【フォトレビュー】『RX1R III』ショールーム展示レポート(お客様撮影フォトにて)
本日10時より予約販売が開始になったサイバーショット「RX1R III」の実機の様子を当店のお客様が撮影された写真でお届けします。
すでにソニーストアでは初回出荷分が完売してしまっているため、発売日の8月8日のお届けは難しい状況ではありますが、ご注文順に出荷になりますので、早めのオーダーをすればするほど、早く手に入る可能性が高まります。
ご参考にどうぞ。
※「RX1R III」については当店はショールームでの取材は行っていません。
こんにちは、店員佐藤です。
RX1R IIIが予約開始になったのは今朝10時でした。まさか、そんなに多くの方が購入されることもないだろうと思ってはいたのですが「これ、たぶん、すぐ完売になるよ」というお客様の声があり、今日は10時前から特別早朝営業を行い10時には予約オーダーを店頭からできる様にしていました。
無事にすんなりと予約オーダーはできたのですが、お客様がお帰りになった直後に連絡がはいり、間もなく初回出荷分が完売する模様とのこと。
ソニーストアサイトでの表示では13時ちょうどに「入荷次第出荷」ステータスに変更されています。ソニーストアに限らず、他のECサイトでも同様の状況だったのか、そのまま全サイトで「入荷待ち」ステータスに変更されていると聞いています。
66万円もするカメラをそんなにたくさんの方が買うの!? みんな金持ちだなー。という声が聞こえてきそうですが、RX1シリーズは初代モデルがソニーストア価格で248,000円(税込)という価格設定でした。当時はまだフルサイズセンサー搭載の”α7”シリーズの登場もなく、フルサイズセンサー搭載カメラといえば”α900”の328,000円とかしかなかったと記憶しています。
現在のデジタル一眼”α”シリーズの最上位機種”α1 II”が99万、”α9 III”が935,000円ということを考えると658,900円の「RX1R III」は同じくらいの価格設定と言えます。
いつの時代もRX1シリーズは夢のカメラなんですよね。
今回はたった2時間で初回出荷分が完売してしまった状況になっており、これでしばらくは入手困難な品薄カメラになってしまうんですが、できるだけ早くオーダーされた方が早く手に入ります。
購入の検討材料のひとつにと、お客様からソニーストア銀座さんでの体験会の様子の写真データをいただきましたので、紹介したいと思います。
ソニーストア銀座、他のソニーストア店舗では7月18日の金曜日から特別体験会を開催。予約制になっていて、お客様は日曜日にお出かけされたそうです。
※「RX1R III」については当店はショールームでの取材は行っていません。
こちらが「RX1R III」です。レンズ部には「ZEISS」のブランドロゴがクッキリと入っています。私が見たところ「RX1R II」まではここに「Carl Zeiss」というロゴが入っていたと思います。
カールツァイス社のブランド戦略でRX1R IIが発売された前後にロゴ表記が変更になっていて、現在は「ZEISS」だけの表記になっているとのこと。
なのでRX1を見かけたときにレンズ面にあるロゴが「ZEISS」になっていれば、RX1R IIIと言えるかもしれません。(RX1R IIの後期型からZEISSロゴに変更されています)
レンズ部については設計はなにも変更になっていません。マクロリングが搭載されていて接近撮影の際にはマクロリングを「0.2m-0.35m」に切り替える事で最短撮影距離を短くすることができます。
マクロ切替など無しに全域使えれば良いのに、というところですが、それをするとレンズ自体が大きくなるのと画質が低下しやすくなるとのこと。
このサイズのレンズでフローティングフォーカス機構を採用しているというのも画質とサイズへのこだわりなんだと思います。
ボディ天面はフラット構造になっています。RX1R IIではダイヤルなどは出っ張っていましたが、サイズ感をより小型にすべく、デザインを揃えています。アクセサリーMiシューも企画としては”α”シリーズと同じ物になるのですが、シューカバーはRX1だけのオリジナル形状のものになっていて、天面のフラット感を強調するデザインになっています。
通常の”α”シリーズのシューカバーも装着できるのですが、ここはRX1専用のカバーを使いたいところです。
シャッターボタンにネジ穴が切られていますが、これはフィルムカメラ時代から使われているレリーズケーブルが使える様にするためのものです。Bluetoothリモコンを使うのであれば必要はないのですが、あくまでもこうしたカメラへのこだわりがデザインだけではなく機能にまで及んでいるポイントになります。
ファインダーはRX1R IIではポップアップ式のEVFを搭載していたのですが、RX1R IIIでは固定式に変更。
ポップアップ式の場合は稼動部分が増えるので壊れやすいのと、収納するための場所を取るというデメリットがありました。固定式にすることによりバッテリー大型化で足りなくなったスペースの確保という点でもメリットがあるんだと思います。
撮影時にEVFを利用する際も、ポップアップ式では一度操作してファインダーを収納部から引き出す必要がありましたが、固定式の場合は素早く撮影に入れます。
RX1R III | RX1R II | |
有機ELファインダー | 固定式 0.39型 235万ドット アイポイント 22mm 0.7倍 |
収納式 0.39型 235万ドット アイポイント 19mm 0.74倍 |
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ファインダーの仕様を見ると「アイポイント22mm 0.7倍」と「アイポイント 19mm 0.74倍」という比較になっています。ファインダー倍率がRX1R IIの方が大きいことになっていますが、アイポイントは19mm→22mmと長くなっています。
これはファインダーをのぞいたときに離れたところからでも全体像が見えることになり、メガネをかけたままで使われる方も見やすくなる進化をしていると思います。
あと、ポップアップ式ファインダーの場合、アクセサリーシューにフラッシュを装着した場合、干渉してしまう、という問題もあったそうです。
端子類の配置も地味にRX1R IIから変更になっています。マイクロUSB端子がUSB Type C端子に変更されているのと、並びもマイクロHDMIとUSB端子の間にマイク入力があったのですが、マイク入力は端に配置されるようになりました。
マイク端子に接続するステレオミニ端子が太めのものだと上下のケーブルに干渉してしまうという問題があったのですが、それを解決しています。
