【コラム】Xperiaで使う『Rakuten最強プラン』の話

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6月1日からスタートした楽天モバイルの新サービス「Rakuten最強プラン」がスタートしました。加入時に楽天モバイルのことを検索しているからなのか、私のニュースフィードには昨日から「Rakuten最強プラン」のニュース記事がたくさん流れてくるんですが、割と皆さん誤解をされている部分があるというか6月1日から楽天モバイルでau回線が使える!エリアが広がる!みたいなイメージになっているみたいですね。

ある意味そうなんですが、そうでもない部分があるので実際の楽天モバイル回線の現状をレポートしたいと思います。

今回も電波計測アプリと3台のXperiaを使ってレポートします。

 

こんにちは、店員佐藤です。

6月1日開始の「Rakuten最強プラン」に私もなりました。というか、楽天モバイルの料金体制は1プランしかなく、今まで「Rakuten UN-LIMIT VII」だった人は自動移行で全員6/1から「Rakuten最強プラン」に移行しています。

「Rakuten最強プラン」は通信量3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GBを超えると無制限で3,278円になります。それに加えて「Rakuten Link」という通話アプリが用意されていて、このアプリを使って通話すると通話料金は無料というオマケがついてきます。通信量が無制限で3,278円というのは大手キャリアの無制限プランと比較すると半額以下です。

以前の様な通信量1GB以下は0円、みたいなプランはなくなりましたが、使い方によってはかなりおトクな料金体系になっています。

 

今回、最強になったのは自社回線のバンド3を使っている時だけ通信量無制限で、au回線のローミングをしている場合は月間5GBまでしか使えない、という制限をなくしてau回線のローミングも無制限で使えるようになったこと。そして従来、東名阪エリアでは楽天の自社回線しか使えなかったモノが繁華街や地下街などの入り組んだところでauのプラチナバンドであるバンド18回線が使える様に今後、徐々にエリアを拡大し現在よりもつながりやすくなる、というものです。

なので6月1日になった昨日から突然、楽天の通信エリアが広がったり高速通信ができるようになるというものではありません。auの全バンドを利用できるわけでもなく、使えるのはあくまでバンド18だけとなります。

そんなにスゴい変化ではないんですが「最強プラン」という言葉のイメージは強いしインパクトがあります。実際、楽天モバイルの回線がどれくらいつながるモノなのか、今回は可視化してみたいと思います。ちょっと面白いアプリを見つけたので。

 

さて、0円プランの廃止とともに一度は辞めてしまった私のサブサブ回線の楽天モバイルなんですが、ここで復活したのはいくつか理由があります。

今後、Xperiaを使ったライブ配信の頻度がもしかしたらあがるかも。そのときに無制限で通信ができる用意はしておきたい、というのがひとつ。

Rakuten Linkというアプリを使う必要があるものの、無料で通話ができるのと、お客様にイベント時にだけ案内する電話番号が必要なのでお仕事イベント用として回線が欲しかったのがひとつ。

それと、今メインで使っているドコモのahamo回線なんですが通勤時に全然つながらないところがあって非常に困っているため、それの回避策が欲しかったというのもあります。

ひどいんですよ。今、通勤で使っているJRの京浜東北線なんですが、つながりが悪いとかいうレベルではなく回線が使えなくなるエリアがあります。荒川を渡る、川口駅と赤羽駅の間なんですが、通信が一切できなくなり、たまにモバイル回線リセットしないと復活しないこともあります。

こういうところが通勤時に一カ所でもあると、非常に困るというか、もっと言うと実家もドコモ回線の電波状況が悪く、実家で調べごとをしようとするとすごい時間がかかったりします。これがたまたまなのか、自分の携帯端末に問題があるのか、それともキャリアの回線というか基地局の配備に問題があるのか、それを知りたくなります。

携帯電話のネットワークの速度についてはいつもおなじみの「nPerf」というアプリがあり、これを使うことで自分が計測したモノだけではなく、ユーザーさん同士で計測した結果がデータベースに残るので、それを参照することもできます。

