【レビュー】「New Xperia Touch & Try」イベントレポートと『Xperia 5 V』展示機実機レビュー
昨日から全国5カ所のソニーストア店舗で開催が始まった「New Xperia Touch & Try」イベントにお邪魔させてもらってきました。
10月1日までの期間限定イベントの様子と、イベントで展示されているXperia 5 Vのファーストインプレッションをお届けしたいと思います。お邪魔させてもらったソニーストア銀座ですが、すごいことになっています。
こんにちは、店員佐藤です。
イベント初日は事前告知がなかったので取材ができなかったのですが、2日目の今朝、お邪魔させてもらってきました。久々に11時の開場時に混雑があったのですが皆さんどうやら「NiziU」目当てだったようで、ショールーム5Fのイベント会場は「NiziU」ジャック状態になっていました。展示されているブラビアも全部NiziU上映になっています。
こういうソニーストア銀座さん全体の瞬発力ってすごいですね。
さて「New Xperia Touch & Try」イベントはGINZA PLACEの5Fが会場になっています。いつもだったらイベントは4Fのカメラコーナーのところのスペースを使うんですが、今回は5Fの展示が大幅シフトしていてショールーム中央部分がXperiaイベントの会場になっています。
ちなみに4Fのオーディオコーナーの一角もNiziUジャックになっています。
テーブル1周がすべてNiziUコラボのLinkBuds Sの展示になっていて、プロモーションでNiziUのメンバーが装着しているLinkBuds Sの着用カラーなどの案内がありました。写真はエクリュですが、こちらはMAYAとMIIHIが装着しているとのこと。
関係ありませんがうちの家族はMIIHI推しです。たまたまワタシも持っているのがエクリュのLinkBuds Sなので、なんか嬉しい。
今、ソニーストア銀座で問い合わせが2番目に多いのが「プレゼントされるコラボケースの展示はないですか?」ということらしいのですが、残念ながら展示の予定はないとのこと。キャンペーン期間中にLinkBuds Sを購入して応募された方だけが見られる特典になります。
そして今、一番多いお問い合わせが「オリジナルノベルティをもらうにはどうすれば良いですか?」というものとのこと。ここでは先にノベルティグッズのゲット方法をご案内します。
まずは5Fのイベント会場にご覧のポスターがあるので、ここでQRコードへアクセスしてLINEに送信。記載されているURLを開いてスタンプラリーのホームページを開きます。
スタンプラリーのページが開いたら、ここで8つのアイコンが表示されているので体験コーナーにある8つの体験イベントからひとつのコーナーを選んで開きます。
するとキーワードの入力を求められます。体験コーナーの案内板の一番下にキーワードの記載があるので、それを自分で文字入力して合っているとスタンプがもらえる、という仕組みです。
スタンプを4つ集めるとNiziUのポストカード&クリアファイルがもらえます。さらに8つ全部集めると「New Xperia Touch & Try」のトートバッグももらえます。ほとんど手間は変わらないので、皆さん8つ集めてトートバッグにNiziUグッズを入れてもらっているようです。
さらに「#Xperia体験イベント」「#ソニーストア」のハッシュタグを付けてXからポストすると、Xperiaオリジナルのノベルティグッズももらえます。
10月1日までの期間限定イベントですが、これは良い想い出になりますねー。
ということで、ワタシもスタンプラリーをしつつXperia新製品の取材です。
なお、ソニーストアでは各キャリアさんのモデルの展示も行っており、各社の製品版Xperiaと、SIMフリーモデルの展示もすべて行っています。
「Xperia 5 V」のSIMフリーモデルの展示については10月13日からを予定しており、現時点ではキャリアやSIMフリーによらない製品としての「Xperia 5 V」の体験展示となっています。SIMフリーモデルとしてのご案内はまだ始まっていません。
当店も現時点では商品としてではなく製品としての「Xperia 5 V」の紹介をさせていただきます。
さて、会場内は予想外の混雑になっているので空いているところから展示体験をしています。まずは明暗がはっきりした展示になっていますがライトボックスと暗室でそれぞれ「Xperia 5 V」と「Xperia 5シリーズ」旧製品の比較展示があるのでその比較から。
