コロナに負けるな! ジョギングにおすすめのヘッドホン&ウォークマンレビュー
新型コロナウイルスの感染拡大により、数々の大きなマラソン大会が中止になり「緊急事態宣言」が出て様々なイベントも中止になっていますが、幸い個人で行うウォーキング、ジョギングは認められています。
当店も先週土曜日からテレワーク業務に移行しており出勤がなくなったため、そのままにしておくと体を動かす機会が一切なくなります。運動不足解消のため毎日ウォーキング、もしくはジョギングをしようと思うのですが、その際におすすめのソニーのヘッドホン、ウォークマンを紹介したいと思います。
この手のスポーツウォークマンはいくつもソニーから発売されていますが、個人的におすすめなのは「NW-WS623」と「WF-SP900」の2製品です。
こんにちは、店員佐藤です。
ラン歴6年くらいになります。ソニーのスポーツギア「Smart B-Trainer」でジョギングにはまり東京マラソン、横浜マラソン、千葉アクアラインマラソン、所沢仮装マラソン大会などのフルマラソン大会を制限時間ギリギリで完走してきています。これだけ走っても全然速くならないのが不思議なんですが、いいんです。健康増進で走っているんです。
写真もそうですが、一度、楽しいジョギング方法を覚えれば一生続けられますからね。
さて、そのジョギングについてですが、私はトレーニングにスマートフォンアプリを使っています。これが多分、長続きのコツというか、私の知る限り、数少ない私のジョギング仲間のほとんどがジョギングアプリを使っているので間違いないと思います。
各シューズメーカーからアプリが公開されていて、ほとんどのものが無料で利用できます。現在、お気に入りのものは「Nike Run Club」です。
ジョギングアプリでなにができるかというと、一緒に持って走ることで走行ルートを記録してくれるのとペース、スピードなども計測をしてくれます。さらにこれらの記録をすべてとっておいてくれて1週間でどれくらい走った、1か月でどれくらい走った、1年でどれくらい走った、という振り返りができます。
またお友達登録をすることで、知り合いと走行距離やスピード、練習量を競うことも可能。これがモチベーション継続にすごく大きな役割を果たしてくれます。
走行中も一定の距離、時間ごとにスピードや経過時間などをアナウンスする機能がついていて、これをヘッドホンで聞く必要があり、そのためにこうしたスポーツイヤホンが必要、というわけです。
ジョギング中はヒマでもあるので、そこで音楽が聴けると気持ちも明るくなるし、走行ペースを作るのにも便利。一度使ったらもうやめられないというか、私は最初からウォークマンありきで走っているので、これなしにはジョギングは考えられません。
そして、数多くあるヘッドホンの中からウォークマンの「NW-WS623」と、ワイヤレスヘッドホンの「WF-SP900」をおすすめするのには理由があります。
この2機種ですが製品カテゴリーが違うんですが内蔵メモリーを持っていてスマートフォンがなくても単体で音楽が聴ける、というのと、強力な外音取り込み機能が搭載されている点で共通しています。
内蔵メモリーを持っているというのは、普通のワイヤレスヘッドホンでは持っていない機能。ウォークマンブランドで販売されている「NW-WS623」は単体再生ができるのは当たり前ですが、ワイヤレスヘッドホンの「WF-SP900」が単体再生できるのはなぜかというと。。。水泳で利用ができるようにするためです。
水中ではBluetoothの電波が届かないのとスイミング中にスマートフォンを身に着けることはできないので、自己再生ができないと音楽が鳴らせない、というわけです。本当はウォークマンブランドで登場しても良かったんじゃないか?と、思えるヘッドホンになっています。
外音取り込み機能はジョギングで使う分には非常に重要です。私が普段走っているのは写真のような河川敷です。車やバイクなどがやってくることはないのですが、自転車や私よりも速いランナーさんの往来はあり、後ろから抜かれることはたびたびあります。
ヘッドホンをしてないのであれば、すぐに気が付く後方からの音ですが、大音量で音楽を聴くようなことをすると、それらに気が付くことができません。突然の進路変更で迷惑をかける可能性があります。
ところが外音取り込み機能がついていれば、それらの音にいち早く気が付くことができます。
特に「NW-WS623」と「WF-SP900」については外音取り込みを使った方が、生音よりも1.2倍くらい大きく聞こえます。出発前に自宅で装着してみるとわかるんですがテレビの音がやけに大きく聞こえたりします。
こうした河川敷を走っているときも遠くで遊んでいる子供たちの声や橋の上を通る自動車の音などが、いつもより聞こえやすくなるし、後方からやってくる自転車にいつもよりも早く気付くことがあって、気分的にニュータイプとかフォースが使えるようになった気がするくらい。
ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンの最近のモデルでは外音取り込み機能が「アンビエントサウンド」という名前で搭載されていますが、私が使った中では「NW-WS623」と「WF-SP900」が最もよく聞こえる気がします。
