞めてしまうのもわかります。
これらのドラマも2chステレオで配信されているので、Xperia 1 VIの「Upmix」の効果がありそうです。
「Upmix」についての詳細は以前、こちらのblogエントリーで紹介しています。効果があるのはヘッドホン視聴しているときだけでスピーカー視聴の際は充分な効果は出ないことになっていますのでご注意ください。
「オーディオエフェクト」をオンにしておけば、それで利用できるようなのですが、その効果のほどを試してみたい、という場合は、カスタム項目で設定していろいろ操作してみるとおわかりいただけると思います。
最後は今日の通勤時に30分ほど視聴したモノがこちらです。30分で大体4GB弱の通信量を使っているので2時間の映画を観たとすると15GB前後の通信量になる計算です。
ということで、ゴールデンウイーク後半は自宅のBRAVIAとXperiaでNertflixを使って映画三昧にしようと思います。
皆様も楽しいゴールデンウイークをどうぞ。
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