こちらがドコモとauと楽天のカバレッジで、紫のところは5G、赤はLTE+、オレンジはLTEのエリアになっていて、ここなら電波がつながるよ、というマップになっているんですが、これは通信速度とか電波のつながりまではわかりません。

あくまで5Gとか4Gとかの電波が飛んでいるかどうかだけのマップになります。

ちなみに私がこまっている京浜東北線の荒川渡りのところのマップはこちら。nPerfでは紫の5Gエリアとなっているんですが、このバッテンをつけたところは全然通信ができず、電波マークが1本も立たないところになります。

なにか、他に電波状況を測定するアプリがないかと探していて、こんなアプリを見つけました。

「Network Cell Info」というアプリです。上記は無料版の「Network Cell Info Lite」です。ちょっと手間がかかりますが、計測自体は頑張れば有料版と同じ結果を残すことができます。

試しというか、自分の通勤時の電波計測をしてみたい、ということであれば完全無料で使うこともできます。

私はこういう電波計測が大好きなので有料版でさらにサブスクにも加入していますが、アプリの仕組みを簡単に紹介します。これがあると電波の強弱のマップを自分で作ることができるんです。

まずはこのアプリは3段階での課金がされる仕組みになっています。使い始めて設定メニューを出すと有料アプリの購入をするか、広告の削除のみをするかが案内されています。160円で広告無し版にすることが可能ですが、有料アプリを買っても広告は出なくなるので、ここは230円で有料アプリを購入しました。

そして、有料アプリになるとPro版の定期購読というメニューが表示されます。これは1年で340円という、低額なサブスクになります。これに入ると何ができるかというと、電波計測が画面を消しても出来る、という事になります。

下記の画面が電波測定時の画面なんですが、無料版の場合、とサブスクをしていない場合は、この画面を表示しておかないと電波計測のデータが残らなくなっているんです。移動中にずっと地図を見ながらアプリを起動しておかないと電波計測ができません。

Pro版を購入して定期購読を申し込むと最初の1週間は無料でのお試し期間になるので、それを利用すればPro版購入だけで1週間の電波計測が可能。スマホの画面を消しても計測ができます。

完全無料で使うなら無料版アプリをずっと地図画面開いたままで使えば記録が取れます。頑張れば無料で全部できる、というのはそういうことです。

ちなみに縦長超ワイドのXperiaの場合は「マルチウインドウ」機能が使えます。「Network Cell Info」を表示しつつ、下画面にYouTubeとかブラウザ表示をすることができるので、「Network Cell Info」を一番小さい画面にして表示しっぱなしにしておけば、計測しながらスマホを使うことができます。この方法なら完全無料でもいけそうですね。

さて、こちらが「Network Cell Info」の計測画面です。画面右下のボタンで画面を切り替える事ができるんですが、画面左の状態はログを地図表示しているところで通信計測をしたところにマークをしていってくれて、通信状態を簡単に色で表示して軌跡を見せてくれます。

画面右は自分で計測したログを元に、代表的なエリアでの通信が5Gなのか4Gなのか、それと電波強度を色で見せてくれます。グリーンが電波状況が良く、黄緑、黄色、オレンジ、赤になると電波状態が悪いことを表現しています。

その他に多彩なデータ表示があり、モバイル通信の電波強度とWi-Fi利用時の電波強度がメーター表示で見られたり(画面左)、電波状況が悪いところについては位置情報を加えてモバイル通信のキャリアにデータを報告していたりするそうです。(画面中央)、データを送っているだけでキャリアがそれを実際に見てくれて対策してくれているのかは不明ですが、自分の電測結果が良い方向に利用してもらえているというのはちょっと嬉しいかも。

他に日別で電波状況の平均値を出してくれる機能もあります。データポイントをいくつ取っているか、などが記録として残り、通勤路、移動路を変えて計測することで、どの通勤路にするかを比較することなどができます。

こうして電波のつながりやすさを色分けして記録し表示してくれるところが嬉しいポイントです。

私の様にこうして複数のキャリアを使っている方は少ないでしょうし、1回線だけだと電波の質について比較することができませんが、ある程度の目安になるかもしれません。

 