★ソニー『大迫傑 × NW-WS620シリーズ』インタビュー記事はこちらから
オリンピックの日本代表権を今年の東京マラソン2020で勝ち取った大迫選手もきっと同じように思われていると思うんですが、ソニーウォークマン「NW-WS623」のインタビュー記事に登場していて、これと「WF-SP900」を使われていると答えられています。
たぶん、大迫選手はスマートフォンを身に着けてジョギングするようなトレーニングはされていなくて、ヘッドホン単体で音楽が流せるもの、という理由で使われているんだと思いますが、この外音取り込み機能は利用されているはず。(レース出場前の大迫選手の姿をテレビで見かけることがありましたが、本当にNW-WS623を装着されていました)
ウォークマンと、ワイヤレスヘッドホンで違うカテゴリーの製品になるため比較表などがないのですが、ここでスペックを比較するとこんな違いの製品になります。
比較表 | ||
ソニーストア価格 | 26,880円(税別) | 13,880円(税別) |
発売日 | 2018.10.27 | 2017.6.10 |
ノイズキャンセリング機能 | × | × |
外音取り込み | ○ | ○ |
防水性能 | 防塵・防水 IP65/IP68 |
防水対応 IPX5/IPX8 |
本体メモリー | 4GB | 4GB |
連続音楽再生時間 MP3本体再生PLモード 外音取り込みオフ |
最大6時間 | 最大12時間 |
連続音楽再生時間 Bluetooth接続HPモード 外音取り込みオフ |
最大3時間 | 最大4時間 |
ケース充電回数 | 充電3回 | ー |
NFCワンタッチ接続 | ○ | ○ |
質量(g) | 約8g × 2 | 32g |
ドライバーユニット | 密閉バランスド アーマチュア型 |
密閉ダイナミック型 |
ユニット通信方式 | NFMI | 有線 |
.
非常に歯がゆいのがスタミナ性能のところで両機種とも「外音取り込みオフ」による表記となっています。
昨日の朝も「WF-SP900」を試してきたのですが、その時はヘッドホンモードによるBluetooth接続で1時間のジョギングをしてきています。ウォーミングアップやクールダウンの時にも使っているのでおおよそ1時間20分使って、バッテリー残量が20%となっていました。
メーカー測定値のおおよそ6割くらいになると推定されます。
ヘッドホンモードで使った場合、大迫選手みたいな超トップ選手であればフルマラソン完走まで使えますが、私の場合はどちらを使ってもどうにもならないみたいです。(>_<) トレーニング用に2時間ほど使えれば、ということであればどちらのモデルでも大丈夫。
ちなみに本体質量が大きく違いますが、重量バランスもあり4倍もの重量になりますが「NW-WS623」の方が軽く感じられるかも。
これはワイヤレスヘッドホン「WF-SP900」を装着している図ですが、走っているうちにだんだん下に落ちてきてしまうんです。それを防ぐためにWF-SP900にはアークサポーターというアーム上のシリコンパーツがついてきています。
このクルッとなっているところがアークサポーターで、これが耳にひっかかって回転するのを防ぐ感じ。これがないとすぐにヘッドホンが下を向いてしまいます。
NW-WS623の場合はネックバンド部分がテンションをかけてくれるので、そうやってヘッドホンがずれることはありません。これが軽く感じられる秘密かも。
WF-SP900が走っているときにスポッと抜けてしまうことはないのですが、こうして回転しまわないように最初はなんどかサポーターやイヤーチップのサイズを調整して、自分にあうサイズを見つける必要があります。
音質はそれほど大きな違いはありません。低域の音がブーストされた感じもなく割と高音質タイプのモデルの音に似ていると思います。
さて、そんなわけで、この2機種の違いを体感すべく、今回のテレワーク期間中に何度か試してきているのですが、使っているうちに素敵なものを見つけてきました。
おなじみ、私の大好きなプロランニングコーチの金哲彦氏が、今回のコロナ騒動を受けて、ご自身でランニング用の楽曲ストリーミングサイトを立ち上げて、無料で提供をしてくれています。
Smart B-Trainerで提唱されていたBPMランニングについて、独自でストリーミングミュージックを用意。スマートフォンでサイトにアクセスして音楽再生をさせて、それを聞きながら楽しく走ってください、という内容になっています。楽曲はジョイサウンドさんと一緒に作ったものだそうです。
用意されている音楽は165bpm、175bpm、185bpmの3種類で、それぞれ30分、45分、60分の長さのものが用意されていて、全9コースのジョギングストリーミングミュージックが聴けます。
165は初心者向け、175はジョギングに慣れてきている人向け、185は上級者向けとなっています。それぞれ記載された時間分のジョギングができるように音楽が流れるのですが、その前に準備運動が5分、ウォーキングが5分、そして最後にクールダウンのためのウォーキングが5分収録されています。
すごい、すごい。Smart B-Trainerもジョギング前の準備運動が収録されていましたが、まんまですね。
