【レビュー】Xperia 10 IV 実機レポート ミッドレンジモデルでも楽しいカメラ機能搭載モデルです
こんにちは、店員佐藤です。
明日発売のソニーストアの一番新しいSIMフリースマートフォン「Xperia 10 IV」の実機レポートです。
ソニーストアから発売されるミッドレンジモデルで、従来のフラッグシップモデルよりの廉価版というイメージがあるかもしれませんが、実機を使ってみると、これがまたよく考えられているスマートフォンでした。特にソニーらしさが光るのがカメラ機能で、ハイスペックモデルとの違いをいろいろ試してみましたので紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
以前、ソニーストアでは「Xperia J1 Compact」というSIMフリースマートフォンを販売していたことがあります。2020年にソニーストアでのSIMフリースマートフォンの復活ではフラッグシップモデルの取り扱いになっていましたが、ミッドレンジのスマートフォン販売は「Xperia J1 Compact」以来ということになります。
「Xperia J1 Compact」は飛び抜けた性能のモデルではありませんでしたが、普通に使えるソニーのスマートフォンということで、当店店頭でも人気がありました。スヌーピーとのコラボモデルなどもあり、私も使わせてもらっていたのですが、そのときのモデルと横幅はほぼ一緒。縦長になっているのが、現在のXperiaシリーズの特徴になっています。
私もXperai 1を購入する時は「こんな縦長で使いにくくないのかな?」とか思っていたのですが、使ってみるとそうでもなく、持った感じは従来のスマートフォン(当時はXperia XZなど)と変わらずに縦方向に表示が増えて、ブラウザなどを使っていても記事が読みやすくなったという感じでした。
特に今は広告が頻繁に出るようになっていて、広告が出ると肝心の記事部分が隠れて読みにくくなるところが、縦長の21:9画面だと邪魔な広告の余白部分が広がるので全般的に見やすく使えます。
Xperia 10 IVにはこの縦長ディスプレイをさらに使いやすくするため「マルチウインドウスイッチ」というものも搭載されています。これは二つのアプリを同時に表示させる機能です。
画面上部でYouTube再生をしながら、画面下部でWeb検索してニュース記事を読む、という使い方が可能。YouTube動画を見ながら、調べごとができたときに、同時進行で調べる事ができるって、PCでは当たり前のことですが、これがスマートフォンでもできます。
それと、これ。私は鉄道での旅行などのときには、自分がどこにいるのかGoogle Mapでチェックしながら移動するのが好きで、画面上部にはGoogle Mapを。その下でLINEをやっていたり、写真閲覧をしていたりという作業をすることがあります。
こういうマルチタスクな使い方ができるのもXperiaならでは。縦長画面の違和感はあっという間になくなるかと思います。
さて、写真は左から「Xperia 1 IV」「Xperia 5 IV」「Xperia 10 IV」です。フラッグシップモデルの最上位機種と、高性能はそのままのコンパクトモデル、そしてミッドレンジスマートフォンです。
サイズ的にはハンドフィットサイズと言われている「Xperia 5 IV」と「Xperia 10 IV」はほぼ同じです。
見た目にはほぼわからないデザインで、見た目のチープさなどはミッドレンジモデルにはありません。
最新モデル3機種になりますが、共通項として下記の性能は同様となっています。
- 5G通信対応
- 防塵(IP6X)・防水(IPX5 / IPX8)性能
- おサイフケータイ
- NFC搭載
- 生体認証(指紋認証)
- 3.5mmオーディオジャック
- デュアルSIM仕様(nanoSIM / eSIM) nanoSIMと排他使用でmicroSDXC(最大1TB)
カメラ機能にこだわった使い方をしなければ、5G通信ができるとか、防水仕様になっているとか、おサイフケータイが使えるとか、指紋認証でボタンを指で押さえるだけでロック解除ができるとか、使い勝手は一緒。
デュアルSIM仕様になっていて、eSIMというSIMカードを使わないで通信だけで契約ができる通信機能を搭載しており、加えてnanoSIMをもう1枚追加して2つの電話番号を使える様にするか、microSDカードを追加して本体のメモリー容量を増やすして使うか、どちらかの使い方ができます。
上位機種との違いをピックアップしてみたものがこちらです。
Xperia 10 IV |
Xperia 5 IV |
Xperia 1 IV |
|
ソニーストア価格 | 60,500円 | 119,900円 | 149,600円 |
発売日 | 2023.3.10 | 2023.2.1 | 2022.9.16 |
サイズ | 67×153×8.3 | 67×156×8.2 | 71×165×8.2 |
重量 | 161g | 172g | 185g |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh | 5000mAh |
CPU | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 8 Gen1 | Snapdragon 8 Gen1 |
メモリ(RAM/ROM) | 6GB/128GB | 8GB/256GB | 16GB/512GB |
ディスプレイ | 6インチ FHD+ | 6.1インチ FHD+ HDR 120HZ駆動 |
6.5インチ 4K HDR 120HZ駆動 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 802.11ac |
Wi-Fi6E 802.11ax |
Wi-Fi6E 802.11ax |
Bluetooth | ver.5.1 | ver.5.2 LE Audio 対応 |
ver.5.2 LE Audio 対応 |
ワイヤレス充電 | × | ○ | ○ |
スピーカー | モノラル | ステレオ | ステレオ |
ドルビーアトモス対応 | × | ○ | ○ |
.