ということで、私が真剣に困っている京浜東北線の荒川越えですが、計測してみるとやはりドコモ回線の電波の質が悪いことが証明?できました。

私の体感よりも状況は良いみたいですが、電波状況が悪い赤マークが連続してこれだけ付いています。楽天モバイルの方が状況は良く、またauに乗り換えた場合はむしろ電波状況は良いになるみたいです。

京浜東北線を使って埼玉方面から東京へ移動する方はau回線の方が快適につかえそうです。

こちらは当店のお客様で利用されるケースも多いと思われる? ソニーストア銀座から当店までの経路を計測してみたところ。どちらも似たり寄ったりですが、楽天回線で赤くなっているところがあります。これは後述しますが裏コリドーという地下街みたいなところなんです。こういうところが楽天モバイル回線の弱さなんですが、ここが最強プランになって、これから改善されているはずのところになります。

こちらは山の点の上半分くらいが見えるエリアです。右側の線は京浜東北線のラインでこれも全体でみるとau回線が条件良さそうです。

左側のラインは東京メトロ地下鉄有楽町線です。

楽天モバイルは使えない、ということはないんですが、電波状況は良くないですね。ただ、ドコモもそれなりなので似たり寄ったりかな。

 

こちらは日別の計測結果なんですが、すごいですね、私の生活圏内ではドコモはほとんど5G回線でつながるようになっています。自宅で5Gが使えるのは嬉しいんですが、自宅ではWi-Fiを使っているので、モバイル回線の品質は実はあまり重視しないでも良いという。。。(^^)

逆に楽天モバイルは自宅で通信環境が悪いみたいです。これはこれで不安。

こちらはキャリアに報告された電波状況の悪いポイント。ドコモ回線が意外にも一番電波状況が悪いというポイントが多いことになっています。auが少なめなのは2日ほど持ち歩いた日数が少なかったからというのもあります。

この数が極端に多いと、ちょっと不安になりますね。

さて、こちらは楽天モバイル回線の計測中の画面になるんですが、メーターの上には使っているバンドの数字が表示されます。楽天モバイルの自社回線が1.7GHzのバンド3で、auのローミング回線が800MHzのバンド18です。

ドコモ回線やau回線の場合はあちこちのバンドに行ったり来たりしているんですが、楽天モバイルでは基本的にはバンド3に固定されていて、ごく稀にバンド18が使われる、という感じです。

    docomo   au   SoftBank Rakuten
ドコモ、ソフバンのメインバンド Band 1 2.1GHz  
楽天のメインバンド Band 3 1.7GHz
ソフバンのプラチナバンド Band 8 900MHz      
  Band 11 1.5GHz    
auのメインバンド Band 18/26 800MHz    
ドコモのプラチナバンド Band 19 800MHz      
  Band 21 1.5GHz      
各社プラチナバンド Band 28 700MHz  
  Band 41 2.5GHz    
  Band 42 3.5GHz  

.
こちらが各キャリアの使用バンドなんですが、今後はこのバンド18を楽天が使えるシーンが増えるはず、ということになります。

最強プランになったのでau回線の全部のバンドが使えるというものではないので、屋外ではあまり違いは感じられないかも。

変わるのはこういうところ。これが先ほど有楽町~新橋駅間にあった楽天モバイルの赤ポイントの連続地点で、JRの線路の下にこうした地下街が続いていて、こうして奥まったところは1.7GHzと高い周波数の電波はつながりにくいとされています。

こうしたポイントでauのバンド18が開放されると、つながりやすくなる、というのが「Rakuten最強プラン」というわけです。

 

ソニーストアで販売しているSIMフリースマートフォン「Xperia」ではデュアルSIM仕様になっているので、メイン回線と楽天モバイル、という使い方が可能です。

ご自身の通勤路、移動路の電波状況を「Network Cell Info」アプリを使って調べてみて、赤いポイントが多いようだったら、こうして2つの回線を使うことを検討してみてはいかがでしょうか?

 

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