docomoの新料金プラン「eximo」「irumo」をデュアルSIM仕様のソニーストア『Xperia』で利用するメリット
昨日、ドコモさんから新しい料金プランが発表になりました。「eximo」と「irumo」という二つの料金体系プランが公開になり7月1日からスタートします。
これ、ドコモSIMを使っている方でソニーストアのSIMフリースマートフォンをお使いの方には、今までよりももっとオトクに使えるチャンス到来じゃないですか!?
こんにちは、店員佐藤です。
2021年にスタートした低価格プランの「ahamo」登場以来、他キャリアではpovo 2.0やYモバイル、UQモバイル、楽天モバイルが続々とさらなる低価格プランを発表していて、ドコモでも対抗策を出すのでは!?という予想がありましたが、ついに発表になりました。
なんせpovo 2.0や楽天モバイルなどでは月額千円前後で使えるプランがありましたが、20GB設定のahamoがドコモでは最低価格プランになっていました。やっと出てきた感じでパッと見たところでは月額500円なんてプランもあるみたいです。
ざっと、私も報道資料とドコモサイトでの新料金プランの説明を拝見しましたが、今回の新料金プランの登場により、従来あった「ギガホ」や「ギガホライト」などがなくなり、その代わりのプランとして登場するのが「eximo」になるようです。
~1GBの通信量で4,150円って異常に高いプランになっていますが、ドコモ光などの契約をしている方で、家族3人でドコモ回線を使っているなど、どっぷりとドコモに使っている方はここから割引きになり4,150円が2,178円になる、というものになっています。
それでも料金は高いのですが、ドコモショップの窓口で手続きができる、サポートが受けられるというのが一番のメリット。私もXperia XZを使っている頃はそういうタイプだったので気持ちはわかります。
電話の手続きについてはドコモショップに行くしかなかった頃はこういう料金プランで使わざるを得なかったですからね。それが今でも続いている方向けの料金プランなんだと思います。うちの両親も私がいなかったらこういう契約をするしかなかったはずです。
そしてocnモバイルの代わりとなるものとして登場するのが「irumo」で、こちらに上手く利用すれば通信量を思い切り下げられそうなものがあります。
3GBで2,167円、6GBで2,570円と、今時の料金プランとしてはさほど安くはない(povo2.0 や楽天モバイルなら3GBまでで千円くらいです)のですが、こちらもドコモショップの窓口で手続きが出来たり、サポートができたりするのがポイント。「eximo」は基本的なサポートが無料なのに対して「irumo」は基本サポートで1,000円の料金がかかるようになっています。
「irumo」もやはりドコモショップの窓口でサポートをしてもらうのが前提のプランということになりそう。
正直、当店の様なさほど有名でもないショップblogまで目を通すような方はこのあたりの設定などは自分でできるでしょうし、もっと言うなら家族の分の面倒まで全部見られる様な方ばかりだと思います。
スマートフォンの初期化とかOSのアップデートとか、時間さえあればいくらでもできるんですが、ドコモショップの店頭などでは、その「時間」こそが売り物になるんでしょうから、これは仕方が無いですね。
そして、大注目は0.5GBまでで500円というプランです。
これ、ちょっとスゴすぎませんか? 通信速度は他のプランはahamoと同様で5Gを利用した通信速度制限のないプランになっているものが0.5GBプランだけ通信速度は「3Mbps」(ちなみに5Gの最高速は4.9Gbpsなので1/1600くらいの制限です)と、なる上に、ネットワーク利用は4G LTEのみという、ほとんどスマートフォンのプランとしては役に立たないプランなんですが、それでも月額500円でドコモ回線を持っていられるというすごいプランになっています。
ドコモさんの狙いとしては、ほとんどスマートフォンとしては使っていないシニア世代の方向けに提供して、これにかけ放題オプションの1,980円を追加してもらって月額2,500円程度で「携帯電話」としてだけ使ってもらう狙いのものになるかと思います。