ライトボックス内では「Xperia 5 V」と「Xperia 5 IV」が展示されていて、中にはリアルタイムHDRドライブで駆動している両モデルが見られます。
リアルタイムHDRドライブというのは、HDRコンテンツの再生時にXperiaが再生映像を解析して必要に応じて輝度を調整してくれる機能。色の発色がとても綺麗なHDRコンテンツなんですがシーンによっては暗く見えてしまうシーンがあり、そういう際に持ち上げて映像を綺麗に見せてくれます。
ものすごい効果があります。Xperia 1 VとXperia 5 VではHDR10だけではなくHLGコンテンツにも対応しており、デジタル一眼”α”で撮影編集したHDR-HLGにも対応してくれます。自分で撮影したHDR動画がより綺麗に見られて、すごい嬉しい。
このHLGコンテンツの対応により、スマートフォンで見られるHDRコンテンツのほとんどに対応ができるとのこと。NetFlixだけは権利上の関係でHDR対応していないそうですが、それ以外の配信コンテンツで利用ができます。動画を見る機会が多い方は、この威力はすぐに体感できるかと思います。
ちなみにパネルも5Vと5IVでは変更されていてnit数もあがっています。それでいて消費電力は2割ほど抑える事ができるようになったとのこと。有機ELですので視野角などの違いも感じられないし、発色も変わったところはないんですが、輝度の明るさはアップ。是非、ここで体感してみてください。
こちらはスピーカー比較体験コーナーです。Xperia 5 VとXperia 5 IIが比較展示されています。XperiaはIII世代からフルステージスピーカーというブランドで設計されていて、内蔵スピーカーの音質、音圧が一気にアップグレードしています。
Xperia 5 IVからスピーカーの変更はないものの、スピーカーアンプを変更しており、微細な音の再現に優れているのと、音圧の向上がはかられています。
フルステージスピーカー搭載前のXperia 5 IIと比較すると、その差は歴然。室内でならもうポータブルスピーカーとか必要がないんじゃないか!?と思えるほどの音圧が楽しめます。
こんな薄っぺらいスマートフォンからなんでこんなに強い音が出てくるのか私も不思議です。
デジタル一眼カメラ”α”との連携機能についても展示紹介があります。
Xperiaには外部モニター機能が搭載されていて、デジタル一眼”α”とUVCコンバータケーブルでUSB接続することで外部モニターとして使うことも可能。ここで展示されているのはXperia 1 Vですが、Xperia 5 Vにも「外部モニター」アプリが入っていたので、同様の使い方ができるはずです。
そして、自由にカメラ機能などを試すことができるXperia 5 Vの展示機は3台用意されていました。ブラック、シルバー、ブルーの各色で展示がありました。
カメラ機能はXperia 5 Vは2眼になっていて、先代のXperia 5 IVからスペックダウンした様に見えてしまいますが、24mmの広角カメラにある特殊な機能を搭載しており2眼なのに3眼カメラとして使えるスマートフォンになっています。
レンズ部分を見てもデザイン的に大口径レンズが搭載されているような感じでカメラ機能が退化したようには見えませんね。
そのレンズ部を覆うカメラベゼルですが、これがボディと同系色で着色されるのはシリーズで初めてとのこと。ブルーカラーはブルーに、ホワイトカラーはホワイトでベゼルもカラー変更されています。従来モデルはベゼルは全部ブラックでしたが、これのおかげでかえってカメラの存在感が強くなっているかも。
24mmカメラに搭載されているのはXperia 1 Vと同じ、現時点ではスマートフォン最強センサーと思われる「Exmor T」センサーです。1/1.7インチの大型センサーで2層トランジスタ画素積層型のモノを採用しています。
総画素数4800万画素のセンサーですがXperia 1 Vでは1200万画素の呼び出しを行って記録をしています。
Xperia 5 Vでは望遠撮影時に1200万画素での処理をせず4800万画素センサーとして使い、真ん中の1200万画素を読み出して記録する、ということをしています。デジタル一眼カメラでは「クロップ」と呼ばれる使い方をしていて、これにより光学ズームと同等の解像度を実現しています。
これにより2眼カメラなんだけど3眼カメラと同じ働きをすることができるわけです。
実際に試してきました。写真左は24mm焦点距離で撮影しているもの。写真右は48mmの望遠撮影をしているもので解像度の違いなどは感じられません。
