店頭セミナー『Xperia 1 V』詳細比較レポート 新旧機種比較とキャリアモデルとの違いもご案内
5月11日プレスリリース、5月23日からソニーストアにてSIMフリースマートフォンとして予約販売が開始される「Xperia 1 V」の店頭セミナーをblog上で公開します。
こちらのスマートフォン、気になるのは先代の「Xperia 1 IV」からの進化ポイントと、2021年に発売された「Xperia PRO-I」との機能&性能比較。そして史上初、キャリア版とSIMフリー版が同時発表になりほぼ同時期の発売になるということで、キャリアで購入するのと、ソニーストアで購入するのとどういう違いがあるのか?ということになるかと思います。
製品の詳細について現時点で判明していることをレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
ついにソニーさんがやってくれました。今まで、キャリア版のスマートフォンが発売されてから約半年後に発売になっていたソニーストアの「SIMフリー」モデルですが、今回は同時発表で出荷時期についてもたったの1ヶ月だけのタイムラグになりました。
やはりコアなソニーファンの方は新製品が出てから半年も待つことはできず、余計なアプリが多数入っているのと、対応周波数も少ないキャリア版を買わざるを得なかった、というところがあると思いますが、今回はたった1ヶ月です。たった1ヶ月の違いでメモリー増量で自由なスマートフォンが手に入ります。
2020年からはじまった通信料金プランの大幅値下げがあり、今度もまた日本の携帯電話販売での大きな変革があるかもしれません。
■SIMフリーモデルとキャリアモデルの違いを徹底比較
さて、私がキャリアモデルのXperiaからソニーストアのSIMフリーモデルの「Xperia 1」に乗り換えたのは2020年のことになります。SIMフリーモデルのメリットはいくつもあるんですが、まず、一番大きいのは余計なキャリア版謹製のアプリがなにも入っていないことです。
私も長年docomoでしか携帯電話を買ったことがない人生を送っていて、最初にヒツジさんが出てきていろいろ話してくれているのは嬉しかったりしたんですが、当時、続々とアプリが巨大化していき使用メモリを逼迫するようになってきてからは、いかに軽い動作ができるようにするのかとの戦いになっていきました。
当時はよくわからなかったんですが、アンインストールできないアプリなども入っていて、購入したら最後、動作を無効にすることはできても削除してメモリー容量を増やすということができない仕様になっているとは思いも寄りませんでした。
ソニーストアで購入したSIMフリースマートフォンにはそうしたアプリはなにもなくスッキリとした素のスマートフォンになっていたことに感激した覚えがあります。もちろん、独自機能として搭載している「Cinema Pro」などの独自アプリは入っているんですが、このアプリを使うためにソニーのXperiaを買っていますからね。
ちなみに、こちらは昨日届いた「Rakuten Hnad 5G」という超久々に購入した楽天モバイルのキャリア版端末です。しばらくキャリア版のスマートフォンがどんなことになっているのか見ていませんでしたが、今も同様なんですかね。ホーム画面2つを占有するほどの楽天アプリがズラッと入っている様子は壮観でした。
嫌みではなく、楽天のアプリをこんなにたくさん入れられるほど、たくさんのサービス展開をしているんですね。ニュースではいろいろ言われていますが「楽天モバイル」でこうしたサービスを全面に押し出したい気持ちはわかります。楽天のサービスをなにも使っていないユーザーにすると、これら、全部使わないことになるんですが。(^^)
そして、もうひとつの大きなメリットが「デュアルSIM」仕様になっていることです。Xperia 1 の1世代目から3世代目まではnanoSIMを1枚と、nanoSIMかマイクロSDカードを挿せるようになっていて、2枚のSIMを同時利用することができました。Xperia 1 4世代目からは1枚のnanoSIMと、内蔵されたeSIMでデュアルSIMとして使える様になっています。
これにより通信キャリア、どこでも使うことができるという大きなメリットがありました。
2020年当時は無料で使える「楽天モバイル」が大きな話題になっていて、メインの通信SIMカードと、無料で使える楽天モバイルのSIMカードと併用してデータ通信をする、なんてことができました。今年発売の機種からキャリア版でもデュアルSIMの利用ができる機種が登場し始めていますが、対応する通信バンドにもキャリア版は制約があります。
下記は各キャリアごとに対応しているバンドを表にしたものになります。まだdocomoとauが仕様公開をしていないので、ここではソフトバンクとSIMフリーモデルとの比較しかできないのですが、○がついているのが対応する通信周波数バンドになります。
同じ「Xperia 1 V」を販売していても対応する通信バンドには違いがあります。対応する周波数バンドがもっとも多いのがSIMフリーモデルで、おかげでどこの通信キャリアのSIMを使っても高い安定性が得られる、ということになります。
黄色い枠になっているのは各キャリアが自社で使っている通信バンドで白枠は自社では提供していないバンドになります。自社のバンドを中心に対応させてるのがキャリアモデルということになり、同じものを販売しているわけではないんです。
あとグレーのバンドは日本では使われていない海外で使われる通信バンドになります。(6/14 表を入れ替えました)
バンド | docomo | au | softbank | ソニーストア SIMフリー |