それでも家族3人以上でドコモに入っている時に受けられる「みんなドコモ割」の人数カウントには入るし、ドコモ回線の保有年数が切れること無く長期利用にカウントされるのであれば良いんじゃないのかな?という感じがします。
なお、こちらが2021年に登場した「ahamo」の現在の料金プランです。スタート時期から遅れて「ahamo大盛り」というプランが追加されて、データ容量100GBのプランまでがあります。
国内通話5分無料のオプションも含まれているので「eximo」「irumo」と料金比較するなら最初から880円追加されているプランとして観ることもできるので、結局「ahamo」が一番オトクに見えます。
ただ「ahamo」はドコモショップ店頭でのサポートがなく、オンライン専用のプランになるので、そこが大きな違いとなります。
我が家も実家を含む家族全員がドコモ回線を利用していて、実家では「みんなドコモ割」とかの恩恵を受けていることもあって、ドコモ回線を切るわけにもいかないし、そもそも現在、dカードゴールドにお買い物を集中させていることもあって、簡単に1人だけドコモの契約を抜けることができません。
そういうモノにとっては「irumo」の500円プランというのは渡りに船かも。
というのも、irumoの500円プランで契約しておいて、もうひとつ、povo 2.0とか楽天モバイルの契約をして2キャリア同時に使えれば、500円+格安料金プランで、ドコモともう1回線使って安く利用するコトができます。
ahamoの20GBプランで2,970円ですが、楽天モバイルで20GBなら月額2,178円ですみます。これにドコモの500円を足してもまだ安い、ということに。
「でも楽天モバイルって通信エリアが狭いんでしょう?」という疑念もありますが、それも最近、ちょっと変わってきているというか、そもそもドコモの通信スピードが最近、ちょっとおかしいんですよね。私の通勤ルートで測定すると昨年の秋口くらいからエリアによってつながらなくなってきていて通信ができなくなることがしばしばあります。
そこで、ここ1ヶ月くらい「Network Cell Info」アプリで移動中の各キャリアの電波状況を測定してあるいています。↑こちらは皇居を中心としたエリアの電波状況で、寒色系は電波状態が良いことを示しています。暖色系は黄色→オレンジ→赤で電波状況が悪いことを示しています。
サービス開始当初は自社回線でつながらないエリアだらけだった楽天モバイルもあれから3年くらいでしょうか。ほぼ遜色なく通信エリア自体は広がっています。今月からは「最強プラン」として地下街などの電波の届きにくいエリアもauのローミング通信が無制限で利用できるようになり、繁華街などでのつながりも改善してきているかと思います。
そして、↑こちらは京浜東北線の赤羽駅-川口駅間の荒川を渡るところですが、このエリアのドコモ回線の通信状況はひどい。一度、完全に切れてSIMの利用ができない旨のメッセージも表示されるほど。電車の混雑にかかわらずつながらないのでここは基地局が足りていないのかも。
ちなみにここではauでも楽天モバイルでも特に障害はなく普通に利用ができます。アイコンの色がこれだけ赤でつながると通信ができない状態になることを表しています。
ちなみにうちの実家も同様で、ドコモ回線だけつながりが悪く、au、ソフトバンク、楽天モバイルは普通に通信が可能。もっとも老舗で大手のドコモ回線だから一番強力なはず、とか思っていたんですが、実はそうでもないようです。
毎日の通勤と、実家で長時間滞在する場所での通信不具合はキャリアの乗り換えをするのに充分な理由になると思います。ここでahamoをメイン回線から変えられるとなると嬉しいかも。
なお、こうして通勤路を変えてあちこちの電波状況を現在も電測中。これらのデータはWebで共有することができないので、うちのお店の店頭でお見せするくらいしかできないんですが、エリアによって、どこのキャリアが優れているかというのはバラバラのようです。
こちらは舞浜-葛西臨海公園の間ですが、一度、ディズニーリゾートにも調べに行ってみたいところです。
こちらは先日、銚子までドライブに行ったときの様子です。山間部を駆け抜けていきましたが、電波が途切れることはなくても全体的につながりが悪いのは田舎にいくと仕方がないところかも。
こちらは銚子の先っぽのほうです。ま、似たり寄ったりです。ここにお住まいの方だとやはりドコモさんが一番良いのかな?
