【レビュー】ハンドフィットサイズの5G対応SIMフリーモデル『Xperia 5 II』実機レビューレポート
ソニーストアから待望のハンドフィットサイズの「Xperia 5 II」がSIMフリースマートフォンとして発売になりました。
実機の様子を速攻でレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
キャリア版の発売が昨年9月にあった「Xperia 5 II」ですが、間もなくキャリアでは次世代モデルの「Xperia 1 III」が発売になります。キャリアモデルを優先して販売する必要があり、SIMフリーモデルは半年遅れ、もしくは次世代機の発売があるまでは登場しない、というサイクルになることが、これでわかりました。
とはいえ、SIMフリーモデルはキャリア毎に制限のあるバンド帯の制約がなく、どこのキャリアを選んでも不足ない通信が可能なのと、2枚のSIMカードを同時に利用することができる「デュアルSIM」仕様だったり、キャリアモデルよりも内蔵メモリーが増設されているなど、機種単体でみると非常に魅力的な内容になっています。
SIMフリーモデルの販売まで待ってくれたユーザーさんへのご褒美がある感じですね。
ソニーストアで販売するSIMフリーモデルとしてはこれで4機種目になるところですが、先日「Xperia 1」が販売終了になっていて、現在は「Xperia 5」と「Xperia 1 II」との3モデルでの併売となります。
3機種の主なスペックを表にしてみました。
Xperia 5 II | Xperia 1 II | Xperia 5 | |
ソニーストア価格(税込) | 114,400円 | 118,800円 | 64,900円 |
サイズ(mm) | 68×158×8 | 72×166×7.9 | 68×158×8.2 |
重量(g) | 163 | 181 | 164 |
電池容量(mAh) | 4000 | 4000 | 3140 |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
メモリ(RAM/ROM) | 8GB/256GB | 12GB/256GB | 6GB/128GB |
ディスプレイ | 6.1型有機EL 2520×1080画素 |
6.5型有機EL 3840×1644画素 |
6.1型有機EL 2520×1080画素 |
リフレッシュレート | 120Hz | 60Hz | 60Hz |
外部接続 | ~802.11ax | ~802.11ax | ~802.11ac |
接続端子 | USB type C | USB type C | USB type C |
3.5mmオーディオジャック | ○ | ○ | × |
おサイフケータイ | ○ | ○ | ○ |
フルセグ/ワンセグ | -/- | -/- | -/- |
ワイヤレス充電 | × | ○ | × |
デュアルSIM対応 | ○ | ○ | ○ |
5Gバンド対応 | ○ | ○ | × |
ボディカラー | ブラック ブルー ピンク グレー |
ブラック ホワイト バイオレット |
ブラック レッド ブルー グレー |
.
基本性能はXperia 1 IIと同等なのですが、ワイヤレス充電非対応だったり、高速AFを実現する「3D iToFセンサー」がなかったりデチューンされている部分があったり、ゲームプレイで有利な120Hz表示ができるなど、独自の進化ポイントなどもあります。
それと、ボディカラーに「ピンク」が用意されているのはシリーズにないポイントです。人によってですが女性ユーザーさんですとピンクボディの設定があるかないかだけで機種選定の基準になってしまう方もいらっしゃる(うちの人がそうです)ので、これで一部だとは思いますが選定しやすくなる方もいらっしゃるのではないかと思います。
さて、ここからは当店店頭から実機フォトでお届けします。サイズなどは数値で見てもピンと来ないと思います。写真で見てもサイズ感はそれほど代わらないように見えるんですが、この微妙な差で握った感じはかなり変わってきます。
21:9という極端に長いディスプレイを搭載しているため、本体が大きくなった様に思われるんですが、サイズ感は短辺の横幅で決まってくる感じで、小型フラッグシップモデルのラストになった「Xperia XZ」と比べて「Xperia 1」の横幅はほぼ同じくらい。持った感じもXperia XZくらいのサイズになります。
それよりも一回り小さなXperia 5シリーズは、一昔前の「Xperia X Compact」などの小型サイズモデルと同じくらいの横幅になっています。持った感じはコンパクトモデルくらいのものになります。
Xperia 1 IIと比較すると「3D iToFセンサー」がなくなっています。このセンサーで被写体までの距離を測っていて、デジタル一眼カメラでいうところの像面位相差AF的な役割を果たすんでしょうね。これがないとコントラストAFだけで動作するようになるのですが、Xperia 5 IIを実際にAF-C(コンティニュアスAF)で使ってみると、割とちゃんと追ってくれます。
AFがやや遅くなるくらいで、コントラストAFしか搭載されていない一眼カメラみたいなもたつきはありません。