価格はハンドフィットサイズ上位機種の「Xperia 5 IV」の半額ほど。すごいお得感があります。その引き換えとしてディスプレイがHDR非対応だったり、120Hz 駆動しなかったりします。
Wi-Fi 6Eという昨年秋からスタートした無線LANの新規格、6GHz通信などもできないのですが、まだ6GHz帯に対応したルーター自体が普及していないので、実質、あまり影響はないかも。Bluetoothの新規格である「LE Audio」も、まだ対応するヘッドセットがないので、現時点では宝の持ち腐れ、という言い方もできます。(LE Audioの普及速度によっては不便に感じる可能性もありますが)
その他、スピーカーがモノラルだったり、そしてドルビーアトモス再生に対応していなかったりします。
昨日のウォークマンレビューでも紹介しましたが音楽ストリーミングサービスの「Apple Music」で配信している空間オーディオなどの一部サービスが利用できないなどの差異はあるのですが、そうしたサービスを利用していない、という場合にはあまり関係がないといえば関係がありません。
AV機能の一部をドロップしたモデルということにはなりますが、普通にワイヤレスイヤホンを使っての音楽再生、動画視聴などは可能です。
カメラ機能についても機能の違いはありますが、Xperia 1シリーズが登場してから採用されているトリプルカメラ機能はXperia 10 IVも搭載しています。画角がやや違いますが16mm、27mm、54mmの3つの焦点距離のレンズが搭載されます。
メインカメラとして使うことになる27mmのレンズでは光学式手振れ補正機能も使えます。
カメラの搭載よりも、実は撮影アプリに大きな違いがあり、Xperia 1 IVやXperia 5 IVではデジタル一眼”α”シリーズと同様のUIを採用して、”α”に近い操作感での撮影ができます。動画撮影についてもYouTubeでのライブ配信機能や、接続したデジタル一眼”α”の映像を取り込んで配信したりすることが可能。
Xperia 10 IVはそうした特別なアプリがインストールされていなくて、カメラ撮影機能は上位機種で言うところのベーシックモード、オートモードのみの搭載となっています。
上位機種では搭載されているカメラ専用のシャッターボタンの搭載もないため、カメラ起動にはホーム画面からカメラアプリのタップで起動を行い、シャッターも画面タップで行うことになります。(Xperia 1 IVではシャッターボタンを押すだけアプリが起動し、撮影も”α”同様にシャッターボタンで撮影出来ます)
ただし、Xperiaをお使いの方は皆さん感じられていると思いますが、オートモードが良く出来ているんです。
こちらは夜景撮影で近所をブラブラしたときの様子なんですが、カメラアプリを起動すると画面の上部に「ナイトモードが使用できます」という案内がでます。
これをタップすると、そのままナイトモードに変更。
ナイトモードでは一瞬でシャッターが切れなくて数秒待たなくてはいけないのですが、この時に複数シャッターを連写してカメラ内で自動で合成をしてブレがなく、HDR風の写真に合成をしてくれます。
↑こちらは普通に撮影をした写真です。
ナイトモードにしてシャッターを切ると次の写真の様になります。
↑こちらがナイトモードで撮影した写真です。すごくないですか?