(楽天) | |
5G | n1 | ○ | ○ | |||
n3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
n5 | ○ | ○ | ||||
n28 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
n41 | ○ | ○ | ||||
n77 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
n78 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
n79 | ○ | ○ | ||||
5Gミリ波 | n257 | ○ | ○ | ○ | ||
4G | 1 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
2 | ○ | |||||
3 | ○ | ○ | ○ | ○ | 楽天自社回線 | |
4 | ○ | ○ | ○ | |||
5 | ○ | ○ | ||||
7 | ○ | ○ | ||||
8 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
11 | ○ | ○ | ||||
12 | ○ | ○ | ○ | |||
13 | ○ | ○ | ||||
17 | ○ | ○ | ○ | |||
18 | ○ | ○ | ○ | ○ | auローミング | |
19 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
21 | ○ | ○ | ||||
26 | ○ | ○ | ||||
28 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
38 | ○ | ○ | ○ | |||
39 | ○ | ○ | ○ | |||
40 | ○ | ○ | ○ | |||
41 | ○ | ○ | ○ | |||
42 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
66 | ○ | ○ |
.
今はソフトバンクも4Gのバンド18をカバーしてくれていますが、以前はバンド18を使っているのはauだけでした。楽天モバイルがau回線をローミングで使っていたのがバンド18だったので、楽天モバイルのSIMをau以外のキャリア端末で使うとauローミング回線が使えない、という大きなデメリットがあったんです。
あと、キャリア版とSIMフリーモデルの大きな違いは5Gのミリ波と言われているバンド「n257」があります。このバンドは逆にSIMフリーモデルは対応していなくて、キャリア版は対応することになっています。
5Gのミリ波というのは一番通信速度が速くなる周波数帯なんですが、まだ利用できるエリアが非常に狭く発展途上のバンドになっています。ですが、キャリア版モデルでは受信最大スピード4.9Gbpsとか、最大送信スピード1.1Gbpsというのをアピールする必要があるのと、対応する端末が増えないとエリアを広げるメリットもないので対応をしたいんでしょうね。逆にSIMフリーモデルは実用上あまり使えるエリアがないのでコストカットの意味で非搭載にしているものと思われます。
そんなわけでキャリアモデルは自社のための対応周波数バンド仕様にして発売していて、SIMフリーモデルは全キャリアに対応できるようにしている、という違いがあるわけです。
今はdocomoで買ったスマートフォンをauのSIMカードで利用することもできるんですが、通信速度や安定性についてはキャリア版純正モデルとは差が出るようになっています。
その他にも仕様に一部違いがあり、各キャリア版とSIMフリーモデルの違いをまとめると下記の様になります。
docomo | au | softbank | ソニーストア SIMフリー |
|
価格 | 218,680円 | 210,240円 | 198,000円 (Game Edition) |
195,000円 |
残価設定相当 分割ローン |
月額5318円×24回 残価96,360円相当 |
月額4802円×24回 残価83,2800円相当 |
月額4500円×24回 残価90,000円相当 |
月額6100円×24回 残価48,000円相当 |
本体カラー | 2色 | 2色 | 2色 | 3色 |
メモリRAM | 12GB | 12GB | 12GB | 16GB |
メモリROM | 256GB | 256GB | 256GB | 512GB |
FMラジオ | ○ | ○ | ○ | 非搭載 |
5G ミリ波対応 | ○ | ○ | ○ | 非対応 |
その他 | Xperia Stream 23,100円付属 |
SIMフリー 対応周波数最広 |
||
ケアプラン | 月額990円見込み | 月額330円 | 月額550円 | 月額550円 (実質年額2500円) |
故障時負担 | ~3,300円 | ~5,500円 | ~5,500円 | ~5,500円 |
交換時負担 | 12,100円 | 8,250円 | 20,000円 | |
最大通話時間 | 未発表 | 3350分 | 2910分 | 未発表 |
連続待受時間 | 未発表 | 700時間 | 680時間 | 未発表 |
受信最大速度 | 4.9Gbps | 4.9Gbps | 測定中 | 未発表 |
送信最大速度 | 1.1Gbps | 1.1Gbps | 測定中 | 未発表 |
.
