【レビュー】本日発売! 16mm単焦点Gレンズ『SEL16F18G』実写レポート
本日4月11日はソニーの新型単焦点レンズ「SEL16F18G」の発売日です。早速ですがレンズの実機レポートをお届けしたいと思います。
あいにく今週末は撮影イベント開催のため週末からの店頭展示ができなくて来週からの展示になりますが、まずは近所で試し撮りをしてきましたので、その様子を速攻でレポートします。
たまたまですが、すごい発見もあったので一緒にご案内したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
新発売の「SEL16F18G」ですが、これは個人的にすごく欲しくて展示用に入荷させました。16mmの超広角単焦点レンズですが、このサイズでF1.8の大口径レンズとして使えます。
画角の広さもあるし、背景を大きくぼかすこともできるし、まさにVlogcamに持って来いのレンズです。これにフルサイズセンサー搭載のZV-E1とか使っちゃうと、軽量コンパクトな最強Vlogカメラになるんじゃないかと思います。
これからの当店のVlog撮影にあたり、これをメインレンズにしよう!ということで展示レンズとして仕入れています。
まずはそのサイズ感から。
こちらは左から「SEL1635GM2」「SELP1635G」「SEL1625G」そして新製品の「SEL16F18G」です。今まで16mmの超広角撮影が必要となると、ズームレンズのこれら3本から選ぶことになっていました(少し古いですがSEL1635Zもあります)が、単焦点レンズということもあり、機構が複雑ではない分、こんなに小さなレンズとして使えます。
そして、これもソニー”α”レンズならではですが、24mmよりも広い超広角域に単焦点レンズが3本も揃っているのはソニーだけ! これらのレンズは開放絞りも大きく開くので星景撮影に使われる方も多いと思います。
山に行って山岳風景を撮りつつ、夜は星景撮影も、なんて撮り方をする方にはこんなに小型軽量なレンズが存在するのは、かなりありがたい選択しになるかと思います。
14mmのG Masterレンズこそが最強の星景レンズ!とはなるところですが、SEL16F18Gは前玉が飛び出しているものでもないのでフィルターやプロテクターを装着できるというのもメリット。
ということで、まずはVlog撮影のときを想定した撮り方を試してみました。JIN氏がソニーの公式プロモーションで冬山の八ヶ岳登山の様子を撮影されていましたが、その撮影時にシューティンググリップとか使わずに手持ちでカメラを持って自撮りをしていました。
その撮影方法でも背景が広く撮れるというのを見て、自分でもやってみたい!となるわけです。
“α1 II”で試してきました。
こちらが「手振れ補正スタンダード」での画角です。16mmだとかなり広めで、腕をいっぱいに伸ばしても全部入るほどの画角です。
スタンダードの上に「手振れ補正アクティブ」というのがあります。こちらは電子手振れ補正も使ってより強力な手振れ補正効果を得られるのですが、手振れ補正をするためののりしろとしてやや画角が削られます。
本来16mmの広角レンズですが、アクティブモードにすると20mm相当くらいになる感じ。
さらに、現在はその上に「ダイナミックアクティブ」モードというのがあり、こちらはさらに大きなのりしろを使って手振れ補正を行います。まるで三脚固定をしているかの様な効果を見せてくれるのですが、それでもこれだけの広さの画角になります。大体24mm相当になります。
こうして画角が2段階ほど狭くなる感じなので24mmレンズでダイナミックアクティブを使うと35mmくらいまで狭まってしまい、おじさんの顔が大写しになってしまうところなんですけど、この広さをシューティンググリップ無しで撮れるって良いですよね。
ちなみにJIN氏のマネをして撮ってみましたが、腕を伸ばしてカメラを持っていると、結構、疲れます。これは鍛えないと長時間撮影は無理かも。w
というか、SEL16F18Gでこのきつさなので、他のレンズだとさらに重たい思いをすることになります。レンズ重量がこんなに気になる撮影方法は他にないかもしれません。
ということで、ここからはSEL16F18Gで実際に撮影してきたカットです。うっかり、RAW撮影してきてしまったんですが、まだLightroomにレンズプロファイルが入っていませんでした。代わりに歪みが少なくなりそうなレンズのプロファイルを使って現像しています。ご了承ください。
“α1 II”+SEL16F18G F8.0 1/160 ISO125
旧新橋停車場まで今日は歩いて来ました。鉄道の街、新橋を八重桜が飾ってくれています。最新のソニーのレンズだけに描写力もすごい!端までしっかりと解像しています。
“α1 II”+SEL16F18G F1.8 1/1600 ISO125
絞り開放で撮影すると手前の八重桜はこれくらい大きくボケてくれて立体感を出してくれます。
“α1 II”+SEL1635Z F4.0 1/320 ISO125 焦点距離16mm
こちらはカールツァイスレンズ「SEL1635Z」で撮影したショットです。絞り開放ですがF4.0になります。ボケ味も小さくなってしまいますね。
“α1 II”+SEL16F18G F1.8 1/250 ISO125
使っているのが”α1 II”という5010万画素+EVFが922万画素というスーパーカメラで、SEL16F18Gを絞り開放で持ち歩いてファインダーをのぞくと、被写体をのぞく背景はボケボケになってくれます。
こういう何でもないカットでも立体感がものすごくて写欲が上がりまくりです。
“α1 II”+SEL16F18G F1.8 1/400 ISO125
それと、使ってみてわかりましたが、このレンズは最短撮影距離がものすごく短いんです。AF時で最短撮影距離が0.15m、最大撮影倍率0.25倍というスペックですが、使ってみるとこれでもか!というくらい寄れます。
小さな桜の花びらがこの距離で撮影出来てビックリ。
“α1 II”+SEL16F18G F1.8 1/640 ISO125
こうして花を中心に配置して、背景をぼかした撮影、楽しいかも。
“α1 II”+SEL16F18G F7.1 1/100 ISO125
さて、帰り道にいつもと違う風景を見つけました。最近はあまり歩いていない日テレタワーさんの遊歩道なんですが、あれれ、ここに建物なかったっけ!?
あ、そうだ! アレがなくなってしまったのかも!!
“α1 II”+SEL16F18G F6.3 1/50 ISO125
アレというのはコレです。当店のお客様で、新橋写真遠足に参加された方は覚えてらっしゃるかもしれませんが「東海道新幹線に食い込んだビル」があった場所です。
元々あったビルのすぐ近くを後から東海道新幹線が通り、ビルを避けることができなくて、全線の中で、ここだけ建物が新幹線に食い込んでいるんです。
これは以前の風景です
もちろん、新幹線の車両との間にはマージンがあるのでぶつかる危険はないものの、ちょっと変わった名所だったので、新橋写真散歩の時に紹介したりしていました。
そのビルがなくなってしまったみたいです。
“α1 II”+SEL16F18G F6.3 1/640 ISO125
ということで、今だけしか見られない風景になると思うんですが、今度は日テレタワーが新幹線に食い込んでいる図が撮れました。
16mm単焦点レンズならではのショットが撮れて満足です。
来週から店頭展示をしていますので、是非、遊びにお越しくださいませ♪
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G レンズ 超広角単焦点レンズ SEL16F18G |
ソニーストア価格: 136,400 円 税込 |
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発売日 | 2025年4月11日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:14,300円 3年ワイド/5年ベーシック:7,700円 3年ベーシック: 無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
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