同様のコトをXperia 1 Vでもおこなってみました。48mm(2倍ズーム)で撮影した画像の中央部分を拡大したモノがこちらです。
等倍で見るとかなりの差が出ます。上記の画像をクリック or タップしていただくと等倍記録の画像が見られるようになっています。
デジタルズームで2倍にしているXperia 1 Vの場合は3M相当の画素しかないものを2倍に拡大しているところが、Xperia 5 Vはちゃんと12Mサイズのある画素から記録をしています。
こちらも同様です。等倍で拡大して見ると犬のぬいぐるみの質感が段違いなのと、手前のポンプの文字の解像度も大きく違っています。
この機能はXperia 1 Vには搭載されていません。Xperia 5 Vだけの機能になります。85mmとか125mmの望遠レンズを搭載しているXperia 1 Vですが、それほど利用するシーンって多くはないのでメインカメラになる24mmにExmor Tセンサーが搭載されているという方がメリットは大きいでしょうね。
撮影に使っているPhoto Proの操作画面ですが、BASICモードとプログラムモードではこれらレンズの切り替えについては表示が変わっています。BASICモードではあくまで「2倍」などの表記になっていますが、プログラムモードではちゃんと焦点距離表記になり48mmも記載があります。
しかし、この48mmの望遠撮影ですが無敵なわけではなく、一部、制約もあります。動画撮影時に120p撮影ができなかったり、スローモーション撮影に対応していなかったりします。
またISO感度も最高で1600までの対応になっているようでした。(24mmの時はISO6400まで対応)
ピクセルビニング技術を使って実現している機能の一部がスポイルされるみたいなので、Xperia 5 Vを本格的なカメラ撮影に使うことをお考えの方は要チェックです。
そして、これもXperia 5 Vの大きな進化ポイント。ボケ機能の機能拡張があり、さらに綺麗なボケを実現しているとのこと。実機で試させてもらってきました。
「ボケ機能」はBASICモードの時にだけ使える機能になります。従来のXperia 1 Vに搭載されているアプリではボケ機能の呼び出しをしてからボケ機能をオンにしてスライダーで調整というのをしていたのですが、Xperia 5 Vでは最初のボケ機能オンだけで機能が働くようになっておりワンステップ省いた動作をしてくれます。
そして、ボケ機能の最小と最大を試したモノが上記です。
撮影時はこうした見え方はしなくて、撮影後に画像処理をして表示をしてくれるので、撮影前に画面で見ている映像と撮影後の記録された映像ではボケ量が違います。撮影後のデータの方が圧倒的にボケているんですが、これ、スゴくないですか!?
点光源のボケが”α”の大口径レンズの如くレモン型になり口径食があるように見えます。関係筋に聞くところによると50mm F 1.2 G Masterレンズの絞り開放をイメージしているとかでわざわざこうしたボケ味を出しているとのこと。
さらに前ボケも自然な感じで手前にくるほどボケが大きくなっています。これを再現できるスマートフォンのカメラ機能というのもあまりないそうで、ここも力を入れている部分とのこと。
AIを使って被写体の距離を予測しているとかで、この場合は手前のカメラにフォーカスを合わせているのですが、距離が離れているもののボケが徐々に大きくなっているのがわかります。
すごいなー、ここまでシミュレートしているとか。なお、このボケエフェクトはXperia 1 VのPhoto Proにも後日アップデートで搭載されるそうです。
50mm F1.2 G Masterがやってきますよ。Xperia 1 Vにも♪
体験会会場にはXperia 5 Vで撮影した写真作品の展示もあります。これも明らかにボケ機能を使った作例だと思うんですが、前ボケ完璧。
体験会場で私が撮影したのは被写体が小さなネコのぬいぐるみでしたが、本来はポートレート撮影時を想定して開発されているんだと思います。被写体との距離が近すぎる試写でしたが、街に出てこれくらいの距離で撮ると、開放絞りF1.2感が出ますね。(F1.2はあくまでイメージで正確なシミュレートはしていないと思いますが。)
こちらはポートレート撮影の作例ですが、AIの力はスゴいですね。鉄の手すりの手前側はちゃんとボケているし、背景はドッとボケているし、レモンボケはあるし。もう、これで充分じゃないですか!?
