“α7C II”と”α7CR”に被写体『自動』認識、『ダイナミックアクティブ』手振れ補正、他の機能が追加搭載される大規模本体ソフトウェアアップデート
大変です。
コンパクトフルサイズ”α7C II”と、6100万画素コンパクト”α7CR”に大規模本体ソフトウェアアップデートがあり、今までフラッグシップモデル”α1 II”にしか搭載されていなかったAIプロセッシングユニットによる被写体『自動認識』と、ダイナミックアクティブ手振れ補正、オートフレーミング機能などが追加搭載されました。
もはやこれは”α7C II”ではなくて”α1C II”になってしまったかも! ”α7C II”ユーザーさん必見です!
こんにちは、店員佐藤です。
先週から怒濤の”α”本体ソフトウェアアップデートが行われていて、今日は”α7S III”と”α7C II”、”α7CR”、Vlogcamの最新モデル「ZV-E10 II」の4機種に本体ソフトウェアアップデートが公開されました。
中でも大注目なのが”α7C II”と”α7CR”で、フラッグシップモデルにしか搭載されていなかったAIによる被写体認識に「オート」モードが搭載された件、それとZV-E1で搭載された手振れ補正機能の最強機能「ダイナミックアクティブ手振れ補正」が搭載されています。
さらにカメラ固定で動画撮影時に、被写体を追ってフレーミングを自動で変更する「オートフレーミング」機能など、”α”の最新機能が多数搭載されるようになっています。
搭載された機能は下記の通りです。
◆撮影・再生機能の追加
- 被写体の「認識対象」で「オート」を選択するとカメラが自動で人物/動物などの認識対象を選択できるようになりました。
- 動画撮影モード時にトラッキングしている被写体が構図内の同じ位置に保たれるように自動で構図の補正を行う、「フレーミング補正」に対応しました。
- 動画撮影時の手ブレ補正に「ダイナミックアクティブ」を追加しました。
- 動画撮影中や撮影後に、クリップにOK/NG/KEEPの3種類のフラグを付けられるようになりました。
- 撮影後、ショットマークの付いた動画フレームから自動的に静止画を作成できるようになりました。
- ユーザーLUT使用時の画質を向上しました。
- ブライトモニタリング中に「ピント拡大」「MF時自動ピント拡大」が使えるようになりました。
- 「レーティング」などの複数の条件を使って再生する画像を絞り込むことができるようになりました。
- 「グリッドラインの種類」に「黄金分割」を追加しました。
- 任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになりました。
- ご利用にはライセンスのインストールが必要です(有償)。国や地域によってはサービスを提供していない場合があります。
- 1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になりました。
- 複数のIPTC Presetの登録/切替に対応しました。
◆FTP転送・ネットワーク機能の追加
- メディアへ書き込み中にFTP転送予約ができるようになりました。
- プロテクトした動画・静止画を自動でFTP転送予約できるようになりました。
- FTP転送で転送した動画/静止画に自動でプロテクトができるようになりました。
- 撮影済の映像をスマートフォンやタブレットに転送している間に、新たな撮影ができるようになりました。
- スマートフォンやタブレットへの転送を途中で中断しても再開が可能になりました。
- スマートフォンやタブレットへ転送していない差分のみ転送したり、転送中に転送する映像を追加できるようになりました。
- ネットワークストリーミングに対応しました。
- カメラの画像を直接Creators’ Cloudにアップロードできるようになりました。
- Wi-Fiの電波強度が表示されるようになりました。
◆その他
- カメラの最新ソフトウェアがある場合に通知が表示されるようになりました。
- 「WPA」 、「WEP」機能に非対応となりました。Wi-Fi接続時に「WPA」、「WEP」の選択ができなくなりました。今後はよりセキュリティ強度の高い「WPA2」または「WPA3」をお使いください。
- ピクセルマッピングが実行されるとカメラの動作が不安定になる場合がある事象を改善しました。
- 動作安定性を改善しました。
相当な項目のアップデートされています。FTP転送やネットワーク機能は撮影データの無線送信を試していない方にはさっぱりわからない項目が多いと思います(私もそうです)が、Creators’ Cloudへのアップロードなどは、なぜ”α7C II”だけできないのかな?と、思われていた機能で、これらが上位機種と同様の操作感になるものと期待できます。
さて、大注目の被写体自動認識機能などは実機で様子をみてみました。
被写体認識は従来は「人」「動物」「鳥」「昆虫」「車/列車」「飛行機」などから選択して、それからAIによるトラッキングAFを使っていましたが、”α1 II”に「自動」が組み込まれ、自分の選択した被写体からどれかが移動するモノがあれば、それを追従するという機能が追加されています。
風景撮影をしているときに野鳥やチョウチョなどがやってきて、急遽、それらを撮影するというときに、被写体自動認識がオンになっていれば、被写体選択をせずにそのまま撮影ができるようになります。
“α1 II”をまだ少ししか触っていませんが、操作してみて、そのありがたさを先日体験したばかり。とっさの時にチョウチョだったりハチを撮ったりができます。
さて、そうしたオートにしている状態で、全部の被写体があるとどうなるの?という疑問をお持ちの方がいらっしゃるようなので、テストです。
「人」「動物」「鳥」「昆虫」「車/列車」「飛行機」の被写体を全部用意してカメラを向けてみました。
この場合はどうやらクマのぬいぐるみにAFがいったようです。
じゃ、動物AFが一番強いんだな、というとそういうことではなく、被写体のサイズなどを観て、カメラがその時々で「これが被写体だ」と認識したモノを選んでAFを合わせているとのこと。
フレームの中央に被写体を持ってきたり、自分で選んだ被写体をセンターにしてAFが合ってから、シャッターボタン半押しにしていれば、その被写体を追い続けます。これは飛行機に寄ってAFを合わせてから構図を引いてみたところですが、飛行機をそのまま捉え続けてくれています。
このあたりは慣れてくると、自分なりに追う物を選べる様になるというか、そもそもこういうシチュエーションの場合は被写体を選んで使った方が良いかと思います。
ちなみに人物AFにすると画角を替えなくても、CDジャケットに写っている人物にAFがいきます。
「車/列車」にしてみました。ちゃんと車のところに行くところがエライ!