まだ各キャリアとも全ての情報が公開になっていないので、わかる範囲で比較表を作っています。(6/14に表を入れ替えました)docomoではまだ本体価格は発表されていないものの12,000円のキャッシュバックキャンペーンを発表しています。ケースかイヤホンを同時購入するとキャッシュバックがあるそうです。
auも同様にpontaポイントの提供や同時購入製品があるとポイントバックを行います。またauでオンライン購入すると値引きもあるそうです。
ソフトバンクは発売時に価格などの発表があると思うのですが、どうもホームページをみていると「Xperia Stream」というゲーミングギアとのセット販売をするみたいです。本体のみの販売があるのか不明。
ソニーストアのSIMフリーモデルは現時点では価格は最安値で、本体カラーもブラック、プラチナシルバー、カーキグリーンの3色から選べる様になっています。カーキグリーンはソニーストアのSIMフリーだけの特別色という扱いになります。
さらに、内蔵メモリですが16GB/512GBという大容量モデルになっています。RAMで16GBもあるのは同時に利用するアプリが多い人にはかなり助かる仕様。ROMの512GBもこれだけあれば外部メモリーとしてmicroSDカードを挿さなくても良いレベルでは!?(追加して各モデル1TBまでのmicroSDカードが挿せます)
これまで、パワーアップされたSIMフリーモデルの登場まで半年待たなければいけなかったものが今回はたった1ヶ月のタイムラグだけです。これはもうSIMフリーモデルを選択する以外考えられないのでは!?
■Xperia 1 Vと先行モデル「Xperia 1 IV」「Xperia PRO-I」との徹底比較
さて、ここからは本題の「Xperia 1 V」についての機能紹介をしていきたいんですが、2022年モデルの「Xperia 1 IV」と2021年モデルの「Xperia PRO-I」のスペックを比較しながらご案内していきたいと思います。すでにメーカーさんのプレスリリースなどをご覧になっていて、あらかたのスペックはご存じの方も多いと思いますので、ちょっとメーカーサイトではわかりにくかったかな?というところを捕捉する感じでご案内したいと思います。
新型の「Xperia 1 V」ですが最大の進化は搭載されているカメラ性能になります。”α”などにもまだ搭載されていない2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を世界初搭載となっています。
Xperia 1 Vが発表になる前からソニーの技術サイトにて発表されていた「LYTIA(ライティア)」という名称は使われず「Exmor T for mobile」という名称で商品としては発表されています。なぜLYTIAではないのかというと、パーツブランドとしての技術、名称がLYTIAで、内容的には近いものなんですがソニーのスマートフォンXperia用にチューニングされていて、その名称となります。他社でこのセンサーが使われる際も、機種によってセンサーの名前は変わってくるようですね。
「LYTIA」≒「Exmor T for mobile」では大きく2つの技術が投入されており、まずは2層トランジスタ画素積層型ですが、これは裏面照射CMOSがベースになっていてフォトダイオード(受光層)が上、トランジスタ層が下になっているものをそれぞれさらに容量を増やして、より多くの光が取り込めるようになっています。
フォトダイオードの容量を拡大したことで、従来の3倍の光まで取り込むことができるとのこと。
さらに2層目のドランジスタも拡大することにより耐ノイズ性能もあげています。
そして「ピクセルビニング技術」により、48MPのセンサーを暗所では4つのピクセルを一つにまとめることで12MPセンサーとして使用。ピクセル数が少なくなることで読み出し速度が速くなり高速高精度のAFも実現。
画像解像度を向上させる多画素化と感度を上げる画素の大型化を同時に解決する技術が搭載されています。
※クアッドベイヤーの技術的な説明はこちらでご覧になれます。
センサーサイズもXperia 1 IVと比べると1.7倍サイズに大型化されており、アスペクトレシオも「4.3:3」という特殊なサイズのものになっています。
通常の4:3のアスペクト比よりもやや横長になるのですが、それのおかげで16:9で撮影する動画エリアが20%広くなり動画も静止画にも有効な画素が増える、という作り方をしています。
こうしたユニークな技術を搭載し「フルサイズセンサーを搭載したデジタルカメラ並みの撮影が可能」というのをうたっています。
こうした、新世代のセンサーを搭載したのが「Xperia 1 V」で主な仕様を比較すると下記の様になります。