このカメラでそういう拡張性を気にされる方は少ないかもしれませんが、カメラとしてはより使いやすい様に進化しています。
なお、USB端子から映像出力をするストリーミング機能はRX1R IIIは搭載していません。マイクロHDMIから映像出力を取り出して変換アダプターなどを使ってUSB端子に映像信号を転送することはできますが、手軽にUSB端子を使ってストリーミングをすることはできません。
もっともRX1をWEBカメラにしたり、YouTubeのストリーミング配信に使われる方は少ないかなと思います。
グリップのテクスチャデザインも変更されています。私は実機を触っていませんので感触はわかりませんが、グリップとしてつかめるくらいの段がついているのが見えます。
こちらは専用のボディカバーを装着したところです。これによりさらにつかみやすいグリップが生まれるようになっています。
ボディカバーの底面は写真の様になっていて、ツマミがついたネジを採用しているので、外出先での脱着も手軽に行えます。
底面にあるバッテリーフラップへのアクセスも可能。ボディサイドの端子類にもカバーを装着したままでアクセスできます。
サムグリップ「TG-2」です。若干デザインが変わっているため、従来のRX1R IIのアクセサリーTG-1を使うことはできない、となっています。
TG-2の装着によりメニューボタンへのアクセスができなくなってしまうのですが、グリップ部を跳ね上げることで簡単にアクセスすることができるようになります。
メーカー純正でこれらのパーツが用意される位なので、ここに親指を置けると、カメラの保持がより安定するようになるんでしょうね。
クリエイティブルックは最新のFX2から搭載されるようになった「FL2」「FL3」が使える様になっています。
「FL」というのはフィルムルックの略です。ネガフィルムで撮影した様な雰囲気が出るクリエイティブルックですが「FL2」はややコントラストを高めたもの。「FL3」はコントラストを浅くしたものと聞いています。
フィルムカメラを強く意識したRX1R IIIなので、これでフィルム撮影っぽい演出をするときには3種類のFLと、IN(インスタント)から選べる様になります。
液晶画面はタッチパネル操作に対応しているのと、縦位置にしたときはUIも縦位置デザインになります。
まさに初代RX1で搭載された35mm F2.0のカールツァイスレンズを、”α”の最新ボディに載せ替えた様なカメラになっています。
冒頭にあるとおり、初代RX1も相当な高額カメラでしたが、今もまだお使いの方が複数いらっしゃいます。RX1R IIIも本体価格が65万円を超える高額カメラになっていますが、このカメラを10年以上、使ってしまう方、いらっしゃるんでしょうね。
6100万画素のイメージセンサーを搭載し、AIプロセッシングユニットも装備していくところまで行った感じの”α”の最新機能を満載にしたカメラとなっています。
こちらはマクロモードを使って絞り開放のF2.0で撮影した写真です。手前にフォーカスが来ていますが、そこから奥に向かって滑らかにボケていく様子、そして背景は絵の具で書いたようなとろけるぼけになっていて、この1枚の写真だけで35mm F2.0のレンズ性能の良さがわかるようです。
※「RX1R III」については当店はショールームでの取材は行っていません。
RX1R IIIのソニーストアの現在の納期表示は「入荷次第出荷」ステータスになっていて、2次出荷の目安などもまだ表示されていないのですが、もしかすると、まだ発売日のお届けに繰り上がる可能性もあります。
ご検討になっている方は、とりあえず予約申し込みをしてしまうというのはいかがでしょう?w
早めのオーダーであればあるほど、手に入れられるのも早まる可能性が高くなります。
なお、オーダーされた方は皆さん、アクセサリーは全部購入されるものと思っていたのですが、フルオプションで購入されている方は初動だけみると1/4くらいで、その他の方は本体と保護ガラスだけで購入されるというケースが多い様です。
5年ワイドと3年ワイドについては半々くらいになっていますが、このカメラは5年ワイドがオススメ。レンズ交換ができないため、レンズ部に不具合が起こると修理代がかなりかかる傾向にある、という話を聞いたことがあります。
一生使うカメラ、是非、この機会にご検討をどうぞ。
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デジタルスチルカメラ RX1R III DSC-RX1RM3 |
ソニーストア価格: 658,900 円 税込 |
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発売日 | 2025年8月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:66,000円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:33,000円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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RX1R III用ボディケース LCS-RXL |
ソニーストア価格: 19,800 円 税込 |
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発売日 | 2025年8月29日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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RX1R III用サムグリップ TG-2 |
ソニーストア価格: 36,300 円 税込 |
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発売日 | 2025年8月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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RX1用レンズフード LHP-1 J2 |
ソニーストア価格: 20,900 円 税込 |
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発売日 | 2025年8月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |

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