昆虫もちゃんと胴体を見つけてくれました。
被写体のサイズがまちまちなのはご勘弁ください。我が家で揃ったものがこれだけだったもので。
それにしてもすぎですね。30万円ちょっとの”α7C II”にほぼ100万円のカメラの”α1 II”の機能が真っ先に降りてきました。
AIプロセッシングユニット搭載のカメラは他にも”α7R V”や”α9 III”、「ZV-E1」”α6700″などもあります。これらの機種にも今後、被写体の自動認識機能は降りて来るかもしれないですね。
そして手振れ補正機能も強化されました。これはなにかしらハードウェア的なチップ搭載とかで実現しているんだろうなと、思っていただけに、本体ソフトウェアのアップデートで実装されるとは驚きです。
通常モデルで使える手振れ補正のスタンダード機能。これは他社製レンズを装着しているときでも利用ができるモードなんですが、ボディ内手振れ補正での補正だけなので補正幅が狭く、特に望遠レンズでの動画撮影ではあまり役に立ちません。
写真撮影の場合はシャッターを切ったその瞬間だけ補正が効けばよいので問題はないんですが、動画は補正幅が大きいですからね。
そこで搭載されたのが「アクティブ」モードです。電子手振れ補正も使うことで、補正幅の大きな手振れ補正ができるようになります。
これが使えるのは純正のソニー製レンズだけで、サードパーティ製のレンズでは利用ができないモードになっています。
今回、さらに強力な「ダイナミックアクティブ」モードが用意され、”α7C II”に降りてきました。
「スタンダード」>「アクティブ」>「ダイナミックアクティブ」の順で手振れ補正の効きが強く鳴るんですが、補正をするために画面の4辺にのりしろを作るため、画角も狭くなり「スタンダード」が24mm画角だとすると「アクティブ」は28mmくらい、「ダイナミックアクティブ」だと32mm近辺くらいまで狭い画角になるというのもあります。
ですが、それでもこの手振れ補正効果は捨てがたい! 16mmなどの超広角レンズがあればアクティブで20mm、ダイナミックアクティブで24mm相当の画角になるくらいなので、広角レンズを用意して使いたい機能です。
効果のほどを動画でも撮影してみました。
わざと脇をあけて手がプルプルする状態をつくって、わざと手振れさせながら撮影しています。アクティブモードでの手振れ補正の効きはかなりのものなんですが、ダイナミックアクティブを使えば、それよりも補正幅が大きいので、もはやジンバル撮影をしているみたいな画が撮れるかも。
こちらは”α1 II”での撮影になりますが「ダイナミックアクティブ」手振れ補正を使って撮影した動画です。三脚などは使っていなくて、すべて手持ちで撮影しています。
その他、フレーミング補正も搭載されました。自撮りしているときに被写体を自動で追って、最適な画角になるようにフレーミングまで調整してくれます。
確かフルサイズVlogcamの「ZV-E1」に初搭載された機能です。デジタルズームで寄ってくるのですが、ワンマンオペレーションで撮影するしかない、配信動画を一人で行う必要がある、というときになくてはならない機能です。
これが”α7C II”にまで搭載されるって、どういうこと!? もうこれならZV-E1が必要なくなってしまうのでは!?というくらいインパクトの大きなアップデートです。
モデルによってスマートフォンにインストールされた「Creators’ App」を使って本体のソフトウェアアップデートができるモデルや、メモリーカードにプログラムをダウンロードしてインストールする必要のあるモデルなどがあります。
アップデートの案内をご覧の上、慎重にアップデート作業をどうぞ。
このアップデートが出てしまったので、今からソニー”α”をはじめるなら”α7C II”が断然オススメです♪ 今回の本体ソフトウェアの価値って5万円分くらいあるんじゃないですかね!?(すみません、適当なことを言っています)
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