Xperia 1 V | Xperia 1 IV | Xperia PRO-I | |
ストア価格 | 195,000 | 149,600 | 119,900 |
新製品 発売時価格 |
195,000 | 174,900 | 198,000 |
発売日 | 2023.7 | 2022.9.16 | 2021.12.15 |
サイズ | 165×71×8.3 | 165×71×8.2 | 166×72×8.9 |
質量 | 187g | 185g | 211g |
チップセット | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 888 5G |
メモリ RAM | 16GB | 16GB | 12GB |
メモリ ROM | 512GB | 512GB | 512GB |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIMデュアル |
ディスプレイ | 6.5インチ 21:9 4K 120Hz HDR OLED 輝度アップ |
6.5インチ 21:9 4K 120Hz HDR OLED 輝度アップ |
6.5インチ 21:9 4K 120Hz HDR OLED |
カメラ1 | 16mm 12MP 1/2.5″ 120fps |
16mm 12MP 1/2.5″ 120fps |
16mm 12MP 1/2.5″ 30fps |
カメラ2 | 24mm 48MP 1/1.35″ 120fps |
24mm 12MP 1/1.7″ 120fps |
24mm 12MP 1″ 120fps |
カメラ3 | 85-125mm 12MP 1/3.5″ 120fps |
85-125mm 12MP 1/3.5″ 120fps |
50mm 12MP 30fps |
カメラ位置 | ボディ端 | ボディ端 | ボディ中央ライン |
.
私も発売日に「Xperia PRO-I」を購入して1年半にわたり使ってきたので違いはよくわかるんですが、PRO-Iではメインカメラの24mmでしか120fps撮影ができなかったのに、今は16mm、望遠レンズなどすべてで120fps撮影ができるというのが羨ましい限り。
ディスプレイについては「Xperia 1 IV」と同じものが搭載されていると考えて良さそうです。「Xperia 1 IV」が登場した時には輝度が1.5倍アップしたということでしたが、アップした輝度はそのまま踏襲。
輝度アップ前のディスプレイのXperia PRO-Iと比較してみると「うお!これは1.5倍明るいぞ!」と実感することはないのですが、直射日光がの下では確かに1.5倍見やすくなっている様に見えます。
それよりも発色が良くなっていて、輝度の高い部分の色のりが良くなっていて映像が綺麗に見える、というのがあります。
2世代違ってしまうのでいろいろ負けている「Xperia PRO-I」ですが、カメラの位置だけはこうしてセンターにあった方が撮りやすいかと思います。どうもこれは慣れなのかもしれませんが、ボディの隅っこにレンズがあるとスマートフォンの重心から軸がずれている感じで被写体をカメラで狙うときにずれを感じるというか大まかに向けているだけみたいな感覚になります。センター軸にレンズがあると本来のカメラの様に被写体に向けやすい感覚があります。
なお、ユーザーさんによってはこのカメラ位置のおかげで使えるスマートフォンケースが少なくて、Xperia 1シリーズほどたくさんの種類からサードパーティ製のケースが選べない、という話もあるようです。
Xperia 1 V | Xperia 1 IV | Xperia PRO-I | |
声優先マイク | ○ | × | ○ |
S-Cinetone for mobile | ○ | × | × |
Creative Look | ○ | × | × |
商品レビュー用設定 | ○ | × | × |
Photo Pro縦撮りUI対応 | ○ | × | × |
Photo Pro Video Pro ピーキング表示 |
○ | × | × |
連写 | 最高30コマ AF/AE追従 |
最高20コマ AF/AE追従 |
最高20コマ AF/AE追従 |
ライブ配信機能 | ○ | ○ | ○ |
ライブ配信時 チャット表示 |
○ | × | × |
外部モニター機能 | ○ | ○ | ○ |
外部モニター波形表示 | ○ | ○ | ○ |
フロントカメラ | 12MP | 12MP | 8MP |
3.5mm オーディオジャック |
○ | ○ | ○ |
Music Pro | ○ | ○ | × |
.