本体の右サイドにあるボタン類は先代のXperia 5と比較するとちょっと変わってきていて「Google アシスタント」の専用ボタンが新設されました。「オーケーグーグル」と言わなくても音声入力モードに切り替えできるのでGoogle アシスタントを多用されている方は便利かも。
カメラ用のシャッターボタンはなにげに超便利です。デジタル一眼“α”と同じ様にシャッターの半押しが使えるのでフォーカス合わせと撮影の2段階でボタンを押し込むことが可能。
ボタンを長押しすると設定画面が出てくるんですが、ここでOSについているカメラアプリを使うか、ソニーXperia オリジナルの「Photography Pro」が起動するのかを選択可能。
これはもちろん「Photography Pro」の起動に切り替えないともったいありません。
「Photography Pro」は搭載されている3眼レンズに特化されたソニーオリジナルのアプリケーションで、その操作性はデジタル一眼“α”と同様になっています。露出補正なども操作しやすくなっているし、なによりもファンクションメニュー風の機能もαと一緒です。
キャプチャー時は顔認識になってしまっていますが、普通に撮影しているときは瞳AFが効くので人物もペットも瞳AFを使っての撮影が可能です。
画面を開かなくてもいきなりシャッターボタンからアプリが起動するってすごいですよね。まるでサイバーショットRX100です。
デュアルSIM仕様になっているのもソニーストアのSIMフリーモデルならではです。SIMトレイは写真のようなものになっていて、SIM2という単語が見えますが、トレイの向かって左側には、マイクロSDカードか、2枚目のSIMカードが排他で入れられます。
ソニーストアさんのアンケートによるとXperia 1 IIでは約3割の方がデュアルSIMにして使っているとのこと。
2枚のSIMカードがあれば仕事用の電話回線とプライベートの回線を同時に使うコトもできるし、キャリアのSIMと、格安SIMの組み合わせにして通信料を安くする工夫などもできます。
今だと、楽天モバイルが1GB以下の通信量であれば電話かけ放題で月額0円というのをやっていますので、新料金プランのSIMカードを入れておき、データ通信は新料金プランで、電話をかけるときだけ楽天モバイル、という使い方もできます。
内蔵メモリーは256GBもあるので、正直、よほどのことがないとマイクロSDカードでの容量追加は必要ないんですよね。
続いてはセットアップです。電源を入れてAndroid OSのセットアップをします。
Xperia 1 IIのときからスマートフォンの引越は超ラクになっていて、引越元のスマートフォンでGoogleアプリを開き、セットアップを開始。それを受けて引っ越し先のXperia 5 IIで復元作業をすれば、これでほとんどのデータがそのまま引っ越せます。
これを使うとGoogleアカウントの入力設定も必要なく、クローンを作っているかのように作業ができます。
あっという間に引越は終わるんですが、写真右のXperia 5 IIにはまだ丸いアイコンが多数あります。これはアプリ自体のインストールがまだ終わっていなくて、ここからちょっと時間をかけてアプリインストールを行ってくれるというわけです。
壁紙も元のモノが使われているしアプリアイコンの位置もそのまま移してくれています。
ゲームのアカウントや、あとマネー系の設定は別途行う必要があるのですが、これで引越作業の大部分が行えます。
超便利です。
今回はSIMカードに新料金プランの「LINEMO」のものを入れてみたんですが、なんの設定もしていませんが、データ通信も通話もできるようになりました。
全部を試したわけではありませんが、新料金プランなどの主な通信サービスであれば、SIMフリーモデルのXperiaに設定があらかじめ入っているので、SIMカードを入れるだけで使える様になります。
楽天モバイルの「Rakuten Link」みたいに特殊な通話アプリが必要な場合は、自分で設定作業をする必要がありますが、ほとんど作業の必要なく通信利用も可能。
新橋の当店ではLINEMOの5Gアンテナも立っていました。
Xperia 5 IIは5G通信対応となっていて、私が調べてみたところでは「ahamo」も「LINEMO」も5G通信は可能。「povo」は8月から5G通信のサービスを開始するそうで、まだ5G通信はできないかと思います。
楽天モバイルの5Gについては残念ながらXperiaは対応を現時点ではしていません。ミリ波のアンテナも入っていませんので、後日、対応するとしたらsub6のみとなります。
あとはWi-Fiが802.11ax対応になっています。VAIO Zや、最新モデルのVAIO SX14/SX12であれば、Wi-Fi 6でのテザリングができます。2.4GHzでの接続でも従来より倍くらいのスピードでテザリングができるかも。
5G通信と組み合わせると最強のPCテザリング環境が作れます。
そしてXperia 5 IIならではの新機能がディスプレイの120Hz駆動です。本体の画面設定で「低山像設定」をオンにして対応ゲームで設定を行うと120Hz表示に黒表示をはさんだ240Hzでの表示ができるとなっています。