明るくて白飛びしているところにちゃんと光の色がのるようになり、暗くて潰れているところが明るく写っていて、見た目に近い風景になります。
すごいなー、これがオートで行われているですか。
楽しくて、何枚もシャッターを切ってしまいます。↑こちらもナイトモードで撮影した16mmの超広角写真です。
↑こちらは望遠レンズ52mmで撮影した写真なんですが、ナイトモードすごいな。手持ちで適当に撮っているんですが手振れが全然ありません。
こちらも望遠レンズ52mmで撮影したナイトモードですが、見た目にはもっと暗い写真なんですけど光の色をちゃんと濃いめに載せてくれています。
前から思っているんですが、Xperiaのオートモードってすごいんですよね。マニュアルで自分で撮影してRAW現像したりするよりもオートで撮った方が綺麗なんじゃないか?というときが多々あります。そのオートモードがそのままXperia 10 IVに搭載されていて、これを使っている方が写真の知識がない方にとっては綺麗な写真が手に入るかも。
↑こちらも明暗差がかなりあって、見た目にも電灯がもっと白く飛んでいる感じなんですが、暖色の光の色がちゃんとあるし、橋の下の道路もよく映っているし。これを自分で調整して撮ろうとすると時間がかかるんですが、ナイトモードだと数秒だけです。シャッターを切ったときにちょっと待つだけでこれだけの写真が撮れます。
他にも、こんな機能があったのかと、驚かされるんですが「ハンドシャッター」というものがありました。デフォルトでオンになっているので、自撮りするときに手の平をカメラに見せるだけで、セルフタイマー機能が発動して3秒後に写真が撮れる、ということができます。
これはインカメラだけの機能になるんですが、画角も広くて自撮りするのに良いかも。
「ポートレートセルフィー」という機能もついていました。撮影画面で「モード」というボタンがあるので、それをタップしてみたらいくつかの撮影機能があり、その中のひとつです。(Xperia の上位機種にも搭載はあります)
ノーマル撮影ではおじさん丸出しの私なんですが、顔の輪郭を一番細くして、目の大きさを最大にして、肌の明るさを最高にして、お肌が綺麗になる美肌モードを一番強力にして、背景を一番ボカして撮影したモノが今回のポートレートセルフィーフォトです。すごいですね、40歳くらい若返ったかもしれません。
なるほど、オートモードしか搭載されていないとはいえ、使える操作が絞られている分、こうした特殊機能が使いやすく感じられます。
面白いですね、Xperia 10 IV。
今回は動画撮影までは試していないのですが、上機種では4K解像度での撮影ができるところがXperia 10 IVではハイビジョン画質までしか撮れなかったり、そういう制限はあります。
オーディオ設定では「ドルビーアトモス」の対応はないものの、ソニーの360 Reality AudioにはXperia 10シリーズとして初めて対応。まだDSEE Ultimateという、圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケールして再生する機能などは搭載されています。
なので、ハイレゾ対応の有線イヤホンを用意すれば、Xperia 10 IVでハイレゾ対応の音源再生も楽しめるというわけです。
価格なりにそれなりにドロップしている機能もありますが、さすがXperiaですね。基礎体力があるというか、普通のスマートフォンではない機能がこれだけ搭載されているんですね。
■ソニーストアの選べる購入方法
◆一回の支出を抑えたい方におススメ!「36回分割払い手数料無料」
ソニーストアではお支払い方法で「分割クレジット」をご利用の場合、36回払いまで分割払手数料が【0%】でご利用できます。月々の分割価格は以下の通りとなります。
36回分割価格 月々1,600円( 初回のみ4,500円)
◆2年後に返却して買い替える方におススメ!「残価設定クレジット」
また、残価設定クレジットは、ご購入された商品返却時の買取予定価格を残価額とし、残価額を差し引いた代金を24カ月の分割で支払いできるので、月々の支払いを抑えられます。最終回にあたる25カ月目のお支払方法はお客様のご要望に応じて選べます。それぞれの支払額は以下の通りです。
総額51,500円※(金利0%)
※ 24回分割2,100円/月(初回のみ3,200円)
※ 2年後9,000円で買取もお選びいただけます
ぜひこれらのお支払方法もご検討下さいませ。
なお、初めてSIMフリー機を購入するのが不安、キャリアモデルみたいに店頭窓口でなにかあったときに使い方のサポートをしてもらえない、という方はこうした操作ガイドブックを1冊用意しておくと安心かもしれません。これ、なんでも書いてあります。
ちなみに当店経由でお買い上げいただいたXperiaについては、当店店頭でもサポートできます。事前にご相談の上、お越しいただければ10分1,000円で対応いたしますのでご利用ください。(ご相談はコメント欄にご記入いただくか、メールにてご連絡をお願いします。ご予約がない場合は対応ができない可能性があります)
「Xperia 10 IV」はソニーストアだけではなくキャリアでも販売されていますが、SIMフリーモデルには余計なキャリアのアプリなどは入っていなくて、すっきりシンプルに使えます。キャリアのアプリが入っていないと不安、とか思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、一度、SIMフリーモデルを使うと、そのシンプルさに感激すると思います。
新発売のSIMフリースマートフォン「Xperia 10 IV」を是非、ご検討になってみてください。
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 10 IV XQ-CC44 |
ソニーストア価格: 53,900 円税込 |
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発売日 | 2023年3月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ■36回払いまで分割払手数料【0%】 ■残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 |
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残価設定 クレジット |
月々のお支払い 1,900円(1回目のみ2,200円) 24回お支払い総額 45,900円 25回目 8,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
Style Cover with Stand for Xperia 10 IV 専用ケース XQZ-CBCC |
ソニーストア価格: 3,830 円税込 |
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発売日 | 2022年7月上旬 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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