「声優先マイク」というのはXperia PRO-Iにも搭載されていた機能です。
Vlogモニターを装着してVlog撮影するときにマイクを選択することができるようになっていて、メインカメラの先に小さな穴が空いているのですが、それがマイクになっていました。
Videography Proにてセッティングメニューからマイクを切替で選ぶことができます。これがXperia 1 Vにも搭載されます。
ちなみにメーカーサイトを見ても正式な対応が確認ができなかったんですが、複数のYouTube動画でVlog Monitorを使っている映像が確認できているのと営業さんルートで確認したところ、Vlog MonitorはXperia 1 Vでも利用可能です。
Xperia PRO-I購入時にキャンペーンでVlog Monitorを購入された方はXperia 1 Vに乗り換えても使い回しOKです。
「商品レビュー用設定」という、今までZV-1 やZV-E1などにだけ付いていた顔認識よりも手前のものにフォーカスを合わせる撮影モードが搭載されたのもXperia 1 Vがはじめてです。Vlog Monitorと合わせて使えば、本当にVlogcamみたいな自撮りが可能になります。(というか、液晶モニターはこっちの方が見やすいかも。カメラレンズにもっと近いところにモニターが表示出来るので)
”α”にも搭載されているクリエイティブルックがXperia 1 Vで初搭載になります。
私はよくこういう使い方をするというか、多くの方がソニー”α”とXperiaを併用していて、現地につくまでの道中のシーンはXperiaで撮影して、目的地についたら”α”をカバンから出して本格的に撮影、ということをする場合、”α”でだけクリエイティブルックを使うとXperiaで撮影した写真なり動画がバレバレになってしまうんですよね。
こうしてクリエイティブルックで色調を合わせることができたり、動画撮影時にも「S-Cinetone」を設定しておき、Xperiaでも作品動画の素材を撮影するなどができるようになるのはすごい進化だと思います。
写真撮影用の「Photography Pro」、動画撮影用の「Videography Pro」のアプリも細かくアップデートしていて、ピーキング表示が出来たり、縦撮り撮影に合わせたUI表示ができるようになるなどの進化をしています。
PhotoGraphy Proでは従来、本体側面にあったシャッターボタンを使わないと写真撮影ができませんでしたが、新型では画面内にシャッターボタンが表示されるようになっています。これ、観光地などで人に写真を撮ってもらうときに重宝するかもしれません。
そしてデジタル一眼”α”とUSB接続して行うライブ配信機能もパワーアップ。今まではモニターとして使うのと、ストリーミング配信で使う機能のみでしたが、モニター表示しながらXperiaで録画することができるようになるとのこと。
確認したところ波形表示はXperia PRO-Iのみの機能でXperia 1 Vには搭載しないとのことだったんですが、海外YouTuberさんの映像で、波形表示のメニューが映っていた、という話もあるので、こちらはちょっと確認中です。公式には波形表示はでないことになっているんですが、ピーキング表示とかライブ録画とかの機能アップがあるので、波形表示だけしないというのも、ちょっと不自然かも!?