しかもジョギング中も10分に一度、金さんからのコメントが聞けて「半分終わりましたね」とか「あと10分!」とかの励ましコメントが入っています。なによりも冒頭にコロナウイルスに負けるな!というメッセージにジーンときます。
これを聞きながら走ろう!というコンテンツです。
あいにくダウンロードはできないので、ストリーミングで通信しながら使うことになります。今、手元に通信し放題の楽天モバイルのSIMがあるので、試してきましたが60分コースで大体300MBくらいの通信を行います。
通信量にゆとりのある方は、WF-SP900、もしくはNW-WS623を使って金さんのコロナに負けないジョギングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
なお、金哲彦氏のホームページに記載がありますが車が走る公道ではヘッドホンの利用はやめよう、ということになっています。
それと屋外で走るときもウイルス感染を防ぐために距離を取ろう、ということも記載されています。
私も走るときは他のジョガーさん、歩行者の方とは距離を取るし、あと歩行者さんとすれ違う時は歩くようにしてできるだけ息を整えてすれ違うようにしています。
感染防止のために外出自粛をしているのに、ジョギングで感染リスクを負ってしまっては元も子もないですからね。
それと、これは釈迦に説法になるかもしれませんが、スマートフォンを身に着けて走るときに私はランニングポーチを使っています。
昔、アームバンドを使って持ち歩くこともしていましたが、そうやって体の片側にだけ重量物を身に着けるとバランスが崩れる可能性があるそうです。(by 金哲彦氏) 体の中央部分で身に着けるため、ランニングポーチは欠かせません。
あとはヘッドホンの手入れなんですが、防水仕様なので水で洗うのもOKですが、たまに除菌と脂取りをしておくと清潔に長く使えます。私は食器用洗剤を薄めたものとアルコールの入った除菌ティッシュ、綿棒でクリーニングしています。
ジョギングしたくても、頑張っても3kmくらいまでしか走れない、という方、大丈夫です。私も一緒です。3kmまで走れるならそこで一度歩いて、息が整って、足が戻ってきたらまた走り出して、頑張って30分なり45分なり60分なりを歩いたり、走ったりして続けるんです。
繰り返しランニングとウォーキングをすることで、だんだん長く走ることができるようになります。60分走り続けることができたら10kmはすぐに走れるようになります。10km走れたら15km、20kmと長く走れるようになって、その気になればフルマラソンも行けるようになります。私もそうでした。
大事なのは続けられるように楽しく自分を励ますことです。距離ではなく時間を決めて走るようにするのもコツです。今まで私たちは小さいときから速く走る方法しか教わっていないので、自分でゆっくりと長時間走る方法を見つけていきましょう。
以上、6年ほど使ってきたソニーのヘッドホンのジョギング利用についてのご案内でした。金哲彦氏の「run.music」で、なんとかテレワーク期間中の健康(と体重)を保ちたいと思います。
紹介したウォークマン、ヘッドホンは5月11日までならソニーストアで送料無料で購入できます。3年ワイド保証をつけて購入すれば、なにかしら不具合があっても新品に交換してもらえます。是非、この機会にウォーキング&ジョギングを始めてみましょう。
ワイヤレスステレオヘッドセット WF-SP900 |
ソニーストア価格: 26,880円+税~ |
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発売日 | 2018年10月27日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 送料無料(~5/11) |
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当店店頭入特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
ウォークマン WS620シリーズ |
ソニーストア価格: 13,880円+税~ |
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発売日 | 2017年6月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:2,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:1,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 送料無料(~5/11) |
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当店店頭入特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
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