こちらは「Call of Duty」をインストールしてプレイしているところですが、ニュルニュル動くを通り過ぎて本物の景色です。
設定はこちら。フレームレートの設定を自分で「最大」にすることで120Hz駆動で動作するみたいです。
ゲームの120Hz駆動と言うと、PlayStation 5 + 2021年モデルのブラビア XR機種での組み合わせでやっと実現したところですが、これをXperia 5 IIだけで実現できると考えるとなんかお得な感じがします。
Xperia 1 IIと価格差が4,400円だけというのもニクいところなんですが、コンパクトサイズをとるか、120Hz駆動をとるか、というのがXperia 5 IIとの分かれ道になりそうです。
■SIMフリースマホ『Xperia 5 II 』発売記念キャンペーン
☆ データ移行用USBアダプター(試供品)プレゼントキャンペーン
SIMフリー対応『Xperia 5 II』または『Xperia 1 II』を予約または購入&キャンペーン応募いただくと、先着で1,500名様にデータ移行用USBアダプター(試供品)がプレゼントされます。
データ移行用USBアダプターはデータ移行元のスマートフォンと、データ移行先の新しいXperiaをケーブルでつなぐためのアダプターです。USB Standard type Aという、普通のUSBのPC側の端子口をUSB type Cに変換する物になります。想定しているのはマイクロUSB端子のスマートフォンと、Xperia 5 IIとの接続ということなんでしょうね。
データ移行用USBアダプターを利用すれば、スマートフォン同士をUSBケーブルでつなげて、新しいXperiaへお乗り換えの際に必要なデータを簡単に移行することができます。
是非お早めにご検討ください。
SIMフリー対応『Xperia 5 II』または『Xperia 1 II』を購入&キャンペーン応募いただくと、抽選で1,000名様に限定デザインの5,000円分のQUOカードをプレゼントされます。
デザインはXperiaのオリジナルデザインで、3種類のうちいずれかが当たります。なかにはシークレットデザインも。QUOカードのデザインはお選びできませんのでご了承ください。
☆『Xperia 5 II』SIMフリーモデル発売記念キャンペーン
アンケートに回答いただくと、ソニーストアで使える500円分のお買い物券をもれなくプレゼント。回答にはMy Sony IDの登録が必要です。
一見、Xperia購入用の500円クーポンに見えますが、ソニーストアでのお買い物になんでも利用ができます。この機会にアンケートに答えて、クーポンをもらっておきましょう♪
キャンペーンは2021年8月19日までとなります。
キャンペーン対象商品をご購入いただき、オンラインで買取りお申し込みいただくと、ご不用のスマホを最終査定額に【2,000円】増額して買取りしてもらえます。
対象商品は以下の通りです。
Xperia 1 II (XQ-AT42)、Xperia 5 II(XQ-AS42)、Xperia 5(J9260)、Xperia PRO(XQ-AQ52)
キャンペーン期間は2021年6月30日までとなります。
『Xperia 5 II (XQ-AS42)』は明日5月21日(金)よりソニーの直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」および一部の家電量販店にて展示が行われる予定ですので、ぜひお手に取ってお試しください。
★ソニープレスリリース「5G対応のフラッグシップレンジスマートフォン『Xperia 5 II』 SIMフリーモデルを日本国内向けに発売、本日5月20日より予約受付開始」
【2021年10月1日 大幅プライスダウンになりました】
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 5 II (XQ-AS42) |
ソニーストア価格: 99,000円 税込 |
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発売日 | 2021年5月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 【期間限定】スマホオンライン買取増額キャンペーン 【期間限定】QUOカード5,000円分プレゼント 【期間限定】データ移行用USBアダプタープレゼント |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
■比較検討モデル
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 II (XQ-AT42) |
ソニーストア価格: 118,800円税込 |
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発売日 | 2020年10月30日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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