※後日、実機で確認したところXperia PRO-I搭載のアプリのアップデートでXperia 1 IV以降は波形モニターが表示されるようになったそうです。Xperia 1 Vでも波形表示は可能です。
そして「Muisc Pro」アプリもアップデートしていて、従来はギターの弾き語りにしか対応していなかったのですが、今回のモデルからピアノの弾き語りにも対応するそうです。
録音した音声をクラウドで処理してレコーディングスタジオで収録した様な音声にしてくれるサービスで、実際に利用する際はサブスクで有料になるんですが、演奏を楽しまれている方、ここぞというときの録音に、大賞楽器が増えることになりますよ。
Xperia 1 V | Xperia 1 IV | Xperia PRO-I | |
Xperia Stream対応 | ○ | ○ | × |
Xperia View対応 | × | ○ | × |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh | 4500mAh |
急速充電 | 30分 50% (30W充電時) |
30分 50% (30W充電時) |
30分 50% (30W充電時) |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ | × |
おすそわけ充電 | ○ | ○ | × |
Wi-Fi6E対応 | ○ | ○ | × |
LE Audio対応 | ○ | ○ | × |
シャッターとショートカットボタン | シャッターボタンのみ | シャッターボタンのみ | ショートカット ボタンも装備 |
ストラップホール | × | × | ○ |
防水防塵 | IP65/68 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 |
耐久性 | Gorilla Glass Victus 2 | Gorilla Glass Victus | Gorilla Glass 6 |
.
これも案内がないなー、という「Xperia View」ですが、こちらは残念ながらXperia 1 Vは非対応になるそうです。Xperia ViewはPSVR2が発表される直前に登場したXperia版のヘッドセットでXperia 1 III、Xperia 1 IVをセットして3DもしくはVRが楽しめるというもの。発売時には乃木坂46のコンテンツが提供されるなど盛り上がっていたのですが、これで販売終了になっていく感じですかね。
ビジュアルヘッドセット Xperia View XQZ-VG01A |
ソニーストア価格: 16,500 円税込 |
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発売日 | 2022年6月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
実機を店頭展示しています ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
.
なお「Xperia View」は発売時には29,700円でしたが、現在は16,500円に値下がっています。Xperia 1 Vでは使えませんが、Xperia 1 III、Xperia 1 IVユーザーさんはお買い得かもしれません。
ゲーミングギア「Xperia Stream」はXperia 1 IVに続き、Xperia 1 Vでも利用可能になっています。Xperia 1 Vでも対応製品として使うことができます。
Xperiaのメーカーサイトではゲームプレイ時に使うゲーミングギアという紹介になっていますが、これ、ゲームアプリで使えるだけではなく常時接続しておいてゲームアプリ以外でも負荷がかかって熱を持っているときはファンが回って本体の熱を下げてくれます。
あまりそういう人はいないかもしれませんが、旅行中にGPSログやモバイル通信のログを取って遊んでいて、常時、スマートフォンを発熱させている人には、これ常時接続で使っても面白いアイテムだと思います。
Xperia Streamを装着するとボディの厚さが3倍増くらいになるので、これで常時装着して本当に使えるのか?という話ですが、Xperia Streamを装着したままでもモバイルSuicaくらいは対応します。
残念ながらカメラ部分は隠してしまうので撮影機能は一切使えなくなりますが、これからの夏場はREON POCKETのようにXperiaにはXperia Streamを装着しっぱなしで使っても良いかもしれません。バッテリーにかなり優しくなるんじゃないかと思います。(ファンを回すので消費電力が増えるのですが)
バッテリー容量は5000mAhの大容量になっていますがXperia 1 IV世代と同様です。ワイヤレス充電やおすそわけ充電はXperia PRO-Iにはなかった便利機能なので、これもXperia 1 Vに乗り換えたらいろいろな面で便利さを楽しめそうです。
「CPUの電力効率を約40%、カメラ動作時において消費電力を約20%改善」という説明もあります。CPUの電力効率はわかるんですがカメラ動作時の電力消費をどうやって改善しているのかといえば、スタンバイ時の瞳AFの動作をやめるなど、細かい動作制限をして実現しているそうです。
なるほど、瞳AFとか今までは店頭のデモ機で動作を知らない人に味わってもらう必要がありますが、今やソニーの瞳AFは当たり前みたいになっていますし、デモをする必要もないんですよね。
Wi-Fi 6E対応はアップデートで対応したXperia 1 IVと比べて今回は最初から対応。LE Audioも対応済みですが、まだ対応するイヤホンが出そろっていないため、今回のXperia 1 Vのプロモーションでは前面に推してくるものではなさそうです。
近いうちにLinkbuds SがLE Audio対応のためのアップデートを行うはずなんですが、それで何が実現するのか、楽しみです。複数人数での同じコンテンツ同時聴きとか試してみたいですね。
防水防塵性能が「IPX5/IPX8」だったものが「IP65/IP68」になっていますが、これは防塵仕様について省略していたものを防塵性能6級と正確に記したものになります。
特に防塵性能があがった、などの説明はないので従来と同じ性能で表示を変更した、というものだけかもしれません。