↑こちらは銀座4丁目にあるソニーストア銀座さんと徒歩15分のところにある新橋ソニーショップテックスタッフ間の様子です。都内はだいたいこんな感じです。
昨年辺りまでは5Gの通信エリアがどこだ!?という5Gアンテナ探しをしていましたが、今は普通に都内を移動していると半分は5G通信になっているようです。楽天モバイルだけはまだ4Gが9割という感じですが、徐々にエリアが5Gに切り替わってきています。5Gが主力になってくるとauローミングとかもあまり気にしないで済むようになるですかね。
ということで、7月になったらドコモの「ahamo」から「irumo」に変更してみてメインのデータ回線を楽天モバイルにして過ごしてみようと思います。
ソニーストアのSIMフリースマートフォンであれば、通信バンドは全キャリア対応になっているので、こういう実験が簡単にできます。
なお、写真の様なナノSIMカードを使って、従来は通信キャリアの入れ替えをしていましたが、現在はダウンロード型SIMの「eSIM」というのが普及してきています。こちらはSIMカードを必要とせずにキャリアの申込時にデータ通信だけで携帯電話にSIM設定をする仕組みです。
SIMカードを送ってもらわなくてもその場でほぼ即時に通信契約ができるため、即日変更ができるのですが、今までのSIMカードの交換で簡単に携帯電話の乗り換えができません。少し手間と時間がかかります。
メイン回線をeSIMにしておいて、サブ回線をナノSIMカードにして複数のスマートフォンに入れ替えて使う、という方法が良いかもしれないですね。
★ソニーストア「Xperia SIMフリーモデルって何がいいの?」
そんな2つのキャリアのSIMを同時に使うことができるのがソニーストアのSIMフリースマートフォンです。
デュアルSIM仕様で2つのキャリアの通信サービスを同時に使うことができるのと、キャリアモデルの様に制限のない、ほぼ全ての通信バンドに対応しているのがメリットです。
デュアルSIM仕様でSIMカード2枚が使えるモデルとeSIMを採用しているモデルは下記になります。
2023.7.14 | Xperia 1 V | 194,700円 | eSIM + SIM/microSD |
2022.9.16 | Xperia 1 IV | 149,600円 | eSIM + SIM/microSD |
2023.2.1 | Xperia 5 IV | 119,900円 | eSIM + SIM/microSD |
2023.3.10 | Xperia 10 IV | 60,500円 | eSIM + SIM/microSD |
2022.4.22 | Xperia 5 III | 89,100円 | SIM + SIM/microSD |
2021.12.15 | Xperia PRO-I | 119,900円 | SIM + SIM/microSD |
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初めてのデュアルSIM利用なら、見た目にわかりやすい「SIM + SIM/microSD」になっているXperia 5 IIIやXperia PRO-Iを選ぶというのも手かもしれません。eSIMも手順に沿って行えば短時間で切替ができるんですが、ナノSIMカードを使っていれば、乗り換え前の機種と行ったり来たりすることもできます。
なお、SIMカードを2枚入れた時の様子ですが「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」を開くと、そこに2つのSIMデータが出てきます。電話とSMSは2キャリアとも常時受信になるのですが、データ通信だけは先に自分で指定したキャリアを利用することになります。
電波状況が良い方を自動で使うとかの器用なことはしてくれません。逆に知らない間に切り替わっていて月間通信量を使いきってしまった、ということも起こりません。
使ってみればわかりますが、そんな煩雑な設定は必要ないので心配なくご利用になれると思います。
以上、月間通信量が5GBから10GB弱くらいで、できるだけ月々の通信量を控えつつ、ドコモ回線は手放したくない、という人向けのドコモの新料金プラン対策のお話しでした。
「私だったらこうやって使う!」という方法が他にありましたら、是非、今度店頭でお話しをうかがわせてください♪
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