139,700円のXperia 5 Vですが、これだけのボケ味が出せる”α”をフルサイズボディとG Masterレンズで揃えると出費が何倍になることかw
こちらは暗所撮影の体験コーナーです。ブラックボックスの中に被写体を置き、それをXperia 5 VとXperia 5 IVで比較撮影出来るようになっています。
「ナイト撮影」モードを搭載したXperia 5 Vは最大で18枚のシャッターを連続で切って、それを合成することでノイズの少ない写真を撮れます。
Xperia 5 IVまでは”α”的な考え方で暗いところでの撮影はそれなりに暗く映るモノ、というリアルな写りをシミュレートしていたようですが、Xperia 5 Vはフォトダイオードの容量を拡大した「Exmor T」センサーの搭載もあり、がっつりとISO感度を上げて撮影するようになっています。
Xperia 5 V:F1.9 1/4秒 ISO6400 BASICモード
Xperia 5 IV:F1.7 1/4秒 ISO4000 BASICモード
ナイト撮影は手持ち撮影で普通に撮影ができます。階調もかなり良くなっているし、これもかなり違いが感じられますね。(ちなみにボックスの中ですが、肉眼ではなにも見えないほどの暗さです)
そしてXperia 5 Vのカメラ機能の第3の魅力とも言えるのが編集アプリの「Video Creator」です。
今まで写真も動画も撮影するだけして、編集はサードパーティー製でどうぞ、だったものが、ついにソニー謹製の自動編集アプリが搭載されるようになりました。今まで編集作業のハードルの高さから動画作品作りを躊躇していた方もこれでその壁を乗り越えられるかも!
その場で簡単に編集ができるというので、私も試してみましたが、ウソではなく本当に1分くらいで15秒の動画作品が作れました。超スーパーウルトラかんたんに使えます。
混雑していたのでじっくりは編集を試すことは出来ませんでしたが、あらかじめ、それっぽく編集ができる動画が入っているので、内容がわからなくてもサムネールだけ適当に10個くらい選んで「おまかせ編集」ってすれば、それだけで作品が完成させられます。
高度な編集をするためのアプリではなく、あくまで簡易編集アプリではあるんですが、それでも無料編集アプリであるような「4Kでは出力できません」とか「15秒しか書き出しはできません」とか「あとは有償になります」とかがなく、安心して全機能を使えるのが嬉しいところ。
おまかせ編集で完成した動画にあとから手を加えて調整することもできるんですが、アスペクト比(縦横比)を変更するコトができたりします。縦長動画の編集後に「1:1」アスペクトを選択したら黒みを付ける形で編集してくれたので、映像が切れてしまうということもありません。
それと、これが驚いたんですがクリエイティブルック風のフィルターを後からかけることができて、映像全体にフィルターをかけることもできます。撮影時にクリエイティブルックを使って撮影しなくてもあとから、それっぽく仕上げることができるので、これも楽しいかも。
出力時には4K、1080P、720Pの解像度とフレームレートも24fps、30fps、60fpsから選択が可能。
凝った編集をしたければ、ここで4K出力しておいて、あとからPCで編集するのもありかも。こちらのアプリはXperia 1 Vにも提供される予定となっています。
アプリのリリースが超楽しみです。
その他、Xperia 5 V専用のスタイルカバーも展示されていました。
Xperia 1 V同様で装着した時にカメラグリップ風になるような盛り上がりがあり、シャッターボタンを押すときに右手にかかりがあります。
その盛り上がりのところにスタンドが収納されているのも同様です。
横置きの時には動画視聴がしやすくなりますが、縦置きの時にも使えて、外出時に自撮りする際に便利に使えます。
背面の質感はXperia 1 Vの時は本体背面同様にザラザラしたテクスチャー加工がありましたが、Xperia 5 Vではつや消し仕上げのややしっとりした質感のものになっています。滑りにくくこれも使いやすいカバーになるかと思います。
こちらはブルーカラーモデルです。現時点では当店経由のオーダーを見ていると一番多いのがブルーカラーモデルのようです。
以上、イベントレポートでした、今週末の土日はソニーストア銀座さんもかなりの混雑になりそうです。ノベルティグッズの数には限りがあるそうですので、お早めにどうぞ。
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