そして「Gorilla Glass Victus 2」ですが、これはOLEDのディスプレイ面の表記でここがXperia 1 IVよりもグレードアップされています。背面についてはシボ加工するなどの特殊加工があり従来の「Gorilla Glass Victus」を採用しているそうです。
フロスト加工になっている最近のXperia シリーズですがあれ、実はサラサラの表面加工になっているだけで背面もガラスで出来ているんです。衝撃によっては背面もガラスの様に割れるので要注意なんですが、両面とも「Gorilla Glass Victus」以上の硬度であれば耐久性も高そうですね。
以上、まだ実機がないものでカタログスペックでの比較になりますが「Xperia 1 V」と「Xperia 1 IV」「Xperia PRO-I」との比較でした。
デジタル一眼”α”とUSB接続してモニター表示をしているときの録画画質がどんな設定でできるのか、波形表示は実際の所どうなのか、そして世界初の「Exmor T for mobile」の画質がどんなものなのかすごく気になります。
実機がまず最初に公開されるのが5月23日(火)にソニーシティ大崎で開催されるイベントです。今夜23時までXperia Loungeアプリから応募受付をしています。
それが終わると6月1日からソニーストア店舗で開催される特別イベントのでタッチ&トライになります。
まだしばらく常設展示などはないようなので、これらのチャンスをお見逃し無く。当店もどこかで実機取材ができましたらすぐにレポートしたいと思います。
なお、SIMフリーモデルのソニーストアでの受注開始は5月23日(火)10時からとなっています。docomoさんやauさんでは特典発表があるし、Xperia 1 IVの時も最初からキャッシュバックキャンペーンがあったので、受注開始と同時にそれらの特典も発表になるかと思います。
価格的にも性能的にももはや「デジタル一眼”α”を買うか、Xperia 1 Vを買うか!」になってきていますが、今回は大きな世代交代になるモデルです。こういう製品は迷って値下げを待つと、いつまでも待ってばかりになります。最初に買ってしまうとある意味あきらめがつきます?ので、是非、この最初の盛り上がりで検討されてみては!?
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 V (XQ-DQ44) |
ソニーストア価格: 194,700円(税込) |
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発売日 | 2023年7月14日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 36回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
★ソニーストア「Xperia 1 V」のご案内ページはこちらから
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 IV XQ-CT44 |
ソニーストア価格: 149,600 円税込 |
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発売日 | 2022年9月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ■36回払いまで分割払手数料【0%】 ■残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 ■PUBG MOBILE スペシャルボイスカードプレゼント |
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残価設定 クレジット |
月々のお支払い 4,400円(1回目のみ4,500円) 24回お支払い総額 105,700円 25回目 34,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 IV Gaming Edition XQ-CT44-KIT |
ソニーストア価格: 161,700 円税込 |
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発売日 | 2022年10月14日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 36回払いまで分割払手数料【0%】 残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 |
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残価設定 クレジット |
月々のお支払い 5,900円(1回目のみ6,500円) 24回お支払い総額 142,200円 25回目 47,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia PRO-I |
ソニーストア価格: 119,900 円税込 |
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発売日 | 2021年12月15日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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『Xperia 1 VI』と『Xperia 1 V』なら無料で観られる「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」
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【プライスダウン!】最後の4Kディスプレイ搭載モデル! SIMフリー フラグシップスマートフォン『Xperia 1 V』が9,900円値下げで169,400円へ!
ソニーストアにてフラグシップスマートフォン『Xperia 1 V』SIMフリーモデルが2度目のプライスダウンとなりました。 ストア価格は179,300円→169,400円と9,900円お得に購入できます。 ソニーストアで […]